・銀行へ行ったのはアルとカヨコのみ
・ムツキとメガネっ子ちゃんと先生はエンカウントせず
引き続きハルカ妹概念です。
ブラックマーケットの銀行を華麗に襲って見せた覆面水着団の雄姿を目に焼き付け、教えてもらった彼女たちのモットーを魂に刻み付け、素敵な贈り物を手にオフィスへと戻る。
アル 便利屋68
戻ったわ。
カヨコ 便利屋68
ただいま。
ムツキ 便利屋68
おかえり〜。ってそのバッグどうしたの?
うわわわわーっ!?何この大金!?
アル 便利屋68
ちょっといろいろあってね。当面資金には困らないわ。
それよりハルカの様子はどう?
ムツキ 便利屋68
ダメだね。朝と変わらずずっと元気ないよ。
むしろどんどん酷くなってるかも。
ムツキの視線が後ろに流れる。視線を追うと、朝出たときと全く同じ位置でソファに座って俯き、うわ言のように謝罪の言葉を繰り返しているハルカが目に入った。ハルカの目の前にはトランプや携帯ゲーム機なんかが並んでいてムツキなりに元気づけようとしたのが見て取れる。
ハルカ 便利屋68
……ごめんなさい。……ごめんなさい。
アル 便利屋68
ハルカ……。
確かにムツキが言うように今のハルカは元気がないようだった。こんなことは今まで一度もなかった。どうして元気がなくなってしまったのかと思考を巡らせ、ふと思い至る。
もしかして、銀行に連れて行かなかったから落ち込んでしまったのかしら?自分で言うのもなんだけれどハルカは私を崇拝してるフシがあるし。
考えれば考えるほどそうとしか思えない。今朝は口数も少なかったし、昨日の戦闘のダメージが抜けきってないと思ったからムツキに任せたのだけど、失敗だったかもしれない。
でも原因がわかれば対処もできる。社員のメンタルケアも社長の務め、ハルカはいつも頑張ってくれてるし臨時収入もあった。今回の仕事の激励も兼ねて美味しいものでも食べに行きましょうか。
ハルカの眼前に移動し、目線を合わせるようにしゃがみ込んで話しかける。
アル 便利屋68
ハルカ、すき焼きを食べに行きましょう。臨時収入があったの。私の奢りだから好きなだけ食べていいわよ。
ハルカ 便利屋68
……アル様。
アル 便利屋68
ハルカすき焼き食べたがってたでしょう?だから……
ハルカ 便利屋68
ごめんなさい、アル様。今は誰とも話したくないんです……。
私なんて生きる資格なんてないんです……。死んでお詫びします……。
ムツキ 便利屋68
ハ、ハルカちゃん!?
カヨコ 便利屋68
ハルカが社長を拒絶するなんて……!?
なっ、何ですってーーーーーーっ!!!???
とてつもない衝撃だった。まさに天地がひっくり返るような、予想だにしていなかった言葉。ハルカが私を拒絶したのがにわかに信じられなかった。
緩慢な動作でショットガンを自らに向けるハルカから銃だけ取り上げ、背後の未だに取り乱してるムツキとカヨコと顔を突き合わせる。
アル 便利屋68
(どどどどどういうことよっ!!!???)
カヨコ 便利屋68
(分からない。分からないけど、ただ事じゃないね……。)
ムツキ 便利屋68
(まさかアルちゃんでもダメだとは思わなかったな。)
カヨコ 便利屋68
(ハルカがこうなった原因、誰か心当たりある?)
アル 便利屋68
(心当たりって言われても、今日連れて行かなかったことくらいしか思いつかないわよ。)
ムツキ 便利屋68
(いやいや、朝から元気なかったじゃん。
あ、そういえば昨日の戦闘前もちょっと様子がおかしかったよね?それと関係ないかな。)
アル 便利屋68
(そうね、確かに私の呼びかけにもしばらく反応しなかったし変だったわね。心ここにあらずというか。)
ムツキ 便利屋68
(うーん。実はアビドスに友達がいたとか?)
