第26話 マジアベーゼの決断
エノルミータの内紛とイリエス魔人族との最後の戦いが終わった後、壊れた街を直そうとトレスマジアとヴァーツと彼の呼び出した小さな人形の様なゴーレム達は復興作業を行っていた。
「ゴーレムさんたち~その資材はこちらです~」
「なんっでウチらがバルバンとの戦いで壊した場所はともかくエノルミータが壊した場所まで直さなあかんのや・・・・!!」
「サルファさん足!」
サルファは頭にヘルメットを被って苛ただしげに資材の上に足を押っ広げて座っていた。
「仕方ないですよ民間に手伝って貰うのは申し訳ないですし」
「まぁうちらだけでやった方が早いしな」
〈すまねぇなサルファ、俺達も星獣としての体があったら手伝えたんだが・・・〉
ヴァーツとサルファの会話に加わる様にサルファの胸元の変身アイテムからギンガホークの声が聞こえると2人はそちらに視線を向けた。
「気にせんでええよ、あんさんらは初めて会った時にはもう体が限界やったんやろ、こうして意識だけでも残って力貸してくれるだけでも十分やわ」
「そうですよ、話はマゼンタ達から聞きましたが、あなた達が力を貸してくれたからあのイリエスを倒す事が出来たんです。改めてお礼を言わせて下さい」
〈お、おう・・・〉
ヴァーツからペコリと頭を下げられギンガホークは戸惑う様な声を出す中、マゼンタが声を掛けてきた。
「そういえばヴァーちゃん、街の復興も大切だけどアレどうしよう?」
そう言ってマゼンタが指さした先には郊外の広場に今だ鎮座している巨大な卵があった。あの戦いの後トレスマジアは卵を破壊しようと試みたが物理攻撃やアースは張られていた結界に防がれ、魔法は吸収され全く破壊が出来なかった。
「・・・恐らくですが術者が死ぬ前に張った結界なので時間が経てば徐々に弱くなると思います。だけど卵を調べて見るとどうやら中にもう何か居るみたいで出来れば早く破壊したいんですが・・・」
「うぅ・・・まだあたし達がアースを使いこなせていないから、破壊できないんだね・・・ごめんなさい・・・」
「い、いえ!マゼンタ達を攻めている訳ではありません!!あれは強力な結界で例え真化しても破壊出来るかどうかも分からないですし、マゼンタ達の実力不足な訳ではありません!!」
〈あまり自分を責めるなマゼンタ、ヴァーツの言う通りあの結界は例えアースの使いこなせても破壊は出来ない、今は結界が弱まるのを待ちながらアースを鍛えて行けばいい〉
「ヴァーちゃん、ギンガホーン・・・分かったよ、頑張ってアースを使いこなしてみせるよぉ!」
マゼンタがそう言いながら掌から花のアースを出した。
「おぉこれがアースですか・・・」
〈マゼンタ、やる気はあるのは分かるがあまり人前で使いすぎるのは良くない〉
「あう、ごめんなさい・・・」
「別にこの位ええやろ」
マゼンタ達が和気藹々と話す中ふとマゼンタが思い出した様な表情を浮かべた。
「それにしても、あれからエノルミータやバルバン全然姿みせないね」
「そうね、エノルミータは内紛があって、バルバンは幹部の1人が倒されたから恐らく何らかの立て直しをしていると思うけど・・・」
〈アズールどうしたの?〉
マゼンタの言葉に何か考え込む様な表情をするアズールにギンガルカは不思議そうに声を掛けるが何でも無いと言って手を振った。その様子を離れた所からヤートットがこっそりと覗いていた。
ナハトベース
ロードエノルメ率いるロード団を倒しナハトベースを奪還したエノルミータは、新総帥になったうてなの元で新たな方針を決めようとしていたが
コソコソ潜入工作員ルベルブルーメ
「わざわざ呼び出して何の用だよ」
アイドル志望宣伝部員ロコムジカ
「てかさぁ真珠らの役職名おかしくない?」
ベーゼちゃん親衛隊長レオパルト
「ハァ~~~~?アタシがせっかく付けてやったのに気に入らね~っての~?」
