こんな駄文でもいい人は是非感想をッ!
明久「はっ……はっ……はっ」
この角を曲がって橋を渡ればすぐに着く………!
明久「よりによって今日に限って目覚ましの電池が切れるなんて!」
間に合うよね!?
明久「間に合わせる!うおぉぉぉぉぉぉおおお!!!」
大声を上げながら走っているのは、僕こと吉井明久である。
何故走っているのかと言うと、バイトがある今日に限って目覚ましの電池が切れ寝坊してしまったからだ。
明久「見えた!」
腕時計を見る。どうやらが間に合ったようだ。
目の前には木造で出来た喫茶店が見える。
看板が見える。ウサギの絵の下にRABBIT-HOUSEと入っている金属製の看板だ。
喫茶店『ラビット・ハウス』。
名前の割にウサギは
僕は時間内に着いた事もあり安心したような顔で扉を開ける。
明久「とうty…?「これは運命だよ!」…え?」
目の前にはこの喫茶店のオーナーの娘さんのチノちゃんの手を握りながらそう言って、顔をチノちゃんに近づけている少女だいた。
………背景に百合の花が在ったのは目の錯覚だろう。
明久「何してるの?チノちゃん」
その声に振り返るチノちゃん。
チノ「あ、明久さん!?」
僕に見られて何故か顔を赤くしたチノちゃんが切羽詰ったような顔をする。
明久「落ち着いた?」
チノ「はい…………」
あの後、慌てたチノちゃんを落ち着け、コーヒーに砂糖とミルクを入れて渡した。
明久「うん。良かった」
ココア「えっと、今日からお世話になる保登心愛です! ココアって呼んで下さい!」
元気一杯な明るい子だね。
明久「僕は吉井明久。僕も明久で良いよ。これからよろしくね、ココアちゃん」
自己紹介には自己紹介で返す、これ世の中の常識だからね。
チノ「では明久さんも来たことですし、ココアさん、更衣室まで案内します」
ココア「はーい!」
明久「これから賑やかになりそうだね」
そんな事をつぶやきながら、僕も制服に着替える為に男子更衣室に向かう。
ラビット・ハウスは女子用と男子用の更衣室が用意されているんだ。
チノ「制服持ってきますね」
ココア「わーい、制服だー♪」
チノちゃんに更衣室まで案内してもらい、制服をもらうことになった。楽しみだなー、どんな制服なんだろう。……なんて考えていると、急にゾクッと寒気が走った。
……誰もいないはずなのに誰かに見られているような……? ……見えた! そこだあ!
ココア「ロッカーから感じる! ドロボウめっ、観念しろっ!」
私は傍らにあるロッカーの扉を勢いよく開け放った。
ココア「……へ?」
中には何故か下着姿の女の子がいた。
ココア「下着姿の……ドロボーさん?」
?「……お前は誰だ?」
疑問が浮かんでいく中、ドロボーさん(?)は警戒心丸出しで、拳銃を私に向けてきた。……って、拳銃!?
