【完結】西住安斎大学受験物語   作:そとみち

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西住安斎大学受験物語 6

 

 

 

「カルパッチョ、そんでアンチョビ姐さんも、改めてあけましておめでとうございまっス!今年もよろしくっスよ!!」

 

「あけましておめでとう、ペパロニ。ドゥーチェも、今年もよろしくお願いします」

 

「おーう、あけましておめでとー!こちらこそよろしくな!」

 

 

 元気な声であいさつを交わす3人。アンチョビこと安斎千代美と、その後輩であるペパロニ、そしてカルパッチョだ。

 場所は栃木、宇都宮市にある八幡山公園内、八幡山神宮の前。

 アンツィオ高校が栃木県の抱える学園艦であるため、正月の時期にはここに初詣に来る生徒は多い。

 出身が栃木県益子市であるペパロニも、毎年正月はこの神社に参拝に来ていた。

 そして今年は卒業してしまう自分の先輩、安斎千代美を初詣に誘ったのである。

 

 安斎千代美の出身地は愛知県豊田市であるが、今年は受験勉強と理由をつけて年末は実家に帰らず、学園艦の女子寮で過ごそうと考えていた。

 しかしそこに後輩のペパロニより思わぬ申し出があり、大晦日より彼女の実家に一晩お世話になりつつも、ともに初詣を迎えることとなったのである。

 もちろん、同じく一つ下の後輩であるカルパッチョも誘った。彼女は茨城県つくば市に実家を持つが、初詣の時に合流することで約束を交わしていた。

 その結果、1月1日の今日、朝早くにここ、宇都宮市内の八幡山神宮で3人で集合したのである。

 

 

「いっやぁー今年もすっげー人っスねー!まーでもまだこれくらいなら少ないほうかなー?昼からはもっとすごいっスからねー!」

 

「私もここに来るのは初めてだけど…人が多いのねぇ、流石は宇都宮」

 

「早めに集まって正解だったかもなー。とりあえず早いとこお参り済ませて屋台に行くぞ!お年玉として私がおごってやるからな!」

 

 

 迷子にならないようにお互いの手を握りながら、人ごみの中をかき分けて進む三人。

 それぞれの服装については着物とかでは特になく、冬服として女子高生が着るような明るい私服であった。

 3人とも特に家が何か家業をしているわけでもなく、今どきの女子高生である以上、着物を着るという選択肢はなく、そもそも持ってすらいなかった。

 

 

(まー…西住なんかはばっちり着物で初詣行ってるんだろうけどなー)

 

 

 ぱん、ぱん!と神社へお参りという名の今年のお願いをする前に、ふと安斎千代美は親友の顔を思い出す。

 煌びやかな晴着を着せられて西住家3人で神社に向かう西住まほをイメージして、馬子にも衣裳という諺が連想された。

 まったく、お祈りするときに最初に頭に思い浮かぶのがあの仏頂面なのだから、私も結構始末に負えない。

 

 

(……西住と、一緒の大学に合格できますように)

 

 

 手を合わせて目を閉じ、頭を下げると同時にツインテールがふわりと揺れる。

 安斎千代美の高校生活最後の初詣。

 高校生なら誰もが持つであろう平凡な、しかし確かな想いの籠った一言を神への祝詞とするのであった。

 

 

 

 

 ※ ※ ※

 

 

 

 

(…安斎と共に、よき大学生活が送れますように)

 

 

 晴着に身を包んだ西住まほは、熊本県にある藤崎八旛宮の社に向けて、ちょうど安斎千代美と同じ時刻に祈りをささげた。

 自分の左には西住しほと、西住みほ。それぞれも着物に身を包み、お参りをしている。

 母は西住流の繁栄、みほは大洗の友人の事でも祈っているのだろう。

 

 …そういえば、安斎も今頃は初詣だろうか、とふと西住まほは考える。

 昨年は今までの人生で安斎千代美と一番親交が深まった一年だったと思う。

 

