ふと、目が覚めた。どうやら変な夢を見ていたらしい。ポンコツ女神に殺されて銃として生きろなんて言われた気がした...そんなわけ無いんだけどな。
さて起きるか...ん?体が動かない...まさか!?意識して自分のフォルムを感じ取る...手も無けりゃ足もない...いや心臓の鼓動すら感じないぞ...そして恐る恐る周りを見るとそこには、剣!弓!盾!その他武具が大量においてある。
うん見覚えあるぞぉこれぇ...魔王学院に出てきた宝物庫だよね...そして自分の体を確認した通り...
「銃として魔王学院の世界に転生してるぅぅぅッッ!!!」
はぁ、こうなったものは仕方ない。諦めよう...ひとまず現状確認だ。といっても魔王学院の世界にステータスの概念はないんだよなぁ...ん?何だこれ。視界の端にチラチラ映ってる。何かと思って見つめてみると突然画面が浮かんだ!
『おはようございます、筒島様。私はあなたの空間魔法へ一時的に組み込まれた言わばチュートリアルのようなものです。まずはとにかく名前を決めてください。』
名前?俺には氷って名前があるんだが...
『いえ、あなたは武器として転生しました。転生した時既に名前は消えています。武器としての名前を決めてください。』
武器としての名前、ねぇ。そう言われても思いつかないなぁ...
『では具体例を挙げます。【理滅剣ヴェヌズドノア】【一意剣シグシェスタ】【霊神人剣エヴァンスマナ】などが例です。』
いや、例を挙げられても困るんだが...
うーん、空間、そら、から、あき、...いや、銃だからその辺から連想するか。銃、鉛...鉛はギリシャでモリュブドス...俺は...【モリュブドス】
『了解しました。貴方は今日からモリュブドスです。貴方のこれからに幸多からんことを。では質問はございますか?』
質問...質問ね...あぁ、アノスがここに来るまであと何日あるんだ?
『そうですね。おおよそ1週間後です。』
なるほどね。あと1週間で3人組が...いやぁあと1週間でドタバタな生活が始まるのか...例えば勇者カノンことレイとかが来たり...大精霊レノを救ったり。ってあれ?ノイズが走ったように思い出せない...どうなってるんだ?おぉい、ガイド色々思い出せないけどどうなってるんだ?
『そのことについて女神様から伝言があります。「記憶があるとつまらないだろうから、あんま思い出せないようにしとくよー。でも危険かどうかとかは分かるからそれで頑張ってちょ」だそうです。』
なんなんだよ...あの女神。まぁ、一応気気遣いなのか?
『さて、アノスと言う人が来るまで時間がありません。あなたにはしてもらうことがあります。』
する...こと?
『それは特訓です。』
特訓!?
特殊文字上手くいってますかね?
次回特訓編ッ!ドュエルスタンバイッ!