ココア「わわ私は今日からここにお世話になることになった、ここココアです!」
?「そんなの聞いていないぞ、怪しいやつめ……」
拳銃を向けながら、女の子はじりじりと詰め寄って来る。その時、頭の中を別の疑問が過った。
……今のこの状況、怪しいのはどっちだろう。
子供の頃から着慣れた制服に身を包み、更衣室を出て、開店の準備をする。
明久「やっぱり休みの日に此処に来るのはいいよね」
そんな事をぼやいていると、チノちゃんがパタパタと通っていく。
明久「ん?チノちゃん。ココアちゃんは?」
チノ「更衣室で待ってもらっています。制服を着ていただかないといけませんので」
明久「なるほど……って、ちょっと待って」
チノ「どうかしましたか?」
明久「今日ってさ、もちろんリゼちゃんも来るんだよね?」
チノ「はい」
明久「…………もうそろそろだよね?」
チノ「そうですね」
明久「………ヤバくない? ココアちゃん」
チノ「どうしてですか…………あっ」
明久「………気付いた?」
チノ「……大丈夫でしょう、ココアさんなら」
哀れ、ココアちゃん。
チノ「とりあえず制服持っていってきます」
明久「あ、僕も行くよ」
まあ、どうせアレは偽物だし、ケガとかはしないだろうけど、心配なんだよね。
ココア「ち、チノちゃん強盗がっ!」
?「ち、違う!」
女子更衣室に向かうと、ちょうどチノちゃんが制服を届けたところだったようだ。声で分かるけど、案の定、ココアちゃんが脅えながら助けを求めている。
?「知らない気配がして隠れるのは普通だろ!?」
明久「いやいや、普通じゃないからね?」
壁の向こう側で返事をする。
?「あ、明久!?」
ココア「な、何が一体どうなって……」
ココアちゃんはすっかり混乱しているようだ。わたわたしながら、壁の向こうの僕とリゼちゃんを交互に見ている。
ココア「と、とにかくあの銃は何なの!?」
リゼ「わ、私は父が軍人で、幼いころから護身術というか色々仕込まれているだけで……」
明久「それは帰って怖がらせるだけじゃないかな?」
リゼちゃんの説明に疑問をぶつけてみた。
明久「その子が持っているのはモデルガンだから怖がらなくても良いよ」
ココア「へ?モデルガン?」
明久「うん」
ココア「な、何だぁ………」
ホッっと安堵が聞こえる。
明久「あはは、リゼちゃん、ココアちゃん。取り敢えず着替えたらカウンター集合ね。自己紹介は着替えてる間にでも済ませばいいんじゃないかな?」
リゼ「あ、ああ」
ココア「はい!」
明久「じゃあ、よろしくね、チノちゃん」
チノ「はい」
そう言って僕は更衣室を後にする。
僕はカウンターに戻ってからは、テーブルを拭いたりしていた。
しばらくすると制服姿のココアちゃんとリゼちゃんが出てきた。
ココア「えへへー、どうかな明久さん」
明久「うん。可愛いよココアちゃん」
ココア「本当? ありがとー!」
どうやらチノちゃんとリゼちゃんも同感だったようで、2人共ウンウンと頷きながらココアちゃんを見ている。
チノ「では仕事を始めましょう。ココアさんとリゼさんは、この荷物をキッチンまで運んで下さい」
ココア「りょうかいっ」
どうやら着替えてる間にちゃんと自己紹介を済ませてようだね。
明久「僕はコーヒー豆の焙煎とブレンドだよね?」
チノ「はい」
さーてお仕事お仕事、頑張って働かないと。
しばらくして、準備が丁度終わった頃にリゼちゃんとココアちゃんがやって来た。
リゼ「メニュー覚えとけよ」
リゼちゃんがメニューを渡しながら教えた。
ココア「コーヒーの種類が多くて難しいねー」
リゼ「私は一目で暗記したぞ」
ココア「すごいっ!」
リゼ「訓練してるからな」
ああ、あの訓練厳しいからね。
リゼ「チノと明久なんて香りだけでコーヒーの銘柄あてられるし」
ココア「私より大人っぽい!!」
明久「だけどチノちゃんは砂糖とミルク必須だよー」
チノ「!」
ココア「あっなんか今日一番安心した!」
だよねー
ココア「チノちゃん何してるの?」
チノ「宿題です。空いた時間にこっそりやってます」
~♪~~♪~♪♪~~~♪
ココア「あ、その答えは128でその隣は367だよー」
~~♪~…ん?
リゼ「…例えば、430円のブレンドコーヒーを29杯頼んだらいくらになる?」
ココア「12470円だよ♪」
し、島田さんより早い………!
ココア「私も何か特技あったらなー」
しかも無自覚!?
カランコロン♪
ココア「いらっしゃいませー♪」
でもま、いっか。
明久「ようこそ。ラビット・ハウスへ!」
今日からもっと楽しくなりそうだしね。
このような感じで進めていきます。
次回は設定です。
今日は二話まで投稿します。