魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

94 / 110
 今週のゴジュウジャーを見てニンジャレッドとギンガマンのヒュウガ役を演じていた小川 輝晃さんの元気な姿を又見れて嬉しかったです。後厄災が召喚した戦闘員の中にヤートットの戦闘を見れたのも地味に良かったです。


第94話 汚染3

工場

 

 

ワー!!逃げろー!!

 

 工場内では逃げ惑う作業員を尻目に札僧正は次々と施設に札を貼り付けていく。

 

「腐れ、腐れ金属よ。モビーディグを呼び出す呼び水となるのだオン!」

 

札僧正はそう言い印を結ぶと施設内のあらゆる金属は溶けていき地面に吸い込まれていく、そんな中マゼンタ達も工場に到着する。

 

「バルバンこれ以上の破壊活動はさせないよぉ!」

「しつこい奴らだ又来たのか。起爆札・・・・オン!」

 

 札僧正は起爆札を投げつけ再び爆破させるが今度は前に出たパンタノペスカとベルゼルガが掲げた盾と腕輪に爆風が吸収された。

 

「何!?」

 

「生憎ですが対策は取らせて貰いましたわ」

「それはもう効かない。地の爆風波(ブルート ルフトドリュック)!」

「ぐぁ!!」

 

 そのままベルゼルガは吸収した爆風エネルギーを大鎌に宿らせると札僧正を斬り付け着られた札僧正は爆風を受け後ろへ踏鞴を踏む。

 

「今ですわ皆様」

「「「「やぁあああ!!」」」」

 

 パンタノペスカの合図を受け残ったイミタシオ、マゼンタ、アズール、サルファの4人は一斉に札僧正に攻撃を仕掛ける。

 

「ハァ!」

「くっ」

「やぁあああ!!」

  

 札僧正はイミタシオの大剣を避け錫杖で殴り飛ばすが次に来たマゼンタの獣撃棒の振り下ろし攻撃に回避が間に合わず袈裟の一部が裂かれてしまう。

 

「貴様!」

「させない!」

 

 それを受け札僧正は錫杖の突きを見舞おうとするがその前にアズールがカバーに入り札僧正と切り結び。

 

〈アズール今度は受け流されない様に〉

「分かっているわ白藍剣乃型!」

 

 アズールは羽衣を剣に変え二刀流に持ち帰ると連続で攻撃を仕掛ける。

 

ギンギンギン!

 

「ぬ、ぐ」

「ハアァアア!」

「ッ」

 

 アズールの連撃に札僧正は錫杖で受け流せなくなりたまらず後ろへ下がる。

 

「逃がすか!今度はウチの番やオラオラオラァ!!」

「ぐあああぁ!?」

 

 それに対し入れ替わる様に今度はサルファが攻撃を仕掛け札僧正に怒濤の連撃で殴り飛ばした。  

 

「ガハァ!おのれぇ・・・・!」

 

 札僧正は吹き飛ばされ地面を転がり錫杖を杖代わりに何とか立ち上がった時、激しい地震が起こった。

 

 ゴゴゴゴゴゴ

 

「何!?この地震?」

〈魔獣だ!近づいて来ているぞ〉

 

「おぉ来たかモビーディグ、これ以上の邪魔はさせん。金縛りの札、フッ!」

 

札僧正は急いで札に新たな字を書き込みマゼンタ達に吹きかけ貼り付ける。

 

「わ!又」

「オン!」

 

 札僧正が印を結ぶと浄化のアースで浄化出来たマゼンタ以外のメンバーが金縛りの札の力で動けなくなる。

 

「「「「うあぁあ!?」」」」

「動け、無い・・・・」 

 

「皆!」

「後はお前だけだ。拙僧が一気に冥土にへ導いてやろう」

 

 札僧正はそう言いながら錫杖をマゼンタに突きつける。

 

〈マゼンタ!〉

「分かってるよぉ!真化星獣モード!」

 

 ギンガホーンの言葉に頷きながらマゼンタ真化星獣モードでギンガブレイブに変身すると獣撃槍を構え札僧正と対峙する。

 