カヨコ 便利屋68
(いや、ラーメン屋でアビドスの子たちと鉢合わせたときには普通だったでしょ。)
ムツキ 便利屋68
(そっか。でもそしたら何が原因なんだろ。)
カヨコ 便利屋68
(いやちょっと待って、もしかして。)
アル 便利屋68
(何かわかったの?)
カヨコ 便利屋68
(うん。といっても単純に消去法だけど。
昨日の戦闘に関わったのは、私たちと私たちが雇った傭兵たち。そしてターゲットのアビドスとアビドスを指揮した―――)
ムツキ 便利屋68
(「シャーレ」の先生?)
カヨコ 便利屋68
(そう。「シャーレ」の先生。戦闘前のハルカは何かに気を取られてるみたいだったし、戦闘にもいまいち集中しきれてなかった。アビドスと対峙するまではまとめて吹き飛ばすって息巻いてたのに。だから、きっと先生と会ったのが原因なんじゃないかなって。)
アル 便利屋68
(なるほど。って、そしたらハルカと先生は過去にも会ってて、しかもそれなりに交流があったことにならないかしら?じゃないとハルカがこんなになるなるはずないもの。)
ムツキ 便利屋68
(いっそのことハルカちゃんに聞いてみる?「シャーレ」の先生との関係。)
アル 便利屋68
(あ、ちょ、ムツキっ!?)
ムツキ 便利屋68
ねーね―ハルカちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?
ハルカ 便利屋68
……なんですか。ムツキ室長。
ムツキ 便利屋68
ハルカちゃんってさ、「シャーレ」の先生とどういう関係なの?
ハルカ 便利屋68
「シャーレ」の先生との関係……?私と、おにぃ……の……関係、は……。
ムツキ 便利屋68
ハ、ハルカちゃん?無理に答えなくても
ハルカ 便利屋68
わたしっやだぁ……っ!おにぃ……ごめ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいああああああああああ!!!
ムツキ 便利屋68
ちょっ、ハルカちゃん落ち着いて!?
カヨコ 便利屋68
ハルカッ!
頭を抱えてぽろぽろと涙を零し、狂ったようにごめんなさいと連呼するハルカをムツキがなだめようとし、カヨコもそこに加勢する。
私もすぐにふたりに加わり、何とか落ち着かせようと手を尽くす。
それでもハルカを落ち着かせられなくて、どうすればいいのか分からないでいると、ハルカが唐突にプツリと電池が切れたかのようにソファに倒れこんでしまった。
アル 便利屋68
ハルカ……!?
カヨコ 便利屋68
……大丈夫、寝てるだけ。
アル 便利屋68
そう、よかった……。
ムツキ 便利屋68
よかった~。一時はどうなるかと思ったよ。
でもこれでハッキリしたね。
カヨコ 便利屋68
うん。先生が原因で間違いないね。
しかもハルカの取り乱しよう、もしかしたらふたりの関係はいいものじゃないかもしれない。
ムツキ 便利屋68
オニって言ってたしね。ハルカちゃんもしかして虐められてたんじゃないかな?
ふたりの中ではすでに先生がハルカに酷いことをしていたということで確定しているらしい。口調こそ取り繕っているけど、にじみ出る怒りが隠せていない。
けれど真のアウトローは安易に感情で動かないものよ。こういう時こそ冷静ならないと、大切な事実を見落としてしまうものだもの。
アル 便利屋68
ふたりとも落ち着いて、まだそうと決まったわけじゃないでしょう。
ムツキ 便利屋68
でもアルちゃん!
カヨコ 便利屋68
そうは言っても、それ以外に考えられない。
アル 便利屋68
ええ、だから先生とは一度ちゃんとオハナシしましょう。
ハルカと先生の間になにがあったのかをじっくりと、ね。
ムツキ 便利屋68
……アハッ!アルちゃん今すっごく悪いカオしてる。
カヨコ 便利屋68
だね。でも、それでこそ社長だよ。
ハルカの誕生日回
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ん、書くべき
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ん、書かなくてもいい