魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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台風が来ていて大変ですよね。

今回はアニメ13話の水着回と第2の行動隊長登場の回です。


第27話 海と美食と新たな力

「海だー!!」

 

 はるか達はトレスマジアの活動の一環の一つである撮影の為に海に来ていた。星獣達も変身アイテムに宿っているので鞄の中に入って同行する事が出来た。

 

〈うむ、鞄の中で見えないがきっと美しい海なのだろうな〉

〈私の故郷の星も海があったからワクワクするわ〉

〈しかし、今のギンガの戦士は戦い以外にもサツエイってやつもやらなきゃならないなんて大変だな〉

「ほんまやで、正直アホくさいし面倒いわ・・・ウチとしてはバルバンとエノルミータ打ちのめすだけで十分なんやけどな・・・ハァ」

「もー、そんな事言わないの薫子」

  

 ギンガホークの言葉に同意しながらサルファは疲れた様なため息を吐き、それを小夜が注意する様な口調になる。

 

「そーだよ薫子ちゃん、前にヴァーちゃんが言ってたじゃない。メディアを通じて支持を得られれば悪の組織を倒すのに役立つって!文句言わずに頑張ろうよぉ!」

「そーよ、それに撮影が終わったら海で遊んで良いらしいから頑張りましょう」

「分ーかったわ!2人がそう言うならもうこれ以上文句言わんわ!さっさと撮影終わらせて遊ぶで」

 

そう言って薫子は鞄を背負いズンズンと先に行き、はるかは楽しそうに、小夜はしょうがないと言った表情で薫子を追いかけていった。

 

 

 

荒くれ無敵城

 

 

 ゼイハブが居る部屋にシェリンダの他にブドー、サンバッシュ、バッドバスの残りの軍団長が集まっていた

 

「船長殿お呼びにより参上致しました」

「俺達を召集したって事は・・・」

「次の行動隊長を決めるって事で良いんだよな!!」

「あぁ、その事も含めてテメエらに幾つか伝えておく事がある」

  

そう言いながらゼイハブは軍団長達に見える様に一本指を立てた。

 

「まず第一にイリエスのついてだが、サンバッシュ、ブドー、テメエらは先に死んじまったから知らねえ事だがイリエスは元々死んだら自分の魂を魔力の塊にして残して復活する事が出来たんだが復活させる筈だったメドウメドウが死んで魂が奪われてる事がこの前偵察に行ったヤートットの報告にあってな、こうなっちゃイリエスは死んだと見ていいだろう」

 

 そう言いながらゼイハブは自身の背後に視線を向けると、背後の壁にはバルバンの海賊旗と両側に並ぶ様に各軍団長のマークが書かれた垂れ幕が掛かっており、その中イリエス魔人族の目玉のマークの上に喪章が掛けられていた。

 

「ハッ、イリエスの奴そんな保険掛けてた癖に死んだのかよ!情けねぇな!!」

「俺は最初っからイリエスにはトレスマジアもエノルミータも倒せる訳ねぇって思ってたぜ!」

「フンッ!無様な事だ」

 

 イリエスの死亡を聞きサンバッシュ、バットバス、ブドーは馬鹿にした様に嘲笑った。

その様子をゼイハブは特に咎める事も無く二つ目の指を立てる。

 

「次に二つ目だが、そのイリエスを倒したトレスマジアだが、どうやらこの星にはねぇと思っていたアースの力を使ってイリエスを倒した様だ」

「「「「!」」」」

 

 ゼイハブのその言葉を聞き3軍団長やシェリンダはそれぞれ驚愕の表情を浮かべた。

 

「船長それは本当ですかい?」

「あぁ、トレスマジアがアースを出しているのをヤートットが見つけている・・・まさかこの星に新たなギンガマンが生まれるとは思わなかったぜ、全く何処までも俺達の前に現れて邪魔してくる様だな!」

 

 そう言ってゼイハブは苛立ち紛れに床を踏みならした。

 

「だがこれはチャンスだ!新たなギンガマンになったとは言え相手は所詮ガキだ。長きに渡るギンガマンの因縁ここで断ち切ってやろうじゃねぇか!俺達の勝利でな」

「「「「おお!!」」」」

 

 ゼイハブの声に応える様に大声で応える幹部達を見回すとゼイハブは3本目の指を立てた。

 

