魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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お待たせしました。今回で「突入!!荒くれ無敵城」の話を終わらせようとして思ったより書く事が多く時間が掛かってしまいました。

 you tubeで配信されているゴセイジャーでは新たな勢力マトリンティス、ニンニンジャーではカラクリキュウビと言う戦力が出てきて新しい展開が続いていてどうなるか楽しみです。


第127話 突入!!荒くれ無敵城3

「やぁああ!」

「ウオオ!!」

 

 真化マゼンタが振り下ろした強化獣撃棒をゼイハブはカトラスで受け止めるとそのまま力任せに吹き飛ばす。

 

〈(マゼンタ、ゼイハブとは力比べするな。手数で牽制して隙を見て破滅の意思の舵輪を破壊するんだ)〉

「(分かったよぉ!)てやぁああ!」

 

 ギンガホーンのテレパシーのアドバイスを聞き真化マゼンタは強化獣撃棒で連続突きを放つ。

 

「そんナ小手先のワザなんぞ!!」

 

 だがゼイハブはカトラスで全て受け止めカウンターとばかりにフックを振るう。

 

「ッ」

〈マゼンタ!〉

 

 真化マゼンタにフックに当たる寸前にギンガホーンが間に割り込み角で防ぐ。

 

『ギンガホーンめ相変わらず目障りな奴め、ハァー!!』

 

 援護するギンガホーンを目障りに思った破滅の意思は援護射撃とばかりに光線を放ちギンガホーンに攻撃する。

 

〈ぐぁああ!?〉

「ギンガホーン!」

「余所見してんじゃネェ!」

 

 苦悶の声を上げたギンガホーンに真化マゼンタが思わずそちらを向いてしまいそこを狙いゼイハブがカトラスを振り下ろす。

 

「くっうぅぅ・・・」

 

 マゼンタは強化獣撃棒で受け止め様とするが間に合わず袈裟切りに斬られ血を流して膝をついてしまう。

 

「〈マゼンタ!!〉」

「平気だよぉ・・・」

 

 それを見た真化サルファとギンガホーンは驚いた声を上げるが真化マゼンタは自身の傷を治癒魔法で治し再びゼイハブを突破しようとするがゼイハブの怒涛の斬撃で防戦一方になりそこへギンガホーンも加勢するがそれでも破滅の意思へ近づけず、真化サルファも急いで手助けしようととするが彼女の前に黒化シェリンダが立ち塞がり突きを放ってくる。

 

「シッ!」

「クソッ邪魔やお前」

 

 真化サルファは顔面に向かって放たれた突きをギリギリ躱し剣を掴むとそのままへし折ろうと力を込める。

 

「ハァ!」

「ガッ!」

 

 だが折られる前に黒化シェリンダは空いた手で光弾を連続で発射し真化サルファはそれを至近距離で受け壁に叩きつけられそのまま黒化シェリンダが追撃で斬りかかる。

 

「こなくそ!」

 

 真化サルファは悪態を吐きながら何とか体を捻って避け外れた斬撃は背後のバルバンの海賊旗や軍団旗を纏めて切り裂いた。

 

「雷の羽根ー!!」

 

 そのまま真化サルファはお返しとばかりに雷の羽根を発射し、黒化シェリンダを牽制し体勢を立て直し黒化シェリンダに殴りかかる。

 

「うぉおお!!」

 

 その攻撃に当たる前に黒化シェリンダはエネルギー状の紐を真化サルファに絡ませ振り回す。

 

「しまっうわぁぁああ!?」

 

〈サルファ!ガッ!!〉

「きゃあ!?」

 

 そのまま振り回された真化サルファはゼイハブと戦っていた真化マゼンタとギンガホーンを巻き込んで吹き飛ばされる。

 

「トどメだハァーー!」

 

「まだや!まだやられるかい!」

 

 ゼイハブが口から吐いた火球を真化サルファはふらつきながらも防御魔法を張り何とか攻撃を防いだ。その様子を破滅の意思は舵輪を回転させながら嘲笑っていた。

 

『ハハハハ無様だなトレスマジア。我に全く届いていないではないか』

 

「このっ操舵輪の癖に偉そうに笑いおって、直ぐにその高笑い黙らせたるわ」

 

