魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

99 / 110
 用事が重なり更新が遅れてしまった上に今回は短めです。申し訳ありません。

 まほあこ最新12巻買えました。シオちゃんズの一日やマキナの回が面白かったです。


第99話 樹木2

「成敗!ヤートットお前達はマゼンタをやれ浄化の隙を与えるな」

「「「ヤートット!!」」」

 

 虚無八の命令を受けヤートット達は一斉にマゼンタ目掛けて殺到してカトラスを振り下ろしマゼンタはそれを獣撃棒で防いだ。

 

「くぅ・・・」

「マゼンタ!」

 

 ヤートットの集中攻撃を受けたマゼンタを助けようとサルファが向かおうとするがその前に虚無八が立ち塞がる。

 

「グッ邪魔やどけ!」

「マゼンタ排除の邪魔はさせん」

「そんな事させるかい!」

 

 サルファは虚無八を倒そうと獣槍の爪を振り上げるが虚無八はタコ足を模した尺八で受け止め、尺八に仕込んだ短刀を抜くとサルファに斬り付けた。

 

「ガッ・・・」

「温いな。札僧正や壊力坊を倒したと言うから期待したが期待外れだったな」

「何、やとぉ・・・・!」

 

失望した様な虚無八の声を聞きサルファは斬り付けられた痛みを怒りで押さえ込んで立ち上がり攻撃を仕掛けるが虚無八はたやすく避けてしまう。

 

「遅い遅い。噂のマジアサルファの速さとはそんな物か?」

「(クソッ多少タコが混じってるからって何ビビってんねんウチ!こんな事ならさっさと真化すべきやった)」

 

「サルファ!ギンガホーンお願いサルファの援護を」

〈それは出来ない。君1人にこの数の戦闘員の相手はキツい私が離れたら直ぐに背後から斬り掛かれかねんぞ・・・くっ〉

「ヤートット!」

 

 そう言いながらギンガホーンはマゼンタの背後から斬り掛かってきたヤートットの攻撃を角で防ぐ。

 

「ヤートット」「ヤートット!!」

「このぉ、どいてよぉ!」

  

 次から次へと襲いかかってくるヤートット達を防ぎ倒していくが数が多くサルファの援護に行く事が出来なかった。

 

「着いた。2人とも苦戦してるの!ベルゼルガ、マゼンタの援護を私はサルファを援護するの」

「了解」

 

 そこへイミタシオをベルゼルガが到着しマゼンタとサルファを助ける為にそれぞれ別れて援護に向かう。

 

「血の大波波(プルート ヴェレ)」

「ヤートット!?」

「ベルゼルガ」

「マゼンタ、援護に来た。エヘ」

  

「サルファ援護するの」

「イミタシオか、スマン助かる」

 

サルファはイミタシオが援護に来た事で一旦虚無八から距離を取って構え直す。

 

「シオちゃんズか。貴様等が来た所で脅威では無い。厄介なのはマゼンタ唯1人」

「舐めんな!気合いやーーー!」

「援護するのサルファ!ペインフル#8!」

 

 イミタシオがサルファを援護する為に虚無八目掛けて掌から薬品を撃ちだす。

 

「ぬ」

「オオラァ!」

 

 虚無八はイミタシオの攻撃を軽く躱すがその隙を狙いサルファが拳を振るい虚無八に攻撃を当てた。

 

「くっ」

「しゃあ!どうやこのタコ坊主」

 

 虚無八にようやく一撃当てた事に喜んでいると空からギンガホークに先導されたアズールとパンタノペスカが到着する。

 

〈待たせたサルファ!〉

「ごめんなさい着くのが遅れて」

「遅れた分サポートしますわ」

 

「ギンガホーク、アズール、パンタノペスカ!グッドタイミングやこれであのタコ坊主を倒せるわ」

「愚かな、数を増やせば倒せると思うなよ。魔人殺法・幻の舞!」

「「「〈!?〉」」」

 

 虚無八は霧を発生させサルファ達を霧で包むと霧の中で7体に分身し四方八方から斬り掛かった。

 

「舐めんな!こんなもん全面結界で・・・!」

 

 サルファがそう言って全員を守る様に防御魔法を張ったが虚無八は防御魔法に短刀を入れあっさり破壊してしまった。

 

「何やと!?」

「そんな雑な結界の破壊など造作も無い。セイ!」

 

そう言って虚無八は連続攻撃で次々とサルファ、ギンガホーク、アズール、イミタシオ、ベルゼルガ、パンタノペスカを斬り捨てていった。

 

「「「「「〈うあぁああ!?〉」」」」」

「トドメだ。魔人殺法・大筒」

 

 虚無八は蛸壺型の大筒を構えた時、足下から根が突き出し虚無八、ヤートット達、サルファ達やマゼンタを拘束していった。

 

「ぬぉ!?」

「「「ヤートット!?」」」

「この木の根は・・・!」

「これってまさかベーゼの・・・・!」

「その通りです」

 

 ベーゼの声が並木道に響くと同時に影のゲートからマジアベーゼ・クヌムとレオパルト・セクメトが現れる。

 

「油断しましたねバルバン。あなたのお仲間のサンバッシュさんの言葉を借りるなら三つ巴の戦いで二つの勢力が一つを無視して争うからこうなるのですよ」 

「ぷっぷ~ダッセ~」

 

「侮られた物だ。この様な木の拘束などこの胞子で・・・・」

 

 ゴゴゴゴ・・・・・

 

 虚無八が木の拘束を解く為に宇宙カビを放とうとした時地響きが響き、並木道の木を喰らいながらモビーディグの頭が現れた。

 

ブォオオオオ!!

