「僕ね。嫌われてるんだ・・・」
少年は俯いたまま語りだす
それをルジュルンはブランコを漕ぎながら、聞いている
「みんなから嫌われてる・・・いじめられてるんだ」
「いじめねぇ・・・」
「うん。今日も靴も隠されたし・・・・教科書にも落書きされてた・・・」
「”今日も”ねぇ」
「うん。だからもうなんか・・・何だろうね・・・」
「それでここにうずくまってたってこと?」
「・・・・好きな子から呼ばれてさ」
「は?急展開ね・・・」
「何だろうって、思ってね。ここに来たらいじめてくる奴等もいてね・・・」
「・・・」
「そこから服脱がされたり、殴られたり、裸の写真撮られたり・・・」
「・・・それで?」
「”ばらまかれたくなかったら明日もよろしくぅ!”って」
「ほーん・・・」
「それで・・・もうどうでもよくなって」
「ここにいたってこと?」
「(コクリ)」
少年はルジュルンの問いかけに、首を縦に振る
その反応を受けたルジュルンはあきれたように息を吐く
「全く・・・いつ、どこの世界でも人間のやることは矮小よね」
「・・・?」
「あぁいいの。気にしないで。こっちの話。んで?あんたはどうすんの?」
「・・・どうするって?」
「あんた、このままでいいの?」
「・・・」
「あぁ、ごめんなさい。別に復讐しろとかいうわけじゃないから」
「え?」
「別にあんたが自殺しようがいじめが原因で死のうが別にどうでもいいの」
「・・・・」
「ただ、死ぬ前にちょっと気分転換してみればいいんじゃない?」
「?」
@@@
「と、いうわけで連れてきたわ」
「何が???????」
ルジュルンは少年を連れて、家に戻ってきていた
家には仕事から帰ってきた吹上がいた
「安心しなさい。この子の家には許可とったから」
「いやいやいやいや」
「・・・一晩よろしくお願いします」
「うん。よろしく。じゃないんだわ」
「もう、何が不満なのよ?」
「いや不満とかじゃなくて!意味わからん!」
吹上がルジュルンに問い詰める
「少年も!なんでこんな見るからに怪しい不審者についてきちゃうかなぁ!?」
「誰が不審者よ」
「お前以外居ないだろ!!」
「失礼ね!」
「事実だろうが!」
「あなた前から思ってたけど、レディに対する扱いがなってないわよ!!」
「何がレディだこのスカポンタン!家にいないからとうとう働きだしたと思ったら子供誘拐してくる奴のどこがレディだ!」
「誘拐じゃないわよ!許可とってるって!」
「・・・ホントか????お前コレ許可とってなかったらホントにダメな奴だからな????」
「とったわよ!ちゃんと親御さんにあってきたし!ねぇ?」
「・・・・ウン」
「・・・まぁそうならいいが・・・いやよくないけど」
「・・・・・」
「まぁ少年。入りなさい。これから思いっきり遊ぶわよ」
そういって少年は家に入っていった
Not誘拐