魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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 用事があり書くのが遅れ投稿がギリギリになってしまいました申し訳ありません。これでゴビース戦は終わりです。


第75話 乱戦!〇〇〇〇〇覚醒作戦4

「そらぁ!さっきまでの勢いはどうした?」

「きゃあ!!」

 

 ゴビースとマゼンタの戦いは最初の奇襲でゴビースにダメージを与える事は出来たがそれ以降は再びゴビースに劣勢に立たされていた。

 

「さっきはデータに無い動きをされたがどうやら一時的なだけだった様だな。これでトドメだトライカラーモード!マジックアースキャノン!」

 

ゴビースはマジックアースキャノンをコピーしてマゼンタ達に狙いを付ける。

 

 

「ッマゼンタ、アズール、ウチの後ろに!」

「サポートするわサルファ!」

 

 それを見てサルファは素早く前に出で防御魔法を張り、アズールも手助けしようと三人は包む様に羽衣を展開した。

 

「マジカルダイナマイト!」

 

ゴビースがそう言い引き金を引くとマジックアースキャノンから3色の弾が発射されサルファのバリアに当たり大爆発を引き起こした。

 

「「「うわあああああ!?」」」

 

爆煙が収まるとそこには真化星獣モードと星獣モードが解け通常状態の姿に戻ったマゼンタ達がボロボロになりながらもなんとか立ち上がろうとしていた。

 

「グッ・・・・まさかウチらの必殺技を自分で受けるなんてな」

「まだよ、こんな模倣の愛で私達が屈する訳にな行かないわ・・・・ッ!」

「たとえ星獣モードじゃなくても戦ってみせるんだよぉ・・・」

 

「まだ耐えるか、だがその姿で2発目は耐えられるかな?」

 

 ゴビースが再び2発目を撃とうとした時地面が激しく揺れゴビースとマゼンタ達の間の地面が盛り上がった。 

 

「何!?」

〈この気配魔獣だ!浮上して来ているぞ!〉

「チッ時間を掛けすぎたか。こうして入られん逃げる前に直ぐに急成長エキスを打ち込まねば」

 

ゴビースはそう言い急成長エキス入り貫通機を取り出すと盛り上がっている地面に打ち込もうとする。

 

「そ、そんな事させない「邪魔だ!」きゃあ!?」

 

 マゼンタが阻止しようとするがゴビースは目から光線を撃ち邪魔が入らない様にする。

 

「これで作戦成功だ!」

「「「ッ」」」

 

  ゴビースがそう言い急成長エキス入り貫通機を地面に打ち込もうとした時

 

「血の大波波」

「グァ!?」

 

突如飛んできた血の斬撃によって貫通機が真っ二つになって壊された。

 

「か、貫通機が・・・・しまった魔獣が!」

 

〈アイツらは・・・〉

 

 ゴビースが攻撃され唖然としていると盛り上がっている地面はやがて沈んでいくと地響きが遠ざかっていき、その直後にマゼンタ達を守る様にイミタシオ達が前に降り立った。

 

「イミタシオ・・・何の真似や?」

「何って、ベルゼルガを助けてくれた借りを返しに来ただけだ。あの魔人の相手は任せて欲しい」

〈テメェ、アズールにあんな事した癖に今更どの面さげて仲間ヅラしてんだ!〉

「・・・そう言われてもしょうがないと思っている。だがそれでもベルゼルガを助けてくれたこの恩を返させて欲しい。信じてくれなくても私達があの魔人と戦う事で突破口を見出す為に利用してくれるだけでも構わない!私達に戦わせてくれ」

〈ッ・・・・〉

 

 ギンガホークの怒りを受けてもイミタシオは怒る素振りも見せず此方を頭を下げ利用するだけでも構わないと言う姿にギンガホークは思わず押し黙っているとアズールが口を開く。

 

「勝算はあるの?」

〈アズール!?任せるの!?〉

「私は彼女の事を信じても良いと思うわ・・・それに真化も解除された私達じゃあの魔人に勝てない。ここは彼女達に任せるべきだと思うわ」

〈・・・・私もアズールの意見に賛成だ〉

「なんやて!」

〈ギンガホーン!?お前は反対じゃないのか?〉

 

