魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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ダンジョン回中編です。ちなみ此処では書かれていませんが原作通りヴェナリータはサルファを一度スカウトしてますが、ギンガホークの威嚇とサルファの獣装の爪でぶん殴られそうになったので撤退して手を出すのを辞めています。


第36話 毒とダンジョンとマゼンタの危機2

「クソッ何がダンジョン攻略や舐めた事しよってからに(皆無事!)アズール!」

 

サルファが悪態を吐いているとアズールからのテレパシーが届く。

 

「(テレパシーは使えるんやね)」

「(ゴメン2人ともアタシの所為で~~~!)」

「(大丈夫よマゼンタ!必ずこのダンジョンを攻略してエノルミータを倒しましょう!!)」

「(っしゃ!)」

「(うん!)」

「頼んだわよ2人とも・・・そして私はどうした物かしら」

〈アズール・・・〉

 

 そう言うアズールの姿は首だけが扉の穴に挟まり首から下は扉の外に出た状態だった。

 

「星獣剣でスピードは少しは緩められた筈だったんだけど、まさかつんのめってこんな事になるなんて・・・」

〈器用な挟まり方したわね・・・とりあえずアースを撃って挟まっている壁を破壊出来ないか試してみましょうか〉

「えぇ、そうしてみるわ「それはやめた方が良いかもしれませんよ」ッその声はマジアベーゼ!」

 

 取りあえずアースで拘束を破壊してみようとした時背後から声が聞こえアズールは振り向けないがその声がベーゼだと気づいた。 

 

「このダンジョンは意外と繊細ですからねそんな攻撃をしたら遺跡が崩れてマジアマゼンタやマジアサルファが危ないですよ?(まぁ嘘なんですけどね)」

「クッ卑怯な!」

「それにしても人に尻を向けて喋るとは何と無様で無礼なんでしょうね・・・これはお仕置きが必要ですねぇ」

「何を!?」

 

 する気と言い切る前にベーゼはアズールの両腕にU字型の拘束具を取り付ける。

 

「フフ、良い姿になりましたね♡」

「無駄よこの程度の辱めで私の心は屈さないわ」

「その様ですね・・・ではこれはどうです?」

 

 そう言うとベーゼは鎧越しにアズールの胸を弄り始めた。

 

「ん!その程度の責めじゃあ私は屈さないわよ!」

「フフこれは唯の小手調べですよ、しかしこの鎧は外すのは時間が掛かりそうですし今度は此方の方にしますか」

 

 ベーゼは今度は下半身に手を伸ばすとアズールの下着に手を伸ばした。

 

「(さあ来なさいマジアベーゼ、どんな責めだろうと私は耐えてみせるわ!)」

 

 そう言いアズールは目を閉じてベーゼの責めに耐えようと構えるがベーゼはそのままアズールのパンツを指で回しながらその場から離れていった。

 

〈アレ?アズール何かベーゼの気配が遠ざかってるんだけどアズール、聞いてるの?アズール!アズール!?〉

 

 

ゴミ廃棄場

 

 

「おーイテテ。マジアマゼンタめ、よくもやりやがったな」

 

 そう言いながらタグレドーはヤートットに受けた傷の手当てをさせながらガラクタをむさぼり食っていた。そこへサンバッシュがバイクに乗ってやって来た。

 

「タグレドー!テメエこんな所で何サボってやがる!作戦はどうした?作戦は!!」

「リ、リーダー!いやこれはトレスマジアにやられた傷を手当てしていて」

「言い訳してんじゃねー!この作戦は文字通り俺の命が掛かってんだよ!そこんとこ分かってんのか!!」

「それはもちろん・・・」

「分かってねーだろ!いいからさっさと毒撒いてこい!!「報告、報告ッス!」アン?どうした!」

 

そう言いながらタグレドーを蹴っているとヤートットが報告にやって来た。

 

「何かトレスマジアがエノルミータが作った遺跡っぽい物に連れ込まれて行ったっス!」「はぁ?何だそりゃあ?何考えてんだエノルミータ」

「さぁー分からないッス?軽く遺跡の入り口付近を見てみましたがどうやら下が迷路みたいに入り組んで居たッス!」

「そうか・・・だったらトレスマジアは直ぐには出られ無さそうだな。ヨーシ!今の内に街に毒をばら撒きに行って・・・いや待てよ」

 

 そう言いながらサンバッシュは顎に手を当てて考え込むとニヤリと笑った。

 

「・・・そうだ。いい事を思いついたぞ」

 

 

ダンジョン内

 

 

ゴロゴロゴロ!!

