魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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今回は番外編みたいな話なります。


第68話 コワイ!シェリンダの怒りのSNS

夜 荒くれ無敵城

 

 

「で?バットバス前の作戦は失敗したが急成長作戦の準備は整ってんのか?」

 

 丸テーブルを囲みながらゼイハブはババ抜きをしながらバットバスに質問をする。

 

「勿論だぜ船長!ボンブスの作戦は失敗しちまったが骨子は変わらねぇ、モビーディグに急成長エキスをぶち込んでデカくするだけよ・・・ありゃ」

 

 そう言いながらバットバスはカードを引くとババを引いたのか間の抜けた声を上げる。

 

「ちゃんと探知装置も準備出来たし後はモビーディグの怪我が治って動き出せば直ぐにでも動けるぜ。なぁビズネラ?」

「はい。それに加えてこの星の機器も利用すればモビーディグの動きを追跡するのも地球魔獣の時よりもやりやすいかと・・・コレですね」

 

 バットバスの言葉に同調する様にビズネラも答えさらに他の手段がある事も伝えながらバットバスからカードを引いた。

 

「この星の機器?こんな星にそんな高性能な物があるのか?・・・よっとペアだな」

「はい船長此方になります」

 

 そう言ってビズネラはゼイハブにスマホを見せる。

 

「何でぇ?その板は?」

「これはこの星のコンピューターと通信機を合体させた機械です。この星の人間はこの機械を使い情報を集めている様なのです」

 

 そう言ってビズネラはスマホを操作するとSNSをゼイハブとバットバスに見せた。

 

「はー、こんな板きれに情報が詰まってんのかよ?俄には信じらんねーな・・・チッ!ペア無しかよ」

「全くだ。俺達が宇宙を荒らしてた頃にもここまで小さくて高性能な物なんぞ片手で数えるほどしか無かったし、ギンガマンの居た地球でも見なかったぞ。どっから手に入れたんだビズネラ?」

「ハイ、前のボンブス殿の作戦の後に適当にそこいらに居た人間を襲ってスマホを頂いてこれを解析して私なりに改造させて貰いました。コレによりこの星のどんな通信も繋がれて圏外の心配もなく、どんなネットワークにも繋がる事が出来る様になりました。これによりSNS等のあらゆる情報収集が可能です・・・あ、ペアです」

「言ってる事は良く分かんねーが要するにそれで情報が集まりやすくなったって事だな!」

「概ねそれで合っています」

「結構、それでモビーディグの急成長作戦が成功するなら上手く利用していけ・・・ほい上がりだ」

 

そう話しながらゼイハブは最後のペアをテーブルに放り席から立ち上がった。

 

「エー!また船長の勝ちかよー!!」

「悪いな今度も俺にツキがあった見てぇだな」

「チキショーもうヤメだヤメだ!ツキがねぇ!」

    

 勝負に負けたバットバスが癇癪を起こしてカードを放り投げ、場はお開きの様な雰囲気になる。

 

「フム、では私はSNSで情報収集でもしますかね・・・・ん?」

 

 ビズネラはSNSで情報収集しようとスマホをイジっていると妙な声を上げて壁際でババ抜きを観戦していたシェリンダを見てまたスマホの画面を確認するという行動を取りシェリンダは怪訝な表情をする。

 

「?なんだビズネラ、人の顔をじろじろ見て?SNSとやらに何かあったのか?」

「あ、いえ別に何にも・・・」

「怪しい・・・おいちょっと見せて見ろ!」

「あ、ちょっ待って・・・」

 

 シェリンダが必死に何かを隠そうとするビズネラから無理矢理スマホを奪い取ると画面を確認した。するとそこには

 

『アズール・・・今夜は離しませんよ・・・』

『だ、駄目よベーゼ・・・私たちは敵同士なのに・・・』

『おい、私を忘れるなよ・・・フフ、今夜は新しい世界を見せてやる』

 

 何処かの廃墟で今まさに絡み合おうとしているベーゼとアズール、そしてシェリンダの映像があった。

 

「・・・・は?」

 

『ほら、どうだ?ここが良いんだろう?』

『あっ、あっ、そこはぁ・・・ッ!!』

『そんなぁ・・・わたしは攻める側なのにぃ・・・』

 

「は?」

 

ビキリとシェリンダの額に青筋が立つのとスマホがひび割れる音がほぼ同時に響き渡った。

 

 

 

廃墟

 

 

「い~いですわよ~♡はいもっとくんずほぐれつ!!表情見せてくださいませ~♡」

 

 とある廃墟でパンタノペスカはベーゼ、アズール、シェリンダの痴態を自分の胸にスマホを乗せながら揉んで興奮していた。

 

(たまりませんわね魔法少女の力という物は・・・♡私の土を操るこの力、この力があれば等身大フィギアを作り放題、これによりさらなる境地を開拓出来ますわ~♡正直マンネリ打破の為だったとはいえ3〇は趣味ではありませんでしたが試しにやってみたら中々悪くないですわ~♡あ~昂ぶりますわー!)

