魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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月曜に更新する予定でしたが急な用事が立て込んでしまい更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

今回はオリジナルの文化祭回です。色々ネタに走りました。


第79話 潜入!魔獣おびき寄せ作戦

ナハトベース

 

 

「・・・・・」

「こりすちゃんのオモチャ、大分ボロボロになっちゃったね・・・」

 

 ナハトベースで広げられたボロボロになったこりすのオモチャを見てうてなは申し訳なさそうな顔をする。

 

「最近戦い続きで直す暇が無かったし、この前の戦いでもありすちゃんがいつも乗ってたぬいぐるみもズタズタにされちゃったし・・・」

「確かになー・・・そういやよぉ、その2つは戦いには出してないよなぁ。後そのネコ悪魔のぬいぐるみもあんまり出してないし」

 

 ネモはそう言いながらこりすが両手に持っている女の子の人形とプラモと近くに置いている軍帽を被った黒い羽生やした様な黒猫のぬいぐるみはあまり壊れている所は無かった。

 

「あ~確かにその軍帽ネコも大分前の決戦の時もアズールの攻撃の時咄嗟に引っ込めて別のオモチャを盾代わりにしてたよな~」

「大事にしてるんだよねこりすちゃん」

「でもこの量、修理に時間掛かるし多分直せないオモチャも多そうだし又戦いになった時オモチャが無いんじゃこりすが戦えないわね・・・」

「あ、だったら」

 

真珠の言葉を聞きうてなは何かを思い出した様にゴソゴソ鞄の中身を漁ると一枚のビラを取り出した。

 

「今度の日曜にわたしの学校、学園祭をやるんだけどその時バザーもやってるからもし良かったらこりすちゃん達も来ない?」

「・・・・!!」(ぱぁあああ)

 

 うてなからのお誘いにこりすは目を輝かせて興味津々といった表情を浮かべ、真珠やネモも興味深そうな表情をする。

 

「へぇーうてなとキウィの学校の学園祭かぁ。面白そうね」

「ウチの中学はまだ先だけど出し物の参考になるかもな。うてなの所はどんなのやるんだ?」

「・・・・エヘヘヘ」

 

 ネモの質問を聞きうてなは表情を蕩けさせて嬉しそうな笑い声を上げた。

 

「え、キモ」

「おい真珠」

 

うてなの表情を見て思わず本音を漏らす真珠にネモが注意するがそれをうてなは気にした様子も見せず話を続ける。

 

「エヘヘヘ・・・まさかあのアレが採用されるなんて思わなかったけど、お陰で衣装作りがすごく頑張れたよ」

「あの時のうてなちゃんの気迫凄い物があったよね~」

「だから何なのよ?早く教えなさいよ!」

「エヘヘ・・・それはね・・・・魔法少女喫茶!」

「「魔法少女喫茶?」」

「・・・・・?」

 

 うてなからの答えに真珠達は首を傾げ、それを見てキウィが補足する様に説明する。

 

「よーするに魔法少女のコスプレした喫茶店の真似事するんだよ。色々な衣装あるけどトレスマジアのコスプレが多いかな~」

「あぁ、そういう感じの出し物なのね。そりゃ嬉しそうな顔するわねあんた・・・」

「・・・・!!」(ぴょんぴょん)

「え?「当日は魔法少女喫茶の手伝いはするの?」って・・・う、うん、わたしとキウィちゃんは午前中は魔法少女喫茶の仕事があるから午後に来てくれたら一緒に学園祭に回れるから午後に来て欲しいな」

「「「・・・・・・」」」

 

 うてなのその言葉を聞き真珠、ネモ、こりすは顔を見合わせてアイコンタクトらしき物をするとうてなの方を向き笑みを浮かべた。

 

 

「「・・・・・へぇえええ」」 

「・・・・・・」(ニッコリ)

「え、な、何?」

「そっか、そっかー午前中は仕事ね~。じゃあ午前中にうてな達の働いている所見に行くわね」

「ええ!?」

「そりゃそうだろ。アタシらも学園祭あるから参考の為にも見に行かなきゃならないし、何よりこりすもお前の働いている姿を見たいってさ」

「・・・・!!」(コクコク)

「うっ・・・」

 

 こりすが目を輝かせて激しく頷く様子を見てうてなは断れなくなり、そんな中キウィは楽しそうにこりすに話しかける。

 