 なんなら初詣に一緒に行こうと誘いたい気持ちも多分にあったが…その前に、安斎千代美から後輩と一緒に年末年始は過ごす、という話を聞いていたのだ。

 その話を安斎千代美からメールで受けた時、また自分の胸にもやもやとした…クリスマスパーティでも生まれた感情、おそらく「嫉妬」と呼ばれるそれが姿を現したことを自覚した。

 

 だが、今度は自覚できた。そしてうまく自分の中で噛み砕き、吸収して消失させることができた。

 無理やりに誘えば安斎の迷惑にもなるし、先輩後輩の関係に口を出すほど無粋ではない。

 それに、これから一緒に初詣に行く機会はいくらでもある。

 そうあるために、私たちは努力している。安斎千代美は、努力してくれている。

 

 だから、高校を卒業する今年くらいは、その後輩…ペパロニとカルパッチョと言ったか。その二人に安斎は貸してやろう。

 来年からは私が独占する予定なのだから。

 来年一緒に初詣に行くときは、安斎に私の着物のお下がりをあげるのだ。

 髪を後ろにまとめさせたら、絶対に可愛いぞ。どうせ今年は私服だろうから後輩たちはその姿を見ることはできまい。

 ふふふ。

 

 ……と、西住まほが脳内で来年から一緒に過ごす予定の安斎千代美の着物姿を思い浮かべて悦に浸っていると、パシャ、とガラケーによる撮影の音が西住まほの横から響いた。

 何事、と西住まほが音のしたほうに振り返ると、楽しそうな顔をした西住みほが、ガラケーを自分に向けて構えていた。

 

 

「ふふ、お姉ちゃんがなんだか嬉しそうな顔してるから撮っちゃった♪」

 

「みほ…私はそんな顔をしていたか?」

 

 

 人から見てわかるほどの笑顔だったか。西住まほは両手を頬に添え、若干赤面した。

 私はただ安斎の事を考えていただけだったのだが。これはまずい。今後は人前で安斎の事を考えるのは控えよう。

 そしてそんな赤面している姉の顔も激写した西住みほは、満足そうに撮影した画像を眺めて、

 

 

「お姉ちゃんがこんな顔してるの久しぶりかも。ふふ、エリカさんと安斎さんに送っちゃおー」

 

「なっ、待てみほ、なぜその二人なんだ!いや他の人間に送られても困るが、その二人に送られるとなお困る!」

 

「送信、っと。ごめんお姉ちゃん、もう送っちゃった♪」

 

 

 ごめんという言葉に全く意味が載っていないと理解できるほどの笑顔で、西住みほが実の姉に送信済みのメールを見せる。

『件名:お姉ちゃんの着物姿です!』というメールが、確かに逸見エリカと安斎千代美に送信されていた。

 

 

「……………みほ、どうする。私はこの後お前に奢ってやる予定だったリンゴ飴を奢る気が失せてしまったぞ」

 

「いいもん、お母さんに奢ってもらうから。ね、お母さん?」

 

「…まったく、この子たちは」

 

 

 ぐぬぬ、という感じの表情で恨みがましく妹を見る西住まほに、悪戯をした子供のような表情で答える西住みほ。

 そしてそんな二人の我が子の様子を、困ったような笑みを浮かべて見守る西住しほ。

 

 昨年、西住の名を持つこの3人には、さまざまな出来事があった。

 だが、雨降って地固まるとはこのことで。

 

 大洗の戦車道で自分の道を見つけて、その先の大洗騒動で母の想いに気づけた西住みほも、

 妹と雌雄を決し、また安斎千代美と接することで感情の機微がより表に出るようになった西住まほも、

 そしてその二人を、家元という視点ではなく母親という視点から見守ることができるようになった西住しほも。

 

 それぞれが新しい変化の波に揉まれた結果、家族関係は修復され、良好な関係を再構築するに至っていた。

 西住みほは妹として、西住まほは姉として、西住しほは母として、少しづつ、手探りではあるが、お互いの距離を縮めていた。

 

 

(…みんなのおかげ、かな)

 

 

