魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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 先週更新されたまほあこ最新話は番外編でしたが薫子がタコが嫌いになった理由が分かりましたが割とギャグですけどヒドい理由でしたね・・・


第88話 決戦! モビーディグ誘導作戦2

「メナスアイ!」

「ブッ殺サーキュラー!」

 

「「ヤートット!?」」

 

 

 マジアベーゼ・クヌムとレオパルト・セクメトがヤートット達を倒す間にロコムジカ・ハトホル、ネロアリス・ジャバウォック、ルベルブルーメがミザルスを相手に戦う状況になっていく。

 

「ルベル!」

「影繰り!」

「ヌゥ!?」

 

 ルベルは影繰りを放ちミザルスの動きを止め、そこを狙いロコムジカ・ハトホルとネロアリス・ジャバウォックは一斉に攻撃を仕掛ける。

 

「ヴァリオーネ・ノクターン!!」

「「マキナビームなのだわ」」

 

「舐めるなフンッ!!」

 

 だがミザルスは拘束をあっさり解くと迎撃とばかりに腕の小型ミサイルを連射し相殺し、さらにロコムジカ達に向けて発射する。

 

「まだだ!影盾!」

 

 それに対しルベルは影の盾を生成しそれを防ぐが動きが止まったのを見てミザルスは背中の大型ミサイルの発射態勢を取る。

 

「喰らえ爆破ミサイル!!」

「「「「「「ッ!!」」」」」」

 

 

 放たれた爆破ミサイルはルベルの張った影盾ごとエノルミータメンバーを巻き込み爆発し、爆煙が晴れるとそこには何も残っていなかった。

 

「よーしエノルミータの始末は完了だ!次のフェーズに進む行くぞヤートット!!」

「「「ヤートット!!」」」

 

 そう言うとミザルスは背中のミサイルを再装填するとヤートットを引き連れ何処かへ去って行った。

 

 

 倉庫街

 

 

「何今の爆発音?」

〈アズールそれも気になるけどまずは先にビズネラを!魔獣の気配が近づいて来ているわ!〉

「何やと!?アイツが手に持ってる装置が関係してるんか?」

「だったら早くアイツを倒さないとなの、この!」

 

「さぁ来なさいモビーディグ、エキスはこっちですよ!!」

「獣撃破!!」

「うわぁ!?」

  

アズール達がヤートットに足止めを受けている間にも地響きは徐々にエキスの置いてある場所に近づいて来るのを見てビズネラは勝ち誇る様にリモコンを持った手を高く掲げると、上から獣撃破が撃ち込まれビズネラはコンテナから転落し装置を落とし電源が切れてしまう。

 

ゴゴゴゴ・・・・

 

 装置の電源が切れた途端に此方に向かって盛り上がっていた地面が沈み込み去って行く。

 

「何とか間に合ったよぉ。動かないでビズネラ」

「グッ」

「「「「「マゼンタ(様)!!」」」」」

 

 

 そう言いながらマゼンタが空から降りるとビズネラに獣撃棒を突きつける。マゼンタが到着したのを見て嬉しそうにしながらもサルファ達はマゼンタの元に走り寄る。

 

「マゼンタ、どうしたんやトドメを刺さんのか?」

「その前にギンガホーンが聞きたい事があるみたいなの」

「聞きたい事?」

〈あぁ、ビズネラさっき上空から見たがお前が使った装置、モビーディグが呼び寄せられた様に見えたがアレは何だ?〉

「それは・・・」

「さっさと白状せぇ!さもないと・・・・!!」

「殺す」

「ヒィ!」

 

 ギンガホーンの質問に言い淀むビズネラに対しサルファがビズネラの襟首を掴みベルゼルガが首元に大鎌を当てるとビズネラが悲鳴を上げる。

 

「わ、分かりました。話します!話しますから命だけはお助けを・・・それはモビーディグの好むエネルギー波を出す装置です。その装置でモビーディグをおびき寄せて急成長エキスを与えるつもりだったんです・・・」

〈なるほど、だったらこの装置利用出来そうだな〉

「えぇ、これを使えばモビーディグを探さなくても人気の無い場所に誘導して倒す事ができるわね」

「これでやっと魔獣を倒せる目処がつくな」

「じゃあ作戦を立てよぉ!」

「うぅ・・・」

   

マゼンタ達がモビーディグを倒せる可能性が見えた事に喜ぶ反面ビズネラは力なく項垂れていった。

 

 

――――――――――

 

 

「・・・・・・・」

 

一先ずビズネラにはモビーディグを倒した後にバルバンの居場所を聞く必要があるのでやや離れた場所に拘束すると早速マゼンタ達は作戦会議を始める。

 