 アズールだけでなくギンガホークまで賛意を示した事でサルファとギンガホークは驚いた声を上げる。 

 

〈今の私達の状態では戦えないの事実だ。アイツを倒す為には彼女達の力は必須だ。・・・それに私の予測が正しければあの魔人はイミタシオ達でなければ倒せない〉

「ギンガホーン・・・分かったよぉ。イミタシオ、ベルゼルガ、パンタノペスカ。力を貸してもらえるかな?」

「ありがとう、その信頼に応えてみせるの」

 

  マゼンタが頭を下げるのを見てイミタシオは微笑んで答えると大剣を構えてゴビースに相対する。

 

「貴様等!よくも俺の作戦を邪魔してくれたな。こうなったらお前等を始末して作戦失敗の汚名をそそいでくれる!」

「ハッ、模倣しか能の無い奴がやってみろなの」

「私も戦闘は得意ではありませんがシオン様がマゼンタ様達に借りを返す為というなら全力でお力添えしますわ」

「エヘヘ、一番槍は貰うね」

 

 そう言いベルゼルガは大鎌を持ち一気にゴビースに斬りかかった。

 

「舐めるなベルゼルガモード!」

 

それに対しゴビースは額のマークを薄いピンク色に変え大鎌を持つとベルゼルガを打ち合う。

 

「血の大波波!」

「グッ・・・エヘ、血の舞踏」

 

ゴビースの模倣した技を受けるもベルゼルガは痛がる素振りも見せず逆に傷口から血の刃を生成するとゴビースに飛ばしダメージを与える。

 

「グ、ガ!」

「ベルゼルガ、交代するの」

「あ、シオちゃん♡」

 

 ダメージを受けたベルゼルガと交代する様に今度はイミタシオがゴビースに斬りかかり、ゴビースは対処しようとするがどこか動きがぎこちなかった。

 

 

「なんや?ゴビースの奴ウチらと戦ってる時と比べて動きがどこか鈍くないか?」

〈やはりそう言う事か・・・〉

「どういう事ギンガホーン?」

 

 サルファがゴビースの動きに疑問を持っていると得心した様にギンガホーンが呟きそれに反応したマゼンタが聞き返す。

 

〈奴が言っていただろう。今まで戦ってきた魔人との戦闘データで奴は私達の動きを予測して対応しているとだが裏を返せば・・・〉

 

ギンガホーンの言葉を聞きアズールはハッとした表情を浮かべた。

 

「そうか、データが無い相手ではコピーが発揮出来ない。だから今までバルバンと戦ってないイミタシオのデータは無いから対応出来ないのね」

〈そうだ。だが時間を掛ければアイツも対応してくるはずだそうなる前に決着を付けねば〉

「だったらそれを伝えんと・・・イミタシオ!ベルゼルガ!そいつは時間を掛ければ厄介になる!短期決戦で倒しー!!」

   

「了ー解いくよベルゼルガ!」

「うんシオちゃん」

 

 サルファの助言を聞きイミタシオとベルゼルガは2人掛かりで猛攻を加えゴビースは必死に防ぐ。

 

(グウゥゥ、あと少し、あと少し耐えればデータが貯まる。それでモードイミタシオになればっ!?)

 

 ガクンと突然ゴビースの片足が沼に嵌まった様に沈みバランスが崩れ防御が崩れてしまう。

 

 

「パンタノトラップPERT2ですわ~」

「しまっ」

「「はあぁぁぁ!!」」

 

その隙を見逃さずイミタシオとベルゼルガが2人揃って大剣と大鎌に魔力を込めて振り上げゴビースを縦一閃に切り裂いた。

 

「う、うおぉおおお!?」

 

 切り裂かれたゴビースは体中に魔力が走ると倒れて大爆発を引き起こした。

 

「ふぅ・・・・」

「エヘヘ、やったねシオちゃん」

 

 

 爆煙の中立ち上がったゴビースは傷口を押さえながらバルバエキスの入った樽形の容器を取り出しコックを捻る。

 

「おのれぇ・・・作戦変更!バルバエキス」

 

 バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!

