魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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先週まで配信されていたルパンレンジャーVSパトレンジャーで遂に幹部の1人デストラが倒されいよいよ終わりが近づいてきた感じがしますね。

それはそれとして今回でゾロ目回になったのは少し嬉しいです。



第111話 赤茄子2

選果施設

 

 

「出て来いモビーディグ!魔人炸裂弾改!!」

 

 選果施設に押し入った砲列道は目に入る野菜や果物を片っ端から銃撃し腐らせていった。

 

「まだ足りぬか、ならば次はこの町一番の農場へ向かうとしよう」

 

 そう言って砲烈道が選果施設を出るとその前にマゼンタとサルファが立ち塞がる。

 

「そこまでだよぉバルバン!」

「ウッ、ヒドい匂いや。今度は野菜を腐らせてんのか」

「邪魔立てするなトレスマジア!ブドー四将軍が1人砲烈道に勝てるつもりか!」

 

 砲烈道の名乗りを聞きサルファは警戒するような表情を浮かべる。

 

「四将軍?前のバットバス特殊部隊みたいな精鋭連中か」

〈それを出してきたって事はブドーも後が無いみたいだな〉

〈油断するな四将軍名乗るからにはかなりの強さの筈だ〉

「分かったよぉギンガホーン!最初から全力で行くよ!」

「「真化星獣モード!」」

 

 マゼンタとサルファはそれぞれギンガブレイブと電撃天使星獣モードになると獣撃槍と獣槍の爪改を構えて砲列道に突撃する。

 

「やぁあああ!」「オラァアア!」

「フンッ!」

 

 2人同時に振り下ろした攻撃を砲烈道は手杵で防ぎ受け止めそのまま弾き飛ばす。

 

「え!」

「何やと!?真化したウチら2人の攻撃を防いだやと」

吹き飛ばされながらも真化マゼンタと真化サルファは体勢を立て直すが距離が空いた事で砲烈道は手杵を構える。

 

「前よりも強くなった魔人強烈砲受けて見よハァ!!」

「舐めんな!」

 

砲烈道は野菜を撃った銃弾の雨とは違う一撃必殺の砲弾を撃ち出し真化サルファは防御魔法を張るがそれをあっさり破り大爆発を引き起こし真化マゼンタと真化サルファを吹き飛ばした。

 

「「キャアア!?」」

「ハッ、他愛ない」

 

 黒焦げになって倒れた2人に砲烈道は小馬鹿にする様に鼻を鳴らすとモビーディグ捕獲作戦を進める為に農場へ向かっていった。

 

〈マズイ・・・奴の向かう先は農場か。ギンガルカとアズールに伝えねば・・・〉

  

 

休憩所

 

 

「う・・・ここは?」

〈あ、アズール気がついたのね!〉

 

休憩所のソファで横になっていたアズールが目を覚ますと傍にはギンガルカがホッした様子を見せていた。

 

「ギンガルカ・・・確か私はトマトジュースを飲んで気を失って・・・」

〈その後ヴァーツがこの町にバルバンが来てるって連絡して来て今マゼンタとサルファが迎撃に向かったわ〉

「そう、なの。だったら直ぐに私も〈(アズール!ギンガルカ!聞こえるか?)〉ギンガホーン?」

 

 アズールが頭を振って起き上がろうとした時滅多に聞かないギンガホーンの焦った声のテレパシーが聞こえアズールとギンガルカは驚いた表情を浮かべる。

 

〈(ギンガホーンどうしたの?)〉

〈(今そっちにブドー四将軍と言う強敵の魔人が野菜を腐らせてその穢れでモビーディグを呼び出そうと向かっている!!)〉

〈(マゼンタとサルファがそいつと戦って今重症を負っている。ギンガホーンが花のアースで応急処置をしていてマゼンタの治癒魔法で回復出来るまで時間が掛かる!アズール、ギンガルカ!2人が回復するまで魔人を食い止めてくれ!)〉

「(!分かったわ。高田さんの農園は守ってみせるわ)」

〈(すまないアズール、敵は強大だ私達がたどり着くまで無理をせず時間稼ぎに徹してくれ)〉

「(えぇ了解よ)」

 

