追記
イミタシオとパンタノペスカに強化アイテムを渡す所を書き忘れていたので書き直しておきました。
荒くれ無敵城
「バットバス、何時になったらモビーディグはデカくなるんでぃ?いい加減この城をモビーディグに接続させて暴れてぇんだが?」
「まぁまぁまぁ船長慌てなくてもそう遠くない内にモビーディグはデカくしてやるからよ。来やがれザッカス!」
バットバスがゼイハブを宥めながら新たな魔人を呼び出すと扉から茶色に金の装飾が施された鎧を着け、右腕に赤い腕章を巻き、三日月刃の様な飾りが付いている兜を被った魔人ーザッカスが入ってきた。
「俺達は?」
「「「バットバス特殊部隊!!」」」
「芋引いてんのは?」
「「「トレスマジア!!」」」
「勇猛果敢な?」
「「「俺達だ!!」」」
ヨッシャアアアアーー!!
「よーしザッカスいよいよテメー等精鋭たる特殊部隊の出番だ!その赤い腕章に恥じない働きを見せろよー!ビズネラ、作戦説明ー!!」
「はい、バットバス様」
ビズネラは早速作戦ボードに図を差し入れると指し棒を指して説明する。
「現在モビーディグは採石場エリアに居る事が分かっています。しかしかなり深い所に居る上に地面が固くエキス入り地中貫通機が届くのに時間が掛かってしまい到達する前に魔獣に逃げられる可能性があります」
「で?」
「で、ですのでまずは地面を柔らかくする浸透液を播き地面を腐らせてから、この改良したブースター付き貫通機を使います」
ゼイハブの圧に怯えながらもビズネラは作戦図に上にブースターの付いた地中貫通機を張りつけ分かりやすく説明する。
「それでようやくモビーディグをデカくする事が出来るんだろうな?」
「あたぼうよ船長!これで一発で成功させてくるからよ、行ってこいザッカス!作戦失敗した奴は?」
「「「テメエで頭を食い千切れ!!」」」
山中
「ごめんなさいなの」
マゼンタ達が修行場として使っていた山にイミタシオ達に呼ばれ来てみればいきなりイミタシオ、ベルゼルガ、パンタノペスカに頭を下げての謝罪を受け戸惑った様な表情を浮かべた。
「何や話があるっちゅーから来てみたら・・いきなりどしてん?」
「初めて会った時の事を謝りたくて・・・とっても酷い事をしてしまったから・・・あの時はベーゼを倒す事ばかり考えていて・・・あなた達や星獣達を侮辱して申し訳なかったの」
「イミタシオ・・・」
「それとその・・・・その事とベルゼルガを助けてくれたお礼とお詫びも含めて私達もあなた達と一緒にエノルミータやバルバンと戦わせて欲しいけど・・・ダメ、かな?」
イミタシオが気まずそうに聞くとギンガルカが重々しく口を開く。
〈・・・正直出会った当初にアズールにあんな事をしたあなたには良い感情は無いわ)
「うっ」
〈でも、あの時ベルゼルガを助けようとマジアベーゼと戦った姿とゴビースと戦う姿は間違いなく星を守る戦士の姿だったわ・・・だから他の皆がいいと言うなら私は何も言わないわ〉
「ギンガルカ・・・」
ギンガルカの言葉を聞きイミタシオは窺う様にマゼンタ達を不安そうに見上げる。
「私は構わないわ。最初に会ったあの時も私はあなたの愛を感じられたから別にあなたに恨みは無いわ。これからよろしくね」
「あ、うん・・・(やっぱり怖いなコイツ)」
「ウチも構わんわ。アンタ等が本当に改心して一緒に戦ってくれるならこっちとしては助かるしな」
〈俺も同意見だ。実際バルバンやエノルミータは強くなってる、本当に償いたいって言うなら文句はねえよ〉
「サルファ、ギンガホーク・・・」
「わたしは大歓迎だよぉ!イミタシオ達が一緒に戦ってくれるならとっても心強いよぉ!ギンガホーンもいいでしょ?」
〈・・・・まぁ最初に会った頃の様などす黒い復讐心の様な物は感じないし、今の君なら星を守る戦士として共に戦う事には問題無いかもしれないな〉
「マゼンタ、ギンガホーン・・・ありがとうなの」
「私からもマゼンタ様達や星獣様達にお礼を言わせて頂きますわ。」
「エヘヘ、これからよろしく・・・」
イミタシオに続く様にパンタノペスカとベルゼルガも受け入れた事に礼を言い深々と頭を下げ、穏やかな空気になる中ふとサルファが気づいた様に口を開く。
「それにしてもアンタそのキャラで行く事にしたんやね」
「ハ、ハァ!?キャラって何の事かなぁ?」
サルファの指摘に子供なキャラを作っているイミタシオは思わずギクリとした様子で聞き返してしまう。
