魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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リアルで用事が色々重なり中々書けず更新が遅れました。水着回中編です。

追記ギンガマン7話を見返していましたが石化した星獣に食べ物を与えて目覚めさせようとしていたボックと食べ物の匂いで封印されていたダイタニクスを起こそうとしていたサンバッシュってボックと同レベルの頭だったのではと思ってしまいます。


第28話 海と美食と新たな力2

海の家

 

 

「カーッ!このかき氷って奴一気に食うと頭がキーンとなるなぁ!!おいドルマー!うめえ飯はあったか?」

 

 海の家を占領したサンバッシュはかき氷を食べながらドルマーにそう聞くとドルマーは焼きそばを食べながら苛正しげに答えた。

 

「ダメだリーダー!海の家にはうまい飯があると聞いたのに絶望的にマズすぎる!おい給仕ぃ、モタモタするな早く次を持ってこい!!」

「は、はいぃぃ・・・」

 

 そう言ってドルマーはさっき捕まえたうてなに海の家の店員に作らせた飯や奪ってきた弁当を運ばせるがどれを食べてもドルマーは「マズい」「食えない」と一口食べただけで乱暴にテーブルに放っていく。

 

「だぁー壊滅的にマズすぎる!もっとうまい飯を作れるシェフは居ないのかー!!」

「「ヒィ!」」

 

ドルマーが怒ってテーブルを叩きながら立ち上がり、それを見てうてなと店員は怯えて縮こまった。

 

「(どうしよう・・・店員さんもいるんじゃ迂闊に変身出来ないし、バルバンにバレたらマズい・・・)「見つけたよ、バルバン!」ハッ!この声は!!」

「ん?」

「誰だ!」

 

 サンバッシュとドルマーが声を聞こえた上空を確認する為に店の外に出ると上空にマゼンタ達が空に浮かびサンバッシュ達を睨み付けていた。

 

「悪巧みは許さないぞトレスマジア見参!!」

〈フム、今度の敵はイリエスとは随分印象が違うな〉

「ハッ来たか!久しぶりと言っておこうかトレスマジア、俺は銃頭サンバッシュ、お前等が前に倒したイリエスの後任の行動隊長様だ」

「アイツ・・・確か最初に会った時サルファを撃った奴ね!」

「お前等には感謝してるぜ、お前等がイリエスを倒してくれたお陰で俺がこうやって行動隊長になれたんだからな」

「なんやと?アンタ仮にも仲間やろ、仲間が死んで何とも思わんのか?」

「ハッ!あんな強欲で小賢しい奴が仲間な訳あるかよ、むしろ死んでくれたお陰で金貨の取り分が増えたってもんだ!」

「何て奴なの!!」

〈幾ら敵だったとは言えあんまりな言い草よ!〉

〈サルファ!コイツむかつくぜ!!〉

「同感や。コイツは今ここでぶっ潰したる、出し惜しみ無しや!!」

 

 サルファはそう言うと胸の変身アイテムに振れた。

 

「唸れ!星獣モ「おっと妙な真似はするなよ!コイツらがどうなってもいいのか?」!?」

       

サンバッシュがそう言って合図すると海の家からヤートットがうてなと店員にカトラスを突きつけながら現れた。

 

「「ひいぃぃぃ」」

「(うてなさん!?バルバンに捕まってしまったの!)」

「クソッ、卑怯やぞお前等!!」

「ハッ俺達にそれは褒め言葉だな。オラ大人しく降りてこい!」

  

 サンバッシュの言葉にマゼンタ達は悔しそうな顔をしながらもうてな達に危害を加えられない様に大人しく下に降りた。

 

「(うぅ、どうしたらうてなちゃんを助ければ・・・)」

〈(マゼンタ、落ち着け私が何とか隙を見つけるから時間を稼いでくれないか)〉

「(わ、分かったよぉ・・・)あ、アナタは一体何を企んでいるんですか?こんな海に来て海の家を占領したりお弁当を奪ったり何がしたいんですか?」

 

 ギンガホーンの言葉を信じ時間稼ぎをしようとマゼンタはまず気になっていた事を聞き情報を収集しようとした。

 

「ハッ!そんなの魔獣の卵の孵化の為に決まってるだろうが!!」

「??何で卵の孵化に弁当を奪ったりする事が関係するの?」

「バカがそんな事も分からねえのかテメエら、いいか!うまい飯の匂いを嗅げばどんな生き物も反応する!反応するって事は起きる事だ!つまりうまい飯の匂いで魔獣の卵は飯を食う為に孵化をする!完璧な作戦だ!!」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」

〈〈〈・・・・・・〉〉〉

 

サンバッシュが意気揚々と語るのに対しマゼンタや星獣達だけでなく人質になっていたうてなと店員まで唖然としていた顔をしていた。

 

