魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

60 / 110
 書いていたら長くなってきたので今回も又4話構成になります。


第60話 始動!資材徴収作戦3

荒くれ無敵城

 

 

「マグダスの野郎、最初の一回以降材料が全然来ねーじゃねーか、何やってやがる大事な作戦の第一段階なんだぞ!」

 

 いつもの部屋でバットバスは苛つきながら部屋をウロウロしていた。

 

「おそらくですが、トレスマジアかエノルミータが妨害しているのかと・・・」

「何だ?もう作戦失敗かバットバス?」

 

 ビズネラの言葉を聞きシェリンダが皮肉を言うとバットバスはジロリとシェリンダを睨み付ける。

 

「んな訳あるか!付いてこいビズネラ!!」

「あ、ちょっとバットバス様襟巻き引っ張らないで・・・」

 

 バットバスはそう言い返すとビズネラを引っ張り扉から出て行った。

 

 

街中

 

 

「ヴォワ・フォルテ!」

「ぶっ殺ガトリング!」

 

  ロコムジカとレオパルトの攻撃をイミタシオは全て大剣で弾いていく。

 

「無駄無駄☆真化してるレオパルトも勿論、真化もしてないロコムジカの攻撃なんて通じる訳ないの☆」

「ッこのぉ!」

「クソうぜ~」

 

 イミタシオの小馬鹿にした様子にロコムジカとレオパルトは怒りの表情を浮かべイミタシオはそれを見て愉快そうに唇を歪めた。

 

「レオパルト、お前も真化してる癖にそんな単純な攻撃しか出来ないの?真化の攻撃って言うのはもっとすごい物なんだよ☆こんな風にね!ヒュプノス#5!」

 

 イミタシオがそう言い手から多数の水球を発射した。

 

「「ッ!?」」

 

 レオパルトとロコムジカはそれを見て咄嗟に回避するが全てを躱しきれず幾つかが彼女達の腕に掠った。

 

「あん?何だコレ水?」

「これが何だ・・・って・・・?」

「アハ♡」

 

 2人は訝しげな顔をするが急に眠気が襲いフラつき始め、その隙を突きイミタシオは大剣で2人を切り飛ばした。

 

「「グ・・あ・・・」」

「アッハハ!弱い、弱いの☆お前達!この程度の力で私と戦おうとしたの?力の差を少しは弁えたらどうなの?」

「「!!」

 

ー弱い、弱いなぁ!お前等!この程度の力で俺達に張り合おうとしたのか、えぇ?力の差ってのを少しは弁えてたらどうなんでぃ?ー

 

 イミタシオの嘲りに倒れていたレオパルトとロコムジカの脳裏に嘗てゼイハブに言われた言葉が浮かび上がり、2人はよろめきながらも目に光を宿して立ち上がった。

 

「なめんじゃ、ねーぞ・・・・アタシらはもうテメー等みてーな連中には負けはしねーって決めてんだ!!」

「そーよ、トレスマジアならともかくロコのママを態と危険に晒す様なアンタ何かに絶対負けてやるもんですか・・・」

「アタシは」

「ロコは」

「「絶対にママを助けるのよ!その為にはお前(アンタ)が邪魔だイミタシオ!!」」

 

 

 バス停留所付近

 

 

「ウラァ!」

「キャア!?」

「マゼンタ!このぉ!」

 

 マグダスは刺股の突きでマゼンタを吹き飛ばしそれを見たサルファは高速移動を行いマグダスに攻撃を仕掛けようとする。

 

「無駄だ吸着する物武器!吸着」

「うわ!?」

 

 マグダスはダイヤルをイジり刺股を向けると獣装の爪が刺股に引っ張られサルファはそれに引き摺られる様に引き寄せられ、それを狙いマグダスは刺股でカウンターをお見舞いした。

 

「そらぁ!」

「ぐぁ!?」

 

「サルファ!?クッ厄介ねあの刺股・・・」

〈アズールだったら凍らせて動きを封じれば!〉

「そうか!雪花の息吹ー!!」

 

 ギンガルカの助言を聞きアズールは雪花の息吹を放ちマグダスを凍り付かせた。

 

「うぉおお!?」

 

「よし、やったわ!」

「ナイスやアズール!」

「後はマジックアースキャノンでッ!!」

 

 マゼンタ達はマジックアースキャノンを作ろうとした時、マゼンタ達に火球やビームが降り注いだ。

 

〈何だ!?〉

〈アイツはビズネラと!後もうの1人のトゲトゲは誰だ?〉

「アイツは・・・確かバットバスや!」

 

 ギンガホーンが驚き、ギンガホークが攻撃をしてきた者の内の1人のバットバスが初めて見る者だったのでそれにサルファが説明している中、ビズネラが腕の機械をいじりマグダスを凍り付かせている氷を溶かしていく。

 