 今の幸せな状況があるのも、きっと自分の周りの人たちのおかげだろう。

 そのように、「西住」は思うのであった。

 

 

 

 ※  ※  ※

 

 

 

 ちなみに、お姉ちゃんの着物姿の画像を受け取った二人についてだが。

 

 一人は元旦ハンバーグという季節感のない食事をしているところに不意に送られてきたメールを見て、もちではなくハンバーグをのどに詰まらせ死にそうな思いをした。

 

 一人はにやにやした顔でスマホの画像を眺めていたところを後輩二人にバッチリ目撃され、謎の声援(金髪のほうからは熱烈と言えるレベルのそれ)を受けた。

 

 

 

 

 ※  ※  ※

 

 

 

 

 季節は流れ、真冬真っ盛りとなった1月中旬。

 大学の一次試験を明日に迎えたこの日。安斎千代美は、寮の自室で今まで自分がやってきた問題集を整理して、ビニール紐でまとめていた。

 

 

「…なんで試験前日は今までやった問題集を纏めろって言われるのか、わかった気がするな…」

 

 

 30cmほどの高さになる本の束、3束目になるそれを紐で括り終えた安斎千代美は一人こぼした。

 自分が今日に至るまで、高校三年生の戦車道大会が終わってから解き終えた参考書の冊数。凄まじいことになっていたのを、改めて自覚した。

 そして、括ってある参考書の8割は、西住まほから借り受けたものである。

 

 

「こんなに私に参考書買ってくれてたんだもんな、あいつ…。金持ちは違うな…」

 

 

 内容とは裏腹に妙な嫌みの色がない、純粋な感謝の気持ちを載せた言葉を零す。

 9月から始まった西住まほとの勉強会。そして開催されるたびに自室に増えていく参考書。

 問題を解くのが楽しいと思えるほど、勉強に夢中になった。そしてその努力は確かに模擬試験で現れた。

 かつてないほど勉強に集中した時期。あとは結果を残すだけである。

 

 

「大丈夫だ…先週にやった過去問も9割近く取れてたし。自信がある」

 

 

 時計を見ると夜8時になっていた。夕飯を済ませて風呂も入り終え、後は明日に備えて眠るだけである。

 が、ここで早めに布団に入るのは少しためらわれた。それで夜中の妙な時間に目を覚ましてしまえば、明日の一次試験に響く。

 普段通りのリズムで生活ペースは崩さないほうがいい。安斎千代美は冷静な判断でそう考えていた。

 

 

「さて、とすると…あと2~3時間は手持無沙汰なんだよなー」

 

 

 今更参考書をもう一度開いて最後の復習…は気が乗らない。自分の知識に穴があることを再認識してしまうかもしれないし、目がさえてしまうかもしれない。

 だからと言って、自分の趣味である恋愛小説を読んだりするのもなんだかなぁ、と思う。続きが気になったらどうするのだ。

 …テレビでも見て過ごすか。この時間に面白いテレビはやっているだろうか、とここ数か月勉強のおかげでまともに見る機会のなかったテレビを見ようとリモコンを探したところで。

 メールを受信したことを知らせる着メロが、安斎千代美のスマートフォンから鳴り響いた。

 

 

「…む、この受信音は…」

 

 

 ここ最近聞きなれた曲である、ワーグナー作曲『ニュルンベルグのマイスタージンガー』の着メロ。

 『あいつ』がこの曲が好きであることを夏に知ったので、わざわざ探して設定した、『あいつ』のためだけの受信音。

 スマホを開いて、送信者の名前を確認する。当然見知った名前であった。

 

 

『西住まほ』

『件名:迷惑じゃないか?』

 

 

「…ああ、そういう」

 

 

 件名だけを見て、はぁ、と安斎千代美はため息をついた。

 あの他人の機微を読むのに疎く、その上自分の感情を周りに伝えるのも苦手な親友が、この時間に私にメールを送ってくる。

 そこに生じたであろう心境は、手に取るように分かった。

 