 

 「いぃぃやぁあああ!」

 

 しばらくダンジョンを探索していたマゼンタだが又床のスイッチを押してしまい転がる大岩に獣撃棒を出す暇も無く追われていた。

 

〈マゼンタ!右の方に扉があるそこに逃げ込むんだ!〉

「分かったよぉーーー!」

  

 ギンガホーンに言われ慌てて右側の通路にある扉に入り大岩をやり過ごすと、マゼンタはやっと息を整える事が出来た。

 

「はぁはぁ、助かったよぉ・・・ここは何の部屋何だろう?」

 

マゼンタがキョロキョロ辺りを見回すと【回復アイテムあります】と書いてある看板と宝箱が置いてあった。

 

「やったーエノルミータも良いとこあるんだなぁ~」

〈待てマゼンタ〉

 

 そう言って宝箱を空けようと近づこうとするがギンガホーンが慌てて止める。

 

〈直ぐに敵の言う事を信じるのはやめなさい、あの宝箱に本当に回復アイテムがあるとは限らないぞむしろ罠の可能性が高い〉

「で、でも空けなきゃ中身が分からないよ」

〈・・・本当なら空けるなと言いたいが、だったら獣撃破を軽く撃って箱だけが壊れる様にして中身を確認してみるんだ〉

「それなら宝箱に触れずに確かめられるね!流石ギンガホーン!!」

 

 マゼンタはそう言いながら獣撃棒を肩に担ぐと宝箱に狙いを定める。 

 

「獣撃破(小)!」

 

そう言って小さめの獣撃破を放って宝箱を破壊すると中からスライムの様な魔物がピクピクと痙攣しながら出てきた。

 

「何コレ!?」

〈やはり罠だったか・・・〉

『あああー!何するんですかーー!?』

 

マゼンタが驚きギンガホ-ンが予測が正しかった事を認識していると部屋からマジアベーゼの声が響く。

 

『折角アロマオイルをスライム化させてマゼンタに回復とリラックスとスライムにヌルヌルにされる姿が堪能出来た筈だったのにー!!』

 

「何その回復方法!?嫌だよぉ!!」

〈碌でもない奴だなコイツ・・・破壊出来て良かった・・・〉

  

ベーゼの目論見を聞きマゼンタは驚愕しギンガホーンは呆れ果てて目論見を潰せた事にホッとしていた。

 

『クッですがこのダンジョンはこんな物ではありません、奥にはさらなる仕掛けがあります。楽しみにしていなさい!』

 

 マジアベーゼの声はそれを最後に途切れ後にはポツンと取り残されたマゼンタだけが残された。

 

「えっと・・・どうしようギンガホーン?」

〈・・・取りあえずこの部屋にはもう罠は無い様だからここで小休止を取ってから仲間と合流しよう〉

「うん、分かったよぉ・・・」

 

 

――――――――――

 

「オラオラ!!邪魔やザコ共ー!!」

 

 サルファはそう叫びながら通路から襲いかかってくる魔物を殴り飛ばしていく。

 

「どうしたどうした!エノルミータのダンジョンってのはこんなモンかー?」

〈サルファ油断すんな!そろそろ罠も出てくるはずだ〉

「問題ないわ、どんな罠やろうとウチとギンガホークがいればぶち壊せるわ「助けて~」マゼンタ!?」

  

突如サルファの耳に助けを求めるマゼンタの声が聞こえサルファは慌てて足を止めて辺りを見回すと声がしたらしき部屋に飛び込んでいくと部屋の真ん中に倒れたマゼンタの姿が見えた。

 

「マゼンタ!〈サルファ待て!〉ッ何やギンガホーク?」

 

慌ててマゼンタに駆け寄ろうとするサルファをギンガホークに止められ思わず苛正しげな声を出してしまう。

 

〈あのマゼンタには生命を感じねぇ、それに何より星獣の気配がない!〉

「何やて!」

 

 ギンガホークの言葉でハッした表情を浮かべると改めて倒れたマゼンタを見てみると確かにマゼンタの肌は何処か陶器の様に無機質な質感をしていた。

 

「このっ!舐めた真似してくれおって」

 

 サルファは怒りの表情を浮かべ雷のアースを放ってマゼンタの人形を破壊する。

 