おねむ本部長ネロアリス
「・・・・」(スヤスヤ)
エノルミータ総帥マジアベーゼ
「・・・・・」(ズーン)
「覇気が無いわね!!」
肝心の総帥になったうてなが死んだ目で椅子に座っていた。
「うてなちゃん大丈夫!?おっぱいならあるけど!!」
「やる気出せよ総帥!!」
「――――――」
「声ちっちぇ」
キウィとネモの言葉でやっと声を出したが全然聞こえない音量だった。
「いや、ちょっと脳が疲れてて・・・」
「脳が・・・?」
「この前ロードさんを脳内変換したの・・・アレがかなりきてまして・・・」
「そんなに負担が掛かるモンだったのかよアレ・・・」
「勝つ為には仕方なかったんです・・・けど、ロードさんを倒しても狩られた魔法少女は帰ってこない・・・復讐はむなしい・・・」
「お前本当に悪の組織の総帥?」
机に突っ伏してさめざめと泣くうてなにネモが呆れた様子でツッコミを入れる。
「てか総帥ってヴェナさんだったのでは・・・?」
「いやボクはマスコットだから・・・フム、今日は今後の戦いと君達のパワーアップについて話をしようかと思ったけどうてながこの調子ではむずかしいね」
「あ~それってトレスマジアやバルバンとの~?そういや最近トレスマジアとは全然戦わずにバルバンばっかと戦ってたな~」
「あぁ」
「推しを摂取出来てない、つらい、悲しい・・・バルバンなんかと戦ってもつまんない・・・」
「アンタね・・・それでヴェナ、パワーアップってどう言う意味よ?」
「あぁ、バルバンはもちろん、トレスマジアも強くなっているから此方も対抗出来る様にしようと思っていた時に丁度都合良く強化アイテムが手に入ってね、これで皆をパワーアップ出来る様になったのさ」
「お~マジか、それならパワーアップしたって言うアズールも余裕プップ~だな」
「いや、それはどうかしら、アズールだけじゃないわアイツらかなり強くなっているわよ」
「あ~んどういう事だよ?」
「この前のバルバンの儀式を止める為に戦った時、会ったんだよトレスマジア3人に」
「え!」
「声でっか」
ネモのトレスマジアに会ったと言う言葉を聞きそれまで死んだ目をしていたうてなが大きく反応し喜びの涙を流し始めた。
「良かった・・・トレスマジア、この世に居てくれるだけで良い・・・!」
「喜びすぎでしょ・・・」
「で、強くなったってどう強くなったんだよ?」
「えぇ、真珠達がバルバンの再生怪人と戦って変身が解けてピンチになった時トレスマジアが駆けつけてくれて、先にビル屋上に行ったマゼンタを除く2人がバルバンと相対したんだけどアズールとサフルァが前にこりすが言った姿とは別の姿になって再生怪人軍団を見た事無い力と武「ああああああ!!」何よいきなり!?」
「だからネタバレやめてもらえませんか」
そう言ってうてなは両耳を塞ぎ血走った目で真珠を睨み付けた。
「だからネタバレじゃ無くて報連相でしょうが!」
「いやです、だめですわたしは自分の目で見ます」
「組織としてどうなのよ!!」
「止めとけってどうせ言ったてアイツは聞かねぇって分かんだろ」
「~~~!!分かってるわよ」
「うう、会いたい、見たい、新鮮な情報に欲求が・・・!!」
「そういえばだけど、トレスマジアは今君らとバルバンが壊した街の修繕に出ているみたいだよ」
「何でそれを早く言わないんですか!」
うてなはヴェナにそう言って怒ると急いで席を立った。
「すみませんわたし用事が出来ました」
「今の精神状態を回復させるには良いかもしれないね、いいよ」
「うてなちゃんが行くならアタシも行く!」
「君は怪我人だからダメだよキウィ。うてな行くなら強化しておくから変身アイテムは置いていってね」
「ハイ、それでは皆さんお疲れ様です!」
「何の為の時間だったのよ・・・」