 

『オォオオオ!!』

 

「巨大化したわね、2人ともマジアエキスを「待って!」え?」

 

 アズールがマジアエキスを使おうとした時イミタシオがそれを止める。

 

「まだ借りを返しきっていない。あの巨大化した魔人の相手は私に任せてくれないか?」

「あたしもシオちゃんの力になりたい。あのエキス貸して欲しい」

「あなた達・・・分かったわ、確かにあの魔人に対抗出来るのはあなた達しか居ないわね、マゼンタ、エキスを貸してあげて」

「うん!お願いねイミタシオ、ベルゼルガ」

「あぁ」

「えへ」

 

「「マジアエキス!」」

 

 魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だか巨大化出来る時間は僅か5分なのである!

 

 

 

『『はあぁぁぁ!はぁ!!』』 

 

 

 巨大化したイミタシオとベルゼルガは武器を構えてゴビースに対峙する。

 

『ハーフ&ハーフモード!』

 

 それに対しゴビースは先程得た戦闘データを元に対抗するモードになり額のマークを薄いピンクと灰色の2カラーに変え、大剣と大鎌を構える。

 

『行くぞ!ベルゼルガ』

 

『エヘヘ、了解』

 

 2人は同時にゴビースに斬りかかるがゴビースはそれを防ぎ弾き返し逆に斬り付ける。

 

『グッ、まさかもう対応して来たのか』

 

『当然だ。もう貴様等など敵では無い死ねぇ!』

 

『舐めるな貴様の対抗策などもう考えてあるベルゼルガ!』

 

『エヘヘ血の濃霧(ブルート・ディヒター・ネーブル)』

 

 イミタシオの合図でベルゼルガは血を吹き出しゴビースの周りに血の霧で覆う。

 

『これは!?』

 

『お前の模倣は確かに驚異的だ。だが模倣である以上目で見て対応しなければならないだろう。こうして視界を封じてしまえば・・・』

 

『舐めるな!センサー起動』

 

 ゴビースは自身に内蔵したセンサーを起動すると辺りを索敵すると背後からの反応を感じそこへ大剣を振り下ろすとそこにイミタシオが居てイミタシオは大剣で防ぐ。

 

『ぬ、ぐ』

 

『バカがその程度の小細工でこのゴビースが・・・!?』

 

 そう言うゴビースだが何かの液体が掛かったと思ったら急に全身に痛みが走り始めた。

 

『ギャアアア!!何だこの痛みはーー!?』

 

『ペイントフル#8この攻撃はまだデータに無い、だろう!』

   

 そう叫びイミタシオゴビースの大剣を弾き飛ばしそのまま袈裟切りに大剣で切り裂いた。

 

『グアアアア!!』

 

『止めだベルゼルガ!』

 

『血の串刺し公(ブルート・ヴラド)!』

 

 ベルゼルガは血霧を鋭い棘に幾つも変化させるとそれをゴビースの鎧の切り口に打ち込み高く空中に打ち上げた。

 

『ウ、ウオォオオオ!?』

 

 ゴビースは高く打ち上げられてそのままエネルギーが暴走し爆散していった。それを確認するとイミタシオとベルゼルガは元の大きさに戻るとイミタシオは力尽きた様に倒れそれをベルゼルガが優しく抱き留めた。

 

ワアァァアアア!!