『出来るものか、貴様等はここで倒される。我が城(体内)でウロチョロしている者共ももう直ぐ排除される。外で我と戦っている者共も倒れるのは時間の問題よ。貴様等の抵抗は全て無駄に終わるのだ!!』

 

 

荒くれ無敵城 城内2階

 

 

「ハァーー!」

「クッ」

 

 

 邪装光怒涛武者の振り下ろした斬撃をイミタシオは大剣で防御しようとするが盾に使った大剣はあっさり両断されイミタシオは血を流す。

 

「シオちゃん!このぉ!」

「ふん!」

 

 それを見たベルゼルガは激昂して大鎌で斬りかかるが邪装光怒涛武者はそれを左腕の鋏で難なく受け止めるとそのままへし折りベルゼルガを殴り飛ばす。

 

「ヅッう」

「ベルゼルガ!大丈夫か?」

「エヘヘあたしは平気、シオちゃんこそ大丈夫?」

「あぁ、斬られる直前に後ろへ下がって致命傷は回避した。しかしアイツ・・・」

 

「排除スル排除スル排除スル」

 

「七ノ浜町で戦っていた時はまだ人間味があったが段々ロボットみたいになってきているな。これも破滅の意思に操られているという状態なのか」

「どうでも良い、シオちゃん傷つけたアイツが何だろうが判決は死刑一択・・・!」

「ベルゼルガステイ。怒りにまかせて攻撃してもアイツには通じな・・・」  

 

「怒涛弾!!」

 

 イミタシオがベルゼルガを宥めている隙を突き、邪装光怒涛武者は今度は左腕の鋏から火炎弾を乱射し、イミタシオとベルゼルガは慌てて左右に分かれて回避するが分断した所を狙い邪装光怒涛武者がイミタシオに接近に鋏でイミタシオの首を掴みそのまま壁に叩きつけた。

 

「ゴハァ!!」

 

「お前ぇ!」

 

「邪心大炎斬!!」

 

ベルゼルガはイミタシオを助けようとするが邪装光はベルゼルガを見ずに事もなげに横からくるベルゼルガに邪心大炎斬を放ちベルゼルガを吹き飛ばしベルゼルガは壁に叩きつけられグッタリとした様子を見せる。

 

「ベルゼル、うぁ・・・!」

「排除排除排除ォ!!」

 

 それを見てイミタシオは思わず叫ぼうとするが邪装光怒涛武者はそれをすら許さぬと言わんばかりに鋏で締め上げてきイミタシオは必死に鋏を緩めようと掴んだり邪装光怒涛武者を蹴ったりするがまるで効いていない様子でイミタシオは段々強くなる締め付けに意識が朦朧とし始めた。

 

 

荒くれ無敵城 城内3階

 

 

〈流水の息吹ー!!〉

〈雷の羽根ー!!〉

 

ギンガルカとギンガホークは闇丸と鬼丸に向けて水と雷のアースを放ち攻撃し闇丸と鬼丸はそれを刀と大型手裏剣で防御する。

 

「おのれ、ちょろちょろと鬱陶しい星獣ドモメ」

「さっさとくたばらヌカ」

 

〈それはこっちの台詞だっつの〉

〈破滅の意思の操り人形に負けるもんですか〉

 

「ちっさっさと片付けて御大将の援護に向かわねばならんと言うのに。鬼丸アイツらを捕らえる事は出来ヌカ?」

「任せろ魔人忍法、自在ナワ!」

 

鬼丸は素早く動く星獣達を捕らえようとエネルギー状の紐を放出し自在に操り捕らえようと蠢かす。

 

〈そう簡単に捕まるかよ!〉

〈アズールの邪魔はさせないわよ〉 

 

 

---------

 

 

「セヤァ!」

「はっ!」

 

 離れた所ではブドーの振り下ろした斬撃を真化アズールは剣之型で防御しもう片方の手に握った強化星獣剣で斬りつけるがそれが当たる前にブドーは後ろに飛びそれを回避すると同時に大量の斬撃波を放つ。

 

「く、このぉ!」

 

 真化アズールは悪態を吐きながらは二刀を振るい斬撃波を次々斬り落としていくが数が多く幾つかは斬り落とせず頬や体の数カ所が切り裂かれる。

 

