魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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何とか7、8月中にはイリエス編を終わらせたいと思います。


第17話 夜のチェイス2

「見つけた!アソコ」

 

 車道を走りながらメドウメドウとメルダメルダを探していると前方に車を避けながら爆走しているゴルゴンティアをベーゼは発見した。

 

「レオちゃん、周りに車があるからまだ砲撃は温存!アリスちゃんアイツらを人気の無い所に追いやって!ルベルちゃんは人気の無い所にいったら影で拘束して、ロコちゃんはレオちゃんと一緒にチャンスが来たら攻撃して!」

「了ー解べーぜちゃん!」

「・・・・!」

「ハハッ指揮官らしくなってきたな!」

「任せなさい!」

 

 ベーゼがそう指示するとそれぞれ思い思いの反応を返し、ぬいぐるみはさらに加速してメドウメドウ達を追撃する。

 

 

「ちぃっ、アイツら追ってきてるわよ」

「姉さん、早くアイツらを追っ払って頂戴!」

 

 後ろから追ってくるベーゼ達に気づくとメドウメドウは光線を放ち、ベーゼ達を追い払おうとする。 

 

「このっ!ただ黙ってやられないわよ!ヴォワ・フォルテ!!」

 

 そう言いぬいぐるみの腕に抱えられたロコムジカが音波を放ち光線を迎撃していく。

 

「ちぃっ、だったらこれでどうだ!」

 

 そう言いメドウメドウが周辺の車に鞭を当て車をクラッシュさせそれをベーゼ達にぶつけようとする。

 

「ヤロー、アタシらより外道な事しやがって、影繰り!」

 

 ぶつかりそうになる車にルベルブルーメは影を操り、ぶつかって爆発しない様に動きを止め、止まった車の上をぬいぐるみはジャンプして飛び越えていき遂にゴルゴンティアと併走した。

 

 

「よし、周りに車もいない並んでる今なら、ルベルちゃん!」

「オウ!」

「させるか!」

 

 ルベルの影繰りをさせまいとメドウメドウが鞭を振るい妨害を仕掛け、ぬいぐるみに抱えられているルベルは避ける事が出来ず、腕で防ぎながら耐えるしかなかった。

 

「グッ!」

「ルベル!?」

「ほらほらどうしたの?早く離れないとそのままじゃなぶり殺しよ」

「くッ、クソォ・・・!」

 

 動けないルベルに向かいメドウメドウはあざ笑いながら執拗に攻撃を続けていく、ロコは距離が近すぎて攻撃出来ない状況に歯がみをする。

 

「どうしょう、このままじゃルベルが・・・」

「しゃーねなーだったらアタシが何とかしてやるよ」

「ちょっ!レオパルト、アンタまさかさっきみたいな巻き込む砲撃するんじゃ無いでしょうね!?」

「そんな事しねーよ、見てろって」

 

 そう言いレオパルトは拳銃を構えジッと鞭を振るうメドウメドウに狙いを定めると

引き金を引き、その銃弾はメドウメドウの肩に命中しメドウメドウは鞭を取り落とした。

 

「うわぁ!?」

「姉さん!?おのれ貴様等ぁ許さん!!」

 

そうメルダメルダが叫ぶとゴルゴンティアを加速してぬいぐるみから距離を取ると反転してゴルゴンティアの前面に付いている機銃を乱射して突っ込んできた。

 

「うわ、アイツら突っ込んできた。どうするベーゼちゃん?」

「このまま迎え撃つ、ロコちゃん、ルベルちゃん上手く着地してね」

「「え?わぁぁぁぁぁ!?」」

 

 2人が呆けた声を出すと同時に抱えていたぬいぐるみの腕が解かれ2人はそのまま転がり落ちていった。

 

「よし、これで両手が空いたアリスちゃん私の魔力をその子に与えるから上手く使って」

「アタシも貸してやるよアリス-」

 

「・・・・!」(コクン) 

 

 ベーゼとレオパルトの言葉に嬉しそうにネロアリスは頷きぬいぐるみにベーゼ、レオパルト、そして自身の魔力を注いでいく。魔力を注がれたぬいぐるみは、足に追加のブースターが装備され、両腕はさらに一回り大きくなり巨大なかぎ爪と手甲がついた腕になった。

 

「よっしゃあー行けえぇぇブッ殺クロー!!」

「レオちゃん、もうちょっと良い技名にしよう!?」

「・・・・!!」

 

