魔法少女と言っても14歳の少女が徐々に死んでいくかもしれないってなったらやっぱり死の恐怖は感じるんじゃないかと思います。
それはそれとして話は変わりますがyoutubeで配信していたルパンレンジャーVSパトレンジャーが遂に終わりましたね。初見でしたけど色々不遇だったパトレンジャーが最後に大活躍していて良かったです。
「死ぬって・・・何笑えん冗談言っとんねんギンガホーン」
〈私がこんな冗談を言うと本気で思っているのかい?〉
「ッだとしても真化星獣モードが使えなくてもまだ魔法少女の姿で居られるならなれる内にバルバンをたおせばいいだけや」
〈真化星獣モード無しで今のバルバンをアースが汚染され尽くされる前に倒せるかい?〉
「・・・・・」
ギンガホーンの指摘にサルファは悔しそうに押し黙るとサルファに代わりマゼンタが恐る恐ると言った様子で手を上げる。
「あの、あたしの浄化のアースがあれば汚染されたアースも浄化出来るんじゃ?」
〈無理だ。浄化のアースも汚染されている・・・今の浄化のアースは清水に黒い絵の具が混じっている様な状態だ。洗い流そうとしても汚れてしまう・・・〉
「そんな」
「・・・だとしても戦わないという選択肢は無いわ。例え死んでしまうとしても魔法少女として「アズール、体が震えてんで」ッ」
サルファの指摘通りアズールの体は小さく震えていた。
「こ、これは武者震いよ」
「強がんなアズール・・・・正直な話ウチだって怖い」
「サルファ・・・」
「ハッ、情けない話やろ。戦いで死ぬのは怖くないって思ってた癖に毒でジワジワ死んでいくって知ったら前にタグレドーの毒貰った事思い出して死ぬのが怖くなってきたねん・・・」
「サルファ・・・あたしもだよぉ。魔法少女として戦士として死ぬのが怖くないって思ってたはずなのに、いざ毒で死ぬかもしれないって思ったら怖くなって・・・でもそれでもあたし達が戦わなくちゃだよねギンガホーン?」
〈待てマゼンタ、汚染を取り除く方法はある、私達がここら一帯の穢れを吸収する。そうすれば星獣モードも真化星獣モードも問題無く使える様になる〉
「でもそんな事をしたらギンガホーン達が!」
〈覚悟は出来ている。安心してくれ私達が死んでもアースや獣撃棒などの武器はちゃんと使える様にしてイタッ!?〉
「こ~ら私達の事を無視して話を進めないの☆」
〈イミタシオ・・・?〉
自分にデコピンをしたイミタシオにギンガホーンは戸惑った様な表情を浮かべる。
「ギンガホーンもマゼンタも自分が死ぬのが怖いって自覚があるのに簡単に命を捨てる何てめっなの☆」
「え、わたしは別にシオちゃんの為なら死ぬの怖くないし」
「私もエロの為なら死など怖くありませんわ♡」
「うん☆ややこしくなるからしばらく2人は黙ってようか☆・・・・話を戻すけどマゼンタ達は忘れてるの。ここにはアースを使わない真化をしているシオちゃんズが居るの☆こう言う時は私達を頼るべきなの」
〈確かにあなた達ならあの魔人と戦えるけど〉
〈だがその真化だけじゃあ魔人は倒せても魔獣が倒せねぇ〉
「そうだよぉ浄化しないと魔獣は完全に倒せないよぉ・・・」
ギンガホークの指摘とマゼンタの心配する声にイミタシオは心配するなと言わんばかりに頷く。
「それなら考えがあるの☆ギンガホーンに聞きたい事があるんだけど・・・・」
――――――――――
――――――
――――
イミタシオの考えを聞いたギンガホーンはしばらく考える様に目を瞑っていたがやがてゆっくりと目を開ける。
〈・・・そうだな、それならマゼンタ達の汚染を取り除いて真化星獣モードが出来る様になるかもしれん。そうなればマゼンタの浄化のアースを使って魔獣を倒せるな〉
