この作品も何時になるか分かりませんが頑張って完結させていこうと思います。
ナハトベース外
「オリャオリャ!ぶっ殺クロー!」
「チッ」
レオパルト・セクメトの攻撃をベルゼルガは大鎌で防ぐが勢いまでは殺せず吹き飛ばされ距離を取る。
「チッ、本当に面倒その姿」
「へっへ~ん、羨ましいだろ~やらねーぞ。それよりよ~お前に聞きたいだけどさ~お前ってさ~あのイミタシオの何処が好きなんだ?あんな嫌みそうな奴さ~」
「は?」
レオパルト・セクメトの言葉を聞いたベルゼルガは青筋を立てたかと思うと一瞬でレオパルト・セクメトに接近し大鎌で攻撃し鍔迫り合いになる。
「お前、シオちゃんの事知らない癖に好き勝手な事を・・・・!! 良い?シオちゃんはまず小さくて髪も目もキラキラしてて可愛いしあたしが頑張ったら褒めてくれる上にご褒美に撫でてくれるし偶にキスもしてくれるし料理も上手いしアーンしてくれるしこの前なんかアタシが怪我した時に一緒に病院について行ってくれたし後・・・」
「お~~」
鍔迫り合いをしながらベルゼルガは早口でイミタシオの良い所を言っていくのを見てレオパルト・セクメトは感心した様な声を出す。
「お前スゴイな~そんなにそいつの良い所を上げれるなんてスゲー愛を感じるわ~」
「エヘヘ、当然シオちゃんの愛は誰にも負けない」
「でもアタシのベーゼちゃんの愛の方がすごいけどな~」
「ハ?あたしの愛の方が上に決まってる・・・そもそもあんな女の何処が良いの?」
怒りでギリギリと大鎌を押し込んでくるベルゼルガにレオパルト・セクメトは余裕そうな笑みを返す。
「へへ~まずは格好がエロくて可愛いだろそれに可愛い魔法少女やアタシを滅茶苦茶にしたいって笑顔で言う所もヤバ可愛くてアタシに電流浴びせた後でアタシの事世界一可愛いって言ってくれたのもすごく嬉しくて照れ顔になる所はものすごく愛おしいしホテルに行った時もすごく興奮したしアタシの想いに真摯に向き合おうとしてる所も良いし前にデブってまん丸になった姿もちょっと可愛かったし他にも・・・」
「へぇ・・・そこまで褒める事出来るんだ。エヘヘ、アナタの愛も中々だね」
レオパルト・セクメトのベーゼの好きな所を言う姿に今度はベルゼルガが感心した様に言う。
「でもやっぱりあたしのシオちゃんの愛の方が強い!」
「ハ~?アタシのベーゼちゃんの愛の方が強いに決まってんだろ~!!」
ギリギリと自分の想いの方が強いと言わんばかりに互いに全力で武器を押し合い、そして反発する様に武器を弾きながら距離を再び取る。
「ぜぇぜぇ・・・だったらこうしようぜ~この勝負で勝った方が一番好きな人の想いが強いって事で~」
「エヘヘ、良いよ絶対負けない!!」
そう言いながらレオパルト・セクメトとベルゼルガは自分の武器に力を込めると再びぶつかり合った。
「ぶっ殺クロー!」
「血の大波波!」
街中
「雷鳥の一撃!」
「オラァ!」
サルファは獣装の爪に付いたブースターに点火し加速して拳を繰り出すがバマースはそれをハンマーで撃ち返して迎撃する。
「うわぁ!?」
「サルファ!?待ってて直ぐに援護に向かう、から。エイ!」
「ヤートット!?」
マゼンタはそう言いながら強化された獣撃棒のブレード部分をヤートットに引っかけるとそのまま壁に投げ飛ばす。
「ヤートット!!」
「クッ」
ヤートットがアズールにカトラスで斬りかかりアズールは星獣剣で防ぎカトラスを逸らして斬り付けるが次々と別のヤートット達が襲いかかってくる。
「次から次へとッ」
〈アズール!流水の刃よ!〉
「分かったわ!流水の刃ー!!」