「(ねぇ・・・アズール、サルファこのサンバッシュって人もしかしてバ)」

「(それは言わないであげましょうマゼンタせめてもの情けよ)」

「(いや、バカやろコイツ卵に匂い嗅がせて孵化するなんて普通に考えて出来る訳無いやろ)」

〈(どうやらこのサンバッシュと言う男あまり頭がいい訳では無さそうだな)〉

「さ、作戦の内容はどうあれ魔獣の卵の孵化なんてさせないよぉ!!」

「ほざけ!人質がいる事を「うーーー」あん?」

「この声は「てーーーー」まさか!」

「誰だ「なーーーー」ってン!?」

   

 浜辺の向こう側から段々声が聞こえてきてサンバッシュは怪訝な声を出し、うてなは聞き覚えのある声にハッとなり、ドルマーは何事かと体を動かそうとして違和感を感じ三者三様な反応をした時

 

「ヤ?「ちゃんを離せコラー!!」トットー!?」

 

 キウィのドロップキックがうてなに武器を突きつけていたヤートットに命中し他のヤートットを巻き込む様に転がった。 

 

〈マゼンタ今だ!!〉

「うん!花びらの角ー!!」

「「「うおぉぉぉ!?」」」

 

 ギンガホーンの合図でマゼンタはアースを放ちサンバッシュ達をうてなや店員から引き離す様に吹き飛ばし、アズールとサルファがうてな達を回収した。

 

「うてなさん大丈夫?」

「ア、アズールさん(ハウアァァァー!!アズールがこんなに近くにー!!)」

「ありがとうございます!海の家の中に居たから逃げ遅れて・・・」

「安心しい、もう大丈夫や。アイツらはウチらが倒すから早く逃げや」

「は、はい!」

 

「クソ!ヤートット何簡単に人質奪い返されてんだ!!」

「そ、それが急に体の自由が効かなくなったんッス!」

「アン?何だその言い訳は?そんな事ある訳ねえだろうが!!」

「いやリーダー本当だ。さっき本当に体が動かなくなったんだよ!」

「何ぃ!?」

  

 

 ヤートットの言い訳にサンバッシュは怒り締め上げるがドルマーがヤートットに同意する様に言うとサンバッシュは怪訝な声を出した。

 

「クソが!舐めた事しやがって誰の仕業だ!」

 

 

――――――――――――

 

 「よし!上手くうてなを助けられたわねルベル!後はトレスマジアバレない様に影繰りを解除して逃げるだけね」

「・・・・!」

 

 海の家からやや離れた場所でネロアリスから借りたオモチャの双眼鏡で様子を確認していたロコムジカはアリスに作戦成功を伝えた。シャワールームで変身したロコムジカ達は暴走していたキウィを射程距離と速さが増したルベルの影繰りで引き留めると改めてうてな救出の為の作戦を立てた。

 内容としては変身してうてなを助けてはトレスマジアに怪しまれるのでルベルが影に潜んだままの状態にして、キウィはそのままの姿で助けに行って貰いタイミングを見計らいタイミングが来たらパワーアップしたルベルの影繰りでうてなの近くにいるバルバンの動きを止めて助けだすと言う作戦でそしてそれは見事に成功した。 

 

「後はうてなを回収して私達は避難してバルバンの相手はトレスマジアに任せれば良いんだけど・・・ぜってー避難とかしないだろうなぁアイツ・・・・」

「ハァ・・・・」

「・・・・・・」(フゥー)

 

――――――――――

 

 

「「「唸れ星獣モード!!」」」

 

 人質を奪還した事で戦える様になったマゼンタ達はさっそく星獣モードを使い変身しそれぞれの武器を構えた。

 

「おぉ!!コレが真珠ちゃん達が見た新しいトレスマジアの姿!!魔法騎士風の鎧がすごくイイ!!最高!!あああ、スマホがあれば写真を撮れるのに!!いや脳内フォルダに永久保存を!!」

「うてなちゃん、もう言ってる事支離滅裂だよ」

「うてなさん、阿良河さんまだ逃げていなかったの!?ここは危ないから早く逃げて!!」

   

 うてながトレスマジアの星獣モードに目を光らせ興奮する中、アズールはまだうてなとキウイしが逃げていない事に驚き急いで逃げる様に怒った。 

 

「あ、すいません・・・」

「うるせ、今から逃げる所だったんだよ、行こ!うてなちゃん」

「う、うん!てかキウィちゃんその頭のタコ何?」

 

 そう言いながら逃げる2人を横目で確認しながらアズールはサンバッシュを警戒しながら武器を構えた。 

 

「テメエらよくもやりやがったな・・・」

「あらあら、随分と砂まみれですなぁ、見逃してあげますさかいさっさと帰って洗い流しに行ったらどうや?」

〈人質を取る様な奴なんかに負けるかよ!〉

「舐めるな!行けヤートット!!」

「「「ヤートット!!」」」

「掛かって来いや!行くでマゼンタ、アズール!!」

「うん!」

「ええ!」

  

 

「獣撃破!!」

「「「ヤトットー!?」」」

 