 三者三様の反応をしながらもぬいぐるみは足のブースターで加速してかぎ爪を振り上げながらゴルゴンティアに突進し、両者が交錯した時ゴルゴンティアは大爆発を引き起こした。

 

「「ウアァァ!?」」

 

「フッ・・・私達の勝ちです」

「私達の勝ちです、じゃ無いわよ!」

「人をいきなり道路に落としやがって!!」

 

 そうベーゼは、キメ顔でぬいぐるみから降りて言うが両側から落とされたルベルとロコが怒りながらベーゼをどついているのでどこか決まらなかった。

 

 

「おのれぇよくもぉ!姉さん!!」

 

 爆煙の中からメルダメルダが地獄から響く様な声を出しながら這いずって出てくると首に着けていたペンダントを引きちぎると、同じく這いずって出てきたメドウメドウにそれを投げ渡した。

 

「それをマザーイリエスに届けて頂戴、私はアイツらにイリエス魔人族のしぶとさを教えてやるわ!」

「メルダメルダ・・・・分かったわ、そこは任せたわよ」

「任されたわ!バルバエキス!」

 

 バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!

 

『ウオォォォ!』

 

「巨大化しやがったな!アリス、プラモ組み立ててた時に話した巨大化プランA試してみるぞ!!」

「・・・・!!」(コクン)  

 

 レオパルトの言葉にネロアリスは頷くとウルトラマムの変身アイテムのオモチャを取り出して魔力を込めるとそれをレオパルトに投げ渡した。 

 

「レオちゃん、アリスちゃん一体何をする気?」

「なーにアイツらへの巨大化の対抗策だよ。危ないからベーゼちゃん達は離れてて」

「・・・・うん」

 

 レオパルトの言葉を聞きベーゼはレオパルトの本気を感じネロアリスやルベルとロコと共に離れていく、ベーゼ達が離れていくのを確認するとレオパルトは変身アイテムのスイッチを押した。

 

〈変!身!ウルトラマム!!〉

 

 エノルミータは、ネロアリスの変身アイテムの力で巨大化出来る。だがそれはネロアリスがお眠になるまでの間の時間でしか巨大化出来ないのだ!!

 

『クソでかオパルトちゃん、参!上!』

  

『何!貴様も巨大化しただと!?』

 

『巨大化がバルバンやトレスマジアだけの専売特許だと思うなよー覚悟しやがれ!』

 

『舐めるな!返り討ちだ!ネメラスイルダスメルダンゾーラ・・・』

 

『わぷっ!何しやがるてめ・・え・・?」

 

 メルダメルダが呪文を唱えると紫色のガスが噴出されレオパルトに吹き付けられレオパルトが慌てて払うとレオパルトの映る世界が夜の町では無く卵の様な物が天井にビッシリ張り付いている洞窟の様な景色に変わっていた。

 

『なんだよこりゃあ・・・』

 

『フフフフ』

 

『ッ!この』

 

 戸惑うレオパルトにメルダメルダが笑いながら瞬間移動する様に移動してくると、レオパルトが拳銃を撃ち迎撃するが姿が消え、今度は空中に現れる。

 

『そこか!』

 

『フフフフ何処を狙っているのハアー!』

 

『うわぁぁぁー!?』

 

 レオパルトは空中にいるメルダメルダに重火器を撃ち込むがそれも外れ今度は横に現れた巨大なメルダメルダの顔から吐かれる息吹を受け吹き飛ばされしまう。

 

 

「レオパルトの奴なにやってんのよ?さっきから敵の居ない所に攻撃して・・・」

「何か、あの紫色のガス喰らってから動きが変になってないか?」

 

 やや離れた場所で戦いを見ていたロコとルベルは怪訝な顔する。2人にはレオパルトはメルダメルダのいない所を攻撃し、その隙を突かれてメルダメルダに一方的になぶられている姿が見えていた。

 

「もしかして、さっきのガス、アレで幻覚を見せられてるんじゃ・・・だったら」

「ちょっ、ベーゼ何する気よ危ないわよ!?」

 

 ロコの制止も振り切りベーゼは混乱しているレオパルトに向かって飛んでいった。

 

『クソォ・・・何処だー!ヘビ女ー!!』

 

『こっちよマヌケ』

 

 レオパルトは姿を捉えられないメルダメルダに何とか攻撃を当てようと兎に角周りに攻撃を仕掛けるが全く当たらずメルダメルダのあざ笑う声だけが響いていた。

 