「だったら私達に任せるのマゼンタ達はしばらく休んでてね☆ギンガホーンは探知の為に私達に付いてきて、ギンガルカとギンガホークはマゼンタ達の護衛でマゼンタは真化星獣モードが使える様になるまで大人しくしてる事。くれぐれも自分を犠牲する様な事はしない様に。あ、それとサルファ」
「何や?」
「あなたさっき死ぬのが怖いのが情けないって言ってたけど私は別に情けないとは思わないの。むしろ当たり前だと思うの☆」
「!」
「それじゃあバルバンの相手はシオちゃんズに任せるの☆」
イミタシオはサルファにそう言うとベルゼルガとパンタノペスカを連れ飛んで行っていきそれを見届けた後サルファがぽつりと呟いた。。
「まさかイミタシオの奴に励まされるとはな」
「イミタシオ、最初に会った頃に比べて本当に変わっわね・・・」
「えぇ、今の彼女達ならバルバンとの戦い任せる事が出来るわね」
〈アイツの考えた方法が成功すれば良いけどな〉
「成功するよきっと!イミタシオが仲間の為に考えてくれたんだからぁ!」
――――――――――
パンタノペスカはイミタシオとベルゼルガと分かれギンガホーンを連れとある場所に降り立つ。
〈ここだ。ここが一番汚染が濃い場所だ。頼むパンタノペスカ〉
「了解ですわ」
ギンガホーンの指示を受けパンタノペスカは地面に杖を突き刺し盾を添えた。
「私の土を操る力で汚染された土を上に上げて・・・」
パンタノペスカがそう言うと同時に杖の刺さっている地面が徐々に黒ずんでいく。
「そして上げた汚染を杖を介して盾で吸収すれば」
やがて黒ずんだ土は徐々に消えていき盾に何かが溜まっていった。
〈よし成功だ!ここの汚染が大分薄くなった〉
「イミタシオ様が思っていた通り、吸収効果のあるバルバン製のアイテムなら穢れを吸収出来る様ですわ、まだ吸収限界は余裕があります。後一カ所だけ行けそうですわ」
〈急いだ方が良いな。今頃イミタシオとベルゼルガがバルバンの魔人と戦っているはずだ〉
六つヶ峰町 町中
「オラァ!毒砂!」
マゼンタ達から撤退した砂爆盗は今度は町に入るとモビーディグをおびき出す為に辺りに毒砂をまき散らす。
「さよ子こっちへゴホッゴホッ」
「お母さん!!」
そんな中さよ子親子は避難しようとするが母親が毒砂を吸い込み倒れ込む。
「クソッ中々出て来ねぇな・・・うぉっ!?」
砂爆盗が今だに出てくる気配の無いモビーディグに苛ついていると砂爆盗に攻撃が飛来し慌てて回避して攻撃が飛んできた方向を向くとそこにはイミタシオとベルゼルガが居た。
「しつけぇぞテメエ等!何処まで俺達の邪魔する気だ?」
「あなた達バルバンを全て倒すまでなの!!」
「ほざきやがれ!」
イミタシオの啖呵に砂爆盗に爆熱射砂を撃ちだしイミタシオはそれを大剣でガードする。
「いくよ、ベルゼルガ!」
「エヘ、了解」
ベルゼルガが大鎌で砂爆盗に斬り掛かり砂爆盗はそれを刀で防御する。
「くぉの!吹っ飛べ」
砂爆盗はベルゼルガの攻撃を防ぎながら空いている片手で袋をベルゼルガに向けて砂を発射しベルゼルガを吹き飛ばす。
「ベルゼルガ!」
「平気、ありがとシオちゃん」
「このぉペイントフル#8」
激昂したイミタシオが手から薬液の水球を飛ばし砂爆盗に当てようとするが砂爆盗はそれに対して袋を向ける。
「そんなもん喰らうか爆防砂!」
砂爆盗が発射砂は砂爆盗の前で壁の様に広がるとペイントフル#8を全て受け止め吸収してしまう。
「くっ」
「あの砂面倒・・・」
「ハッテメエ等だけじゃ砂爆盗様の相手にもならねぇよ。いい加減隠しているトレスマジアでも出したらどうだ。どうせ伏兵で隠してあるんだろうが?」