「っ痛・・・」

「どうした必ず勝って星を守ってみせるのでは無かったのか?折角の二刀流使いこなせていない様ダナ」

 

「まだ、まだよ!」

 

 そう叫び真化アズールはブドーに斬りかかるがブドーは真化アズールの斬撃を弾き返す刃で真化アズールを斬りつけるが氷を纏い斬撃を防ぐ。

 

「ほぉ最初の戦いの時に使ったその氷か、ならば再び砕くマデ」

「やらせる訳ないでしょ」

 

 真化アズールは剣之型を羽衣に戻しそれをブドーの眼前に翳し視界を遮る。

 

「ぬ!」

(貰った!)

 

 視界を遮られ動きが止まった一瞬を狙い真化アズールは羽衣ごとブドーを強化星獣剣で貫こうとした時背後から手裏剣が刺さり、痛みで動きが止まる。

 

「なっ!?」

「ギラサメ残酷剣」

 

 真化アズールの動きが止まったのを見てブドーは此方の番だと言う様に必殺技を放ち、真化アズールは咄嗟にさっきよりも氷の鎧を分厚くして防ごうとするがブドーのギラサメが邪悪なオーラを纏い氷の鎧を砕き真化アズールを切り裂き真化アズールはたまらず片膝を着いた。

 

「カハッ」

「む、また致命傷は防いだか、最初に戦った頃より強い力を込めたのだがな。だがもう限界の様ダナ」

 

(グッ・・・氷の鎧と真化してなければ完全にやられていたわ。いやそれよりもさっきの手裏剣は・・・?)

「よくやったゾ、闇丸、鬼丸」

「ッ!!」

 

 ブドーの言葉を聞き思わずバッと後ろを振り向くとそこには多数エネルギー状の紐で捕まったギンガルカとギンガホークがいた。

 

「ギンガルカ!ギンガホーク!」

 

〈ごめん、なさい、アズール・・・〉

〈この忍者俺たちが避けてる途中で急に紐を増やしてきて避けきれなかった・・・〉

「フン、これぞ破滅の意思の力ヨ」

「これで貴様等も終わりダ。ささ御大将トドメをお任せしマス」

「うむ、ではなマジアアズール。破滅の意思に弓引いた報い受けるがイイ」

 

そう言いながらブドーはギラサメの刃を真化アズールの首に突きつけた。

 

「クッ」

 

 

街中

 

 

『この羽虫がサッサと離さぬか!』

 

苛ただしげに破滅の意思はそう言って拘束ロープを引き千切り、角ドリルを更に強く回転させ、ナハトスター・ハイパーキマラの掴んだ腕を弾き飛ばして抉り壊そうとする。

 

『ああああああ!!』

 

『ベーゼちゃん、急いでそいつから離れて!このままじゃベーゼちゃんが死んじゃうよ!』 

『いえ、まだです!マゼンタ達が破滅の意思を倒すまでこの魔獣を離す訳にはいきません』

 

そう言ってベーゼは破滅の意思の腕を掴み背中の羽をを広げ羽を叩きつけて抑えつけようとする。

 

『鬱陶しいわ!ハァーー!!』

 

 だがそれも効いている様子も無く逆に鬱陶しげに至近距離から目の光線を撃ちナハトスター・ハイパーキマラにダメージを与えていく。

 

『ぐ、ああああ!!』

 

『ベーゼ!クソッこれ以上無理させられねぇ。アリス!無理矢理にでもベーゼだけでも分離させてッ!?』

 

『眩し!何の光りですの?』

 

 ルベルブルーメがそう言った時ナハトスター・ハイパーキマラが発光しエノルミータメンバーの全員が光りに包まれ離れた場所に移動させられた。

 

「え、何で・・・?」

「アリス、アンタがロコ達を分離させたの?」

「・・・・!?」(フルフル)

 

 ロコムジカの質問にネロアリスは否定する様に激しく首を横に振る。

 

「じゃあまさかマキナが?」

「違うのだわ」

「今はそんな疑問は後回しです。わたし達が全員居なくてはナハトスターは動きません・・・え?」

 

 ベーゼがそう言って見上げると、そこにはハイパーキマラでは無くなったナハトスターが破滅の意思と戦っていた。

 