 …つまりはまぁ、西住まほも暇なのである。

 今は試験に備えて熊本の実家にいるのだろうが、流石にあいつでも前日にがっつり勉強はしないだろう。

 夕飯を食べ終えて、風呂に入ったかどうかは知らないが、寝るまで暇なんだ。あいつも。

 

 そして手持無沙汰になったところで、テレビすら娯楽としてピンとこなかったであろうあいつの選択肢としては、一つだったわけだ。

 安斎千代美と会話することで、暇をつぶす。

 逸見エリカや西住みほに相談しても、この時期の3年生の微妙な心境を理解はできないだろう。

 ならば同じ状況で、より親密に交友をしていた私とメールなどして時間をつぶそうとしたのだ。

 

 だが、明日は試験当日なのにメールなど送ってしまって大丈夫だろうか?

 安斎千代美は迷惑に思わないだろうか?

 そこが懸念であるが…では、まず様子を見るために一通だけ送ろう。それで忙しそうだったら、その時は覚悟を決めて寝ればいい。

 

 

「…どーせそんなところだろ西住ー!」

 

 

 親友の思考をトレースし終えた安斎千代美は、しかし嬉しそうにスマホを操作して、返事を返してやる。

 件名しか入力せず、本文が真っ白という自分にしか理解できなさそうなメールを送ってきた西住まほに、きっちり答えてやるのだ。

 これから3時間、私とメールに付き合ってもらう。

 

 

『安斎千代美』

『件名:ひーまーだー!!』

『本文:―――

 

 

 

 

※   ※   ※

 

 

 

 ―――つか、まず本文書けよ!

 私じゃなかったらなんぞこれ!?ってなるぞ。まぁでもメールくれた気持ちはわかる。

 私も暇だったんでこのメールは嬉しいぞ!!ヽξ(*>∇<)ξノ ワーイ

 寝るまで時間つぶししたかったしな。

 何話す?ξ(´・ω・`)ξ                         ←「ξ」はツインテールを表す

 

 

 

 ―――そうか すまない

 急にメールをしたら迷惑じゃないかと思ったが そういってくれると

 うれしい(`・ω・´)        ←この顔文字を入力するのに西住まほは5分ほどかかった

 

 明日が本番だが 勉強はばっちりか

 最後に 勉強会をしたときは ほとんど大丈夫そうだったが

 安斎としては どうだ ?

 

 

 

 ―――ばっちりじゃなかったらやばいだろ!?

 結構自信あるよー、お前のおかげだアリガタドゥーチェ!!ξ(ノ・_・)ξ‥‥…━━━━━☆

 参考書纏めたらなんか1m近い厚さになった。ビビる。

 この参考書は試験終わったら妹さんに宅配されるので安心しておくように。

 

 あとメールで勉強の話はやめない?

 やれるだけのことはやったし、変に不安になっても困るしな。

 もっと…こう、なんだろう。普通の事を話したい。

 どうかなξ( ̄ー ̄)ξ?

 

 

 

 ―――それならなによりだ 明日は頑張ろう

 勉強の話じゃないなら 昔の話でも するか ?

 私とお前が初めて出会った頃の 話でも

 

 

 

 ―――ああ、いいなそれ!

 懐かしいなー、中学2年生の戦車道大会の抽選会会場だったか。

 いきなり渡り廊下を歩いてたら、お前に声をかけられたときは本当にびっくりしたぞ!Σξ(゚д゚;)ξ

 あれ、なんで私のこと知ってたんだ?

 

 

 

 ―――黒森峰で 1年生の頃の試合を見返していたとき

 別の学校で お前の乗っていた戦車だけ 動きが妙だった

 他の戦車の動きは 説明がつくんだが お前の戦車の動きだけはどうしても理解できなかった

 だから その時に 聞いたんだ

 

 

 ―――「なぜ、あのような針路を取った?」だもんな!

