魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

116 / 116
 お待たせしました。暑さでモチベが下がる+長年使っていたPCがついに壊れる+データが消える等がありPC買い換えで書き直して時間がかかりました。


第116話 仲間4

ロコムジカ・ハトホル、ルベル・アヌベト、ネロアリス・ジャバウォックが操れたレオパルト・セクメトを助けようとしている中シェリンダの猛攻でベーゼ・クヌムは坊戦を強いられていた。

 

 

「そらそらそらぁ!」

「くっ」

 

 シェリンダの猛攻にベーゼ・クヌムはクヌムの泥を使った即席の盾で防ぐがその盾も徐々にボロボロになっていく

 

「どうしたどうした?今までの強気な態度で責めないのか!それともお前の強さはこの程度だったか?」

「好き勝手に、言ってくれますね・・!メナスアイ!」

 

シェリンダの挑発にベーゼ・クヌムは苦々しげな表情を浮かべて光線を放つがシェリンダは腕に黒い魔力を込めてそれを弾き飛ばした。

 

「ふふ、良いぞこの力段々馴染んできた。この力があれば何も怖くないぞ」

「・・・あなたは何でそこまでわたしに執着するんですか・・・?」

「ふん、まだそんな事を聞くか?貴様が私に屈辱を与えた、それだけで十分に許しがたい、だからお前にはその事を十分に分からせた上で倒す為だからだ」

「だったら、わたしだけを狙えば良いでしょう。レオちゃんを操る必要は無かったでしょ!!」

「貴様が散々私と戦おうとしないからだろうが。それに私や色々な物を操っているお前が言う事か」

「確かにわたしは色んな物を魔物にして操ってきましたし、暴走してあなたを操ってしまった事もありますが・・・だけど自分から望んで人を操ろうなんて思った事はありませんよ!悪であってもわたしにはわたしなりのラインがあるんです!そのラインをあっさり越えた事は許しません!」

 

そう叫ぶとベーゼ・クヌムは最大出力のメナス・ヴァルナーを放つ。

 

「ハッそんな攻撃、撃ち落としてくれる」

 

 シェリンダはそう言って指先に黒い魔力を貯めると極大の光線を放ちメナス・ヴァルナーを相殺するがその爆煙に紛れベーゼ・クヌムが接近し支配の杖を剣の様にシェリンダに向けて一閃する。

 

「ハァアア!」

「ッ」

 

シェリンダは咄嗟に後ろに飛び攻撃を回避するが避けきれずハイレグの一部が裂けてしまった。

 

「ちっ避けきれなかったか。まぁいいようやくお前もやる気になったようだな、決着を付けようかマジアベーゼ!」

「言われなくても!」

 

 シェリンダがそう言って振るった剣をベーゼ・クヌムは支配の杖で受け腰の翼を広げ鋏の様に左右から同時に挟み込むが挟まれる前にシェリンダが飛び上がりそれを回避すると空中からエネルギー状の紐を生成してそれを振り下ろすが紐がベーゼ・クヌムに当たる前にチャクラム状のエネルギー刃に切り裂かれた。

 

「何?」

 

「ベーゼちゃん!」

 

 シェリンダが視線を向けるとコントールしていた筈のレオパルト・セクメトが他のエノルミータメンバーと共にこちらに向かってくるのが見えた。

 

「ここまでか、決着は又の機会だマジアベーゼ」

「逃がすと思っているんですか?」

「続行したいなら構わんぞ。又誰かを操られたいと言うならな」

「ッ・・・」

 仲間を人質に取られ追撃を諦めざる終えないベーゼ・クヌムに勝ち誇るような表情を浮かべて撤退しようとするシェリンダにベーゼ・クヌムは睨み付けながら叫ぶ。

 

「シェリンダ!もうわたしは逃げません、次であなたを倒して屈服させてやります!!」

「ほぅ、面白い。ならば次に会った時こそお前の最後だ」

 

ベーゼ・クヌムの宣言にシェリンダは笑みを浮かべると姿を消して撤退していき、その直後にレオパルト・セクメト達がベーゼ・クヌムと合流する。

 

「ベーゼちゃん大丈夫?」

「えぇ、レオちゃん達が来てくれたお陰で撤退してくれました・・・ごめんなさい。追撃するならレオちゃん達を又操ると言われ追えませんでした」

「気にしないでよベーゼちゃ~ん。むしろアタシの事気遣ってくれて嬉しいよ~♡」

「むぎゅ」

 

気遣ってくれたベーゼ・クヌムにレオパルト・セクメトが嬉しそうに抱きついている中、ロコムジカ・ハトホルが質問する。

 

「で、どうするのよベーゼ?シェリンダは撤退したみたいだけど私達も撤退する?」

「・・・いえ、このままバルバンにやられっぱなしというのは癪ですからね。トレスマジア達の所へ戻りバルバンを妨害してやりましょう」

 