「「「ヤトトーゲフゥ!?」」」
〈マゼンタ残りの戦闘員も〉
「分かったよぉ!」
アズールは流水の刃を周りに放ちヤートット達を一掃していき生き残ったヤートットもマゼンタと協力して倒していった。
「おのれ・・・纏めて片付けてやるハァーー!!」
バマースは再び胸部を開いてマゼンタ達に機銃を発射し倒そうとするが復帰したサルファが素早くマゼンタとアズールの前に回り込み防御魔法を張り防御する。
「ヌゥ!」
「マゼンタ、アズール。マジックアースキャノンで一気に片を付けるで!」
「「了解よ(だよぉ)!!」」
サルファの言葉でマゼンタとアズールはそれぞれの武器を合わせマジックアースキャノンを完成させバマースに照準を向ける。
「「「獣魔一体!マジックアース」」」
「させるか!」
バマースは撃たせまいと近くのビルにハンマーを叩き込みビルを崩し瓦礫の雨をマゼンタ達に降らせた。
「きゃあああ!?」
マゼンタ達は降ってくる瓦礫の雨に埋もれあっという間に瓦礫の山が積み上がっていった。
「フンッざまあ見ろ・・・ヤートット!モビーディグはどうなっている?」
バマースは鼻を鳴らすとレーダーを持って隠れていたヤートットに声を掛ける。
「ヘイ、現在モビーディグはここから1km先の所へ移動してるっス」
「しまった!無駄な時間を食った。地中貫通機は無事だな?無事なら直ぐに行くぞ!」
「「「ヤートット!!」」」
バマースは急成長エキス入りの貫通機が無事な事を確認するとレーダーと貫通機を持ったヤートット達を引き連れてその場を離れていき 後には瓦礫の山だけが残るがその瓦礫の山が崩れ中から半円形の防御魔法を張ったサルファが出てきた。
「クソッアイツら無茶苦茶やりおって・・・」
「助かったよぅサルファ~」
「まさかビルを崩してくるなんて・・・周りに怪我人は?」
〈大丈夫よ、幸い皆逃げてくれたみたいだから周りに人は居ないわ〉
「良かったよぉ、あ!バルバンは?」
〈どうやら魔獣が移動したらしい恐らくそれをおっている様だ〉
「だったら直ぐ追うで!ギンガホークあのモビーディグとか言う魔獣の気配は辿れるか?」
〈任せろサルファ探知出来てるぜ〉
「よっしゃ!何としてもアイツらの作戦阻止するで!」
「〈えぇ〉」「うん!」〈おう〉〈うむ〉
ナハトベース外
「・・・・ッ!!」
「このぉ!」
「ほらほらもっと効率よく破壊しないと全部倒せませんわよ~」
パンタノペスカと相対するベーゼとネロアリスはゴーレムの物量に対してぬいぐるみや道具を変化させた魔物の物量で対抗するが中々ゴーレムが壊せず、壊せても更に新しいパンタノドールを生み出されていたちごっこになってしまう。
「うふふ~戦闘用ゴーレムさえ用意出来れば時間稼ぎなんてお手の物ですわ~」
「(しょうがない、多少魔力を使うけど)アリスちゃん魔法で一気に一掃しよう!」
「・・・!」(コクン)
ベーゼの言葉にネロアリスは頷くとぬいぐるみ達に火球を一斉に放たせ、ベーゼも拡散させたメナスアイで一気にゴーレムを砕いていくが突如幾つかのゴーレムが破裂し中から赤いトゲの様な物が発射された。
「・・・!?」
「な!?」
ネロアリスは乗っているぬいぐるみに防御魔法を張らせ防御するがマジアベーゼは顔や胸を防御するが手や足にトゲが刺さってしまう。
「う、グゥ・・・これは血が固まったトゲ・・・?」
「・・・・!!・・・・!?」
ベーゼの怪我を見てネロアリスが慌ててナース帽を被ったぬいぐるみを召喚し応急処置をする。
「あらあら、”アタリ”を引きましたわね」
「アタリ、ですって・・・?」