『チキショウ・・・どうすれば「レオちゃん」ってベーゼちゃん!?』

 

 歯ぎしりレオパルトにベーゼの声が聞こえ声のした方を振り向くとレオパルトの肩にベーゼが乗っていた。

『ベーゼちゃん何でココに?』

 

「レオちゃんのピンチだったから・・・レオちゃんは敵の幻覚に惑わされているから敵の位置は私が教えるね」

 

『ベーゼちゃん・・・ありがとう!』

 

 ベーゼの言葉にレオパルトは嬉しそうに涙ぐむと武器を構えて辺りを警戒する。

 

『そんな警戒何の意味も無いわ、止めだ!』

 

「レオちゃん、後ろ右斜め!」

 

『そこか!』

 

『グワァ!?』

 

 ベーゼの指示に従いそこに銃撃をすると今まさに攻撃しようとしていたメルダメルダに直撃した。 

 

『よっしゃあー、止めだ!』

 

 レオパルトがそう言うと巨大なミサイルを召喚した。

 

『ぶっ飛べ!ぶっ飛びミサイル!!』

 

  そう叫びミサイルをメルダメルダに直撃させる。ミサイルはメルダメルダに刺さりそのまま上空に上がりやがて大爆発を起こしメルダメルダを粉砕した。

 

『ギャアア!!』

 

『へっ、汚ぇ花火だぜ』

 

 レオパルトがそう決め台詞を言うと同時に巨大化か解けて元の大きさに戻った。

 

「わっ!なんだよ?」

「あ、多分アリスちゃんが力を使いすぎて眠っちゃんだと思うよ・・・」

「そっかー今夜は大活躍だったもんなーアリス」

「そうだね・・・そろそろトレスマジアも来る筈だから急いで撤退しよう」

 

 そう言うと眠っているこりすを抱えベーゼ達は撤退し、しばらくするとバルバンとエノルミータが戦っている情報を掴んだトレスマジアが戦闘が終わった現場に駆けつけた。

 

 

「これは・・・もう戦闘は終わったのかな?」

「そうみたいやな・・・もう少し早く来てたら疲弊してたエノルミータ倒すチャンスやったかもな・・・」

「まあまぁサルファ、今はバルバンの作戦が失敗した事を良しとしましょう取りあえず今は壊れた道路を直さないと」

 

 

 

荒くれ無敵城

 

 

「お許しをマザーイリエス。魔力は予定の7割しか集まらなかった上にメルダメルダを失ってしまいました・・・どうか私にチャンスを下さい」

 

 そう言いメドウメドウはペンダントを前に置きイリエスに向かい土下座をして慈悲を乞いていた。

 

「イリエス、テメエの軍団の手下の失敗どう落とし前を着ける気だ?」

「私は作戦失敗した以上処刑が妥当だと思うがな」

 

 ゼイハブとシェリンダの言葉を聞きながらイリエスはジッと考え込んでいるとやがて口を開いた。

 

「・・・・メドウメドウ、あなたの今回の作戦失敗とメルダメルダの死、本来なら処刑物だけど一応魔力の回収は出来ているし、あなたの今までの功績に免じ今回は許しましょう。いずれ私が行う大儀式に重要な役目を与えるわ。そこでこの失敗の責任を晴らしなさい」

「マザーイリエスのお慈悲に感謝します・・・!」

 

 イリエスの寛容な裁定を聞きメドウメドウは感激して平服し、それをシェリンダはつまらなさそうな表情で見る。

 

「随分と甘い事だな」

「あら、優秀な部下を切り捨てずチャンスをやるのは良い上司の証よ。そうですよね船長?」

「そいつが役に立つって言うなら好きにしな」

「えぇ、えぇメドウメドウは必ず私の役に立ちますわ」

 

 そう言いイリエスは口に手を当てホホホと笑った。




オリジナル技

ブッ殺クロー

 マジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスの合同技、ネロアリスのぬいぐるみに3人の魔力を注ぎ込んだ結果、ぬいぐるみの腕が強化されそれを敵に振るう技。技名はレオパルトが勝手に付けた為ネロアリスは不満な模様。

ぶっ飛びミサイル

 レオパルトの巨大必殺技、巨大なミサイルを相手にぶつけそのまま空中に上げ相手を爆殺する。魔力消費が激しいのでレオパルトは2度使いたくない模様。
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