「いや前の戦いの時は随分口調ちゃうかったしなぁ。よう知らんけどベーゼの因縁も深そうやったし」
「そ、それは・・・その・・・」
サルファの言葉にイミタシオは言い淀み、後ろでベルゼルガが苛めるなと言わんばかりに睨み付ける中マゼンタは苦笑しながら助け船を出す。
「言えない事があるなら今は無理しなくてもいいんじゃないかなぁ。ベルゼルガを助けた時のイミタシオの姿とーっても魔法少女だったもん!」
「マ、マゼンタ!」
「ふふ、それもそうね」
(ええ子や)
マゼンタの言葉にイミタシオは感動しベルゼルガはイミタシオに優しい人は好きと言う様な表情を浮かべアズールやサルファもほんわかした雰囲気になる。
「あ、そうだ!仲間になってくれたならパンタノペスカに渡したい物があったんだ」
パンタノペスカが聞くとマゼンタは胸の変身アイテムから白く塗装した盾とチャンピオンベルトを取り出した。
「これは、盾とベルト?」
「あ、このベルトもしかして」
〈あぁ、前に戦ったサンバッシュと手下が使っていたベルトと盾を回収して改良した物だ。調べて見たらどうやらエネルギーを吸収する力があるが盾の方は吸収限界を超えると持ち手に逆流する欠点があってな。それを改良して盾は吸収限界に達した時は相手に撃ち返す様にして、ベルトは貯めたエネルギーを自分の力に変換する、いわばバッテリーのような機能にしてある〉
「いいんですの?私達よりもマゼンタ様達が使った方が・・・」
「いや、ウチもマゼンタも戦闘スタイル的に使わんしアズールも羽衣持ってるから宝の持ち腐れやねん、ベルトの方もウチらが使うよりもイミタシオが使った方が力になるとおもうてな」
「私達と一緒に戦うというなら仲間の証として受け取って貰えないかしら?」
「・・・そう言う事ならありがたく受け取らせ貰いますわ」
「ありがとうなの、サルファ」
「エヘヘ、これでシオちゃんもわたしと同じ機能の装備でお揃い♡」
イミタシオとパンタノペスカはそう言ながらベルトと盾をそれぞれ受け取った。
「そう言えばイミタシオ貴女に聞きたい事があったの」
「?何かな?」
「貴女達真化状態を常に保ち続けているでしょう?どうやって使い続けているの?
「あーそれはウチにも教えたってぇな。ギンガホークがサポートしてくれてるんやけどそれでも燃費の消費がまだ多くてな」
「確かにこの先エノルミータやバルバンと戦う上で重要だよね!分かったよ真化星獣モードとは違うかもしれないけど参考にするの!」
「お願いするわ」
「頼むでイミタシオ先生~」
「重要なのは魔力の出力なの!イメージとして・・・」
「ふんふん」
「ほ~ん」
「・・・????」
イミタシオが真化を維持する方法を説明するなかマゼンタだけが段々話について行けず頭のハテナマークが増えていき、やがていじける様に離れて地面を弄り始めた
「・・・・」(しょんぼり)
「あっ!!せやんな 寂しかったよな!ゴメンゴメンゴメン!!」
「しょうがないよぉ・・・この中であたしだけ真化してないんだもん・・・」
〈マゼンタ、そう拗ねる事は無い。君もそう遠くない内に真化できるかもしれないぞ〉
「え!本当ギンガホーン?」
拗ねるマゼンタを励ます様にギンガホーンがそう言うとバッとマゼンタが顔を上げた。
〈うむ、前のゴビースとの戦いの時、君が一瞬早くなりゴビースに攻撃を当てた事があっただろう。あの時かなりの魔力とアースの高まりと感じた。恐らくではあるがあれは真化の予兆かもしれん〉
「(そう言えばお化け屋敷の時にバルバンの魔人を消し飛ばしたあの光・・・魔力の高まりを示していたのかもしれんな)そうだよマゼンタ!ギンガホーンの言う通りマゼンタもきっともう直ぐ真化出来る日か来るかもなの!」
「そ、そっかぁ!えへへ、それじゃあ頑張るね!」
ギンガホーンとイミタシオの言葉を聞きマゼンタは元気を取り戻した様子で嬉しそうに笑う。
「マゼンタ様はどんな真化状態になるんでしょ~私としてはドスケベな」
「ペスカ本当に黙って」
「その口閉じいアンタ・・・」(ぎりぎり)
「どんな姿かぁ・・・ちょっと照れくさいけどお姫様みたいなキラキラした・・・そんな姿に慣れたら嬉しいなぁ♪えへへ」
「素敵ね!きっとマゼンタに似合うわ」
(ええやん・・・)
〈えーお姫様って長いスカート履いてるから戦う時動き難くて戦えないだろ。そんな姿よりもう少し格好良くて実戦的な姿の方が良いだろー?〉