「最後に三つ目だが、一応イリエスは仕事はしている。魔獣の卵を生み出してトレスマジアに破壊されない様に結界を張ってある。更に中身に関してもほぼ成長しているらしい、後もう一押しで魔獣は孵化する筈だ。そこでだ次の行動隊長にはこの魔獣の卵の孵化を任せる、誰が行く?」

「だったら船長俺に任せてください!俺に命じて頂ければ魔獣の卵も孵化させてトレスマジアもGotoHellさせますよ!!」

「馬鹿言うんじゃねぇサンバッシュ!船長俺にやらせてくれよ、卵なんざぶっ叩けば直ぐ孵化しますよ!!」

「アホ言うんじゃねえ、そんな事したら卵が壊れるだろうが、船長!こんな脳筋に任せたら折角の魔獣の卵がパーになりますぜ!」

「なんだと!?古参の俺に向かってそんな事言ってタダで済むと思うなよ!!」

「ヤンのかコラ!!」

「・・・・・・」

     

 俺だ俺だと自ら立候補していがみ合うサンバッシュとバットバスに対しブドーは一言も喋らず一歩退いた所で冷静に2人を観察していた。その様子を見ていたゼイハブは大きくため息を吐いた。 

「ハァー結局こうなるか・・・やめろオメエ等、案が無いなら今度もカードで決めるぞ!」

 

そう言いゼイハブは3枚のカードを軍団長達に投げ、絵柄を確認しその中で勝ち誇った声を出したのはサンバッシュだった。

 

「やったぜ、俺がジョーカーだ!」

「チキショー又ハズレかよー!!」

「・・・・ムゥ」

「よし、次の行動隊長はテメエだサンバッシュ!」

「任せてください!オラお前等はさっさと部屋に戻ってやがれ!」

「チッ!調子に乗りやがって!!」

「・・・・・」

  

 バットバスとブドーはサンバッシュも忌々しげな視線を向けながら部屋を出て行き、後にはサンバッシュ、シェリンダ、ゼイハブのみが残った。

 

「で、サンバッシュ作戦はあるのか?」

「もちろんだシェリンダ、魔獣の卵は成長していてあと一歩で目覚めるなら刺激を与えれば良い」

「刺激?何を与えるんだ?」

「飯だ!うまい飯の匂いを嗅がせりゃきっと魔獣は腹を空かせて飯を食う為に孵化するはずだ!」

「はぁ?」

    

 サンバッシュの頓珍漢な答えに思わずシェリンダが呆れた声を上げる。

 

「何だそれは?そんな物で魔獣の卵が本当に孵化すると思っているのか?もう少しマシな作戦は思いつかんのか」

「まぁ、物は試しだ。やるだけやって見ろ」

「ありがとうございます船長!飯の事ならコイツの出番です。Come on ドルマー!!」

 

 サンバッシュがそう言って上階の扉に銃を撃つと扉からレザージャケットを纏い背中に鎧を着けたでっぷり太ったダンゴムシの様な魔人が入ってきた。

 

「ヌハハハ嬉しいぜリーダー、俺を一番手に選んでくれて」

「ドルマー、バルバン1の美食家としてのテメエの舌でうめえ飯とそれを作るシェフを探してこい!ついでにトレスマジアが邪魔してきたらぶっ潰してやれ!」

「OKリーダー、料理の事なら任せてくれ。この前ビズネラから買った新しい鎧を試すいいチャンスだ!」

  

 

 

 

 撮影が終わったはるか達は水着に着替え海で遊ぼうとした時、同じように海に遊びに来ていたうてな達を見つけ一緒に遊んでいた。 

 

「っしゃかかってこいオラァ!!」

「海の藻屑にしたるわ!!」

 

 薫子はキウィといがみ合いながら遠泳で勝負を行い爆速で遠くまで泳いでいき、途中で浮き輪に浮かんで遊んでいたネモと真珠を弾き飛ばしていった。

 

「ギャー!?溺れる、溺れる!」

「おい引っ付くな!アタシも溺れるだろ!!」

 

 

――――――――

 

「見てこりすちゃん!これがなめ茸の城だよぉ!」

「・・・・・」(じとー)

 

砂浜でははるかが砂でなめ茸瓶を模した城を作り、こりすに白けた目を向けられていた。そんな中、うてなと小夜はビーチパラソルの下で涼んでいた。

 

「あ・・・水神さん」

「小夜で良いわよ。うてなさんは泳がないの?」

「日焼け止めを塗ってからにしようかと」

「そうね、私も塗り直そうかしら(この前のマッサージの事聞きたい所だけどどうにも切っ掛けが・・・あら)うてなさん、そのバック・・・トレスマジアがお好きなのかしら?」

