。残念ながらギンガマンは20位以内に入れ無かったようですが1位がゴーカイジャーと言うのは納得の結果だと思います。
荒くれ無敵城
「バズガース!!」
バットバスが叫ぶと扉から鼈甲(べっこう)色の甲冑を纏い両肩にバズーカ砲を搭載し胴体に幾つもの機銃を内蔵した魔人ーバズガスが入ってきた。
「俺達は?」
「「「バットバス魔人部隊!!」」」
「ヘトヘトなのは~?」
「「「トレスマジア!!」」」
「バリバリ元気な~!」
「「「俺達だー!!」」」
ワアァァアアア!!
「元気なの分かったから早く作戦を進めろ!」
「分かった、分かったそう責っ付くなシェリンダ」
バズガスのシュプレヒコールにシェリンダは苛立った様子で言いそれをバットバスが宥めるとビズネラの方を向いた。
「ビズネラ今回の作戦は?」
「ハイ、バットバス様。今回の作戦はコレです」
ビズネラはそう言いながら作戦ボードに赤い点を繋ぐ様にぐるりと円形に書かれた地図を置いた。
「前回の作戦では資材が十分に集まり予定通りの数の地中貫通機が作れました。今度はそれに魔獣が嫌がるエネルギー波を発生させる装置を搭載しこの地図の赤点に書かれている場所に設置し魔獣を閉じ込める包囲網を形成してもらいます」
「包囲網と言うには随分広くないか?」
シェリンダが怪訝な声で言う通り地図の包囲網は街を中心に森や山や採石場までを囲んでいた。
「仰る通り、コレは万が一トレスマジアがモビーディグを討伐しようとした場合モビーディグが逃げられる様に広めにしてあります。まぁ保険の様な物です」
「なるほど、だがこの包囲網があったらモビーディグが成長しても出られなく無いか?」
「それもご心配無く。この妨害装置は幼体にしか効果が無いので成長させれば何の問題もありません」
「ホォ、ちゃんと考えている様だなビズネラ」
シェリンダの質問に淀みなく答え聞いていたゼイハブが感心した様な声を上げるとビズネラは何処か得意そうな様子を見せる。
「まぁ伊達に魔人部隊の参謀をやっている訳ではありませんので・・・説明を続けます。それでこの妨害装置を埋め込む場所なのですが場所によっては建物が建っている所があるのでコレも使って貰います」
そう言ってビズネラは液体の入った砲弾を取り出した。
「これにはあらゆる無機物を溶かす事に特化した薬液を入れています。これで邪魔な障害物を溶かして侵入して装置を設置して貰います」
「いいなバズガス、弾倉を装填するぞ」
「はいなー」
バットバスは薬液入り弾を弾倉に入れカバーを閉じるとバズガスの両肩のバズーカ砲に装填させる。
「これでバッチリ準備完了ー!」
「よーし行ってこい!作戦失敗した奴は?」
「「「テメエで頭を食い千切れ!!」」」
ナハトベース
「ああああ!トレスマジアと戦って弄びたいよーーーー!!」
「うわぁ!?ビックリした。何よいきなり叫びだして!」
作戦会議室で座っていたうてなが急に机に突っ伏し腕をテーブルに叩き付けながら叫びだしたのを真珠はビックリした様子を見せる。
「だってここの所トレスマジアと存分に戦う事が全然無いんだもん!前のダンジョンの時は毒撒かれたし、つい最近の採石場の決戦もバルバンに乱入された挙げ句に暴走しちゃったし・・・・」
「ンな事言ったて・・・」
「その為にはシオちゃんズやバルバンを先に倒さなきゃなんねーだろ」
うてなの駄々に真珠とネモは呆れように返すとうてなはパタリと腕を降ろして倒れ伏す。
「・・・・そんな事分かってますよ。あの人達を倒さない限りトレスマジアと思う存分戦えないって。分かっててもフラストレーションは貯まるんですよ・・・」
(不貞腐れてるうてなちゃんもいい!)