キャッキャッウフフと帰って行くうてなと対象的に真珠とネモは疲れた様子でため息を吐いた。
「まぁ無意味ではないさ、君達のパワーアップもしておきたいから変身アイテムをくれないかい?」
「分かったわよ・・・」
ヴェナリータに言われ真珠達も変身アイテムを渡すとナハトベースから出て行った。
街中 復興現場
「ここはこれで完了ね」
〈お疲れ様アズール、大分町も元に戻ってきたわね〉
街の復興作業をしていたアズールはマゼンタとサルファと分かれ飛び回りながら復興作業を進めていた。
「そうね、かなり速いペースでやったから大分疲れてる筈なんだけど全然そんな事無いわね、アースのお陰かしら?」
〈フフ、流石にアースもそこまで万能では無いわ、それはアズールが鍛えているから体力が付いているのよ〉
「むぅ・・・その言い方だとわたしが体力バカみたいに聞こえるわ」
〈あっ!ごめんなさい〉
「冗談よ、ギンガルカ。それだけ修行の成果が出てるって事だから気にしてないわ」
〈もうっ!〉
「そう言えば聞きたい事があるのだけれど良いかしら?」
〈何アズール?〉
「前に巨大化したイリエスと戦った時、私は真化して戦ったけどその時は真化した状態で星獣モードになれなかったけどあれは同時には行えないの?」
〈そんな事は無いわ、あの時は教える時間があまり無かったから出来なかったけどあなた達の魔法とアースは相性がいいわ。アースを鍛えていけば体に自然に宿っていって真化した状態でも星獣モードになれるわ、ただ少し形は変わるかもしれないけど〉
「ううん問題ないわ、エノルミータもバルバンも手強い相手だからまだまだ強くなれるなら大歓迎よ・・・あら?」
ギンガルカと話しながらふと下を見るとそこにゴーレムと一緒に花壇を直している少女―うてな―が居た。
「あなた何をしているの?(あれ?この子確か柊うてなさん)」
〈(アズール知り合いなの?)〉
「(ええ、同じ学校の同級生なのだけどって!?)血が!?」
うてなに聞こえない様にテレパシーで会話していたアズールだがうてなが鼻血を流しているのを見て慌てた声を出した。
「ど、どうしたのあなた!?」
「す、すみません私今精神がアレで・・・」
「アレ!?」
〈(この子は何かの病気なの?)〉
「(そんな事は無いと思うけど・・・)そ、それにしてもあなたはどうしてここに?」
「え!?い、いや何かの力になれればと・・・あの握手して貰えますか?」
「え、ええ喜んで!」
うてなに頼まれアズールは握手をするとうてなは感激した様子で手を見つめていた。
「あぁ、脱皮出来たらなぁ・・・「脱皮!?」この手を脱皮して保存出来たらなぁ・・・」
〈(この子、大分変わってるわね)〉
「(い、いえ、普段は大人しい人だから多分今はちょっとテンションが可笑しくだけだと思うから・・・)」
そうテレパシーで話しながら復興作業を進め始めるとうてなは尊敬した様な瞳でアズールを見つめているのに気づいた。
「それにしてもご立派ですね・・・町の修繕をされてて・・・」
「え?・・・・そうでもないわ、悪の組織と戦いこの街や人を守るのが私達の役目・・なのにここまでの被害を出してしまった。その責任は私達にあるわ」
そう言うアズールの脳裏には邪帝イリエスとの戦いで防ぎきれずビルや道路に被弾した破壊の跡が浮かび悔しそうな表情をして俯くとやがて決意した様な表情を浮かべ顔を上げた。
「だからこれ以上エノルミータにもバルバンの好き勝手にはさせない、彼等にこの街や星を滅ぼさせはしないわ!!」
〈(アズール・・・)〉
「はぁぁぁぁ!!」
「!?どうしたのあなた!そんなに泣いて大丈夫!?」
「はいっ大丈夫です!!」
アズールの言葉にギンガルカやうてなが感激したような表情を浮かべアズールが心配そうに駆け寄りその様子を見てうてなはどこか吹っ切れた様に笑顔だった。