「え!?何でアタシらが乗ってないのにナハトスターが動いてんだ?」 

「自動操縦絹なんて付けた覚えないしな~『マモ、ル・・・』うぇ喋った!?」

 

 エノルミータメンバーがナハトスターが勝手に動いている事に驚いているとナハトスターが言葉を発し驚愕の表情を浮かべた。

 

 

 

----------

 

 

『コレ以上、ナカマ傷ツケ、サセナイ。オレガ、ミンナノ代ワリ、タタカウ!!』

 

『うぇ!?誰ですのアナタ!ベーゼ様じゃ無いようですが・・・』

 

『イマハ、ソンナ事、ドウデモイイ。エンゴシロ、ヘンタイモノクル』

 

『ちょっ、その呼び名やめてくださいまし!私は変態じゃないですわ!変態と言う名の淑女ですから!』

 

『ドッチモ、オナジ』

 

 そう言いながらナハトスターは剣を取り出し破滅の意思へ攻撃し、抗議しながらもパンタノペスカも破滅の意思の動きを封じようと攻撃に加わっていった。

 

 

----------------

 

 

「あれは、まさかマキナちゃんと同じ・・・・」

「マキナと同じ奇跡が起きるなんて」

「じゃあアレはマキナの弟みたいなもんか~」

「私の弟・・・・なのだわ」

「・・・・・」

「すげえ燃える展開じゃねぇか・・・!これは破滅の意思にも勝てるんじゃ」

「いえ・・・・」

 

 興奮した様に言うルベルにベーゼは苦しそうな表情を浮かべる。

 

「ハイパーキマラでは無いナハトスターでは性能が大きく落ちています。ましてや先ほどの傷も直った訳ではありません。このまま戦っても・・・」

 

『ハァーー!!』

 

『グゥ・・・・』

 

『何やっていますのパンタノウォール!』

 

 

 ベーゼの言葉通りにナハトスターはパンタノペスカの援護を受けながら持ちこたえているが破滅の意思の攻撃に徐々罅割れていく。

 

「今は執念で食らい付いていますがこのままではナハトスターが壊されてしまいます」

「そんな・・・それじゃあ直ぐにアイツに乗って手助けしてやんねーと」

「どうやって手助けすんだよ?あんな戦闘中じゃナハトスターに乗れねーし、前使ったウルトラマムの変身アイテムもねーし」

「クッ・・・・」

「・・・祈りましょう。ナハトスターが破滅の意思と戦ってくれている間にマゼンタ達が破滅の意思の核を倒してくれるのを」

 

 

荒くれ無敵城

 

 

『さぁトドメを刺せゼイハブ!』

 

「ウォオオオオ!!」

 

 破滅の意思の命令を受けゼイハブはサルファの防御魔法を砕かんと言わんばかりの力を込めてカトラスを振り下ろし防御魔法をあっさり砕いた。

 

「くそぉおお!」

「サルファ!」

 

 マゼンタは思わずサルファを庇う様に前に出て腕を広げて盾になろうとしカトラスがマゼンタの頭に当たろうとした時、破滅の意思が宿った操舵輪の真下から巨大な刃が床を突き破り破滅の意思を貫いた。

 

『ギャアアアア!?』

 

「ッう、俺は一体何を・・・?」

「ウッ・・・」

 

 奇襲の様な攻撃に破滅の意思は反応できず貫かれ悲鳴を上げ、同時にゼイハブの攻撃が止まり頭痛を抑える様に頭を抑え、黒化シェリンダは糸が切れた様に倒れ込んだ。

 

「な、何や!?何で下から刃がイミタシオかアズールか?」

「あの刃、確か真化したシスタギガントの剣じゃ」

 

 

荒くれ無敵城 地下牢

 

 

「確かこの位置だったはずですかねぇ破滅の意思が居た位置は?」

 

 閉じ込められた結界から脱出したシスタギガント・アマウネトはそう言いながら巨大化させた剣をグリグリと動かす。それを同じく結界から脱出した魔法少女達が見ていた。

 

「やれやれ随分と大雑把な攻撃をするねシスタは」

「てか、この攻撃侵入したかもしれないトレスマジア達にも当たってるんじゃ・・・」

「この程度の攻撃で魔法少女はやられませんよぉ、侵入したのが本当の魔法少女ならこんな攻撃当たらない位の幸運を持ってないとダメですよぉ」

 

