ご注文は召喚獣ですか?   作:キシト。

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どうもお久しぶり過ぎてもう忘れられているような気もするキシト。です。
今回は第十羽。
Aクラス側の自己紹介と屋上での作戦会議兼昼食です。
今回会話と地の文の間を一行空けてみました。


暇人0329さん、感想ありがとうございます!


十羽

Aクラスにて

 

高橋「私はこの2年A組の担任になりました、高橋洋子です。ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫、リクライニングシートなど大丈夫ですか?あと、冷蔵庫のドリンクの中身に関しては全て学園が支援します。その他の施設に不備のある人はいませんか?」

 

そもそも不備に思う人が居るのか?全員が思った。

 

高橋「では、はじめにクラス代表を紹介します、霧島翔子さん、前に来てください」

霧島「・・・はい」

 

クラス代表ーーーーつまり2年生のなかで優秀な成績を収めた生徒。

学年最高成績を誇るAクラスでのトップは2年のトップともいえる。

 

霧島「・・・・・・霧島翔子です。よろしくお願いします」

 

霧島が挨拶をすると周りがざわめき立つ。

 

モブ「え?霧島さんが代表?」

モブ「吉井君じゃないんだ」

モブ「何かあったのかな?」

モブ「そう言えば姫路さんも居ないね」

モブ「白沢も居ないな」

モブ「いつも霧島さんと一緒の坂本君もいないよね」

 

殆どの者は此処には居ない明久が代表だと思い驚いていた。

それ程までにこの学園では明久の成績は凄いものなのだろう事が分かる。

霧島翔子はそのざわめきを気にせずに席に戻る。

 

高橋「それでは、窓の席のほうから自己紹介をお願いします」

 

そう言われて窓側の席にいる木下秀吉にもの凄く似ている生徒が立ち上がる。

 

優子「木下優子です。趣味は読書です。よろしくお願いします」

 

木下優子は苗字からも分かるが秀吉の双子の姉だ。

成績優秀で真面目、面倒見も良くよく秀吉に勉強を教えている。

あまり欠点が無さそうだが歌が下手なのが唯一の欠点で周囲の事実である。

 

愛「工藤愛子です。趣味は水泳と音楽観賞で、スリーサイズは上から78・56・79・特技はパンチラで好きな食べ物はシュークリームだよ。よろしくね」

 

工藤愛子は1年生の終盤に文月学園に転校してきたボーイッシュで魅力的な美少女だ。

さっぱりして明るくて自由な女性で、土屋康太同様保健体育を得意としている。

下ネタもあるが……………

そうやって全員の挨拶が終わると高橋先生はHRの締めを言う。

 

高橋「Aクラスの皆さん。これから1年間、協力しあって『戦争』に負けないように頑張ってください」

モブ「「「「「はーーい」」」」」

 

 

 

優子「ねえ翔子。吉井君達はどうしたの?」

 

 次の授業前の休み時間に友人の優子と愛子がやって来た。

 

霧島「………雄二達はFクラスに居る」

愛子「Fクラス?確か吉井君て代表レベルの成績なんだよね?」

優子「ええ。その次が翔子で、次が…………ええっと」

愛子「?どうしたの」

 

 優子が難しそうな顔をする。

まあ、仕方無い………はず?

 

霧島「………次はノワ」

愛子「ノワ?白沢君?」

霧島「………そう」

優子「そうなんだけどねぇ………」

愛子「どうかしたの?」

霧島「………ノワはコーヒーを飲んだか飲んでないかでやる気とか成績が変わる」

 

 そう言うと愛子が苦笑しながら納得したように頷く。

 

愛子「あはは………そう言えば周りが良く言ってたね」

優子「本当よ………ちゃんとしてれば好成績なのに」

 

 こればかりは仕方無いと思う。

小さい頃から明久のコーヒーの味見をしていたから。

それでコーヒージャンキーになったから。

でも…………

 

霧島「………コーヒーを飲んでなくてもやる時はやる」

優子「え?本当?」

霧島「………(こくっ)誰かや自分の命が危険な時や本当に真剣な空気の時なんか」

愛子「へぇ………」

 

 そうやって愛子や優子と話しているときにスマホが鳴った。

 

霧島「………ちょっとごめん」

優子「ああ大丈夫よ」

 

 優子達に断りを入れてスマホのロックを解いてメール欄を開くと二件合った。

両方ともノワからだ。

一件はもう一件を見るようにと、Fクラスの酷さに対する内容だった。

もう一件も開くすると………

 

霧島「………っ!!!」

優子「代表?」

愛子「どうかしたの?」

 

 そう言って二人が近づいて画面を覗いて来るが私には気にする余裕が無かった。

画面の中の一枚の写真そこには穏やかに笑みを浮かべる雄二の姿だった……………っ!!!