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復興作業は夕方まで続き、暗くなり始める頃には街は完全に元の姿に戻っていた。
「すごい、街がもう元通りに・・・!」
「ゴーレムさん達が頑張ってくれたものね、それにあなたのお陰よありがとう!」
「え、そんな私はお礼を言われる様な事は・・・」
「あ、ごめんなさいそういえば名前を聞いていなかったわ!」
「え”っ柊うてなです!!」
「柊うてなさんね、改めてありがとうね・・・さてとそろそろ撤収しないとね、んんっ流石に今日は働き通しだったから体力も限界ね・・・(マゼンタの癒やしの力で癒やせないかしら?)」
〈(それはマゼンタに聞いてみないと分からないわね)〉
「あ、あの・・・」
アズールはギンガルカと話しながら伸びをしているとどこか興奮した様子でうてなが声を掛けてきた。
「ほ、本当にいいのマッサージしてくれるなんて、うてなさんも疲れるんじゃ」
そう言いながらアズールはベンチに仰向けに寝そべった。
「いえ!吹き飛びました!!」
「そ、そう?」
〈(何だかこの子怖く感じるんだけど・・・)〉
「(ま、まぁまぁ敵意は感じないし)それじゃぁお言葉に甘えて・・・」
「はい♡」
うてなは何処か息を荒げながら背中や腰を揉んでいきアズールも気持ちよさそうな表情を浮かべていくが段々うてなの手が下に下がっていきスカートをまくり上げた。
「うてなさん!?そ、そこは!!」
「こ、こういう所もこってますよね!しっかりほぐして、しっかりマッサージしてあげますからね♡」
〈(アズール!?私はよく分からないけどこれもマッサージなの!?)〉
「(いえ、これはちがっ・・・)ひゃう!うてなさんもう良いから・・・あ」
アズールが意識がも朦朧として達しようとした時視界の端にコソコソと移動するヤートット達が映り意識がハッキリとした。
「バルバンの戦闘員!!」
「ひゃい!?」
アズールが勢い込んで起き上がり、どこか倒錯的になっていたうてなはビックリして正気に戻った。
「あ、あの、その私・・・」
「うてなさん、バルバンよ!私は奴らを追うから貴方は急いで逃げて!」
「・・・!!は、はい!」
アズールの強い口調にうてなは思わず頷くと急いでその場を離れていく、それを確認すると急いでヤートット達を追っていった。
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「どこに行ったのかしら?アイツら」
〈間違いなくこの辺りにいる筈なんだけど・・・〉
アズールはヤートットを追跡していたが途中で見失い辺りを見回していたが路地裏からか声が聞こえてきた。
「・・がいない・・・・ドウの・・・」
「じゃあ・・・・・族はこれで・・・・」
「急いで・・に・・ッス」
〈アズール!〉
「ええ、彼処ね!」
アズールは路地裏に入るとそこには何かを調べていたヤートットが居てアズールが現れた事で慌てて逃げていった。
「待ちなさい!っ!?」
アズールが追いかけようとした時路地裏に何かがあるのを見つけ思わず足を止めた。
「これは!?前に逃がしたバルバンの魔人・・・何でこんな所で死んでいるの・・・?」
〈さっきの奴らはこれを探していたみたいね・・・血の乾き具合から見てそこまで長い時間は経って無さそうだけど・・・〉
「問題は誰がこの魔人を殺したの?エノルミータなの?でも彼女達の仕業にしてはやり方がどこが残虐に見えるけど・・・一体誰が?」
アズールはそう言いながら何処か背筋に薄ら寒い物を感じていた。
ナハトベース
後日エノルミータのメンバーは再びうてなに召集されテーブルに集まっていた。全員まだ変身アイテムを受け取っていないので元の姿で座っていた。
