今回は特にキャラ崩壊や解釈違い注意
先生視点
シロコ 対策委員会
先生、そろそろ話してもらう。
ブラックマーケットの銀行を襲った翌日、オフだからと帰ったホシノ以外のみんなが集まったタイミングでシロコがそんなことを言いだした。
何か伝え忘れたことがあっただろうかと少し考えたが、心当たりはない。
質問に質問を返すようで悪いが、シロコが聞きたいことを聞いた方が早いだろう。
”話すって、何をかな?”
シロコ 対策委員会
しらばっくれても無駄。先生が何か隠してることは分かってる。
”しらばっくれるも何も、隠し事をしてるつもりはないんだけど”
シロコ 対策委員会
じゃあ答えて。便利屋との関係について。
便利屋との関係。「シャーレ」の先生としては、便利屋の子たちとは先日が初対面になる。そしてそれ以上でも以下でもない。戦闘こそあったものの彼女たちも私の生徒だ。
だが個人の関係としては、アルとムツキ、カヨコはいいにしてもハルカだけは知らない仲じゃない。それも家族で兄妹という極めて近しいものだ。もっともハルカがまだ私のことを兄と思ってくれているかは分からないが。
”……どうしてそう思うの?”
シロコ 対策委員会
先生は便利屋の子たちと会ったとき動揺してた。
それに昨日も。うまく隠してるつもりみたいだけど私にはお見通し。
セリカ 対策委員会
えっと、つまりどういうことなの?
アヤネ 対策委員会
シロコ先輩は先生が裏で便利屋の方たちと繋がってるんじゃないかと疑ってる、ってことですか?
セリカ 対策委員会
ええ!?そうなの先生!!!
シロコ 対策委員会
そ、そこまでは言ってない。
ただちょっと辛そうだったから、何かあるなら話してほしかっただけで。
”私を心配してくれたんだね。ありがとうシロコ”
シロコ 対策委員会
ん、じゃあ話してくれる?
”ごめん。これは個人的なことでみんなは関係ないことだから”
ノノミ 対策委員会
むぅ。強情ですね。
シロコ 対策委員会
私たちも関係ある。便利屋はまた攻めてくるかもしれないから、情報は少しでも欲しい。
それに、先生には助けてもらってるから、先生が困ってるなら今度は私たちが手伝いたい。
生徒が先生を助けたいって思うのはそんなに変?
”シロコ……”
シロコの目が不安げに揺れる。その目を見てしまえばもう、プライベートな問題だからと煙に巻く選択肢はなくなってしまった。何よりここまで言わせて、それでも何も話さないのはシロコに対する裏切りだろう。
個人的な問題で気を遣わせてしまったのは先生失格だろうが、その気遣いを無碍にするのは生徒との信頼関係を投げ捨ててしまうようなものだ。
情けない話を生徒に聞かせるのには抵抗があるが、そこは私の自業自得と割り切ろう。
”……わかった。ただ、込み入った話になるからラーメンでも食べながら話そうか。
もちろん私がお金は出すよ”
アル視点
アル 便利屋68
おはよう。
オフィスに入ると、すでにみんな来ていたようで、ムツキとカヨコはそれぞれ自分の銃の手入れをしているようだった。
ハルカもムツキの隣に座っているけどやっぱりまだ元気がないようで、心なしか目元が腫れてるようにも見えた。
ひとまず自分の椅子に座ると、ムツキとカヨコが銃を置いて近づいて来る。
ムツキ 便利屋68
おはよーアルちゃん。次の計画考えたよ。ね、カヨコちゃん。
カヨコ 便利屋68
(うん。まずは先生を抑えて、そのうえで倍の人数を雇ってアビドスをコテンパンにする。
いくらアビドスが強くても先生がいなければまず勝ち目はない。
問題はアビドスと一緒にいるから普通に襲撃しても先生を抑えられないことだけど。)
ムツキ 便利屋68
(くふふ。そこは普通にやらなければいいだけ。
先生が朝アビドスに行くところを誘拐しちゃう。一人くらいなら10秒もあれば十分だしね~♪)
カヨコ 便利屋68
(そのあとは攫ったことをアビドスに悟られる前に攻撃を仕掛ける。
先生は襲撃が終わるまで適当なところに転がしておけばいい。)
ムツキ 便利屋68
(どうどうアルちゃん?アビドスもやっつけられて先生まで確保できちゃう完璧な計画でしょ。)
カヨコ 便利屋68
(一応確認だけど、この方向で進めていいよね。)
せ、先生を誘拐!?