 

「おい、何してんだテメ~」

 

パンタノペスカはそう思いながら愛撫を続けていると背後から怒った様子のレオパルトとマジアベーゼが武器を突きつけながら現れた。

 

「ハッ!レオパルト様にベーゼ様!?」

「魔力を遮断しているようですが無駄でしたね」

「昨今のSNSの特定力舐めんなよコラ~」

 

そう言ってレオパルトはスマホをパンタノペスカに見せつける様に見せつける。

 

「パンタノペスカ、SNSでの情報操作とはやってくれましたね。わたし達に屈辱を与える・・・それが目的だとイミタシオは言いました。確かにあの映像は不快感しかありませんでしたよ・・・!」

「いえこれはイミタシオ様の目的とは違いますわ」

「は?」

 

 ギリッと歯ぎしりをしながらパンタノペスカを睨み付けるがそれをアッサリ否定され思わず呆けた声が出る。

 

「これは私が趣味でしている創作活動ですわ。私は自カプの良さを伝えたいだけですの♡ベーゼ様Xアズール様そしてシェリンダ様、正義と悪とそこに挟まる百合・・・私が新たに到達した素晴らしき禁断の愛の境地、存分にご覧下さいまし♡」

「貴様ッ!」

 

 全く悪びれる様子の無いパンタノペスカにベーゼが怒りを募らせ攻撃しようとするがその前にレオパルトがベーゼ達を模した人形を破壊する。

 

「レ、レオちゃん・・・?」

「オイ・・・やるならアタシとベーゼちゃん絡ませろボケェ!!」

(そっかぁ!レオちゃんそこかぁ!?)

 

 自分がカップリングに入っていない事に切れるレオパルトにベーゼはこんな状況でも自分の欲望に正直な事に驚きつつも思わず納得してしまう。

 

「何であんなアホマゾ女と貝殻ビキニなんだよ!アタシで撮り直せ言い値で買うから!!」

「ハァ?私の新たな境地に文句付けないで貰えます。それに他カプなんて地雷なんでクソくらえですわ。話題に出すのやめてくださる?」

「あ、コイツ、コロスう~~!」

 

 レオパルトの要求にパンタノペスカは中指を立てて拒否すると一触即発の雰囲気なる中突如廃墟の壁が切り裂かれ崩れ落ちた。

 

「え!?」

「あん?」

「今度は何ですの!?」

 

「見つけたぞ・・・・ッ!!」

 

 崩れた壁の向こう側から地の底から響く様な声が聞こえそこから黒化状態になったシェリンダが乗り込んできた。

 

「「げぇシェリンダ様(さん)!?」」

「あ、貝殻ビキニ~」

「ビズネラに場所を特定させて来てみれば・・・・まさか貴様等があのふざけた映像を流していたとはなぁッ!!」

「ええ?いやいや!わたしは違いますよぉ!?むしろわたしは被害者です。悪いのはあのパンタノペスカです!」

「ええ!?」

「貴様かぁ!!」

 

 ベーゼは慌てて誤解を解く様に弁明をしやった原因のパンタノペスカを指さすとシェリンダはグリンとパンタノペスカに殺意の籠もった目を向ける。   

 

「貴様の・・・貴様の所為で・・・・ッ!あの後船長やバットバスにもあの映像見られて何とも言えない顔を向けられたんだぞ!!この私があんな視線を向けれるなぞ・・・許さん・・・よくもここまで私を虚仮にしてくれたな・・・!!」

「アワワワ、ヤバイですわ!」

「自業自得ですね反省しなさい」

「そんな事より早くアタシとベーゼちゃんで撮り直せよ~」

 

  シェリンダに殺意を向けられて慌てるパンタノペスカに呆れた様にベーゼが言い、そんな事はお構いなしに自分の言いたい事を言うレオパルトにシェリンダはさらに怒りが募っていく。

 

「許さん・・・ここまで私に屈辱を与えた事を後悔させてやる。殺してやる、殺してやるぞ・・・・・・・・・マジアベーゼ」

  