 そう言ってギンガホーンとのテレパシーを終えるとアズールはギンガルカに視線を向ける。

 

「ギンガルカ、聞いての通りだけど敵はかなりの強さみたい・・・力を貸して貰えるかしら?」

〈勿論よアズール!〉

「ありがとうギンガルカ」

 

 ギンガルカの力強い返事にアズールは微笑みを浮かべると向かってくる砲列道を迎え撃たんと外へ出て行った。

 

 

高田農園 外

 

   

「見つけたぞかなりの広さよ。ここの野菜を腐らせ穢れを満たせば必ずやモビーディグが来るに違いない「真化星獣モード!」ぬ!」

 

砲烈道がそう言いながら農園踏み込もうとした時、ギンガルカと薄氷巫女星獣モードになったアズールが入り口の前に立ち塞がる。

 

「マジアアズール!姿が見えぬと思ったら待ち伏せとは何故私が此処へ来ると分かった」

「それをあなたに教える義理は無いわ」

〈マゼンタとサルファを傷つけた罪償って貰うわよ!〉

「生意気な。ヤートット!!」

「「「ヤートット!!」」」

 

 砲烈道が手杵を掲げるとヤートット達が次々現れ真化アズールとギンガルカと取り囲む。

 

「この砲烈道とヤートットの軍勢を前に高々1人と一匹で勝てると思うなよ」

「侮らないで貰えるかしら。トレスマジアはどんな不利な状況だとしてももう決して悪に屈しないわ」

「生意気なヤートット撃ち殺せ!」

「「「ヤートット」」」

 

 砲烈道の命を受けヤートット達はラッパ銃を構え砲烈道も手杵を構え一斉に真化アズール達を銃撃する。

 

「はぁ!」

 

 砲烈道達の放ってきた銃弾を真化アズールは羽衣を盾の様に展開し銃弾を全て受け止め足下にパラパラ落としていく。

 

「無駄よ。その程度の愛受けるまでもないわ」

「小癪なうぉ!?」

 

 砲烈道が攻撃を防いだ真化アズールに歯ぎしりをしていると突如頭上から魔力刃やミサイルや砲撃が降り注いだ。

 

「この攻撃は」

〈アズール上よ!〉

 

 真化アズールが上を向くとそこには既に真化した姿で浮かんでいるベーゼ、レオパルト、ネロアリス3人のエノルミータメンバーが居た。

 

「エノルミータ!何故此処に?」

 

「そんなのSNSで話題に上がってからに決まってんだろうがよ~」

「「この町に怪人が出たって写真が上がっていたからもしかしてと思っていたのだけど案の定だったのだわ」」

「こんな遠くの町にまで現れやがってお陰で来るのに苦労したぞコラ~」

「いえ、移動はゲート使ったからそこまで苦労はしてないでしょレオちゃん・・・それはともかくマジアアズール先程の言葉中々に素晴らしいですね。トレスマジアはどんな不利な状況だとしてももう決して悪に屈しない、あなたの気高い決意を感じる良いセリフです。そんなあなたと戦えればどれだけ楽しめるか。ですがその前に邪魔な輩を倒すとしましょうか!!」

「ほざけ返り討ちだ」

 

 そう言って砲烈道達にベーゼ達は攻撃を仕掛けると砲烈道も負けじと反撃したちまち乱戦になっていく。

 

「ギンガルカ、私達も向かうわよ。この乱戦を放置していたら農園にも飛び火しかねないわ。何より四方八方からの攻撃を受けたらどんな感じなるか試してみたいわ!!(ハァハァ)」

〈アズール、全ての攻撃を受け止めて農園を守ろうとするなんて流石は星をも守る戦士の鑑だわ!!〉

 

 

 

――――――

 

 

「いやアンタ新しい快感試してみたいだけやろ・・・・」

〈ギンガホーン!サルファはちょっと意識取り戻したみたいだぞ!〉

〈本当か!あと少し頑張ってくれサルファ、あと少しでマゼンタの意識が戻れば本格的な回復が出来るぞ!〉

 

 

――――――――

 

 

「喰らいやがれレオパルトの黄金の右ー!と魔弾攻撃ー!!」

「ヤートット!?」「ヤットットー!?」

「くはぁ♡」

 