「・・・・・」(ジトー)
不貞腐れてるうてなをキウィは嬉しそうに見つめそんなキウィをこりすがジト目で見ているとヴェナリータがやって来た。
「不貞腐れている所悪いがトレスマジアが出撃しているよ。どうやらバルバンの悪巧みを見つけた様だ」
「ムッ、それは無視出来ませんね。トレスマジアが現れるならわたし達エノルミータも出るのが道理です」
「どんな道理よ・・・」
真珠がツッコむがうてなは気にした様子も無い。
「丁度フラストレーションが貯まっていたんです。バルバンをチャッチャッと倒してトレスマジアを玩び尽くしてやりましょう!」
「おー!」
「・・・・!!」
「エー・・・」
「何か嫌な予感がするな・・・」
街中
「次はこのポイントッス」
順調に妨害装置を埋め込んでいくバズガス達は次のポイントが記されている家の前まで来ていた。
「よーし、いよいよコイツの出番だな!喰らえ溶解弾!」
ドンッ!!・・・・ジュウウウウ・・・・
バズガスが肩のバズーカ砲を撃ち出すと家の壁がドロドロと溶け大穴が空いた。
「オォ!予想以上の威力だ・・・・では早速、邪魔するぜ~」
バズガスはそう言うとヤートットを引き連れ家の中に入っていく。
「キャアアアア!?何なのアンタ達ー!?」
家の中に居た女性は突然家に侵入してきたバズガス達に悲鳴を上げる。
「悪いな奥さん。ちょいとココに装置を設置させて貰うぜ、ヤートット!」
バズガスが命じるとヤートット達はリビングのテーブルをどかすと地中貫通機を撃ち込むと貫通機は地面を潜り込んでいった。
「よーしここも完了だ。邪魔したな奥さん。バイバーイ!」
「な・・・は・・・・?」
バズガスはそ言うとう意気揚々と出て行き後には呆然とした様子の女性だけが残っていた。
――――――――――
「順調順調、これで半分だ。さて次のポイントは「そこまでだよぉバルバン!」ん?」
空から声が聞こえバズガスが上を向くとトレスマジアの3人がバズガスを睨み付けていた。
「バルバン!何の悪事をしてるか分からないけどこれ以上好き勝手にはさせないよぉ!」
「来たなトレスマジア、ヤートット撃ち落とせ!」
「「「ヤートット!!」」」
ヤートット達がラッパ銃を構え空中にいるトレスマジアに乱射し、それをサルファが防御魔法で防ぐ。
〈サルファ、このままバルバンにツッコんで吹っ飛ばしてやれ!〉
「了解や!」
サルファは防御魔法を前面に展開するとそのままヤートット達に突っ込みバズガスやヤートット達を吹き飛ばしていく。
「「「ヤートット!?」」」
「グヘェ!?おのれぇ・・・これでも喰らえ溶解弾!」
バズガスが反撃とばかりにバズーカ砲を発射しそれをサルファが再び防御魔法を張って防ぐが防御魔法がドロリと溶けてしまった。
「何やと!?」
「よっしゃ効いた!この弾は魔法にも効くみたいだな!そうと分かればもう一丁喰らえ!」
「「「!!」」」
バズガスが再びトレスマジアを狙い溶解弾を発射し、マゼンタ達はそれを避けれず直撃し爆風に包まれた。
「勝った!バットバス魔人部隊の勝利だ!!・・・・アレ?」
バズガスが勝利したと喜んでいたが煙が晴れると服が溶けただけで無事なマゼンタ達の姿があった。
「な、何やコレ!?何でマジアベーゼにやられたみたいになってんねん!?」
〈サ、サルファ!〉
「こ、これは・・・くぅ・・・また私は快楽にっ・・・」
〈アズール!どうしたの!?〉
「やっ、何これぇ!?何でエノルミータ相手じゃないのにこうなってるのぉ!?」
〈マゼンタ!!〉
マゼンタ達が羞恥に悶える中首を傾けていたバズガスが思い至った様にポンと手を叩いた。
「あ、そっか!無機物を溶かす事に特化した溶解液だから人体には効かないのか」
「何呑気に分析しとるんやお前「アアアアアア!?」今度は何や!」
今度は叫ぶ様な声が聞こえバズガスとトレスマジアが声がした方向を向くと戦慄きながらこちらを見つめるベーゼと何やってるんだという目で見るレオパルト達が居た。
「なななな何をしてるんですか!?わたしがやろうと予定していた辱めを先にやるなんてなんてヒドい事をするんですかバルバン!!」
「はい?」
「ベーゼちゃん鼻血でてるよ」
ベーゼが鼻血を流しながらバズガスを指さしながら怒りを示すがバズガスは訳が分からない様子で首を捻っていた。
〈くっエノルミータ!もう来るなんて・・・・ッ!!〉
「プップー何だオメー等その格好恥ずかしくねーのかよ~!」
「オォン?下半身出しみたいな格好してるアンタに言われたくありませんなぁ」
〈サルファ挑発に乗るな必要ねーよ〉
「どどどどうしようギンガホーン?」
〈落ち着けマゼンタ星獣モードになれば服も直る筈だ〉
「あ、そっか!皆星獣モードに」
「「了解(や)!」」
マゼンタの言葉にアズールとサルファも胸の変身アイテムに手を当てる。
「「「唸れ星獣モード!!」」」
マゼンタ達が星獣モードになると服が元通りになりその上で鎧を纏った状態になったので仕切り直しとばかりにそれぞれが獣撃棒、星獣剣、獣装の爪を構えバルバンとエノルミータに対峙した。
「あ、もっとトレスマジアの肌見たかったな・・・」
星獣モードになったトレスマジアを見てベーゼは思わず残念そうに呟いた。
「えぇい作戦の邪魔だ!お前等も同じ目に合わせてやる」
バズガスは今度はエノルミータに向かって溶解弾を発射するがロコムジカが素早く真化しヴァリツィオーネ・ラプソディーを放ち弾丸を凍らせた。
「何!?」
「ふっふ~んどうよ?パワーアップしたロコ様の実力は!」
「あの姿・・・・ロコムジカも真化したって言うの!」
〈エノルミータもますます厄介になっているわね・・・〉
ロコムジカの真化を見てアズールやギンガルカは警戒の表情を浮かべる。
「調子に乗るな!だったらこれだ」
バズガスは再びエノルミータに狙いを付けバズーカ砲を連射する。
「何度来たって同じよ!ヴァリツィオーネ・ラプソディー!」
ロコムジカ・ハトホルは再び溶解弾を凍らせるが凍らせた弾丸の後ろから続けて二発目が飛んできた。
「ヤバッ」
「させません!」
咄嗟にマジアベーゼが庇う様に前に出て弾丸を払いのける様に支配の鞭で叩きだした。叩き出された弾丸は地面に叩き落とされると発光したかと思えば弾丸が弾け中から巨大なスライムが現れた。
ズモモモモ・・・!!