「それで何処にモビーディグをおびき寄せるつもりなの?☆」

「面倒だからここで良いと思う」

「ベルゼルガ、それはダメだからね☆」

「そうね、取りあえずここの倉庫街はやめた方が良いわね」

〈こんな所におびき寄せたら倉庫やコンテナが滅茶苦茶になっちゃうわね〉

「かと言って街中という訳にもいきませんわね・・・・」

「当たり前やろ、魔法少女が魔獣倒す為に守る街壊したら本末転倒や。だったら採石場あたりが無難やろな」

「あたしもそれが良いと思うよぉ」

〈あ、サルファ、マゼンタだったら採石場より良い場所があるぜ〉

 

おびき寄せる場所が採石場に決まりかけた時、ギンガホークは思いついた様に声を出した。

 

「どこなんギンガホーク?」

〈俺達が居た山だ。アソコは元々俺達星獣が住んでいた山だからアースの力が満ちているんだ。そこならサルファ達の力を十全に強くしてくれる〉

「ホンマか!」

〈それにその山に居ればマゼンタの浄化のアースの力は強くなり、その力なら今の幼体の魔獣を完全に浄化出来るはずだ〉

「本当ギンガホーン!」

「だったら、おびき寄せるのはその山ね。おびき寄せたら私が凍らせて逃げられない様にするわ」

「だったら私達はおびき寄せた魔獣をマゼンタ達が倒せるまで弱らせる役目をやるね☆」

「私もシオちゃんと一緒に戦う」

「動きを封じるのは私も出来ますから私はアズール様を手伝いますわ」

〈良いわね、じゃあその作戦で決まりね〉

 

 

 

「・・・・・・」(ギコギコ)

 

マゼンタ達が作戦の段取りを決めていく中、縛られているビズネラは隠し持っていたヤスリを使いバレない様に鎖を少しずつ切り始めていた。

 

〈良しそれじゃあ、早速作戦を始め(バキン)ッ!!〉

 

 突然何かが壊れる音が響き、何事かと振り返ると拘束を解いたビズネラが玉の様な物を投げつけようとしていた。

 

「フッ!」

「なっゲホッ!?」

 

 ビズネラが投げつけた玉は爆発すると赤い煙が立ちこめマゼンタ達がむせ込んでいる隙にビズネラは走り去って逃げていった。

 

「不味いわビズネラには作戦を聞かれてる!直ぐに飛んで・・・飛べない!?どうして?」

〈さっきの煙玉だわ、あの赤い煙にアズール達の魔力を阻害する効果があるみたいよ。それで魔力を使った飛行が出来ないんだわ!!〉

「だったらウチが走って追いかける!マゼンタ達は先に山に行って魔獣の対処を!!」

「サルファ!」

 

 サルファはそう言うと全速力で走りビズネラを追跡した。

 

「ヒィヒィ!!」

「待たんかいゴラ”ァ!!」

 

 必死に逃げるビズネラにサルファは鬼の形相で追いかけ、ビズネラは曲がり角に逃げ込みサルファもそれ追いかけようと曲がり角に入った所に太い腕が伸びサルファの首を掴み上げた。

 

「よぉ、待ってたぜマジアサルファ」

「がッ!?バット、バス・・・!」

「オラァ!」

「ゲッ!?」〈サルファ!!〉

 

 そのままバットバスはサルファを壁に叩き付けサルファは頭から血を流しながら意識を失っていった。

 

――――――――――

――――――――

――――――

――――

 

 

「・・・・かし、こんなガキがマジアサルファだったとなんてよ」

「恐らく認識阻害と言う物でしょうね。随分と高度な魔法の様です」

 

「・・・・ん」

 

 誰かの話す声と地面から感じる震動で薫子が目を覚ますとそこは四角い箱の様な場所で薫子は縛られて床下に転がされており見上げるとバットバスとビズネラが座席に座っていた。

 

「ッお前等!ここは何処や!!」

「おや目が覚めましたかマジアサルファ、いや天川薫子と言うべきですかね」

 

 目を覚ました薫子に見せつける様にビズネラは薫子から回収したらしい生徒手帳をピラピラと振り見せる付ける。

 

「お前ウチの名前を・・・・!!」

「おっと変身しようとしても無駄だぜ。変身アイテムとテメーの星獣はこっちが抑えてるんだからな」

〈サルファ!〉

「ギンガホーク!!」

 

 そう脅す様に言いながらバットバスは薫子から奪った変身アイテムと捕らえてガラスの様なケースに入れられたギンガホークのエネルギー体を見せつけると薫子は反射的に起き上がろうとするがバットバスに踏みつけられ動けなくなる。

 

「動くんじゃねぇ、今目的地までトラックで移動してんだ。そこに着くまで大人しくしてろ」

「目的地やと・・・?」

「そうよ、モビーディグ急成長させる為の場所にな」

「何やと!?モビーディグの誘導装置はマゼンタ達が持ってるはずやろ?」

「ハッ!あんな物、偽物に決まってるでしょ、本物はこのアプリですよ」

 