「お前に答える義理は無いの「それはわたしも聞きたいですねぇ」チッこんな時に」
割り込んで聞こえてきた声にイミタシオは舌打ちしながら視線を向けるとそこにはベーゼ達エノルミータメンバーが空に浮かんでいた。
「バルバンが出たと言うから急いで駆けつけて来ましたが居ないなんて・・・彼女達に何かあったんですか?」
「答えてやる義理は無いって言ってるの(教えてやったら理由を付けて協力してくれそうではあるが、砂爆盗が居る前でマゼンタ達の弱体化を教える訳にはいかんしな)」
「つれないですねぇ、まぁ何かあるんでしょうがでしたらトレスマジアが来るまでの間あなたやバルバンを」
そう言いかけたベーゼの体に何処かで見た事がある様なエネルギー状の紐が巻き付くとそのまま地面に引きずり落とされた。
「ア”ア”ア”なんかデジャヴぶへ!?」
「ベーゼちゃーん!?テメー貝殻女かー!!」
ベーゼが地面に叩き付けられた事にレオパルトが悲鳴を上げながらやった犯人に目星を付けベーゼを巻き付けているエネルギー状の紐の元にある樹に砲撃を加えるとすでに黒化トランスマジアしたシェリンダが飛び出してきた。
「あん?シェリンダ何でテメーがここに来てんだ?」
突如乱入してきたシェリンダに砂爆盗が怪訝な顔をして聞いてくる。
「ふん、お前を張っていれば必ずマジアベーゼが妨害に来ると思っていたからな。そろそろコイツを倒そうと思って来ただけだ。ついでに貴様等ブドー魔人衆が何時まで立ってもモビーディグの捕獲が出来ないから私が捕獲してやろうと思ったのよ」
「何だとシェリンダ!俺達の作戦を横取りしようって言うのか?」
「だったら私がマジアベーゼを倒すまでに捕獲してみせるんだな。付いてこいマジアベーゼ!」
「あ、引っ張らないでア”ア”ア”!?」
シェリンダはそう言うとベーゼを引き摺りながらその場を離れていった。
「ベーゼちゃーん!?おいお前等早く追うぞ!」
「え!?全員で何人かに分かれてバルバンとイミタシオの対処に回しても」
「ンな事言ってる場合かー!ベーゼちゃんの救出が第一だーー!!」
「あ、ちょっと待ちなさいよ」
そう言ってシェリンダを追うレオパルトに釣られる様に他のエノルミータメンバーもその場を離れていった。後には砂爆盗、イミタシオ、ベルゼルガだけが残されたが直ぐに砂爆盗が仕切り直す様に刀を突きつける。
「チッどうやら手早くモビーディグを呼び寄せて捕獲しなきゃならなくなったみてぇだ。テメエ等2人さっさと片付けさせて貰うぜ」
「やれるものならやってみろなの!」
イミタシオは大剣を横薙ぎに振るって斬り付けようとするが砂爆盗はそれを刀で受け止めると砂袋を振り回しイミタシオの頭に直撃させる。
「どらぁ!」
「ガッ」
「シオちゃん !血の串刺し公(ブルート・ヴラド)!!」
「おっと」
イミタシオを傷つけられたベルゼルガは激昂しながら血の棘を砂爆盗の足下に生やし串刺しにしようとするがそれを察知した砂爆盗は素早く後ろに跳び回避する。
「くそ太っているくせに機敏な奴だ(イミタシオ様~)ペスカか?」
イミタシオが頭を振りながら起き上がるとパンタノペスカのテレパシーが届き敵に警戒しながらテレパシーを繋ぐ。
「(どうしたペスカ?)」
「(私の盾がもう吸収限界なのでどなたか交代してくださいまし~)」
「(分かったベルゼルガを向かわせる。こっちも余裕は無いから早く来てくれ)ベルゼルガ聞こえたな?交代だ」
「でもシオちゃんが」
「私なら心配するな少しの間なら持ち堪えられる。ベルゼルガこの作戦はお前が頼りなんだ」
「・・・分かった。直ぐ戻るから」