 

優子「あら?坂本君じゃない」

愛子「へぇ~彼が坂本君かぁ。良い笑みだね。ね?代表………代表?」

霧島「………雄二の微笑み///」

優子「あ、駄目だわこれ」

愛子「あはは、そうだね」

 

 外野が騒がしいけど気にならなかった。

あとでノワにはお礼を言わなくちゃ………!

 

 

 

 

 

 無事に戻ってきた僕は今屋上にいる。

なぜなら、これから始まるDクラス戦のミーティングをしているからだ。

ああ、そうそうDクラスから帰る途中で遅刻してやって来た人がいたから一緒にやって来た。

何でもあの有名なロビン・フッドの直系の子孫だって。

すごい子もいるもんだね。

 

トラ「ところで坂本だっけ?なんで、Dクラスなんにゃ?」

 

 フッド君が屋上の胡坐をかいて床に座ると同時にそう雄二に聞いて来た。

 

雄二「俺は雄二で良いぞ。俺もトラジャと言わせてもらうから」

トラ「そうかにゃ?それならトラでいいにゃ」

雄二「そうか、よろしくな」

 

 そう言って雄二は手を伸ばしてトラ君と握手をしてから同じように胡坐をかいて座る。

彼は全体的に猫を彷彿させてくれる。語尾とか雰囲気とか。

そんな彼の手には猫の顔がプリントされた風呂敷に包まれた弁当箱あった。

 

雄二「それはな………明久。ここにいる奴らを見てみろ。誰がいると思う?」

 

突然雄二に話を振られた。

えーっと、Aクラスレベルが男子は僕を含めて三人に女子は一人。

後の四人は一部教科がAクラスレベルだね。

 

雄二「そうだ。Fクラスの時に言ったかもしれないが、姫路とノワはAクラス並の学力があるし、明久は主席レベルだ。秀吉や康太は知ってると思うが島田も...数学と英語がAクラス並だからな。一応使える。須川も最近はAクラスに食いつけるような成績だから、Eクラスは勝負を仕掛けないことにしたんだよ。ぶっちゃけDクラス戦は召喚獣と戦争そのものに慣れて貰う為のチュートリアルだからな」

 

 雄二がそうやって説明するとトラ君は納得が言ったのか頷いてなるほどにゃぁと呟く。

 

雄二「そう言う訳だが、明久には悪いが今回は回復試験に集中してもらう」

明久「え?出なくて良いの?」

 

 てっきり僕も出ると思ったんだけど。

 

雄二「ああ、お前の事は学園の殆どが知っているからなBクラスまでは回復に専念してくれ」

 

 ああ、そう言えば僕って結構有名だっけ。

それでなくてもDクラスには僕が直接宣戦布告したから警戒してるか。

 

明久「わかったよ、雄二」

雄二「おう。次に秀吉と須川はまず先行部隊として数名の部下を連れてくれ」

秀吉「うむ、了解したのじゃ」

須川「分かった」

雄二「次に島田とノワは中堅部隊として後方に待機。ノワは部隊長となって状況に応じて戦線を維持してくれ」

島田「分かったわ」

ノワ「任せろ」

雄二「姫路は明久と共に回復試験を放課後まで受けてくれ。放課後の下校時間に下校する生徒に紛れて相手の代表に近づいて潰す」

姫路「わ、分かりました!」

雄二「良し!こんな所か、続きは飯を食いながらだな」

明久「そうだね。早く食べようか」

 

 そう言って僕達は持ってきたお弁当を持ち出す。

 

ノワ「その前にジャンケンだろ」

康太「………負けない」

須川「いつでも良いぜ?」

 

 そう言ってノワ達が拳を握り絞める。

僕もいつもの流れだから気にせずに拳を突き出す。

 

6人「「「「「「最初はグー!ジャンケン…………ポンッ!!!」」」」」」

 

 六人で円を描き一斉に拳を突き出す。

結果は…………

 

ノワ「まじかぁあああああああぁぁぁあああっ!!?!」

須川「何………だとっ!?」

 

 ノワと須川君の負けだった。

 

雄二「おっし!俺はコーラな」

康太「………同じく」

秀吉「わしは十六茶じゃ」

明久「僕はコーヒー」

 

 そう言って各々が二百円を出すと須川君が受け取る。

 