「!!!???」

 

突然自分に殺意の矛先が向きベーゼは顔面が崩壊して絶句した。

 

「何で!何でわたし何ですか!?やったのパンタノペスカですよね!?」

「知りませんわ」

 

 自分に殺意が向いた事に慌てるベーゼに殺意が逸れたパンタノペスカは我関せずな態度で返す。

 

「黙れぇ!!貴様が居た所為で私は散々変な目に遭ったんだぁ!その原因を先に殺してやる、死ねぇ!!」

「わあああぁぁ!?」

 

 そう叫びシェリンダが黒い斬撃波を放ちベーゼは紙一重で避けるがシェリンダはさらに連発して撃ち廃墟がどんどん崩れていく。

 

「わわわ、私の撮影場所が・・・・これ以上ここに居たら巻き込まれますわ。えいパンタノドール!」

 

 パンタノペスカはハンマーの柄で地面を叩くと大量のベーゼとレオパルトの偽物を作った。 

 

「な!?」「何だよこれ~?」「泥で作った偽物?」「クソ~クソうぜぇ~」

「!?」

 

 大量のベーゼ達の偽物が現れた事にシェリンダもギョッとなるが直ぐに気を取り直して剣を構え直す。

 

「フンッ!こんな大量の偽物なぞ、全部殺せば良いだけだー!!」

  

シェリンダは周りに斬撃波を撃ちまくり次々ベーゼやレオパルトを砕いていく。

 

(あわわ、無茶苦茶やりますわね・・・ですがこの大量の囮を盾にして今の内に脱出しますわよ~)

 

パンタノペスカはシェリンダの猛攻に怯えつつもコソコソと無事な非常口へ逃げていく。

 

(まずい見分けがつかない・・・早く本物のレオちゃんと合流しなきゃならないのに・・・・ッ!!)

「ベーゼちゃんアタシが本物だよ!」「ざけんなアタシが本物だ!」「アタシだよ」「テメー真似すんな!」「テメーこそ!」

「何処だマジアベーゼ!!」

 

「・・・・」

 

 何とか本物のレオパルトと合流しようとするベーゼ、周りの偽物を斬りまくり本物マジアベーゼを殺そうとするシェリンダが居る中レオパルトはジッと辺りを観察するとやがて大きく息を吸って叫んだ。

 

「ベーゼちゃんはおへそが弱い!!」

 

「・・・・は?」

「・・・・何?」

 

 レオパルトの突然のカミングアウトに本物のベーゼは顔を赤くし、シェリンダは訳が分からず動きが止まった。

 

「見~~っけた♡真化!滅殺光線シュトラール改!!」

 

 本物のベーゼを見つけるとレオパルトはすかさず真化し本物のベーゼ以外に光線を放った。

 

「な、なんですって!?」

「なっ!?クッ!!」

 

 その攻撃に逃げようとしていたパンタノペスカは動きを止められ、シェリンダは剣で防ぐが剣が弾き飛ばされた。

 

「レオちゃん!!」

「ベーゼちゃん!貝殻ビキニを!」

「了解!」

 

 レオパルト・セクメトの言葉でベーゼは廃ロープを支配の鞭で叩き蛇型の魔物にするとそれをシェリンダに向かわせあっという間にシェリンダを亀甲縛りにして動きを封じ、レオパルト・セクメトはパンタノペスカの胸にピンの付いた地雷の様な物を設置した。 

 

「き、貴様ぁ!!」

「申し訳ありませんがしばらく大人しくして貰います」

 

「な、何ですのコレは!?」

「ただの爆弾だよ~バ・ク・ダ・ン~テメ~が逃げようとしたり体に触れたりしたりしたら爆発すんぜ~」

 

 レオパルト・セクメトの説明を聞きパンタノペスカは馬鹿にする様な表情を浮かべる。

 

「体に触れると爆発・・・?敵に仕組みを明らかにするなんて愚かしいんではなくて?」

「へっ」

 

 パンタノペスカの言葉を鼻で笑うとレオパルト・セクメトはツカツカとベーゼに近づくとベーゼに抱きついた。

 

「ねぇベーゼちゃん、見せつけてやろっか~アタシ達の事~」

「・・・!!」

「!?」

「???」

 

 レオパルト・セクメトの言葉にベーゼは頬を赤くし、パンタノペスカは驚愕し、シェリンダは訳が分からないと言う表情をそれぞれ浮かべた。

 