 

――――――

 

 

 

「どうした早く武器を捨てねぇか!このガキの命がどうなってもいいのか?」

「ヒッ」

 

 砂爆盗はそう言いながら刀をさよ子の首筋に近づけさよ子は小さく悲鳴を上げる。

 

「このッ、卑怯やぞお前!四将軍って奴はそんなセコい手使わんと勝てんのか!」

「ハッありがとよ最高の褒め言葉だな、オラさっさと武器を捨てろ」

 

サルファの罵倒も砂爆盗はさらりと受け流し再度武器を捨てるように要求する。

 

「クッこのぉ・・・(サルファ)ッ(ギンガホークか?)」

 

 挑発に乗ってこない砂爆盗にサルファは苛立っているとギンガホークからテレパシーが入る。

 

〈(今俺たちがアイツの背後に回り込んでいる。もう少しだけアイツの注意を引きつけていてくれ。そうしてくれたら人質を解放してやれる)〉

「(了解や頼むでギンガホーク)お前少しでも人質傷つけてみい、その時がお前の最後やぞ」

「おもしれえ、やれるものならやってみろ!そこの青いのと眼鏡も妙な真似したらガキの命は無いぞ」

「「クッ」」

 

 ギンガホーク達とは別の方法でさよ子を助けようとしていたアズールとパンタノペスカを牽制する。

 

「・・・皆一旦武器を捨てるんだよぉ(ギンガホーン達があと少しで救出出来る、ここは注意を逸らすんだよぉ)」

「「「「「・・・・(コクリ)」」」」」

 

 砂爆盗の背後でそろそろと近づいている星獣達が見えマゼンタが注意をこちらに向けさせる為にテレパシーで伝えるとアズール達も黙って頷き武器を捨てていく。

 

「ハッお利口だな。眠り砂!」

 

 武器を捨てたマゼンタ達を嘲ると同時に袋を後ろに向けて水色の砂を発射して近づこうとしたギンガホーク達に浴びせた。

 

〈きゃあ!?〉

〈ぺっぺっ何だこの砂?〉

〈何だ眠く・・・〉

 

 ギンガホーン達が水色の砂を浴びると力尽きるように地面に落ちていく。

 

「ギンガホーン!」「ギンガルカ!」

「ギンガホーク!クソッ気づいてたんか」

 

「当たり前だ。ギンガマンの時みてえな不意打ちはもう喰らわねぇぞ。オラ!」

「きゃあ!?」 

 

 ギンガホーン達を眠らせると直ぐさまマゼンタ達に武器を拾わせる間も与えずに爆熱射砂を撃ち出し吹き飛ばす。

 

「とどめだ。くらッ!?」

 

 砂爆盗がとどめを刺そうとしたとき足下から影が伸び砂爆盗を拘束する。

 

「あの影は・・・さよ子ちゃん今の内よ!」

「うん!」

 

 倒れたアズールがそう言うと人質になっていたさよ子は弾かれたように走り出す。それを離れた場所で影を伸ばしていたルベル・アヌベトとマジアベーゼ・クヌム達が見ていた。

 

「良し、無事に逃げてくれたな・・・人質なんてさっきのシェリンダみてえな真似しやがって」

「ですがこれでもう自由に動けるでしょう。さぁ今です」

 

 

――――――

 

 

「エノルミータの連中、利用されるみたいで腹立つけどこっちも折角のチャンス利用したるわ」

「けどアイツの近くにはさよ子ちゃんのお母さんと眠らされているギンガルカ達が居るからマジックアースキャノンは撃てないわよ」

「分かっとるこいつで吹っ飛ばしたる!真化星獣モード、雷鳥の一撃二式ー!!」

「クソッう、動け!」

 

人質が居なくなったことで動ける様になったサルファは砂爆盗の周りに倒れているさよ子の母親や星獣達の巻き込まない様に真化星獣モードになると強化獣装の爪に付いたブースターを点火し速度を上げて動けない砂爆盗に突撃する。

 

「吹っ飛べ-!」

「グオォオオオ!!」

 

 直撃した拳は砂爆盗の拘束を千切り遠くへ砂爆盗を吹き飛ばした。

 

「正義は必ず勝つんや!」

 

 サルファがそう決め台詞を言った時、地響きが聞こえ始めた。

 

「魔獣が来る・・・いけない!」

 

 アズールが魔獣の動きを止める為に手に魔力を込めようとした時、何かに気づいた様に走り出した。

 

「アズール?どうしたんやって、しまった!あの子の母親とギンガホーク達が!!」

「助けなきゃだよぉ!」

 

 アズールが走り出し事にサルファが何事かと目を向けるとひび割れていく地面の近くに倒れているさよ子の母親とギンガホーク達が居る事に気づき慌ててアズールと共に彼女達を助け飛び上がるのと同時にモビーディグが顔を出して現れてしまう。

 

ブォオオオ!!