アビドスを倒した後ちょっと話を聞くだけのつもりだったのになんでそんな話に!?
それに先生を攫ってアビドスに勝ったってなにもカッコよくないじゃない!!!
私が目指すアウトローはいつだって正々堂々と戦いに臨むの。人質を取るようなマネなんて絶対にしないわ!
アル 便利屋68
(だ、だめよ!そんな人質を取るようなことしたってなにもカッコよくないじゃない!)
カヨコ 便利屋68
(でもこれが一番簡単で、かつ確実な方法だよ。
それに、今はカッコいいとかカッコよくないとかより、もっと大事なことがあるでしょ。)
アル 便利屋68
(そ、それはそうだけど……。)
ムツキ 便利屋68
(まあまあカヨコちゃん、そこがアルちゃんのいいところでもあるんだからさ。
アルちゃんもほら、緻密な計画でターゲットを翻弄するなんてアウトローっぽくない?
それに先生をダシにして校舎明け渡させようってんじゃないからさ。)
アル 便利屋68
(たしかに事前の計画通りに確実に仕事をこなすのはアウトローっぽいわね。
わかったわ。それで―)
グゥー
そのとき、盛大にお腹が鳴ってしまった。人形のように座っていたハルカでさえ私を見ている。
は、恥ずかしいッ!!!
ムツキ 便利屋68
アハハ!そろそろご飯行こうよ、アルちゃんがお腹減ってるみたいだし~?
アル 便利屋68
う、うるさいわね!
カヨコ 便利屋68
はぁ。何にする?
ムツキ 便利屋68
紫関は?あそこ美味しかったし、バイトちゃんは午後からみたいだし?
アル 便利屋68
まったくしょうがないわね。
ムツキ 便利屋68
ハルカちゃん、行くよ?
ハルカ 便利屋68
はい……。
先生視点
”あ”
紫関についたところで、便利屋の子たちと鉢合わせた。彼女たちもこちらに気づいたようで少し離れた位置で立ち止まり向かい合う。
ハルカは便利屋の子たちの後ろに隠れるようにして立っていた。
ハルカと目が合う。その瞳は怯えで満ちて揺れていた。
セリカ 対策委員会
あんたたちは……!
アヤネ 対策委員会
便利屋68!
アル 便利屋68
アアア、アビドス!?
ムツキ 便利屋68
くふふ。鉢合わせちゃったね。
セリカ 対策委員会
あんたたち、ここで何しようとしてるわけ!?ことと次第によってはただじゃおかないわよ!
カヨコ 便利屋68
はぁ。今は仕事しに来てるわけじゃない。
だけどちょうどいいね、こっちは先生に聞きたいことがあったんだ。
アル 便利屋68
ちょっ!?ここで聞くの!?
カヨコ 便利屋68
むしろこの状況だからだよ。
アビドスの連中がいる前で答えられないなら、それがもう証明になる。
カヨコが銃を手に一歩進み出てくる。
構えようとするみんなを制して、私も前に進み出る。
カヨコ 便利屋68
先生、今から聞くことに答えて。嘘も、誤魔化しも許さない。その時は撃つから。
”いいよ。私に答えらることなら、なんでも”
カヨコ 便利屋68
ハルカとどういう関係なの。
”ッ!”
ハルカ 便利屋68
ッ!
”……私とハルカは、”
ハルカ 便利屋68
いやぁっ!!!!!
”!?”
カヨコ 便利屋68
!?
”ハル……ッ!”
ハルカが大きな声を上げ、耳をふさいで蹲る。
反射的に駆け寄ろうとして、足元に飛んできた銃弾に阻まれた。
カヨコ 便利屋68
動かないで!