「はい、ゴーレムの幾つかにベルゼルガの血を混ぜて貰いました。これにより壊された瞬間にベルゼルガの操る血が敵に襲いかかる・・・これぞパンタノドール・ボムですわ~・・・・まぁ壊された時にちょっとグロくなるのが欠点ですが・・・」
そう言いながらパンタノペスカは新たにゴーレムを作っていく。
「うふふ~ベーゼ様は怪我をされネロアリス様だけでこの数のゴーレムを対処出来ますか? まだアタリのゴーレムも残ってますし痛い思いをするのは嫌でしょう~?私はドエロいのは好きですがグロは好きでは無いので諦めてくれると嬉しいですが諦めないなら又グロな目に合いますわよ~」
勝ち誇る様に言うパンタノペスカに対しベーゼは顔を俯けて目元が隠れ口元しか見えないがその口元がニヤリと歪んだ。
「・・・成る程、確かにこれは厳しいですね」
「あら分かってくれましたか?」
「えぇ・・・ですからもう私も出し惜しみは無しです・・・・真化(ラ・ヴェリタ)!」
「「!?」」
そう言ったベーゼの変身アイテムから黒い魔力が溢れ出し包まれていき、それを見たネロアリスとパンタノペスカは驚愕の表情を浮かべた。
「マジアベーゼ・アンカブート・クヌム!」
そして変身を終えたマジアベーゼの姿は長い髪の両横に長く伸びた羊角が付き、上半身は肩と胸を覆う金色の装飾と胸元を覆う黒いフリル状の布で覆われ胸元の下に十字星が付き、下半身は腰を覆い隠す様な黒い布で覆い両股は金色の装飾具に覆われ足はヒールサンダルを履いた姿になり、その背後には天幕の様な黒いマントが浮き、手には長い杖の様な武器を持っていた。
「なな!?ベーゼ様がエキゾチックな真化を!これはこれでエロくてアリですわ!!」
「・・・・!」(キラキラ)
新たなベーゼの姿にパンタノペスカは驚きつつも平常運転な様子でネロアリスは嬉しそうな様子でマジアベーゼ・クヌムを見ていた。
「さて・・・一気に片付けさせて貰いますよ」(トン)
そう言ってマジアベーゼ・クヌムが杖で地面を叩くと地面から泥の様な洪水が湧き出しパンタノペスカとゴーレムに激流となって襲いかかってきた。
「なぁ!?」
パンタノペスカは慌てて飛んで避ける事が出来たが飛べないゴーレム達はあっという間に濁流に呑まれて溶かされていった。
「なななな!?私のゴーレム軍団が1分も経たずに全滅ですって!?コイツはヤベェーですわー!ベルゼルガと合流ですわー!」
形勢不利になったパンタノペスカは慌ててベルゼルガと合流しようと全速力で飛んで行った。
「追うよアリスちゃん」
「・・・・」(コクリ)
――――――――――――
ナハトベース外の別の場所ではベルゼルガとレオパルト・セクメトが戦いを続けていたがビーム系の攻撃を吸収されない様に近接戦で戦うレオパルト・セクメトとエネルギー消費を抑える為最初の攻撃以降、大技は避け大鎌のみの攻撃を続けていたベルゼルガの戦いは千日手の有様になっていた。
「ぜぇぜぇ・・・やるじゃんベルゼルガ~良い攻撃してんじゃん」
「エヘヘ・・・そっちこそ粘るね・・・でもシオちゃんの想いの為にも負けない」
「そりゃこっちの台詞だ。アタシのベーゼちゃんの想い舐めんなよ~」
お互い何処か楽しげな笑みを浮かべながら武器を構え直した時パンタノペスカがベルゼルガの元に全速力で飛んで合流してきた。
「ベルゼルガーーー!ヘルプですわー!」
「え、ペスカうるさい。今良い所だから邪魔しないで」
「ヘブ」
近寄ってくるパンタノペスカに近づくなと言わんばかりに大鎌の先端をパンタノペスカの頬に刺しグリグリと捻りながらパンタノペスカが抱きついてくるのを阻止する。
