魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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今回は短めですがバルキバルキ戦後半です。


第19話 シスタの策謀2

「ベーゼちゃんアレ!」

 

 生命エネルギーを吸われながらベーゼ達はバルキバルキを探していたがそこに突如巨大化したバルキバルキとシスタギガントの姿が見えた。

 

「あれは・・・シスタギガント・・・何でバルバンと?」

「よく分かんないけどけどチャンスじゃ無いベーゼちゃん」

「・・・・そうだね。今あの人達が戦っているいる間にこの儀式の起点を探して壊そう!」

 

 ベーゼはそう言いながら2人を伴って再び走り始めた。

 

 

『喰らえ!』

 

バルキバルキはかぎ爪の付いた腕を大きく振り上げてシスタギガントを攻撃するがシスタは素早く懐に入り込みかぎ爪が当たらない様に腕の付け根を掴み込んだ。

 

『なっ!?』

 

『それは当たったら痛そうなので止めさせてもらいますぅ』

 

『このっ!』

 

 

バルキバルキはもう片方の腕を振るうがその腕もシスタは掴み動きを封じ、バルキバルキの腹に連続で膝蹴りを叩き込む。

 

『てぃてぃ』

 

『ごぁ!?このぉ・・・!』

 

 バルキバルキは両腕を封じられてよろめくがそれに怯まずシスタに頭突きを喰らわせる。

 

『・・・・つぅ、痛いですぅ』

 

『貴様ごときにやられる俺では無いわ、死ね!!』

 

そう叫びシスタに向かってかぎ爪の突きを放つがシスタは頭一つ分縮み躱すとバルキバルキの顔面に掌底を喰らわせる。

 

『ぐぁ!?』

 

『攻撃が単純すぎますぅ』

 

 そう言いながらバルキバルキを倒れさせ、そのまま馬乗りになりそのままバルキバルキを殴りまくる。

 

『そろそろ倒れてくれませんかねぇ?』

 

『グ、ゲ、ガ!』

 

 そのままバルキバルキを殴りまくっていたシスタだが徐々に動きが鈍くなっていく。

 

『うっ・・・・』

 

『ッ!今だ!!』

 

 シスタの拘束が弱まったのを見るとバルキバルキは力を込めシスタを跳ね上げて立ち上がった。

 

『ハハハ、生命エネルギーの吸い上げが聞いてきたみたいだな!どうやら倒れるのはお前みたいだな!!』

 

『・・・っ私が弱った途端に強気になるなんて小物ですねぇあなた・・・』

 

『黙れ!』

 

 バルキバルキがかぎ爪を振り上げ攻撃し、シスタは今度は避けきれず肩を切り裂かれてしまう。

 

『痛ぅ・・・』

 

『そらそら、どうした!』

 

 バルキバルキが笑いながらシスタに連撃を叩き込みシスタが徐々に傷ついていく。

 

『ハハハ!このまま俺に殺されるのと儀式で生命エネルギーを吸い殺されるか好きな方を選ぶがいい!』

 

 バルキバルキが勝ち誇って笑った時、町を覆っていた魔法陣がパキンと砕け散り、生命エネルギーの吸い上げがピタリと止まった。

 

『何!?』

 

『あらぁ?』

 

 

 

中央広場

 

 

「よし、こんなもんでいいだろ」

「そうだね・・・・これだけ壊せばもう儀式は出来ないと思うけど・・・」

「・・・・・」

 

 ベーゼ達は中央広場で生命エネルギーを吸い上げている杭を見つけると止め方が分からなかったので杭に集中攻撃をして杭を粉々に破壊する事で儀式を止める事に成功した。

 

 

 

『あら~魔力を集めていた杭がぁ・・・これでは私の目的が果たせませんねぇ』

 

 

『なッ!アイツら俺の儀式をよくもぉ・・・』

 

 生命エネルギーの吸い上げが止まった事でシスタはどこかのんびりした口調で困っている様子とは対象的にバルキバルキは焦った様子で中央広場に居るベーゼ達を睨み付けた。

 

『・・・仕方ありません、怪我もしましたし私はここら辺で帰らせてもらいますぅ・・・』

 

『ッ!待て貴様!』

 

 撤退しようとするシスタギガントにバルキバルキは光線を放つが光線が当たる前にシスタの姿は消えていた。

 

『おのれぇ・・・ならばせめて貴様等を殺してやる!』

 

 バルキバルキは標的をベーゼ達に変えると踏み潰そうと足を振り上げた。

 

「うわヤベこっちに来た!」

「アリスちゃん、あのステッキを!」

「・・・・!!」

 

 ベーゼに頼まれアリスはウルトラマムの変身アイテムに魔力を込めるとそれをベーゼに渡す。

 

〈変!身!ウルトラマム!!〉

 

 

 エノルミータは、ネロアリスの変身アイテムの力で巨大化出来る。だがそれはネロアリスがお眠になるまでの間の時間でしか巨大化出来ないのだ!!