「・・・いいの?」

「・・・うん」

「それでは分からせてあげましょうか」

「一体何を・・・考えているんですの・・・!」

「何だ?・・・・何かの連携技でもする気か?」

「連携技・・・と言うのはあながち間違いではありませんね」

「へっへーんよく見てろよお前等~・・・・ん」

 

 そう言うとレオパルト・セクメトはベーゼの胸元にキスをし、ベーゼもシュルリとフリルスカートを脱いでいく。

 

「イヤーッ!!おやめになってくださいまし他カプなんて地雷と申し上げた筈ですわよ!?」

「は?は?は?何やってるんだお前等!?同性だろ?」

 

 突如始めた絡み合いにパンタノペスカに理解出来ない物を見て混乱するシェリンダを余所にベーゼ達の絡み合いは激しくなっていく。

 

「ん・・・!く・・ふ、はぁ♡レオちゃん上手♡今度はこっちの番です」

「や、あ・・ベーゼちゃん・・・激しい♡」

「好きではありませんか?乱暴にされるのは・・・♡」

「ヤだけどぉ・・・ベーゼちゃんならいいよ・・・♡」

 

「はぁ、はぁ・・・」

「・・・・・・・」(ドン引き)

 

 そう言いながら絡み合いを続けるベーゼ達を見てパンタノペスカは徐々に息を荒げ自身胸を触ろうとしてシェリンダはドン引きしてジリジリ距離を取っていった。

 

(いっ、いけませんわ!私は屈しませんわよ・・・!負けませんわよ・・・!こんな他カプの押しつけなんて!!・・・私は絶対に触りませんわよ!・・・)

 

 そう自分を叱咤し胸の爆弾を起爆させまいとするがその間にもベーゼ達は盛り上がっていく。

 

「どうしました?随分とお辛そうですね・・・ん」

「ホラお前も楽になっちまえよ~♡」

  

(ず、ズルいですわ・・・二人してそんなお顔されたら・・・我慢なんて出来ませんわ~~♡)

 

 カチッ!ボォオオオン!!

 

「アアアアアア!?」

「うわぁ・・・」

 

遂に我慢出来ず胸を触り遂に爆弾を起爆させてしまいパンタノペスカは爆煙に包まれ、シェリンダは何とも言えない顔で見ていた。

 

「へっこれで分かったかよ~?アタシらの良さがよ~♡」

「あひ・・・は、が・・・」

「貴方の負けですねパンタノペスカ。観念してお答え願いますよ。一体貴女達は何なのですか?どうやって魔法少女の力を手に入れたのです?イミタシオはまだ何か隠している事があるのですはないのですか?

 

 上半身の服がはじけ飛び焦げ焦げになったパンタノペスカにレオパルト・セクメトが勝ち誇る様に言いベーゼはパンタノペスカに質問する。

 

「くっ、誰が教える物ですの!コレで終わりだと思わない事ですわ~!」

「もっと魔法少女らしい言葉を使いなさい!」

 

 だがパンタノペスカは質問に答える事なく空に飛び上がり逃げていった。

 

「全くもう・・・・!!」

「あ、ベーゼちゃん貝殻ビキニもいつの間にか逃げてるよ~」

 

 ベーゼが悪態を吐いていると普通の状態戻ったにレオパルトがシェリンダも逃げている事に気づき千切れたロープを見せた。

 

「あっ、しまった。シェリンダさんにもバルバンの拠点とか目的を聞きたかったんですけど・・・」

「にゃはは~まー良いじゃん~本来の目的はあの変態モノクルにアタシらの良さを見せつけるのは達成したんだからさ~・・・それでどうだった?痺れるっしょ今日のアタシ~♡」

 

色っぽく見つめるキウィにうてなは胸をときめかしながら笑顔で頷いた。

 

「・・・うん!とっても!」

「やったー!じゃあ帰って続きね~♡」

「エ”!?」

 

 

 

――――――――――

 

 

荒くれ無敵城

 

 

ギィ・・・・

 

「・・・・」

「おう、帰ったかシェリンダ」

 

 いつもの部屋でゼイハブが1人でフックを磨いていると何処か疲れた様子でシェリンダが扉を開けて帰ってきた。

 

「どうだ?テメエを虚仮にした奴にはしっかり落とし前付けてきたか?」

「・・・・」

 

 ゼイハブの質問に対しシェリンダは疲れた様に視線を向けるとやがてポツリと呟いた。

 

「船長・・・・やっぱりこの星の人間は何処か頭可笑しい・・・」

「??」

 




来週は法事等の用事が幾つかあり、もしかしたら更新が出来ないかもしれません。
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