 薫子の疑問にビズネラは小馬鹿にした様に言いながらスマホのアプリを薫子に見せつける。

 

〈何!じゃああの装置は?〉

「あれはモビーディグの生体波を出す装置を組み込んだドリル型爆弾を誘導するリモコンですよ。しかも地上に出たら即起爆し逃げる暇も防御する暇も与えない優れ物です」

「ッだからギンガホーンが魔獣やと勘違いしたんか!!」

「その通りよ、まんまと騙されてくれたな!」

「クッ・・・・」

 

 バットバスの勝ち誇る声に薫子は悔しげに呻きに視線を床に落としそれを見てバットバスとビズネラは満足そうな表情を浮かべる。  

 

「へっそう悔しがる事ねーよ、俺達の方が一枚上手だったってだけよ。ま、あと少しの命なんだ。目的地に着くまでのドライブ精々楽しんで行くんだな。ハハハハ!」

 

 

 

郊外の森

 

 

「よーし、到着だ。準備に掛かれヤートット!!」

「「「ヤートット!!」」」

 

 森に着いたミザルスはヤートット達に指示を出すとヤートット達はテキパキと設備を組み上げていく。

 

「よーしコレで本隊が到着するまでに誘導したモビーディグの捕獲装置を完成させれば後は捕らえたモビーディグをこの俺の背負った急成長エキス入りミサイルを撃ち込んで作戦は成功よ!「成る程そう言う作戦ですか」何!?」

 

 ミザルスの独り言に声が返ってきてミザルスが振り向くとそこには倒したはずのエノルミータメンバーが勢揃いしていた。

 

「き、貴様等!?俺のミサイルで吹き飛んだ筈なのに何で生きている?」

「残念ですねぇ、トリックですよ。あの大型ミサイルが当たる直前にゲートを開いてわたし達は別の場所に避難していたんですよ。その後は使い魔を放ってあなた達の後を付けていたんですよ」

「ぬうぅう!しぶとい奴らめ、折角の良い気分を台無しにしおって今度こそあの世に送ってやるハァー!!」

 

 そう言うと同時にミザルスは腕のシリンダーからミサイルを連射するが素早くルベルが前に出て影盾で防いでいく。

 

「ありがとうございます。ルベルちゃん・・・しかし今回はいつになく張り切っていますね」

「まーな、今のアタシは悩みが晴れて絶好調なんだ!今のこのアタシの気持ちの高ぶりバルバンにだって妨げさせはしねーよ!!」

「調子に乗るな雑魚がー!!」

 

 

――――――――

 

 

「ヤ、ヤートット・・・」

 

 ミザルスは更にエノルミータへの攻撃を激しくする中、1人のヤートットがコソコソと遠くに離れて木に隠れると大慌てで携帯を何処かへかけ始めた。

 

 

 

トラックコンテナ内

 

 

「・・・バットバス様、少々アクシデントが発生しました。どうやらエノルミータが生きていた様で今現在モビーディグを急成長させる予定の場所でミザルス殿と交戦中の様です」

「何ぃ!?その場所にエノルミータが居たんじゃ急成長の邪魔じゃねーか!どーすんだビズネラ?」

「ご心配には及びません」

 

 バットバスの慌てた声にビズネラは落ち着いた様子で返す。

 

「もしもに備え急成長させる場所は幾つかピックアップしてあります。ここからだと採石場あたりが近いですね、トレスマジアが偽物の爆弾を誘導する山からも遠いですし好都合です。聞こえましたね?行き先変更です」

「了解ッス」

 

 ビズネラは運転席に繋がる窓からそう指示すると運転手のヤートットは直ぐにハンドルを切り別の道で進んでいった。

 

「・・・・・・」

〈・・・・・・〉

 

 その様子を薫子とギンガホークはジッと気を窺う様な表情で見ていた。 

 




ビズネラの作戦

①SNSで態と自分達が居る場所を投稿してトレスマジアやエノルミータをおびき寄せ、エノルミータが来たらミザルスに迎撃させ倒すか、なるべく遠くへ引き離す様にさせる。

②トレスマジア達が来たら偽の誘導装置を使って魔獣に偽装した爆弾を呼び寄せ、態と失敗し誘導装置を使わせる様に仕向け、その後隙を見て逃げ誰かが追いかけて来たらバットバスの居る所までおびき寄せ戦力分断をする。

③偽物の爆弾でトレスマジアが死んだのを確認したら、遠くの場所で本物の誘導装置を急成長エキスと捕まえた魔法少女に設置しモビーディグをおびき寄せエキスを食べさせるか、もしエノルミータの始末が完了していればミザルスに後詰めとして急成長エキス入りミサイルを撃ち込ませ急成長させる。
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