ノワ「くっそ、次は負かしたる………で?そっちはどうする?」

美波「え?ウチらも?」

姫路「良いんですか?」

トラ「自分もにゃ?」

 

 ノワが三人にも話しかけると二人は少しオドオドしながらトラ君は疑問符を浮かべながら聞き返す。

するとノワ頷いた。

 

ノワ「まあな」

姫路「そ、そういうことでしたら私はお茶で………」

美波「ウチはフルーツ牛乳でよろしくね」

トラ「緑茶でにゃ」

ノワ「おう。トラは次から参加な」

トラ「分かったにゃ」

 

 二人からも二百円を受け取って須川君と共に屋上を出て行った。

 

 

 

 

ノワ「あー、面倒くせぇ………」

須川「仕方無いだろ、負けたんだから」

 

 ジャンケンに負けて自販機で飲み物を買いながら俺はぼやくが須川に仕方無いと言われる。

そう言う須川は器用に渡された飲み物を右手で持ち余った小銭を右ポケットに左ポケットから飲み物代を取り出して渡してくる。

流石に甘兎庵で働いてるだけあるな。

無駄に手馴れている。

 

霧島「………ノワ?」

ノワ「ん?」

 

 最後のコーラを買おうとしていると後ろから声を掛けられた。

取りあえずボタンを押して取り出してから後ろを振り返ると翔子と木下(姉)と見知らぬ人物が居た。

 

ノワ「おお、翔子と木下と………誰?」

優子「彼女は工藤愛子、一年の終わり頃に転校してきた子よ」

愛子「君が白沢君でそっちが須川君だね?よろしく!」

ノワ「へえ~、よろしく白沢乃和だ」

須川「須川亮だ。よろしく」

 

 そう言いながら俺は須川から飲み物を半分受け取る。

今回は三人分増えたから少し重いな。

 

優子「すごい量ね」

ノワ「ジャンケンで負けてな」

霧島「………そう。あ、ノワ」

ノワ「ん?どうした?」

霧島「………写真ありがとう」

 

 写真?………ああ、自己紹介の時のか。

 

ノワ「そいつはどうも」

優子「それで、白沢君達は何をしているの?」

 

 俺達の持つ大量のジュースを見てそう言って来る。

 

ノワ「ノワで良いぞ?木下。それとこれはジャンケンに負けた結果」

須川「作戦会議兼昼食で、屋上で食べるから飲み物の買い物班をジャンケンで決めたんだ」

優子「あらそうなの?それなら私も優子で良いわよノワ君」

愛子「作戦会議ってDクラスのでしょ?」

ノワ「ああ、情報早いな」

霧島「…………雄二なら考えそうなこと」

須川「さすがは霧島さん」

 

 その後は二言三言軽く世間話しをして翔子達は去っていった。

 

 

 

ノワ「帰ったぞー」

雄二「お、来たか、遅かったな」

 

 翔子達と別れてすぐに屋上に行くと雄二達がもう弁当を食べていた。

少し喋りすぎたか、早く食わねば。

 

ノワ「ほらよ」

雄二「お、サンキュー」

明久「ありがとう」

秀吉「ありがとうじゃ」

康太「………助かる」

トラ「助かるにゃぁ」

姫路「あ、有難うございます」

島田「ありがとう」

 

 それぞれに飲み物とお釣りを渡す。

 

雄二「相変わらずキッチリしてるな」

康太「………お釣りがピッタリ」

須川「喫茶店の店員だからな」

ノワ「何年忙しい時にラビット・ハウスで手伝いしてると思う」

明久「あはは、あの時は本当に助かったよ」

 

 そう、俺は暇な時やラビット・ハウスが忙しい時は良く会計係とかやっていた。

そのためこれ位の計算簡単に出来る。

 

ノワ「さて、俺達も食べるかね」

須川「そうだな」

 

 そう言うと明久がわざわざ席を開けてくれたので、有難く使わせてもらう。

ドカッと床に座る。

隣に須川もよっこらせと座り込む。

俺は黄色い風呂敷を解いて蓋を開けながら聞いた。

弁当の中身はサンドウイッチにレタスの上に置かれたオンプの形をした串が刺さっている小さめのから揚げとプチトマトだ。

飲み物はコーヒー。




どうでしたでしょうか?
読みやすくなったような?そうでもないような?
いよいよ次話からDクラス戦が始まります!
内容は原作一巻からギャグ要素を出来るだけ抜きながら(明久と雄二のくだりとか)書いていきます。
かなり久しぶりになりますから、またまた遅れる可能性も?
まあ、気長に待っていてください。

それでは、あぁ^~こころがぴょんぴょんするんじゃぁ^~
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