「うてなちゃんの魔法少女衣装スゲー可愛いからこりすも楽しみにしてろよ~」

「・・・・!!」

「キ、キウィちゃん・・・」

「そんな顔しないの、魔法少女喫茶が楽しみなのは本当なんだから、別に変な物じゃないんでしょ?」

「そ、それは勿論・・・」

「じゃあもっと堂々としてなさいよ。好きな物をやってるんだから自信持ちなさいよ!」

「あ、当日になったらこりすはちゃんとアタシらが学校に連れ来てやるからうてな達は安心して学園祭の準備しててくれよ」

「あ、うん、ありがとう・・・」

 

そんなやり取りがナハトベースでありそんなこんなで日が経ち学園祭当日になり

 

 

 

校門前

 

 

「ここがあの女のハウスね!!」

「いきなり何言ってんだお前?」

「・・・・・」

 

うてなの中学校の校門前でいきなり叫びだした真珠にネモとこりすはジト目を向ける。

 

 

「何言ってんのよ?こういった所にはこう言う風に言うのがお約束って奴でしょ?真珠はアイドルとしてお約束を守っただけよ!」

「・・・・・」

 

 それはどちらかと言うとアイドルと言うよりお笑い芸人のお約束なのではとネモは内心思ったが言わないでおこうと思い何も言わずにこりすの手を引いて学校内へ入っていった。

 

「あ、ちょっと黙って先に行くんじゃないわよ!!」

 

 

――――――――――

 

 

門をくぐると様々な出店がやっており来客者や店員役の生徒達の活気に満ちあふれていた。

 

 輪投げやってまーす!豪華な景品がありますよーー!!

 キュウタマたこ焼き如何ですかーー?

 暗黒科学リフレッシュパワー体験会やってまーす。良かったどうぞーー!!

 

「へぇー色々面白そうなのやってるわね」

「・・・・・・」(キョロキョロ)

「色々参考になりそうだな。うてな達の出し物は教室かな?・・・・ん、あれは?」

 

 真珠達が興味深そうに辺りを見回しているとたこ焼き屋の前で薫子、はるか、小夜といった見知った顔を見つけた。

 

「キュウタマたこ焼き1つタコ抜きで」

「あの?お客様ウチはタコ抜きのたこ焼きは取り扱っておりませんが?」

「いいから、キュウタマたこ焼きタコ抜きで売らんかい」

「嫌ですよ!!タコの無いキュウタマたこ焼き何て変身アイテムの無い変身ヒーローと魔法少女じゃないですか!!」

「変身アイテム無くても正義の心持ってたら誰でもヒーローや魔法少女やろ!!分かったらタコ抜き売らんかい!!」

「ちょっと何やってるの薫子!?」

「薫子ちゃんいい加減タコ克服しようよ!!」

 

「・・・・何やってんだアイツら?」

 

 

 ――――――――――

 

 

 その後結局薫子はタコ入りのキュウタマたこ焼きを買わされ、ブーたれながらタコをほじくり返して取りながら食べ、ネモも同じ物を一つ買い普通に食べながら一緒に合流して魔法少女喫茶に向かって行った。

 

「へー真珠ちゃん達の所は学園祭はまだなんだぁ」

「えぇ、だから今日は何か出し物の参考になりそうか見に来たのとうてなの言う魔法少女喫茶に興味があったから見に来たの」

「そっか!だったら楽しんでいってね。うてなちゃんが凄く頑張って衣装を作ってたからすごく良い出来なんだぁ!!」

「確かに衣装を作っている時のうてなさんの気迫は凄い物だったわ・・・」

「邪魔するなら殺すみたいな表情やったな・・・」

「あ、やっぱりはるか達もそう感じる程なんだ」

 

 そんな事を話していると魔法少女喫茶をやっている教室の前に着き扉を開ける。

 

「いらっしゃいませーお客様~・・・・ってお前等かよ」

 

 はるか達に応対したのは紫色の長髪のカツラを被りと同じ色の魔法少女を着たキウィだったが入ってきたのがうてな達だと分かると営業スマイルをやめいつもの態度に戻る。

 

「あらあら、客によって態度変えるなんて随分態度悪い店員さんですなぁ。お店の品位落とす様な真似辞めて貰います?」

「んだとこの貧乳チビ・・・・ッ」

「ちょっと薫子、学園祭なんだから喧嘩腰にならないで」

「キウィも辞めなさいよ」

「「チッ」」

 

 小夜と真珠に止められ二人は同時に舌打ちをしながらも矛を収め席に案内され席に座ると真珠が周りをキョロキョロと見渡した。

 

「そう言えばうてなの姿が見当たらないけどどこに居るの?」

「あー・・・あ、居た居た」

 