「あ、何か魔物出来ちゃった・・・」
〈へ?何だアレ?〉
「ゲ、エノルミータの魔物や。あの溶解液を魔物化しおったなこの状況下で面倒な事を!」
「だったら速攻で倒すだけよ。雪花凍牙・・・」
アズールがスライムを凍らせようと星獣剣を振り上げた時スライムは何かに惹かれる様にアズール達に覆い被さってきた。
「「「え・・・・わあああぁぁ!?」」」
スライムはマゼンタ達を取り込むと顔だけ出せるとそのままジュウジュウと服を溶かし始めた。
「わぁああ又服がー!?」
「くぅ・・・私はこんな羞恥には屈さない・・・・ほぉおおお♡」
「クソッタレ-!バルバンとエノルミータの合わせ技で最悪な魔物生み出しおってー!!」
「え何アレ・・・ベーゼの魔物がセクハラすんのは知ってるけど何か今日はやたら激しくないか?」
「フム・・・どうやらわたしの貯まっていたフラストレーションの影響を受けて少々過激になっているようですね・・・エヘヘ♡」
「何笑ってんだよお前・・・」
スライムの様子を分析しながらマゼンタ達の痴態を見て嬉しそうな顔しているベーゼにルベルはドン引きした様子を見せる。
「な、何はともあれトレスマジアの動きは封じれたわ後はバルバンを倒せば・・・」
「あ、何かこっちにも来たぞ~」
スライムは触手も伸ばすとロコムジカ、レオパルト、ルベルブルーメをあっという間に捕らえ無事だったのは事前に危機を察知して逃げたネロアリスと創造主であるベーゼだけだった。
「もー折角真化したのにもうこんな扱いなのー!!」
「あぁっと!すいません何だか思ってた以上にコントールが効いてないみたいでしたウヘヘヘ♡」
「お前本当バーカ!!」
敵味方問わずの痴態を見れて謝りながらも心の底から見せる様な笑顔を浮かべるベーゼにスライムに服を溶かされながらルベルは怒り気味なツッコミを浴びせた。
「何やってるんだアイツら・・・もう勝手にやってろ」
その様子を見ていたバズガスは付き合いきれないとばかりにその場から逃げようとする。
「あ!こら逃げんなガン〇ャノンモドキー!!」
〈アズール前のタコみたいに凍らせられない!?〉
「い、今やっているわ・・・クゥウウ♡」
逃げようとするバズガスを追いかけようと何とかスライムから脱出しようとするサルファ達を見て流石のベーゼもハッとした。
「ハッいけません。流石にバルバンの妨害もした方が良いですね。メナス「血の大波波(ブルート ヴェレ)」ベルゼルガ!?」
ベーゼが攻撃をしようとした時それを妨害する様にベルゼルガが現れ大鎌を振り下ろしベーゼがそれを防いでいる隙にバズガスが撤退して行き入れ替わる様にイミタシオとパンタノペスカが姿を現した。
「この前のシオちゃんをボロボロにした借り、今度こそ返してあげる!」
「お前も他の奴らと仲良くあのスライムに叩き込んでやるの☆」
「服を溶かすスライム・・・まさか本当に実現するとは素晴らしいですわ♡」(パシャパシャッ)
ベルゼルガとイミタシオが憎悪を見せる中パンタノペスカだけはスライムに取り込まれているマゼンタ達を撮っているのを見てベーゼの視線は険しくなっていく。
「アナタ達・・・又人の妨害をして、人の迷惑ばかり掛けるなんて恥を知りなさい!恥を!」
「「「「「〈〈〈お前(あなた)が言うな!!〉〉〉」」」」」
マジアベーゼの発言にだけスライムに捕まっているレオパルトを除いたトレスマジア、エノルミータ両メンバーの思いが一つになった瞬間だった。