「マグダス!テメエ何遊んでやがる?さっさっと材料集めてきやがれ!!」

「め、面目ない・・・」

「ホラ、トレスマジアは私達が抑えておきますからアナタはこのヤートット達を連れて材料を集めなさい」

「了、了解だ」

 

 バッドバスとビズネラに言われマグダスは慌ててヤートットを引き連れ先程引き寄せたバスや車が集まった所に向かって行った。

 

「あ、待ちなさい!」

 

 アズール達がマグダスを追おうとするがアズール達の前にバットバスとビズネラが立ち塞がる。

 

「トレスマジアこれ以上魔獣急成長作戦の準備の邪魔はさせねーぞ!」

〈急成長作戦?・・・まさかあの魔獣を成長させる気か!?〉

「そんな事になったら地球が益々危ないよぉ!何としても阻止するよぉ」

「うるせぇ、阻止させる訳ねぇだろうが!喰らえ!」

 

 バットバスは口から火球を吐き出すとそれをトレスマジアに向かって斧で撃ちだし、マゼンタ達はそれを散開して避けた。

 

「チッ、あの磁石魔人倒さなあかんのに幹部が出てくるなんて・・・バスや車の人達は逃げれたんか?」

〈それならさっきサルファ達が戦ってる間に窓から脱出してたぞ。サルファ達の奮闘は無駄じゃなかったぜ!!〉

「そっか・・・」

 

 ギンガホークの言葉を聞きサルファはホッとした表情を浮かべるとバットバスの方をキッと睨み付ける。

 

「ほな、心配は要りませんなぁ遠慮なくアイツらに前の借り熨斗付けて返したるさかいなぁ・・・!!」

  

「おやおや随分と舐められているようですよバッドバス様」

「ハッ、直ぐにそれが思い上がりだったと思い知らせてやる。俺をイリエスやサンバッシュと同じにするなよ!」

 

そう言うとバットバスは斧を振り上げ突進し、トレスマジアも迎え撃たんと向かって行った。

 

 

 街中

 

「影手裏剣!」

「メナスアイ!」

 

「無駄」

 

 ルベルブルーメとマジアベーゼが攻撃を放つがベルゼルガは腕輪を翳し攻撃を吸収し、そのエネルギーを大鎌に送りエネルギーを纏わせる。

 

「血の大波波(ブルート ヴェレ)」

「「うわぁ!?」」

  

 ベルゼルガはそう言い巨大なエネルギー波を放ち、ベーゼとルベルを吹き飛ばした。

 

「クソッやっぱり武器無しじゃ結構キツいぞ。何とか武器を回収しねーと」

「でもそれをするにはベルゼルガが邪魔です・・・・(どうするここで真化をするべきなんでしょうか?)」

 

「抵抗はもう終わり?エヘヘじゃあそろそろ「アアアアアア!?ベルゼルガー!!」ん?」

 

ベルゼルガがさらに攻撃をしようとした時、パンタノペスカが悲鳴を上げてベルゼルガの方に吹き飛んできてベルゼルガはそれを叩き落としてぶつかるのを阻止した。

 

「ちょっとベルゼルガ!そこは私を抱き留めてキャッチする所でしょう!?」

「え?シオちゃんならともかくペスカ抱き留めるのなんかヤダ」

「そんな事仰らないでくださいまし!私達友達「それで何で吹っ飛ばされてきたの?」ちょっと聞いて下さいまし!?」

 

 何か言っているパンタノペスカを無視しベルゼルガは何故こっちに吹っ飛ばされたのかを聞きパンタノペスカは諦めた様に口を開いた。

 

「はぁ・・・実はさっきまでネロアリス様と戦っていたのですがヒドいんですのよあの人!人形を沢山召喚して私を袋叩きにして吹っ飛ばしてきたんですのよ!ちょっと私がギリギリドエロい事をしようとしただけですのに!!」

「え?割と自業自得じゃない・・・アレそのネロアリスは何処に?あ」

 

 パンタノペスカの話を聞きネロアリスの姿を探していると丁度ネロアリスがベーゼとルベルに回収した武器を渡していた所だった。

 

「サンキューなアリス」

「・・・・!」(グッ)

「武器が戻ってしまえば此方の者です。さぁ仕切り直しといきましょうか!」

  

「武器を取り返した位で・・・勝てると思ってるの?」

「仕切り直しと言うなら此方も好都合です。是非ルベル様もベーゼ様もドエロい事をしてやりますわ」

 

 そう言ってパンタノペスカが杖で地面を叩くと地面から大量のゴーレムが現れる。

 

「お行きなさいパンタノドール!」

「舐めんな影人形!」

 

 それに対抗する様にルベルも影人形を召喚しパンタノドールとぶつかり合う。

 

「あら、やりますわね」

「物量戦ならこっちも出来るんだよ」

 

 パンタノペスカとルベルブルーメがぶつかり合う中、ベーゼはネロアリスと共にベルゼルガに対峙していた。

 