 レオパルト・セクメトは装備された黄金の爪でヤートットを次々切り裂き空いた左腕は指鉄砲の構えを取り指先から魔力弾を装填して撃ち抜いていくその中の一発の流れ弾が真化アズールに当り思わず嬉しそうな叫び声が上がった。

  

「「秘技4刀流なのだわ」」

「「「ヤートット!?」」」

 

 ネロアリス・ジャバウォックはロボットアームと自身の両腕にオモチャの様な刀を装備するとそれを滅茶苦茶に振り回して周りに居るヤートット達を一掃していく。

 

「ギンガルカ危ない!ブヘ」

〈アズール!!〉

 

 そんな滅茶苦茶な攻撃に別のヤートットに水流を浴びせて攻撃していたギンガルカに当たりそうになりアズールは我が身を盾にしてその攻撃を受け止める。

 

「くっ、オモチャの刀だったから斬撃ではなく打撃だったけど中々だったわね」

〈アズール大丈夫?〉

「平気よ、何ならもう数発喰らっても良い位だわ。さぁ急いでベーゼの所に向かうわよ」

 

 

「ハァアア!!メナスソード!!」

「何の!!」

 

 マジアベーゼ・クヌムは支配の杖に魔力で纏わせた剣を振り下ろすが砲烈道はそれを難なく手杵で防御する。

 

「くっ、しぶといですね。あなたと戦ってもつまらないのでサッサと倒されてくれませんかね」

「ブドー四将軍を舐めるなよオラァ!」

 

 砲烈道はそう言って強引にベーゼ・クヌムの攻撃を押し返し隙だらけのベーゼ・クヌムの腹に蹴りをお見舞いする。

 

「グフッ!」

「そらぁ!」

 

 蹴りを喰らったベーゼ・クヌムはたまらず踏鞴を踏みバランスを崩しその隙を突き砲烈道は手杵をバットの様に振りかぶりベーゼ・クヌムを吹っ飛ばした。

 

「うわぁああ!?」

「危な!」

 

 吹っ飛ばされたベーゼ・クヌムを真化アズールは咄嗟に避けベーゼ・クヌムはそのままガラスハウスの中にぶち込まれていった。

 

「あー!ベーゼちゃん!?この蟹ヤローよくもベーゼちゃんをーーー!!」

「やかましいお前も吹っ飛べ魔人強烈砲!」

 

 砲烈道は今度はレオパルト・セクメトに狙いを定めて魔人強烈砲を撃ち、レオパルト・セクメトはそれを喰らい爆風で地面を転がされる。

 

「「よくもレオパルトを!!」」

「近づかせるか魔人炸裂弾」

 

 今度は4刀で攻撃をしかけようとするネロアリス・ジャバウォックを砲烈道は弾幕を張り近づけさせない様にする。

 

「隙ありよ雪花の息吹ー!」

「グォ!?」

 

 だがネロアリス・ジャバウォックに集中している隙を突き真化アズールが雪花の息吹で凍らせるが砲烈道はすぐに自身に凍り付いた氷が砕き自由の身になる。

 

「そんな!?」

「ブドー四将軍を舐めるなと言った筈だ」

 

 

トマーーー!!

 

 そんな中妙な叫び声が聞こえたと思ったらハウスの屋根を破って巨大なトマトの頭と大量の蔓がベルトで拘束された様な胴体をした魔物が現れた。

 

 

少し前 ガラスハウス内

 

 

「イタタ・・・よくも吹っ飛ばしてくれましたねバルバン」

 

 そう言いながらベーゼが起き上がって周りを見渡すとどうやらそこはトマトを育てているハウスの中だったようだ。

 

「ここはトマトを育てている様ですね・・・だとしたら丁度良いです。あの魔人に対抗する為には更に戦力が要りますね。ロコちゃんはテストの追試でルベルちゃんはその付き添いだから居ないから久しぶりにこのわたしの能力を使わせて貰いますよ」

 

 そう言うとベーゼはトマトの一つに支配の杖で叩いた。

 

 

 




そう言えばベーゼの魔物化の能力はあんまり使っていませんでした。
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