ベルゼルガは後ろ髪を引かれる思いで空中に飛びその場を離れていった。
「何だ?態々1人になって倒されやすくなりやがって、何企んでやがるテメエ等」
「答える義理は無いと言ったの。ブドー四将軍だが何だか知らないけどシオちゃんズをそう簡単に倒されると思うななの」
――――――――
「ぶった切りサーキュラー!」
シェリンダを追いながら真化したレオパルト・セクメトは円盤を放ちそれによりベーゼを縛っていたエネルギー状の紐が切れ元の場所からかなり離れた所でベーゼを解放する事が出来た。
「大丈夫?ベーゼちゃん」
「あ、ありがとうレオちゃんちょっと体擦りむいたけど何とか大丈夫だよ・・・」
「ちっ、今度は手下共も付いてきたか。まぁ良い纏めて片付けてやろう」
シェリンダはそう言うと剣を抜き突きつけるがベーゼは気乗りしなさそうな雰囲気だった。
「シェリンダさん・・・悪いですけどわたしはあなたと戦う気はありません。わたしは本当は魔法少女とだけ戦いたいんです。あなたと戦っても楽しくないんです。申し訳ありませんがさっきの場所に戻らせて貰います」
「プップー降られてやんの~」
ベーゼの断りとレオパルト・セクメトの煽りを聞きシェリンダはビキビキと額に青筋を立てる。
「キ・サ・マ・ァ・・・・!」
「うわぁ、あのシェリンダって人すごい顔になってるわよ」
「何で態々ナチュラルに相手怒らせる事言ってんだよ・・・」
「へっいい加減諦めろ貝殻ビキニ~オメーはベーゼちゃんの好みじゃね~んだよ。ベーゼちゃんは先戻っててよコイツの相手はあたしらだけで十分だからよー!」
そう言ってレオパルト・セクメトはクローを振り上げてシェリンダに飛びかかるがシェリンダはそれに対し動きもせず顔を俯けてブツブツと呟く。。
「そうかそうか・・・そこまで私は眼中に無いか・・・だったらこうするまでだ!!」
そう言って顔を上げるやいなや飛びかかって来たレオパルト・セクメトに貝殻の様な物を投げつけレオパルト・セクメトの体にくっ付いた。
「あん?何だこれッ!?」
体にくっ付いた貝殻に怪訝な顔を浮かべていると貝殻から触手の様な物が伸び出しレオパルト・セクメトの胴体に巻き付くとレオパルト・セクメトは力を失った様にシェリンダの手前で落下した。
「レオちゃん!」
「レオパルト!」
「・・・・!?」
「オイどうした?」
「大丈夫なの?」
倒れたレオパルト・セクメトにエノルミータメンバーは慌てて駆け寄ろうとした時突如レオパルト・セクメトはクローをロコムジカとルベルブルーメに振り向きざまに振るって来た。
「「ッ真化!!」」
それに対し2人は咄嗟に真化して攻撃を防ぐ。
「どうしたのよ!?レオパルト!」
「に、逃げろ、ロコルベ・・・」
「これ、前にアタシが操ったみたいな状態になってんのか?」
「その通りだ」
ルベルブルーメ・アヌベトの疑問にシェリンダは勝ち誇る様に答える。
「今やレオパルトは私の忠実な操り人形だ。マジアベーゼ逃げるなよ?逃げたりしたらコイツの心臓をえぐり出す命令を出すからな。そうされたくなかったら私と戦うが良い!!」
「お前・・・・!!」
そう言って剣を向けるシェリンダにベーゼは初めて殺意の籠もった視線を向けた。
イミタシオの考えた汚染除去方法。
1.バルバンを探す2人とギンガホーンに付いていく1人に分かれる。
2.ギンガホーンに汚染の場所を探知して貰い汚染された場所に行き付いてきた1人がバルバン製のアイテムを使い吸収限界まで吸収する。
3.吸収限界まで吸ったら戦っているメンバーと合流して交代してバルバンの足止めに入る。
4.マゼンタ達が真化出来るまで汚染の吸収を繰り返す。