「ベルゼルガ、戦う前にアナタに一つ聞きたい事があります」

「何?アナタの質問なんてどうでも良いんだけど」

 

 心底どうでも良さそうに返すベルゼルガに構わずベーゼは口を開いた。

 

「アナタはイリエス魔人族の事をどれ位知っていますか?」

「??何それ誰の事言ってるの?」

「・・・・そうですか」

 

ベルゼルガの言葉にベーゼは何処か納得した様子を見せると支配の鞭をベルゼルガに向けた。

 

「聞きたい事は聞けました。ならば後はアナタに正しい魔法少女の在り方と言う物をその身に叩き込んであげましょう」

「興味ないし、アタシお前の事キライ」

 

そう言ってベルゼルガは大鎌を振り上げた時イミタシオとレオパルト達が戦っていた場所に魔力の光が登った。

 

「何?」

「これはレオちゃんとロコちゃんの魔力!?」

「・・・・!?」

 

 

――――――――

 

 

「「これは!?」」

 

 レオパルトとロコムジカは自身の体から噴き出す魔力に驚いた声を上げ、イミタシオは魔力が溢れ出す風邪に煽られながらも大剣で風を防ぎ驚愕の表情を浮かべる。

 

「これは真化の光!?だがロコムジカはともかく何で真化しているはずのレオパルトまで?」

  

 

ナハトベース

 

 

「おやおやぁ?これはどういう事なんでしょうヴェナさぁん」

「フム・・・」

 

 シスタギガントに聞かれヴェナリータは考え込む様に顎に手を添えた。

 

「推論になるがおそらくレオパルトの真化は中途半端だったんだ」

「中途半端?」

「あぁ、レオパルトが最初に真化した時は変身アイテムはイリエスの魂は完全には馴染んでいなかったんだろう。だが長い時間が経ちイリエスの魂が変身アイテムに馴染み再び想いがオーバーフローを起こした事でより強化される形でアップデートされたんだろう」

「つまりぃ、今起こっている現象こそが強くなったレオパルトさんの本当の真化と言う事ですかぁ?」

「そう言う事になるね。やはりボクの勘は正しかった。バルバンを利用したことで彼女達は更に先に進み事が出来る」

 

そうニヤリと笑いながらヴェナリータは魔力の高まりを見せている映像を見つめていた。

 

 

――――――――

 

 

「「真化(ラ・ヴェリタ)!!」」

 

 レオパルト達がそう叫ぶと同時に2人を囲んでいた光が収まるとそこには、猫耳の付いた軍帽と目玉模様の黒い軍服はそのままだが右腕はだぼ付いた袖でなく金色の装甲で覆われた大型なかぎ爪になり、露わになっている左腕と両足は黒い猫の様な手足に変わっていた。

 同様にロコムジカも踊り子の様な衣装に目玉模様が着いた額当ての様な物を付け、口元も透ける様なヴェールで覆った様な姿になっていた。

 

「レオパルトちゃん、クソつよセクメトモード!!」

「ロコムジカ、ハトホル・ディーヴァ!!・・・って何よこの格好!?」

 

ロコムジカは名乗りを上げた後に自身の姿を見て悲鳴を上げた。

 

「ちょ・・・これ殆ど透けてるじゃない・・・見えちゃう・・・何でこんな真化になったのよ・・・」

「え~そりゃお前の露出すれば強くなる姿が最適解な形になっただけだろ~ヘンタ~イ♪」

「コロス!!」

 

 そう言ってからかうレオパルトをロコムジカは顔を真っ赤にしながら締め上げているとその頭上からイミタシオが大剣を振り下ろし、レオパルトとロコムジカがその場を離れた瞬間先程まで居た場所が大剣によって砕かれた。

 

「お~お~随分余裕がねーなイミタシオちゃ~ん?アタシらが強くなったのにビビッちゃったか?」

「黙りやがれなの。急に真化したからと言ってそれを今すぐ使いこなせる訳ないの。その力を発揮出来ないまま死んでいくの☆」

「なめんじゃないわよイミタシオ!真化した以上アンタの力の差は無くなったわよ。ここからロコ達の反撃コンサートの始りよ覚悟しなさい!!」

 

 




 レオパルトのアップデートされた真化のイメージは軍服と帽子はほぼそのままですが右腕はハイゴックの腕が金色になった様な感じで左腕と両足がまほあこ原作4巻のシスタギガントとの戦いで見せた姿になっていると思って下さい。かぎ爪が金色になっているのはイリエスの金貨にがめつい所が反映してしまった感じです。ちなみにセクメトはエジプト神で「強力な女性」雌ライオンの頭部を持つ女神だそうです。

 ロコムジカはまほあこ11巻のオマケページで書かれている踊り子ロコの様な姿をイメージしています。ちなみにハトホルはエジプト神で母なる女神、若く美しい恋人、時には慈愛に満ちた母、頭上には日輪があるという神様らしいです。 


 来週はGWで旅行に行くので多分更新が出来ないと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。