 

「モビーディグこんな時に現れるとは!!」

 

「マズイ、早く浄化しないと・・・・!」

 

「これは丁度良い。バルバンの目的であるモビーディグ、ここで倒してしまいましょう。レオちゃん最大攻撃を叩き込んでやりましょう」

「了~解♡フルパワーの滅殺光線シュトラールをぶちこんでやるぜ~!!」

「では此方も最大出力のメナスアイを」

 

 ベーゼ・クヌムとレオパルト・セクメトが最大出力の攻撃のエネルギーを貯めようとした瞬間背後から巨大な拳に殴り飛ばされた。

 

「イッデェー!?誰だーーー!!」

「あなたは・・・・!」

 

 ベーゼ達が振り向くとそこには真化したシスタギガント・アマウネトが拳を元の大きさに縮めていた。

 

「久しぶりですねぇ。マジアベーゼにレオパルト・・・まだモビーディグを倒される訳にはいきませんから邪魔しに来ましたぁ」

 

「嘘泣き女テメェ!いつの間に真化出来る様になってんだよ」

「しかもどこかわたし達の真化に似ている様な?」

 

 ベーゼ・クヌムとレオパルト・セクメトがシスタギガント・アマウネトに警戒して武器を構えている間に虚無八は宇宙カビで木の魔物を腐らせ拘束を解き、マゼンタ達はベルゼルガの血の刃の力を借り拘束を解いて地面に降り立った。

 

「あれはシスタギガント・・・・何で又急に現れたのぉ?」

〈奴の言葉を信じるなら奴も魔獣を狙っている様だが〉

「どうでもいいのそんな事・・・アイツは私が倒す!!」

「イミタシオ!?」

 

 イミタシオは憤怒の表情を浮かべるとマゼンタの制止を無視してシスタギガント・アマウネトに斬り掛かりその攻撃をシスタギガントはカイトシールドを魔力で生成しそれで防ぐ。

 

「シスタァ!!」

「イミタシオ・・・今あなたの相手なんかしている暇はないんですけどねぇ」

 

「シオちゃん!」

「あ、ベルゼルガ!申し訳ありませんマゼンタ様、私もイミタシオ様の援護に向かいます」

「2人ともぉ!」

〈マゼンタ!今は魔獣を先に倒すべきだ〉

「う、うん」

 

 ギンガホーンに言われマゼンタはモビーディグの所へ向かおうとするが虚無八とヤートットが再び立ち塞がった。

 

「行かせぬぞマジアマゼンタ」

「行かせるわ!」

 

 虚無八が攻撃を仕掛けようとした時サルファが攻撃を仕掛け虚無八はそれを短刀で防ぐ。

 

「バルバン!魔獣はお前等に捕獲させへんで!!」

「邪魔を」

   

 

 

「うわ何かゴチャゴチャして来た。アタシらはどうするベーゼちゃん?」

「そうですね、一先ずシスタギガントはシオちゃんズが相手をしてくれていますからわたし達はバルバンの妨害をしつつマゼンタ達を弄ぶとしますか」

「そうはさせないわ真化星獣モード!」

 

 そう言ってアズールは真化星獣モードになるとベーゼ達の前に立ち星獣剣を構える。

 

「これ以上あなた達の好き勝手な介入はさせないわ。私とギンガルカがあなた達を倒す」

〈覚悟しなさいエノルミータ!〉

「・・・・面白い。あなたと戦うのは久しぶりですね。是非ともわたしを楽しませて下さいマジアアズール!!」

 

そう言ってベーゼ・クヌムは歓喜の表情を浮かべると支配の杖を掲げクヌムの泥をアズールに放った。

 

 

 

――――――――

 

 

「「真化星獣モード!」」

 

 同じ頃マゼンタとサルファも真化星獣モードになるとサルファは一気に翼を広げて空に飛び上がる。

 

「一気に決める!雷霆脚雷降!!」

 

 サルファはかぎ爪を展開し、雷のアースと魔力を込めた一撃を降下して放つが虚無八はそれに対し短刀を逆手に持ち替え構えを取った。

 

「魔人殺法・雷返し」

「!!」

 

  そのまま虚無八は雷ごとサルファのかぎ爪を切り裂きサルファの腹に横一文字斬り裂いた。

 

「ゴホォ!?」

「〈〈サルファ!〉〉」

 

 腹を斬られ血反吐を吐いたサルファにマゼンタは慌てて駆け寄り治癒魔法を掛ける。

 

「回復などさせぬ」

〈邪魔させるか!〉

〈サルファの仇!〉

 

 虚無八が回復の妨害をしようとするがそうはさせないとギンガホーンとギンガホークが虚無八の周りを飛び回り動きを牽制しその間にマゼンタはサルファの傷を治していく。

 

「サルファ、傷は大丈夫?」

「あぁ・・・マゼンタのお陰や。しかしアイツ、ウチの必殺の攻撃をカウンターしたやと!?」

「だったら今度はあたしが、ギンガホーン、ギンガホーク!」

 

 今度はマゼンタが攻撃をしようと視線を向けた時、ギンガホーン達が虚無八に斬り倒されていた。

 

「・・・!2人をよくも許さないんだからぁ!!マジカルブースト!レッグ!」

「ッ待てマゼンタ!」

 

 サルファが止めるもマゼンタは自身にブーストを掛ける高速で駆け抜け獣撃槍を虚無八に突き刺そうとする。

 

「魔人殺法・花返し」

 

 だがその攻撃も虚無八は紙一重で避けカウンターの一撃でマゼンタを切り裂いた。

 

「キャアアア!?」

「マゼンタ!!」

 

「愚かなり貴様等の技は最早この虚無八には通じぬ。モビーディグの捕獲もある故早々に始末してよう」

 

 そう言い虚無八は短刀を倒れたマゼンタとサルファに向けた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。