「そんな事言ってる場合ではありませんわーベーゼがベーゼが・・・」
「??マジアベーゼがどうしたの?」
ベルゼルガが疑問符を浮かべているとレオパルト・セクメトの元にマジアベーゼ・クヌムとネロアリスが合流する。
「レオちゃんお待たせしましたね。一緒に戦いましょうか」
「え!ベーゼちゃんその姿真化!え!ヤバァ!」
「マジアベーゼ・・・真化したの・・・」
マジアベーゼの真化を見てテンションを上げるレオパルト・セクメトとは反対にベルゼルガは忌々しそうな表情を浮かべる。
「ええ、真化させて貰いました。もうあなた達には後れを取りませんよあなた達もイミタシオも最早わたしの敵ではありません」
「生意気・・・・ッ!!」
怒りの表情を浮かべマジアベーゼ・クヌムに飛びかかろうとするベルゼルガにパンタノペスカは慌てて引き留める。
「ちょっ、落ち着いてくださいましベルゼルガ!あのベーゼ様の力本当にヤバイんですわよ。私のゴーレム軍団が1分でやられましたし幾らベルゼルガでも」
「それはペスカが戦闘得意じゃ無いからでしょ。あたしは違う、シオちゃんから貰ったこの腕輪があれば絶対負けない・・・血の棘乙女(ブルート・シュッタヘル)!」
パンタノペスカの腕を振り払うとベルゼルガは体中から血の棘を生やし更に大鎌にも幾つもの棘を生やして強化する。
「お~ヤベーハリセンボンみてーだな」
「・・・・ッ」
「どうやらアレがベルゼルガの全力の様ですね・・・良いでしょう受けて立ちましょう」
「ハァ!」
余裕な様子を見せるマジアベーゼ・クヌムにベルゼルガは苛つきながらも素早く接近し大鎌をマジアベーゼ・クヌムの首を狙って振るうがその前にベーゼは杖で地面と叩くと泥の腕が伸びベルゼルガを拘束する。
「幾ら棘を生やそうとも泥の腕で拘束してしまえば意味はありませんね」
「・・・う、く、こんな物魔力で作ってるなら腕輪で吸収して・・・」
「させませんよ」
ベルゼルガが何とか腕を出して腕輪を使おうとするがその前にマジアベーゼ・クヌムのマントから蜘蛛の糸の様な物が伸びベルゼルガの両腕の腕輪を奪い取りさらに口枷も嵌められてしまう。
「ベルゼルガ!?(口枷をされた・・・あれでは食事が取れませんわ!ベルゼルガの能力は血を使って戦う都合上栄養の摂取を妨げられては貧血を起こしてしまう・・・・ッ! ソレを補う為のエネルギー吸収をしてくれる腕輪も取られては・・・・ッ)コイツはさらにヤベェーですわー!撤退です事よーー!!」
「あ、コラ逃げんなエロ眼鏡ー!?」
パンタノペスカが大慌て逃げだしレオパルト・セクメトが追おうとするがマジアベーゼ・クヌムがそれを止める。
「放っておきましょうレオちゃん、今はイミタシオが先です。レオちゃんとアリスちゃんはベルゼルガの変身アイテムを奪って拘束しておいといて下さい。わたしはイミタシオからロコちゃんとルベルちゃんを助けにいきます」
ベーゼはそう言うと消耗を抑える為に通常の姿に戻るとゲートを開きイミタシオが居る場所へ向かっていった。
マジアベーゼの真化の姿はかなりイジらせて貰いました。不快に思ったのなら申し訳ありません。
真化のイメージは遊戯王のモンスター「ネフティスの導き手」にネフティスの冠り物を取って頭部は前の暴走ベーゼの時の角にしてサンダルをヒールサンダルに変え(ベーゼはSなのでヒールの様なイメージがありました。)そこに原作真化の夜蜘蛛の帳の蜘蛛の天蓋を足した感じになります。
ちなみにアンカブートはアラビア語で蜘蛛を意味する言葉なので真化の時の名前に加えさせて貰いました。