カヨコの銃の銃口から薄く煙が立ち昇っていた。ムツキもMGを構えている。
後ろでもみんなが銃を構える気配がする。状況は一気に緊迫したものになってしまった。
ハルカ 便利屋68
聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない!
アル 便利屋68
ハルカ、落ち着いて、ハルカッ!
取り乱すハルカをアルがなだめようとしているのが目に入った。
妹が目の前で泣いているのに、なぜ私はあの子の隣にいてあげられないんだ?答えは簡単だ。私がちゃんと向き合ってあげなかったからだ。
今は先生だからなんて言い訳をして、向き合うことから逃げ出した。
とんだお笑い
今からではもう遅いかもしれないが、間違ったのなら正さなければならない。少なくともハルカが泣いているのは絶対に間違っているから。
一歩、前に踏み出す。即座にカヨコの銃口が私を捉えた。
カヨコ 便利屋68
動かないでって言ったのが聞こえなかった?!次は当てるから!
”ハルカと、妹と話をさせてほしい”
カヨコ 便利屋68
い、いもうと?
驚いた様子のカヨコの脇を通り過ぎる。引き留めるだけの時間はあっただろうが、何もアクションはなかった。
”そこを通してくれるかい、ムツキ”
ムツキ 便利屋68
くふ。通してあげてもいいけど、条件がひとつあるよ。
”なんだい?”
ムツキ 便利屋68
ハルカちゃんずーっと落ち込んでたから、ちゃんと謝って。
”もとよりそのつもりだよ”
横にずれて道を空けてくれたムツキに礼を言い、ハルカの前に来たところで、ハルカを守るように抱いているアルに睨みつけられる。
アル 便利屋68
うちの大事な従業員に、ハルカに酷いことしたら絶対に許さないわ。
”うん。その時は撃ち殺してもらっても構わないよ”
アルは立ち上がると数歩下がってくれた。これでようやくハルカと向き合うことができる。
”ハルカ”
ハルカ 便利屋68
聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない!
まだ錯乱しているハルカを優しく抱きしめ、背中をゆっくりとさする。昔ハルカをあやすときによくやっていたことだ。
ハルカ 便利屋68
あ……。
”ハルカ、ごめん。本当はもっと早くにこうしているべきだったのに、ハルカに拒絶されるのが恐くて逃げてしまった”
ハルカ 便利屋68
お兄ぃちゃん……?
”ごめんよハルカ。本当にごめん。こんな兄でごめん”
ハルカ 便利屋68
や、ちがっ……!お兄ぃちゃんは悪くなんて……。
”いや、私が全部悪いんだ。そのせいでハルカをたくさん傷つけてしまった。私は兄失格だよ”
ハルカ 便利屋68
そんなことっ……!
”そんなことあるんだよ、妹を傷つけてしまうなんて、兄としてあってはならないことなんだ”
ハルカ 便利屋68
っ!やだ、お兄ぃちゃんがお兄ぃちゃんじゃなくなったら、そしたら、妹じゃなくなっちゃう……!
”……こんな私をまだ兄として必要としてくれるの?”
ハルカ 便利屋68
だって、せっかくまた会えたのに、なのに、また私をひとりにしないで……置いていかないで……。
”……うん。ごめんね、こんなに遅くなってしまって、ごめん。それから、兄でいさせてくれて、ありがとう”
ハルカ 便利屋68
お兄ぃちゃぁん……!
私たちは強く強く抱きしめあった。今まで離れていた分を埋めるように。
ドゴゴオオオン!
そして、爆発音が轟いた。
聞かずにいれば、まだその間は妹でいられる。健気でかわいいですね
そして空気を読まない突然の爆発、そんなことするのはゲヘナに違いない(偏見)
風紀委員長呼ばなきゃ
ハルカ誕生日回を書くか迷ってますのでアンケとります。
内容は何も考えてないので1000~2000字程度
5月12日1200時頃を目途に締め切ります
13日の19時38分に間に合わなかった場合次の更新時にまとめて投稿します
ハルカの誕生日回
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ん、書くべき
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ん、書かなくてもいい