 キウィが辺りを見渡しうてなを見つけるとグイグイと引っ張ってきた。

 

「い、いらっしゃいませ・・・」

「・・・・!!」

「お、トレスマジアの衣装じゃん」

「あら似合うじゃ無い」

 

 現れたうてなの姿は紫色のトレスマジアに似せた衣装を着ていた。

 

「うぅ・・・作ったのは良いけど恥ずかしい」

「良いじゃない憧れの魔法少女の姿なんだから」

「そーだぜ。そのまま魔法少女になっても問題無いんじゃ無いか?」

「うぅ・・・・(わたしがエノルミータ総帥だって知ってる癖に)」

「お~いそこまでにしろよ~さっさと注文しろよ~」

「はいはい」

「今日はここまでにしとくか(日頃の恨みもちょっとは晴れたし)」

 

 キウィが仲裁に入りメニューを渡すと真珠とネモはからかうのを止めメニューを開いた。

 

「へー結構種類あるじゃない」

「アハハハ・・・実は教室じゃ調理出来ないから殆ど買った物やレンジでチンした物だけどね」

「どちらかと言えば料理よりも雰囲気を楽しむ感じの喫茶になってるわね」

「あ~そう言う裏事情があるのね・・・」

 

はるかと小夜は苦笑しながら裏事情を話すと真珠も納得しながらメニューを見る。

 

「じゃあ真珠は至高のプレシャス知恵の果実(ただの葡萄)を注文するわ」

「・・・・!!」

「じゃあアタシとこりすはハンバラーのハンバーガー(ただのハンバーガー)で」

「ウチはパワースプリッティ(栄養ドリンク)でじゅうぶんやな」

「私は芋長の芋羊羹をお願いするわ」

「あたしも小夜ちゃんと同じ物にするよぉ!」

 

「は、はい、ご注文承りました。少々お待ちください」

「ちゃちゃっとチンしてくるからな~」

「ちょっキウィちゃん!それは大声で言わない約束だよ!!」

 

 

荒くれ無敵城

 

 

「バットバス、ビズネラ。テメエ等ご自慢のエキス入り貫通機も精鋭も思ったより使えねえみたいだな、えぇ?」

「それは・・・・」

「まぁそう言うなよ船長。まだ特殊部隊は残ってるし前の作戦で魔獣の特性が分かったから今度の作戦はより良くなったぜ」

 

 ゼイハブの皮肉にビズネラは気まずそうに顔を逸らすのに対しバットバスは今だに余裕そうな表情を見せる。

 

「特性だと?」

「そうよシェリンダ。ビズネラ説明してやれ」

「はい、バットバス様」

 

 バットバスに促されてビズネラは新しい図を作戦ボードに配置する。

 

「前回の作戦でモビーディグは侵蝕液で汚染した所に向かってきた所を見るに穢れに引き寄せられる性質があるようです。ですので次の作戦はその特性を利用した作戦を行います」

「なるほど、モビーディグの居る場所に穢れをばらまいてモビーディグをおびき寄せて急成長エキスを与えようって事か」

 

 ビズネラの言葉を聞きゼイハブは納得した様子を見せる。

 

「そーよ船長!モビーディグ急成長作戦は今までとは違う物に変わるぜ!来いヂェンゾス!!」

 

 バットバスが呼び出すと扉から青と銀に装飾した鎧兜に両肩に大きな丸鋸を付け左腕に赤い腕章を付け右腕が回転のこぎりになっている魔人ーヂェンゾスが入ってくる。

 

「俺達は?」

「「「バットバス特殊部隊!!」」」

「諦めるんだな」

「「「トレスマジア!」」」

「最後に勝つのは?」

「「「俺達だ!!」」」

 

 ウラァアアアア!! 

 

「よーしビズネラ!モビーディグの今の場所は?」

「はい、現在モビーディグはFー3エリアの学校と言う場所に居る事が分かっています。この場所に汚染物質をばら撒きモビーディグの浮上を促し、地上に出てきた所に急成長エキスを与えます。しかし今学校は祭りらしき物をやっておりそのまま行けば目立ってしまいます。そこでスマホで偽の荷物搬入の連絡を入れましたのでその偽装トラックに乗って潜入し作戦を行います」

「よーし行ってこい!作戦失敗した奴は?」

 

「「「テメエで頭を」」」

 

ギュイイイイン!!

 

「食い千切れ」

 




ちなみにキウィの魔法少女コスは中の人ネタでキュアマジェスティです。
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