 シスタギガント・アマウネトの攻撃に苦笑するサングラスを掛けた魔法少女ーマジアローズとおどおどした様子を見せる魔法少女ーマジアルージュの言葉に特に気にした様子も無くシスタギガント・アマウネトはそう返す。

 

「さぁて、侵入者の皆さん。本当の魔法少女ならこのチャンス活かせますよねぇ」

 

 

荒くれ無敵城 城内2階

 

 

「ガァアアア!?腕ガァァァァ!!」

「ゲホッ、ゲホッ、この攻撃シスタか・・・?」

 

 邪装光怒涛武者に締め上げられていたイミタシオだが突如下から突き上げてきた刃が邪装光怒涛武者の左腕を切断した事で鋏が外れイミタシオは咳き込みながら脱出しそこへ意識を取り戻したベルゼルガが邪装光怒涛武者に手に血の棘を纏わせた拳を振り上げる。

 

「血の鮮血拳(ブルート ファウスト)!!」

「う、貴様ベルゼルガ!何故ここにグヘェ!!」

 

 破滅の意思の洗脳が解けたのか混乱して対応が遅れた邪装光怒涛武者は顔面にベルゼルガの拳を喰らいそのまま奥へと吹っ飛ばされていった。

 

「シオちゃん大丈夫?」

「あぁ、何とかな・・・しかしヴェナリータが返り討ちに遭ったと聞いた時もしかしてと思っていたがやはりシスタも来て閉じ込められていた様だな」

「シオちゃんどうするの?今からシスタ倒しに行くの?」

「・・・・いや今はアイツは後回しだ。怒涛武者はさっきの攻撃でしばらくは動けんはずだ。私達もマゼンタの元へ向かうぞ」

 

 

荒くれ無敵城 城内3階

 

 

 ドゴォ!!

 

「うぉ!?」

「(今!!)雪花の息吹ー!!」

 

 真化アズールにトドメを刺そうとした時ブドーの背後から突如巨大な刃がせり上がりその衝撃にブドーが蹌踉めきその隙を突き真化アズールは雪花の息吹を放ちブドーを吹き飛ばした。

 

「ぬぉおおおお!!」

 

「「御大将!!」」

〈隙あり!流水の刃ー!!〉

〈ぶっ飛べ!雷の爪-!!〉

 

 ブドーが吹き飛ばされたのを見て闇丸と鬼丸も動揺し拘束されていたギンガルカも水のアースで自在縄を破壊しそのままギンガホークが雷で形成した大きな爪を二人に向かって放ちブドーと同じ場所へ吹っ飛ばした。

 

「「グアアアア!?」」

 

〈へ、ざまあ見やがれ〉

「二人とも大丈夫?」

〈大丈夫よアズール、アズールこそ大丈夫なの?〉

「私は平気よギンガルカ。それにしてもこの剣、マゼンタ達に当たっていたら心配ね。私達も上に向かいましょう」

〈だな、ブドーの奴らも動けないはずだ。今の内にサルファ達の援護に行かねーとな〉

「えぇ」

〈急ぎましょう〉

 

 

------------

 

 

〈チャンスだマゼンタ!〉

「了解だよぉ!浄化のアースよ!悪しき魂に聖なる鉄槌を!!」

 

 ゼイハブ達の動きが止まり、破滅の意思にも巨大な刃によるダメージが入って隙が出来たのを見てマゼンタは強化獣撃棒を砲撃モードに変え浄化のアースのエネルギーをチャージし破滅の意思が宿る操舵輪に狙いを定める。

 

『こ、このぉ・・・させるか』

 

 破滅の意思はボロボロになりながらも攻撃しようとするが操舵輪に鎖付きフックをぶつけられ攻撃を妨害される。

 

『ゼイハブゥゥゥ!!』

 

「よくも良い様に操ってくれたな。その礼をしてやるぜ破滅の意思」

 

『貴様ァ・・・ハッ!』

 

「聖光獣撃波!!」

 

 ゼイハブに一瞬気を取られた隙にマゼンタはチャージを完了し操舵輪に向かって浄化のアースのエネルギーを発射し直撃させた。

 