 

 

『ヌゥ!?』

 

『巨大化するというのはこんな感じですか・・・』

 

 ベーゼは巨大化した自分を確かめる様に自分の手を握ったり開いたりして調子を確かめるとバルキバルキに相対する。

 

『死ね!!』

 

『フッ!』

 

バルキバルキが放つ光線に対してベーゼは支配の鞭から黒いエネルギー状の刃を放ち迎撃する。

 

『何!?』

 

『うん、悪くないですね、名前は又今度考えるとしましょう』

 

『貴様ぁバカにしているなぁ!』

 

 バルキバルキは今度は近くの建物をかぎ爪で砕いてその礫をマジアベーゼに飛ばしていきベーゼは再びエネルギー状の刃で迎撃するが全て迎撃できず当たっていく。

 

『くっ!少しマズいですね「「マジアエキス!!」」・・・来てくれましたか』

 

 魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だか巨大化出来る時間は僅か5分なのである!

 

『トレスマジア参上!これ以上町は破壊させないよぉ!』

 

『マジアベーゼも巨大化しとるな・・・どっちから先に潰すべきか・・・』

 

 そう拳を鳴らしながらサルファはベーゼを睨み付けるがその様子を見てベーゼは笑みを浮かべた。

 

『久しぶりですね、マジアマゼンタにマジアサルファ。貴女達と戦うのも面白そうですが 今回はバルバンも居るのでここは退かせてもらいましょう。貴女達とはまた違う機会で戦わせてもらいます』

 

 そう言うとマジアベーゼは煙幕を炊くと姿を消していった。

 

『アイツ!相変わらず逃げ足が速い奴や・・・』

 

『サルファ、今はあの魔人を先に倒そう!』

 

『貴様等-!どいつもこいつも舐めやがって-!こうなったらお前等だけでも道連れにしてやるー!!』

 

 

 バルキバルキはそう叫びマゼンタ達に突進してくる。

 

『マジカルブースト、レッグ!』

 

 それに対してマゼンタは槍を構え強化魔法を足に掛けその強化した足で一気にバルキバルキに突撃し槍を突き刺した。

 

『グガァ!』

 

『マジカルブースト、アームズ!フライ!スピア!』

 

自身にパワーと飛行魔法と槍を強化を施し、その力で槍に刺したバルキバルキを持ち上げるとそのまま飛び上がり、はるか上空まで上がりそして上空で槍のエネルギーをバルキバルキの刺した傷口から流し込み暴走させる。

 

『マジカルシューティングスター!!』

 

『グガァァァ!?』

 

 そしてはるか上空でバルキバルキは爆散し、その後マゼンタが無事な姿で着地した。

 

『正義は必ず勝つ!だよ!』

  

『やったなマゼンタ!』

 

 

 

荒くれ無敵城

 

「バルキバルキの奴!あれだけお膳立てしてやったのに魔力の触媒を壊されるなんて!これじゃあ今回の魔力が全然集まら無いじゃない」

「フンッ結局汚名返上所かさらに泥を塗るだけの結果だったな」

「・・・・えぇい!」

  

 今回の結果にシェリンダが皮肉な笑みをイリエスに向け、向けられたイリエスは言い返せず苛正しげに床を蹴った。 

 

 

ナハトベース

 

『すいませんロード様ぁ・・・バルバンの魔人を倒そうと思いましたが倒せず怪我を負ってしまいましたぁ・・・』

 

「愚図め、勝手に居なくなったと思ったらそんな失態をしていたとはな」

 

 ロードエノルメはそう言いながら倒れた巨大化シスタの胸に座りシスタの顔をヒールで踏んづける。

 

「全く・・・侵攻を始めようとした矢先にそんな怪我を負うとはな・・・侵攻は一時延期だ。さっさと怪我を治しておけ」

 

『はぁい・・・(取りあえず第2目標の時間稼ぎは出来ましたがこれで大丈夫ですかねぇ・・・?)』

 

 

 

???

 

「魔力は手に入らなかったか。まぁいいか機会は又あるだろうし、時間は稼げた。バルバンとの戦いはベーゼ達には良い成長が出来ているし、この稼いだ時間でベーゼ達はさらに育って欲しい物だ。後はバルバンの首領と何とか接触して交渉出来ない物かな?彼等も上手く利用して目的の駒に出来れば最善だけど・・・まぁじっくり探して行くとしよう」

 

 暗闇でヴェナリータがそう呟きながら消えていき、後には不気味な静寂だけ残っていった。




実はシスタは時間稼ぎの目的の為にかなり手を抜いていました。

マジアベーゼの今回使った技はメナスヴァルナーですがまだ名前も無く未完成なのでやや魔力の収束が甘いです。
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