「皆さん本日はお集まり頂きありがとうございます。これより我々の征く先を示します」
「(この感じ!)」
「(前とは雰囲気がちげぇ!)」
「(本気なんだねうてなちゃん!)」
「・・・・!!」
「先達てトレスマジアの1人とコンタクトを取る機会があり、彼女らの意思を確認いたしました「我々の好き勝手にはさせない、我々にこの街や星を滅ぼさせはしない」とならば我々は如何にするか・・・最早我々の道は一つしかありません!」
「「「「・・・・!!」」」」
「そう我々は全力で魔法少女と戦い良い感じで苦しめつつ良き所で撤退とかして悪役ムーブをかまそうと思います!」
そう笑顔で宣言するうてなに真珠とネモは困惑した表情を浮かべキウィは嬉しそうな表情を浮かべ、こりすは寝ていた。
「ハァ?何言ってんのアンタ・・・?」
「お前の好きにしてーだけじゃねーか・・・」
「さっすがうてなちゃ~ん!」
「あ、後ついでに魔法少女にとって害にしかならないバルバンはアイツらの目論見を妨害しつつ、いずれ組織を壊滅させます」
「そっちがついでなのかよ!?」
うてながついでの様に言ったバルバンとの戦いをネモがツッコミを入れる中ヴェナリータがうてな達から預かった変身アイテムを持ってやってきた。
「今後の方針が決まった様でなによりだ」
「ヴェナちゃん、何か用?」
「君達の変身アイテムの改造が終わってね、今から変身してパワーアップしたかどうか確認して欲しいんだ」
「それはそれは、丁度良いタイミングですね」
そう言いながらうてな達は変身アイテムを受け取るとさっそく変身をした。
「「「「トランスマジア」」」」
「コレはコレは・・・」
マジアベーゼに変身したうてなは自分の姿をしげしげと眺めた。ベーゼの翼とスカートの縁部分に目玉模様が着き、前よりも魔力が上がっている様な感じがした。
「おー、ベーゼちゃんカッコ可愛くなったじゃ~ン。てかこの目玉模様なんだ?」
「・・・・」
レオパルトは軍服の真ん中に縦に並ぶ様に目玉模様が三つ並んだ服を着てパレオスカートの様な腰布が巻かれた姿になり、ネロアリスはいつもの格好に黒猫の様な猫耳と金環が付いた尻尾が追加されていた。
「これって確かエジプトのホルスの目だか、ヴアジェトの目かラーの目だかに似てるな」
「何でそんなに詳しいのよルベル・・・?」
フードの両側に目玉模様が着き、青と金色の腕輪を付けた姿でレオパルトやベーゼの目玉模様を解説しているルベルブルーメとセーラ服の腕部分に目玉模様が着き細かいビーズで作った様な首を覆う様な首飾りを着けたロコムジカがルベルの雑学に呆れた様な口調で話していた。
「うん・・・良い感じですね、新生エノルミータの門出としては悪くないです。さぁ行きますよ皆さん!魔法少女に立ち塞がる丁度良い敵役として頑張って行きますよー!!」
「おー!!」
「・・・・!!」
「「えぇ・・・」」
荒くれ無敵城
「そうか、ご苦労下がって良いぞ」
「ヤートット!」
ヤートットからの報告を聞いたゼイハブはヤートットを下がらせると、左手のフックを右手に叩きながら窓の方へ歩いてく。
「メドウメドウの死亡とイリエスの魂が見つからない・・・だったらもう復活の目はねぇな、そしてトレスマジアがアースを使い、謎の声と話していた・・・アースを使える様になったのはそいつらの所為か?何にせよ、そう簡単には因縁は切れねぇ様だな。そして魔獣の卵か・・・だったら次の目的は決まった様なもんだ。待っているが良い新たな魔獣!」
そう言いゼイハブは窓に向かい何かをつかみ取る様な仕草で右腕を突き出し笑い始めた。
強化変身アイテムの作り方
1・イリエスの魂の宝石を砕きます。
2・魂の欠片を変身アイテムに内蔵します。
3・魔力が溢れない様に出力調整して完成です。
パワーアップした姿あまり良いデザインが思い浮かばなかった・・・ユルシテユルシテ・・・