「時間が無い手早く片付けさせて貰おう・・・でやぁああ!」

「!!」

 

 札僧正は錫杖を槍の様に突き出しマゼンタの頭を狙うがマゼンタは獣撃槍でそれをはたき落とし反撃で獣撃槍を突き出す。

 

「なんの!」

 

 だが札僧正はそれを避け逆に片腕で獣撃槍を押さえ込みマゼンタの動きを封じた。

 

「あ!」

「トドメだ!」

 

 勝ちを確信した札僧正は今度こそマゼンタの頭を狙い錫杖の突きを見舞った。

 

 ギィン!!

 

「!!」

〈やらせん・・・・!〉

 

 だが札僧正の必殺の突きを幽体のギンガホーンが角だけを実体化させそれを防ぎマゼンタへの攻撃をギリギリの所で防いだ。

 

「ギンガホーン!」

〈私は気にするな、それより今だマゼンタ!〉

「!うん、花びらの角ーーー!!」

「うぉあああ」

 

 マゼンタは獣撃槍を持っていない手で花のアースを浴びせ札僧正と札の入っていた板を吹き飛ばした。

 

〈あの板がアズール達を金縛りにしている原因か!マゼンタ君は魔獣を倒してくれ私は皆の金縛りを解く〉

「分かったよぉ」

 

 マゼンタはギンガホーンの言葉に従い魔獣の気配がする方へ向かいギンガホーンは素早く駆け角で札の入っていた板を破壊する。

 

〈良しこれで〉

「しまった!」

 

 

 

――――――――

 

 

「浄化の槍!届えーーー!!」

 

 マゼンタはモビーディグの気配のする地面に槍に突き刺すと浄化のアースを流し込み地面に染みこんだ金属汚染を浄化していく。

 

ブォオオオオ!!

 

 汚染の濃い場所に向かっていた地中のモビーディグは突如汚染が消え浄化の力を感じ大慌てて引き返し地中の深い所へ逃げていった。

 

「魔獣の気配が無い、逃げられた・・・・!」

「いえ今はそれで十分よ」

 

 モビーディグを倒せなかった事にマゼンタが悔しそうに呟いていると励ます様な声が聞こえアズールやサルファ達が駆け寄ってくる。

 

「アズール、皆!金縛りが解けたんだね」

「あぁ、ギンガホーンのお陰でな」

「後はあの魔人を倒すだけよ」

 

「く、おのれぇ・・・・!せめて1人でも道連れにしてくれる!ヌオオオ」

 

 札僧正はそう叫び錫杖を構えて突進する。

 

「アズール、サルファ!」

「えぇ」「応」

 

「「「獣魔一体!マジックアースキャノン!!」」」

  

 

 マゼンタ達はマジックアースキャノンを組み立て札僧正に向かって撃ち出し札僧正はそれに直撃し大爆発した。

 

「ウオオオ!?」

「正義は必ず勝つんだよぉ!!」

 

札僧正は蹌踉めきながらも菱形に芒に月のマークが付いた瓢箪を取り出した。

 

「このままでは御大将に顔向けできん・・・バルバエキス!せめて最後のご奉公」

 

バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!

 

『ぬうおおおおお!!』

 

 

〈巨大化されたか〉

「マゼンタ、今回はウチとアズールの2人で行く」

「さっきまで動けなかった分働かせて貰うわ」

「分かった。お願いね2人とも」

「「マジアエキス!」」

 

魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だか巨大化出来る時間は僅か5分なのである!