 最初何を言われてるのか全然わからなくて私もなんだこいつは!って正直思ってた。

 話を詳しく聞いたらなんと西住流の長女だっていうんだからさらにびっくりしたぞ!Σξ(゚д゚;)ξΣξ(゚д゚;)ξ

 理由を説明したらなんかすごい食いついてきたしな…自分の戦術が評価されて、うれしかったけどさ。

 今だから言うけど、西住流、憧れてたし。いつか打ち破ってみたいとか思ってたし。

 

 

 

 ―――あの頃の私は まだ西住流の戦車道しか 知らなかったから

 お前の発想から生まれる 自分とはまったく違う戦術に 驚いたんだ

 その年の試合で お前と初めて戦った

 私が勝ったが その時のお前もやっぱり 私の想像外の動きをしていた

 その時思ったよ

 私は お前とまた勝負したい ってな

 

 

 

 ―――うちの学校の練度が足りてなかったし、私もまだ戦車道始めて二年だったからな!

 負け惜しみじゃないけど、でもあの時の試合はお前にボロ負けだったからなー、何も言えない!ξ(`ε´)ξブーブー

 

 いやなんかそんなかしこまって言われると恥ずかしいんだけど…お前に勝ったことないから特に…。

 でも、その後は会う機会があるたびによく話したよな。戦車道の事。

 西住流の戦術ってのを西住家の人間から教われたから、私は幸せ者だぞ。

 お前と戦車道の話をしていると、本当に楽しいんだ。

 

 

 

 ―――私もだ

 安斎の戦車道は 私とは違う 私が思いもつかないものを 実践する

 そして それが羨ましいと 私は少し思っていた

 今もだ

 そんなお前だから 戦いたいとも思うし 一緒にやりたいとも 思う

 

 

 

 ―――そうだな。私も、お前と戦いたいし、一緒にやりたいよ。

 中学最後の試合は僅差で負けたけど…あの時の悔しさと、試合後に見た雨上がりの虹。よく覚えてる。

 …本当に悔しくてなぁ。家に帰ったら一人で枕濡らして泣いたんだ。゜゜ξ(´□`。)ξ°゜。ワーン!!

 西住、泣かせた責任とって。

 

 

 

 ―――私もあの試合の後 お前がアンツィオ高校に入学すると知って 愕然としたよ

 黒森峰に 誘うつもりでいたからな

 高校で一緒にやるどころか 試合も難しそうだとその時は思ったから 切なくてな

 たぶん 私は人生で初めてあの瞬間に

 切なさを知った

 お前のせいだ 責任とれ

 

 

 

 ―――責任のなすりつけあいだこれ!!

 …中学を卒業したとは、お互いの行く道は違っちゃったけどな。

 あのころ、二つ約束をしたの、覚えてるか?

 

 

 

 ―――忘れるものか

 

 

 

 

 

 ―――『高校でも、また試合をしよう』

 

 

 ―――『いつか一緒に、戦車道をやろう』

 

 

 

 

 

 

 ―――あの時した約束、片方はしっかりと果たすぞ。3年も待たせちゃったしなー。

 …もう片方の約束はごめんな、私の力不足で。

 

 

 

 ―――楽しみだ お前と過ごす4年間が

 そして もう片方の約束だが 気にするな

 そっちは 私の自慢の妹がなんとかしてくれる みたいだからな

 

 

 

 ―――は?なに、なんか企んでたりすんの?怖いんだけど

 …まぁよくは知らないけどとりあえず楽しみにしておく。

 妹さんのやることなら突拍子もないことじゃなさそうだし。

 

 …そろそろいい時間だな。

 明日のために寝よう。さっきからコタツでのんびりしてたからいい感じに眠くなってきた。

 

 

 

 ―――そうだな もう寝ないと

 明日 お互い頑張ろう

 約束を 果たすために

 

 

 

 ―――ああ、あの頃の約束のために

 それじゃお休み、西住!『愛して

 

 

 

「……何を入力しようとしてんだ私はアホか!!!書き直して、と…」

 

 

 ―――それじゃお休み、西住!頑張ろうな!!

 

 

 

 ―――ああ お休み安斎

 大好きだ

 

 

 

 

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