 

 エノルミータとバルバンを撃退したのを見た民衆は歓喜の声を上げそれを聞いたイミタシオは満足そうな表情を浮かべた。

 

「これが・・・魔法少女か・・・」

 

 

――――――――――

 

 

「うふふふ、あれが光墜ち魔法少女の誕生の瞬間良かったなぁ・・・」

 

 次の日、学校の帰り道うてなは昨日の事を思い出しながら口から涎を流しながら恍惚な表情を浮かべながらキウィと歩いていた。

 

「うてなちゃん、昨日お尻あんなに痛めたのに元気だね~」

「だってあの後イミタシオとベルゼルガがバルバンと戦ったって聞くし、そこは見れなかったけど光墜ちヒロインとして100点満点な行動をしたのが凄く良かったしそれを聞いたら痛みなんて・・・アイター!」

「ありゃ~あ、うてなちゃんアソコにコンビニあるから塗り薬探そ~ついでに新作のテガソードポテトって言うのがあるから買いに行こ~」

「あ、う、うん」

  

 キウィと共にうてながコンビニに入ると

 

「いらっしゃいませーー!!!」

「・・・・・」

 

「「オァアアーー!?」」

「お、みち子じゃ~ん」

 

 何故かコンビニのバイトでイミタシオの変身者、田中みち子が居た。

 

 

 ――――――――――

 

 

「柊うてな、貴様に聞きたい事がある」

「は、はい・・・?」

 

 あの後、みち子への嫌がらせで大量の買い物をしてみち子が切れそうになったり、みち子の様子を見に来た蘭朶がうてなを見て変身して攻撃しようとし、慌てて同行していた百花が止めようとしたり一悶着あったが、今は捕らわれて以降仲良くなったキウィと蘭朶が仲良くテガソードポテトを食べて争う気が無いのを確認するとみち子がうてなに質問をした。 

 

「貴様は何故私の過去を世間に明かさない?昨日の戦い貴様が私の正体を民衆に暴露すれば結果は変わっていただろう。どうしてそうしなかった?」

「・・・・そう、ですね。それはみち子さんも同じじゃ無いですか・・・?」

「!あの時は私はただ夢中で」

「そう、ですよね。わたしも夢中でした。あの時わたし達は悪の組織マジアベーゼで魔法少女イミタシオだった。それ以外の物は邪魔だったんです」

「貴様・・・」

「それでここからは取引なんですが・・・わ、わたし達がわたし達である為にお互いに秘密は守っていくべきかなと思うんです・・・」

「フン!相も変わらず小賢しい事だ」

 

 うてなの提案を聞いたみち子は一瞬不快そうな表情を浮かべるが直ぐに不敵な表情になりうてなを指さした。

 

「だがいいだろう、飲んでやるその取引とやら。しかし我々と貴様等は敵同士、私は魔法少女としていずれ貴様等悪の組織のエノルミータもバルバンも倒してやるぞ」

  

みち子にそう言われるとうてなはとても嬉しそうに涎をだらだら流しながら笑顔を浮かべた。

 

「たはっ・・・だはは・・・そんなぁ・・・えへへ」

「気色が悪い」

「いやぁ、だって、だってぇ・・・悪の組織の一員が魔法少女に言われたいTOP5のセリフに入りますよぉ、今のはぁ・・・」

「気色が悪い」

 

 2人がそんなやり取りをしているとそこへ真剣な表情を浮かべた百花が近づいてくる。

 

「お二人とも今のお話を伺うに我々の関係は今まで通りと言う事ですわよね?」

「・・・・はい」

「と言う事はと言う事は私は相変わらずエノルミータにも魔法少女にもドエロい事をしていいと言う事になりますの!!」

「お前も柊うてなみたいに気色が悪い表情になってるぞ」

「んもぉ~♡冷たいですわ~みっちゃん様~うてな様なら私の気持ち分かって下さいますよね?」

 

 みち子に冷たくあしらわれながらも百花はうてなに同意を求めるが 

 

「あなたのエロにはストーリーが無い」

 

 うてなは某デスなガリアンの組織のゲームプレイヤーが地球の下等生物を見る様な目をしながら百花の意見を否定していた。

 

「ハァーー!?ぶっ飛ばしますわよーー!!やっぱ悪の組織ってクソですわー!今すぐ滅ぼしましょうみち子様ー!!」

 

「帰れ」

「帰って下さい」

 

 敵対している二人だがこの瞬間だけは気持ちがシンクロしあっていた。

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