 

 

 

『『はあぁぁぁ!はぁ!!』』

 

 

アズールとサルファは巨大化すると真化星獣モードに変身すると札僧正に武器を構える。

 

『むうぅうう』

 

 札僧正は錫杖を構えジリジリとアズールとサルファと距離を取る様に移動する。

 

『(アズールウチが先に仕掛ける、援護頼むで)』

 

『(分かったわサルファ)』

 

『行くでイカ怪人オラァ!』

 

『雪花の息吹ー!』

 

サルファが殴り込むと同時にアズールが援護攻撃で雪花の息吹を放つ。

 

『ぬぅ!』

 

『貰った!』

 

 札僧正は雪花の息吹を回避するがその隙を突きサルファは札僧正の懐に入り殴り込もうとするが札僧正は袖から札を出しサルファの顔に投げつけ視界を封じる。

 

『わぷ!?』

〈サルファ!〉

 

『オン!』

 

 サルファの動きが鈍った瞬間に札僧正が印を結ぶと激痛が走る。

 

『グッ』

 

『サルファ!』

 

『お前もくらえ。オン!』

 

 続けてアズールにも札を投げつけ、印を結ぶとアズールにも激痛が走る。

 

『く、この程度の愛・・・』

 

『遅い』

 

 激痛を受けながらもアズールは動こうとするも札僧正の錫杖の突きを受け吹き飛んでしまう。

 

『カハッ・・・・まさかまだ札を隠し持っていたなんて』

 

『切り札は最後まで取っておく物よ・・・フン!』

 

〈ぐぁ!!〉〈キャア!〉

 

 札僧正はそう言いながら背後から攻撃しようとしたギンガホークとギンガルカを錫杖で殴り飛ばすとアズールの方に向き直ると突き下ろす様に両手で錫杖を持ち直す。

 

『まずはお前からだ。拙僧が経を挙げてやる故、安心して死ぬがいい』

 

『う・・・く・・・』

 

『死nグヘェ!?』

 

 札僧正がトドメを刺そうとした時、ナハトスターの拳が札僧正の顔を殴り飛ばし吹き飛ばしてしまう。

 

『エノルミータ!何で助けてくれたの?』

 

『かかか勘違いしないで貰えますか!別にマゼンタに助けて貰った借りを返しに来たわけではないんですからね!!』

 

 

ナハトスター コクピット

 

 

「何か面倒なツンデレ見たい事言ってるわね・・・」

「言ってやるなよロコ・・・」

 

 

――――――――

 

 

『そんな事よりホラ早くトドメを!』

 

『え、えぇ』

 

 ナハトスターに急かされるのに何処か釈然しない物を感じながらもアズールは星獣剣に魔力とアースを込める。

 

『雪花凍牙刃!!』

 

『うおぉぉお!?』

 

 アズールの放ったオルカの形の斬撃波を受け札僧正は凍り付きそのまま砕け散っていった。

 

 

    

荒くれ無敵城

 

 

 ブドーは巻物に記された文字に縦線を引き塗りつぶすとポツリと呟いた。

 

「第一の捕獲作戦は失敗か・・・・札僧正、無念は必ず晴らしてやるからな」

 

 ブドーはそう言って片手を挙げて倒された部下の死を悼んだ。

 

 

――――――――

 

 

工場

 

 

「はい、これで大丈夫だよ2人とも」

 

  マゼンタはそう言ってアズールとサルファを回復魔法で癒やしていた手を2人の体から離した。

 

「ありがとうマゼンタ」

「悪いマゼンタ・・・ウチ今回全然活躍出来んかった。エノルミータの連中もいつの間にか逃げてたしぶっ飛ばせんかったわ」

「まぁまぁサルファ様。今回は相性の悪い相手だったから仕方ないですわよ」

〈そうだな。それにそんな事で一々落ち込んでいる暇は無いぞ〉

「どう言う意味やギンガホーン?」

〈今回の奴らの目的は阻止出来たがこれで奴ら諦める訳が無い。ましてや新しい幹部の軍団が現れたんだ。奴らの捕獲作戦はまだ始まったばかりだと思って良いだろう〉

「次も別の方法で魔獣を捕獲しようとしてくるって事?」

〈あぁ、まだ油断は出来ないだろうね〉

 

 こうして魔法少女達の活躍により札僧正の捕獲作戦は阻止する事が出来た。だがブドー率いるブドー魔人衆はモビーディグを捕らえる為に次なる捕獲作戦に動き始めていた! 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。