〈うーんマゼンタの気持ちは分かるけど流石にお姫様の姿で戦うには無理があるわね・・・他の姿にしましょ〉
〈そうだなマゼンタ、彼等の言う通りお姫様の様な姿の真化では戦いには向かないだろう。此処はマゼンタの戦闘スタイルに合わせた真化形態を〉
「クォラ!何乙女の夢ぶち壊す発言してんねん!!ええやん!お姫様でも戦えるやろ?魔法少女は女の子の憧れなんやから、そこも考慮したりぃこの戦士脳共!!」
〈〈〈え~~~〉〉〉
マゼンタの真化形態(仮)の姿に駄目出しする星獣達にサルファが抗議しているとパンタノペスカが何かに気づいた様な反応をした。
「イミタシオ様」
「よく気づいたのペスカ。流石お前の感知能力は強力なの」
「現れたねエノルミータ!!あたし達魔法少女が今度こそ懲らしめてあげるんだから!!」
採石場
「ごめーんベーゼちゃ~ん。魔力の遮断装置壊しちゃった~怪我は無い~?」
採石場で真化の力を使いこなそうとエノルミータメンバーで訓練をしていたがうっかりうっかり遮断装置を壊してしまったレオパルト・セクメトがそう言いながら壊れた装置を突っついていた。
「だ、大丈夫!やっぱり加減難しいね。しかしこうなると・・・」
「こらー!こんな所で何やってるのーー!!エノルミータ!!」
「(今日は真面目に訓練してただけなんですけどね・・・まぁ日頃の行いが悪いからしゃーない)まぁいいでしょう実戦訓練と行きましょう!」
魔力の遮断装置が壊れた事でトレスマジアとシオちゃんズが来てしまった事にマジアベーゼ・クヌムは遠い目をしたが気を取り直して実戦訓練として魔法少女達を迎え撃とうと他のエノルミータメンバーと共に飛びかかっていった。
――――――――
「奴らめ・・・何で毎度毎度我々の行く先々で現れるんだ・・・」
ザッカスは魔獣がいるポイントに向かっていたが戦闘音が聞こえ崖下を覗いてみると
そこではトレスマジアやシオちゃんズ魔法少女達がエノルミータと戦っているのが見ええザッカスは忌々しそうに呟いた。
「ヤートット!今魔獣が潜っている所はどの辺りだ?」
「アイツらが戦っている後ろ側ッス」
「チィ!ここからでは降りていって回り込む事が出来んな、時間も無いし正面突破するしか無いか・・・ヤートット、直ぐに降りて向かうぞ!」
「「「ヤートット!!」」」
ザッカス達は崖から降りに戻っていく中、魔法少女とエノルミータの戦いはマジアベーゼ・クヌムがサルファの弱点を突く為に大量の人とタコが交ざった魔物を出した事で大きく動こうとしていた。
「ギャーーー!?こっち来んなータコーー!!」
〈サルファ落ち着け!距離とって雷の羽根で一掃すれば〉
「ムリムリムリ!アイツら意外と動き速いし止まってたら直ぐ捕まるし、空中浮かんでくるから空飛んでも追いかけてくるーー!!」
「どうしたんですかぁ?格好いい所見せて下さいよぉ!(ちょっと出し過ぎた)」
そのままタコ魔物達はサルファだけでなくアズールやイミタシオ達にも襲いかかり次々捕まえていく。
「あ、くそぉ、ヤメェやぁ・・・」
「サルファ様凄いエロい顔ですわー!」
「キモ、これ」
「あ”ーー!?お尻吸うなーー!!」
「くうぅぅぅ何という圧迫する愛!!」
〈アズール!?何言ってるの?〉
マゼンタは他の皆より離れた場所にいた為難を逃れたが直ぐに残ったタコ魔物達が向かってくる。
「み、皆ぁ!!」
〈マゼンタこっちにも来ている閃光獣撃連弾だ〉
「う、うん!閃光獣撃連弾!!」
マゼンタは強化獣撃棒から多数のアースのエネルギー弾を乱射し近づこうとするタコ魔物を駆逐していく。
「マゼンタの奴以外とやるわね。ルベル、影繰りでマゼンタの動きを」
「いや、嫌な予感がするぜアタシはよぉ」
「あ、こっちにも来た~」
そんなやり取りをしているとロコムジカ・ハトホル達の方にもタコ魔物がやって来てぬいぐるみで迎撃するネロアリス以外に絡みついてきた。
「もー何でこうなるのよーーー!?」
「すいません、又魔力を込めすぎてコントール出来ませんでしたテヘ♪」
「「クソバカ!!」」
「ベーゼちゃんを感じる・・・・♡」
イミタシオやパンタノペスカにだけ強化アイテムが無かったのでサンバッシュが使っていた盾やドレットレッダーが使っていたベルトを使わせて貰いました。今回は活用させられませんでしたが後々使っていこうと思います。