 

 小夜の視界にトレスマジアのイラストが描かれたバックが見え思わずうてなに聞くとうてなが照れた様子をみせた。

 

「あのえっと、へへ、このバック 雑誌の応募でしか手に入らない物で当てる為に何冊も買ってやっと・・」

「え、ええ知っているわ」

「知ってるんですか!?小夜ちゃ・・・さんもトレスマジアお好きなんですか?」

「え、そ・・うね私も好きよ(まぁ嘘ではないものね)」

 

 小夜のその返答を聞いてうてなは目を輝かせさらに興奮した様子を見せた。

 

「え、え!?推しとか誰ですか!?「お、推し!?」マゼンタの元気いっぱいな所も良いし、サルファのはんなりしている様で実は・・・みたいな所も!あ、実はわたし前に巨大化したバルバンとアズールが戦っているの見た事があって、その時にバルバンの攻撃に怯まずに必殺技で華麗に倒したのを見てその姿がすごく格好良くて・・・!」

「(て、照れるわ・・・)」

 

 早口でトレスマジアの良い所をまくし立てるうてなに小夜は思わず照れて赤くなるがその様子を見てうてなはハッと冷静になり、しゅんとなった。 

 

「あっ・・の、すみません。なんかたくさん喋っちゃって・・・」

「え!?大丈夫よ引いてないから!!その・・・うてなさんはどうしてトレスマジアを好きになったの?」

「え?そうですね・・・悪に立ち向かう決して折れない姿がとっても素敵で・・・」

「きっと・・・喜ぶんじゃないかしら彼女達が聞いたら」

「えっ、そうですねかね・・・エヘヘ、あっ私飲み物買ってきますね」

 

 そう言ってうてなは海の家に向かっていき、入れ替わる様に薫子、キウィ、はるか、こりす、真珠、ネモがやって来た。

 

「悪い、真珠が溺れて水飲んじまって休ませて貰って良いか?」

「真珠ちゃん!大丈夫!?」

「・・・・・」

「テメー薫子ズルしてただろ!!」

「知りませんけど?てかその頭のタコ何なん?きしょいわぁ」

「後で食べんだよ!!ってあれ?うてなちゃんは?」

「うてなさんならさっき飲み物を買いに行ったわ」

 

 

海の家

 

 

「(皆の分も買っていこうかな・・・ジュースとお茶と)あのすいません飲み物をヴっ」

 

 海の家で飲み物を買おうとしたうてなに割り込む様に酔っ払った女性2人に入られた。

 

「あっひゃっひゃっひゃ!すみませ~んビールとビール」

「後ビールとビールとビールで!!えひゃっひゃっ!!」

「あ・・・その・・・」

 

 完全に酔っ払った2人に何も言えずタジタジとしているうてなに背後からガチャッと言う音が響いた。

 

「おい酔っ払いこっちは急いでんださっさとそこどきやがれ」

「こっちは腹減ってんだ早く飯を寄越せ!」

「「「え?」」」

 

 そう言われうてなと酔っ払い2人が振り向くとそこにリボルバー銃を構えたサンバッシュと腹を鳴らしたドルマーが居た。

 

 

きゃああああ!!怪人よー!!バルバンだぁー!!

 

「「「「「「「!!」」」」」」」

 

 海の家方から悲鳴が聞こえはるか達が声のした方を振り向くとヤートット達が海辺に居た人達から鞄を奪い弁当箱を奪っている姿があった。

 

「(2人とも!)」

「(ええ!)」

「(りょーかい)」

「ワー!バルバンダァー早ク逃ゲテ隠レナイトー!」

 

 はるか達はそう言いながら鞄を持ってトイレの方に逃げていった。

 

「ハッ!海の家に居るうてなちゃんが危ない!!ウォー!」

「あ、待てキウィ!!」

 

キウィはそう言うとネモの制止を振り払って猛ダッシュで海の家に走って行った。

 

「あのバカ変身もしないで行きやがって!!」

「ネモ、こりす!真珠達も急いで変身してうてな助けに行くわよ!トイレは花菱さん達が行っちゃったから取りあえずシャワールームの所で変身するわよ!!」

「おぉ、了解だ!」

「・・・・!」

 

 真珠の言葉にネモとこりすは頷くと3人は急いで人のいないシャワールームへ走って行った。

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