『おや?引っ掛かりませんでしか。ですか仕掛けはこれだけではありませんよ』

 

 ベーゼの言葉と共に壁が開きそこから幾つものマゼンタ人形が現れた。

 

「「「サル・・ファ・・・サルファ・・・」」」

「〈・・・・ッ!!〉」

『さらにこれも追加です♡』

 

さらに追い打ちとばかりにつり天井が落下しサルファを押しつぶそうとする。

 

『(フフフ、こうなればサルファは天井を受け止めざる終えなくなり動けないサルファをそこでマゼンタ人形達でなぶらせて貰いますよ♡)〈サルファ獣装の爪だ!〉「了解や!」エ?』

 

 ギンガホークの言葉に応える様にサルファは獣装の爪を装着して釣り天井を粉砕し、マゼンタ人形達をアースを放って破壊していった。

 

『ええええ!?』

「こんな罠でウチらをやれると思うなよ!倒したかったら今度は厚さ50㎝以上の釣り天井を用意するんやな!!」

〈マジアベーゼ首洗って待ってろよ!〉

 

そう言うとサルファは部屋から走り去っていった。

 

 

 ――――――――――

 

「あああ!何ですかあの声は!?折角の罠が全然活かされないじゃないですかー!!」

 

 ダンジョンの奥の部屋で映像でマゼンタとサルファを見ていたベーゼは中々罠に引っ掛からない事に叫び声を上げていた。

 

「クウゥゥ、大量の魔物にリソースを割いているから私自身は動けませんがこれはまだオードブルの様な物、メインメデッシュはこれからです!さぁさぁ皆さん準備はいいですか?」

 

 

――――――――――

 

「「〈〈・・・・・〉〉」」

〈あ!アズール皆の気配がするわよ〉

 

 ダンジョンを探索していたマゼンタはやがてサルファと合流しダンジョンの奥へ進んでいくとそこで何故か壁に挟まれて尻を丸出しにして尻の上にトランプタワーが立っていた。

 

「アンタは!アンタは!アンタは!」(バシ、バシ、バシ!)

「あ、あ、ああ!!」

〈ちょッ!サルファ落ち着け!〉

 

 サルファはその様子にぶち切れアズールの尻をスパンキングしてそれを見てギンガホークが慌てて止めてそこでようやくアズールを救助した。

 

「助かったわ2人とも、恐ろしい罠だったわ・・・」

「まだ叩かれたりんのやろか?」

「まぁまぁサルファ落ち着いて」

 

サルファを宥めながらマゼンタ達は奥へ進んでいくとやがて幾つものアスレチックが並ぶ広い空間に出た。

 

「な、何コレー!?」

『よくここまでたどり着きましたね皆さん、さぁこのダンジョン最深部果たしてあなた達に攻略できますか?』

「待ちくたびれたぜトレスマジア~」

「あ、あなた達は!」

 

 マゼンタ達が声をした方を見上げると石柱の上にレオパルト、ロコムジカ、ルベルブルーメが立っていた。

 

「これは一体どういうつもりなのエノルミータ?」

「え!どういうつもり!?べーぜちゃん」

『それではご説明しましょう、ここに広がるのは筋肉の迷宮乳酸地獄!!あなた達にはこれを身一つで攻略してもらいます!!お集まりの6人の中で最初にゴールにたどり着くのは果たして誰か-!!」

「ずっとアホやん」

「ちょっと待ちなさい6人ってロコ達も!?」

『はい』

「アタシら勝っても良い事ねーじゃん!」

『ご安心を勝ったらご褒美を差し上げますので、負けたら罰ゲームですが』

「「何でだ!!」」

 

 ロコとルベルの抗議を無視してベーゼは進行を続けていく。

 

「さぁ準備は良いですか皆さん!今高らかに開始のラッパの音がなったー!!」

 

プアァァァン!!