『ギャアアア!!バカな・・・最強の体を手に入れた我が・・・こんな小さなガキにィィィィィ!?』

 

 破滅の意思はそう叫びながら宿っていた操舵輪ごと消滅し、それと同時に城が揺れ辺りが崩れ始めた。

 

「チッこの城はもうダメか・・・どけテメェ!」

 

 ゼイハブはそう言うと気絶したシェリンダを抱えマゼンタを押しのけて部屋から脱出する。

 

「きゃ!」

「マゼンタ!このぉ待たんかいコラァ!!」

〈待てサルファ、この城の核になっていた破滅の意思が倒された以上この城ももう崩れる、今はアズール達に連絡を入れこの城から脱出し、残る魔獣を倒すのが先だ〉

「チッ、確かにその通りやな(イミタシオ、ベルゼルガ、アズール、ギンガルカ、ギンガホーク聞こえるか?破滅の意思はマゼンタが倒してくれた。急いで脱出するで!)」

 

 

荒くれ無敵城 城内3階

 

 

「う・・・」

「「「御大将ご無事で!」」」

 

 吹き飛ばされたブドーが頭の痛みを覚えながら目を開けると心配そうな顔で見る闇丸と鬼丸、そして片腕を失った怒涛武者がいた。

 

「其の方等・・・う、我らは確か、破滅の意思と言うのに操られて・・・」  

「ハッ確かに操られていましたが何やら途中で洗脳が解けその直後に魔法少女の攻撃を吹き飛ばされてしまい、その後奴らが去って行ったので御大将の手助けをと思い駆けつけて参りました」

「何やら城が揺れて危険です。御大将ここは一旦船長と合流すべきかと」

 

闇丸がそう提案した時暗がりからシェリンダを抱えたゼイハブが現れた。

 

「よぉ、テメエらも生きていた様だな」

「船長!ご無事でしたか。この城の揺れは一体?」

「詳しい説明している暇はねえ、一つ言えるのはもうこの城はダメって事だ。完全に崩れる前にとっとと脱出するぞ」

 

 

荒くれ無敵城 地下牢

 

 

「この揺れ、どうやら侵入してくれた人達がやってくれたみたいですねぇ。私達も潰される前に撤退ですねぇ」

 

 そう言うとシスタギガントは影のゲートを開くと魔法少女達と共に撤退していった。

 

 

街中

 

 

ブ、オオォオオ・・・・

 

『ヌ、ナンダ?』

 

『魔獣の動きが止まりましたの・・・?』

 

「ベーゼちゃん、アレ!城が崩れてる!!」

「と言う事は、トレスマジアが成功させたんですね・・・アレはマジアマゼンタ!」

 

 動きが止まったモビーディグの頭の城からマゼンタ達は脱出すると素早くマジアエキスを飲み巨大化して棒立ちになっているモビーディグに対峙する。

 

『みんなぁ!魔獣を浄化する力を貸して欲しいんだよぉ!!』

 

『えぇ!』『もちろんや!』

 

 マゼンタの頼みに答える様にアズール、サルファ、そしてイミタシオやベルゼルガ、パンタノペスカもマゼンタの肩に手を当て魔力を流しその魔力を受け取りマゼンタは両手を翳しモビーディグに向けると悲しそうな表情を浮かべる。

 

『ごめんね・・・あなたは破滅の意思やバルバンの身勝手な都合で生み出されて利用されただけの存在なのかもしれないけど、あなたが星を食べて星を滅ぼしてしまう存在である限り身勝手だと思うけど倒さなきゃいけないの・・・せめて安らかに眠って欲しいんだよぉ・・・浄化の波動ーーー!!』

 

ブォオオオオ・・・

 

マゼンタがそう謝罪しながら浄化のアースのエネルギーをモビーディグに向けて放ち、その光りに当たったモビーディグはどこか安堵した様な声を上げて消滅していった。

 

 だが消滅寸前に光に紛れる様に城から逃げて行っていた幾つかの影もあった。

 

 

 




遂に倒された破滅の意思。残る敵はゼイハブ率いる宇宙海賊バルバン、いよいよ本当の最後の戦いが始まります。

11月の最初は用事があり一週目は申し訳ありませんが更新出来ず再来週以降の更新になると思います。
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