 マゼンタは獣撃棒を砲撃モードに切り替えて襲いかかるヤートットを砲撃して吹き飛ばしアズールやサルファに多くを向かわせない様にしていく。

 

〈マゼンタ左右から2人回り込んでくるぞ!〉

「了解だよぉ!獣撃棒双刃モード!」

「「ヤートット!?」」

 

 マゼンタがそう叫ぶと獣撃棒の両端からエネルギー刃が形成されそれを使い左右から襲ってきたヤートットを切り裂いていった。

 

「星獣剣!流水の刃!!」

「「「ヤトットー!?」」」

 

 アズールは星獣剣から水の刃を放ちヤートットを切り裂いていく。

 

「うてなさんを人質にした報い受けてもらうわよバルバン!!」

「ほざけ!オラー!!」

 

 ドルマーはそう叫び飛びかかるが 

 

「せやぁ!」

「グエ!?」

 

 あっさり迎撃されて弾き飛ばされた。

 

「オォォラァ!!」

「「ヤトッグヘェ!?」」

 

 サルファは獣装の爪でヤートットを引っ掴むとぶつけ合わせてそのまま海へ放り投げた。

 

〈サルファ!〉

「分かっとる!」

 

 ギンガホークに言葉を返しながら防御魔法を張ると同時にサンバッシュとヤートットの銃撃を防いだ。

 

「そんな不意打ち喰らうかいー!!」

 

 サルファがそう叫び防御魔法の壁をサンバッシュに向かって獣装の爪で雷のアースを纏わせて殴り飛ばした。

 

「チッ!」

「ヤトッ!?」

 

 サンバッシュは寸で躱すがヤートットは巻き込まれてそのまま海の家まで飛ばされ壁に挟まれ気絶した。

 

「クソが!アースの力にその武器にその聞こえてくる声、まさかテメエ等の中に星獣が居るって言うのか!?」

「その通りだよぉ!」

〈バルバン、我々星獣やトレスマジアが居る限りこの星を貴様等の好きにはさせんぞ!〉

「・・・・!!調子に乗りやがって。ドルマーテメエ何無様を晒してやがる!!」

「す、すまねえリーダー、うまい飯が食えてねえから力が出ねぇんだよぉ・・・」

「燃費悪いヤローだな!「無様ですねぇバルバン」ッ!?」

 

 ドルマーを怒鳴っていたが上空から声が聞こえ、サンバッシュが声のした上空に視線を向けるとマジアベーゼ率いるエノルミータが勢揃いしていた。   

 

「エノルミータ!ゴキブリみたいに何処でも湧きやがってテメエらには用は無えとっとと消えろ!!」

「あぁん!誰がゴキブリだ!オメー等こそアタシらの前をうろちょろするヤブ蚊だろーが!!」

「んだとテメー!!」

 

サンバッシュの言葉にレオパルトはカチンとした表情を浮かべ言い返しサンバッシュがそれに反応し睨み合う中呆気に取られていたトレスマジアもハッと我に返った。

 

「どっちも同じ穴の狢やろ、何処でも出てきて迷惑なのわ」

「エノルミータの姿が前と変わっている何があったの?」

〈そうなのかマゼンタ?だとしたら気をつけろ強い力の波長を感じるぞ〉

 

 ギンガホーンの言葉に反応する様にマジアベーゼはニヤリとトレスマジアを見下ろした。

 

「おやおや、しばらく見ない間にパワーアップしただけでなく姿が見えないお味方が増えたようですね。流石は魔法少女と褒めるべきですかねぇ」

「上から目線で何言うとんねん。大方漁夫の利狙いで来たんやろうけど出てくるのが早かったな、ウチ等はまだ余力はまだまだあるわ。バルバンの前にお前らを片付けたるわ!」

 

そう言いサルファは獣装の爪で攻撃せんとマジアベーゼに向かって飛び上がっていった。

 

「散開」

 

 マジアベーゼがそう言うとエノルミータのメンバーは散開しマジアベーゼは海辺の方へ回避した。

 

「逃がすか!!」

 

 サルファはそう叫び空中で方向変換しマジアベーゼに向かった時海の中からタコの触手が現れサルファに絡みつく。

 

「な!?」

「「サルファ!」」

 

 マゼンタとアズールが驚く間にも2人にも触手が襲いかかり、サンバッシュやドルマーついでにロコムジカ、ルベルブルーメ、レオパルト、ネロアリスにも絡みついた。

 

「「うおぉぉ!?何だぁ!?」」

「おーアタシのタコだー」

「何でロコ達にも襲ってくるのよー!」

「・・・・・」

「フム、パワーアップしたからある程度コントロール出来たと思ったんですけど敵を捕まえろという命令が上手く効かなくて私以外の全員を捕まえてしまったようですね。コレは失敗しましたねエヘヘヘ♡」

 

 そう言うマジアベーゼの顔は反省している様子は無くトレスマジアやロコムジカ達が触手に絡みつかれている姿を見てむしろどこか嬉しそうだった。  

 

「お前本当バカだな!!バーカバーカ!!」

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