 

「クッまだよ、まだ動きを封じられる雪花の戒め!」

 

 さよ子の母親を片腕で抱えながらもう片方の手をかざしてアズールはモビーディグの顔の周りを凍らせて動きを封じる。がモビーディグが体を揺するとあっさり氷の拘束を破壊してしまう。

 

「そんな!?咄嗟とはいえかなりの魔力を込めた拘束よ」

「あ、魔獣が!」

 

ブォオオオ!!

 

 アズールが驚愕している間にモビーディグはマゼンタの姿を見ると慌てた様に地面に潜りマゼンタが浄化のアースを流す前に逃げていった。そこへ先ほど吹き飛ばされた砂爆盗がよろめきながら現れる。

 

「クソ、モビーディグが・・・バルバエキス!こうなりゃ最後のご奉公だ」

 

バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!

 

『ウォラァァア!!』

 

「デカなりおったな」

「サルファ!ここはあたしが戦うよぉ。ギンガホーク達の事お願いね」

「私も戦うの!」

「頼むわ、マゼンタ、イミタシオ」

 

「「マジアエキス!」」

 

魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だが巨大化出来る時間は僅か5分なのである!

 

『『ハァアア!』』

 

 マゼンタとイミタシオは巨大化するとマゼンタは真化星獣モードになり獣撃槍と魔法の槍を構えて砂爆盗に攻撃を仕掛ける。

 

『食らえ爆熱射砂!』

 

『ウッ!』

 

『マゼンタ!このぉ!』

 

 マゼンタが砂爆盗の攻撃で吹き飛ばされたのを見て激高したイミタシオが大剣で切りつけようとするが砂爆盗はそれを刀で打ち払いガンガンと打ち合っていき、やがて砂爆盗は刀でイミタシオの大剣を上に打ち上げる。

 

『あ!』

 

『オラァ!』

 

 イミタシオは大剣を手放さなかったが体ががら空きになりそこへ砂爆盗が蹴りを繰り出しイミタシオを吹き飛ばした。

 

『カハッ』

 

『コイツも喰らエベ!?』

 

 砂爆盗が更に追撃を加えようとした時横合いからナハトスターが現れ攻撃し妨害をする。

 

『ナハトスター!?なんで急に介入を?』

 

 

ナハトスター コクピット

 

 

「あなたが気にする事はありませんよ、わたしがやりたいからやっただけです。それより早く!』

 

――――――――

 

 

『マゼンタ、今の内に!』

 

『え、う、うん』

 

 イミタシオに急かされマゼンタは獣撃槍を構える。

 

『マジカルブースト、アーム!獣撃槍よ闇を貫け!』

 

『グォ!』

 

 

そのままマゼンタは魔力で力を強化すると獣撃槍を伸ばし砂爆盗を貫くと持ち上げる。

 

『セイント・アース!』

 

『ウオォオオオ!?』

 

 そして花のアースを獣撃槍に注ぎ込み砂爆盗の体内のバルバエキスを暴走させ爆発させて倒すとナハトスターも姿を消していった。

 

 

――――――――-

 

 

「はい、これで大丈夫だよぉ」

「ありがとうございます。マジアマゼンタ」

「お母さんを助けてくれてありがとーマゼンタにアズール!」

 

 その後マゼンタの浄化のアースで砂爆盗の毒砂や眠り砂を浴びていた母親と星獣達を治すとさよ子親子はお礼を言いながらその場を離れていった。

 

〈すまないマゼンタ、足を引っ張ってしまった・・・〉

「ううん、気にしないでギンガホーン。魔獣も予想外に強くなってた上にあたしの姿を見たら直ぐに逃げて居ちゃったからギンガホーンの所為じゃないよぉ」

「せやな完全にマゼンタの事警戒してたなあの鯨、これは又作戦考え直さんとな」

「次は私の薬で痺れさせるとかしてみるの?」

「そう言えば・・・」

 

 今後の魔獣の倒す作戦を考える中アズールが思い出した様に呟く。

 

「今回エノルミータ介入、いつもより雰囲気が違ったけど何があったのかしら・・・?」

 

 

ナハトベース

 

 

 ナハトベースの屋上でマジアベーゼは何かを考える様に手を見つめていた。

 

(前にわたしが暴走した所為でシェリンダがあんな姿になってしまったから負い目を感じて無意識に避けてしまっていた・・・でも又レオちゃんや他の子が操られる様な事になったら耐えられない。次に戦う時があったら必ず屈服させる・・・!)

 

 ベーゼはそう心の内で決心すると誓う様に掌を握りしめた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。