 

「何よこんなもん飛んじゃえば一発じゃない!!」

 

 そう言ってロコは飛行して一気にアスレチックを突破しようとした時谷底から触手が襲いかかってきた。

 

「へ?イヤーーー!?」

『おおっと!行けませんよロコムジカ選手、身一つでと言ったはずです。飛んだり技を使ったりルール違反をしたりコースアウトすると触手のペナルティです!!あ、ペナルティ後はそのエリアからやり直せますのでご安心を』

「(やっぱ辞めるかエノルミータ)」

 

 触手のペナルティを受けてビクンビクンするロコを見てルベルはそんな気持ちになりつつも、他の者はゴールを目指して走って行く。

 

『さぁー気を取り直して全選手最初の揺れる橋を難なくクリアし次のエリア、ジャンピングスパイダーにたどり着いたー!このエリアはトランポリンで跳んでネットの上か下に飛びつき移動するエリアだー!ここは誰が最初に突破するのかー!?』

 

 

「よっしゃ、上の所に飛び移れた!」

〈やったぜサルファこれはかなり楽だぜ!!〉

「ヤロー、先に行かせるかよ~オラー!」

 

 上手くネットの上にたどり着いたサルファはそのまま移動しようとしたがネットの下にいたレオパルトがサルファの足を掴んで妨害してきた。

 

〈あ、コイツ!!〉

「ご褒美はアタシのモンだー!」

 

 そう言うとレオパルトはサルファの足を掴んだ状態で宙づりになりその重みでサルファの股にネットが食い込んでいく。

 

「きゃう!?」

『おおっとレオちゃんナイスラフプレーです!花丸です♡』

「ハッハ~ザマー見ろ~」

「・・・・ッ!く・た・ば・りぃー!!」(ゴスゥ!!)

 

レオパルトのラフプレーにブチ切れたサルファはもう片方の足でレオパルトの顔面を踏みつけそのまま触手沼に落としていった。

 

「ハァハァ・・・クソが「サルファ~助けて~」マゼンタ何やっとんの!?」

 

 サルファが振り向くとマゼンタがネットの下で片手一本で今にも落ちそうになっていた。

 

「あぁもう、仕方ないなぁ。手貸したるさかい上手く足ネットに引っかけぇ」

「ありがとうサルファ~!」

 

 その後ジャンピングスパイダーを突破したトレスマジアやエノルミータ達はそびえる壁やロープ登り等の幾つもの競技を突破し何とか最終エリアまで進む事が出来た。

 

「「「「「「ぜぇ・・・ぜぇ・・・・」」」」」」

『素晴らしいです・・・!!まさか全員が最終エリアまで来るなんて私は感動して涙が止まりません!!』

〈コイツ!いけしゃあしゃあと・・・!!〉

〈マゼンタ達を無理矢理参加させた癖に!!〉

 

 ベーゼの言葉にギンガホークとギンガホーンはやや殺意を覚えるがそんな事に気づかずベーゼは最終種目を発表しようとする。

 

『では名残惜しいですが最後の種目です♡最後の種目は・・・ゴホッゴホッ!!』

「え?ベーゼちゃんどうしたの!?」

 

 突然咳き込み始めたベーゼにレオパルトは心配そうな声を上げるがそこへ赤い煙の様な物が流れ込んできた。

 

「え?何これ・・・ゲホッゲホッ!?」

「ロコどうし、ゴホッゴホッ!!」

 

 流れ込んできた煙に怪訝な顔をしていたロコムジカ達だがその煙を吸い込むと突如苦しみだした。

 

「2人ともこれは!?」

「間違いないあのバルバンの毒や!!」

「な、何でこのタイミングで!?」

 

 

ダンジョン入り口付近

 

 

「いいぞ!その調子だドンドン流せ!!」

「任せろリーダー!こりゃ楽で良い!!」

 

ダンジョンの入り口ではタグレドーが瓦礫やガラクタを食べながら入り口から毒煙を流し、それをヤートット達が大きな団扇で扇いで中に行き渡る様にしていき別のヤートット達は瓦礫やガラクタを運び、それをタグレドーの近くに置いてタグレドーの毒の生成を途切れない様にしていた。

 

「遺跡の地下ってのはアリの巣みてーなモンだ。入り口から毒を流せばやがて全てに行き届く!全くこんな楽にアイツらを全滅させるチャンスが来るとはな!!」

「リーダーこの位で良いか?」

「よーしOKだ。次のフェイズだタグレドー!!」

「任せろ」

 

 タグレドーはそう言うとハンマーを取り出しダンジョンの入り口を崩して塞いでしまった。

 

「これで奴らはここから出られなくなったな・・・あばよトレスマジアにエノルミータ!ここがテメエらの墓標だな!ヒャーハッッハッ!!」

 

 そう言いながらサンバッシュは崩れたダンジョンにゲッツをしながら高らかに笑って言った。




ダンジョンの競技は筋肉番〇を参考にさせて貰いました。
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