「・・・・ねぇほんとになんで????なんで俺の家に来るの????」
吹上は思わず頭を抱えて座り込む
アンスルが来たこと自体、意味わからないのだが
それが二人目ともなると、もう滅茶苦茶である
「まじで呪われてんのか・・・?俺何か悪いことしたかな・・・?」
「そんなに落ち込まないでくださいよ。そのおかげで僕がこのサイトとかに出会えたんですから」
「何にも慰めにならねぇ・・・」
「・・・ねぇアンスル?ここはどこなの?」
ルジュルンが吹上の正面に座り、アンスルに聞く
「あぁ、紹介するよ。ここはこの吹上さんの家で、今僕も住んでいる家だよ」
「いやそこじゃないわよ・・・。ここがどこの国かって聞いてるのよ。少なくとも王国ではないわよね・・・」
「あぁ、そういうこと。ってちょっと待って!ルジュルンはここがどこか知らないで来たの!?というかどうやって来たの?」
「どうやってって・・・・あなたの家を掃除してて・・女神像があったから・・退屈だって言ったら・・急に光って・・気が付いたらあの一室に閉じ込められてて・・・」
「押し入れは部屋じゃねぇよ・・・」
「いやあれがなんていうかなんて知らないわよ。急に光って眩しいって思ったら目の前真っ暗なのよ?混乱するでしょ」
「聞いてねぇよそんなこと・・・」
「女神さまの像が・・・???僕の家にそんなのあったっけ・・・????」
「いや木彫りっぽい奴あったでしょ?」
「????????」
「・・・・まぁいいわ。それより!ここはどこなの!?」
「落ち着いて・・!ここは日本だよ!」
「ニホン・・・??ニホンってあの?」
「ルジュルンの言うあのがどれなのかわかんないけど・・・多分そのニホンであってるよ」
そうアンスルが答えるとルジュルンは「ふーん」と言いながら立ち上がり、ベランダから外を見る
「・・・・確かに街並みは全く違うわね。それに見たことのない建造物に乗り物・・かしら?もあるし・・」
「でしょ?いやー僕も女神さまからのご褒美でこっちに来たんだよね!」
「女神の?でもあなた・・・」
「うん。死んだよ。死んだ後にさ、女神さまからご褒美って言うことでこっちで第二の人生ってこと」
「女神もなんでもありね・・・」
「ルジュルンも女神さまからの祝福を受けたんじゃないか?」
「はっ、何が女神よ。肝心な時に動かないで・・・結局こっちに全部押し付けてただけじゃない」
「ハハハ・・・・・・」
アンスルが乾いた笑いをする
「・・・なぁあんた」
二人の会話を聞いていた吹上がルジュルンに尋ねる
「なに?」
「話を聞くに、あんたもその女神とやらにこっちに送られたってことでいいんだよな?」
「・・・不本意だけどね」
「そうか・・・」
そういって吹上は何かを考えるように俯いて「よし」とつぶやく
「とりあえずその女神クソ野郎だな!!!!」
「なんてことを言うんですか!!!!!????」
クソじゃないよ