勇者だって転生します。   作:カオス案山子

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女神・・・?


魔王と女神

 

トボトボと部屋に入ってきたフェイガスに吹上がすっとお茶を出す

 

「あぁ・・・ありがとう」

 

「いえいえ。早く飲んでさっさと出てけ?」

 

「え?我歓迎されてないの?」

 

「そりゃそうだろ。休日に家に来る奴なんてクソ以下のカスだぞ。控えめに言って死んでくれ」

 

「初対面だよね????こんなに言われる???」

 

「魔王・・・でしたよね?吹上さんはこういう人なので言うだけ無駄ですよ」

 

「魔王なんだが???」

 

「あのねぇアンスル。こいつは魔王よ。ホンモノ」

 

「おっ、流石魔女。我を覚えていたか・・・って魔女!?何故お前もここに!?」

 

「えっ今更気づいたんですか魔王様?遅すぎません???」

 

「えっお前知ってたの??」

 

「えぇ。見えましたから」

 

「教えろよぉ・・・・」

 

酷い

あまりにも魔王の扱いがひどい

 

「・・・くそぅ。我が力を失っていなければこんな連中全員焼き焦がしてやるのに・・・」

 

「やめろよ。物騒だぞ。あと俺は普通の人間なんだから」

 

「そんなこと言ったら私だって魔法使えないのよ?むしろ真人間じゃないこの二人が異常なのよ」

 

「「えへへへへ・・・・//」」

 

「なぜ照れる???」

 

「・・・・というかあんた魔王なんだろ?」

 

「む?そうだが?えーと・・・」

 

「吹上だ。なんか今後も色々と会う気がするから。とりあえずよろしく」

 

「あぁ、こちらこそよろしく・・。我は魔王フェイガスだ」

 

「・・・ホントに魔王なのか?魔王だったらあれだろ?闇属性の魔法使えんだろ?というか勇者にやられたんじゃないのか?」

 

「そうよ。あんたは私たちが確実に首を跳ねて消滅させたはずよ?」

 

「首跳ねたんだ・・・・」

 

吹上とルジュルンがそう聞くと、魔王はむぅと唸り、暗い顔をする

 

「そうなんだが・・・・気が付いたらこちらの世界に来ていてな。魔王としての力どころか普通の人間になっていてな・・・」

 

フェイガスがそうポツポツと話し出す

力が使えなくなった理由を聞いて、ルジュルンは少し同情する

 

「そう・・・。あんたも私と同じなのね・・・」

 

「いや魔女が人間になるのと魔王が人間になるのじゃショックのレベル違うだろ。我魔族の王ぞ???」

 

「・・・んんんん???ルジュルンが魔法を使えなくなったのは女神のしわざだったよな?んじゃフェイガスが能力失ったのも女神のせいなんじゃ??」

 

吹上がそう言うと、フェイガスの瞼がピクッと動く

 

「女神・・・!おぉまた貴様か女神ィ!!またしても我から奪うのか!!!」

 

「おっと、落ち着け落ち着け・・」

 

「止めるな人間!!」

 

「まぁ待て。実はな・・・俺もその女神とやらに色々恨みがあるんだ」

 

「何!?」

 

吹上がそう言うとフェイガスが驚愕の声を上げる

それと同時に、アンスル、チューゲイも驚きの表情になる

ルジュルンはそうでしょうねという顔だ

 

「恨みって・・・吹上さんはなんでですか?」

 

「私も気になりますね・・・。異界の人間が女神を嫌うとは・・・」

 

アンスルとチューゲイがそう聞くと吹上は当り前だろ?という顔で答える

 

「こんな厄介者を二人も俺の家に送り込んできやがって!!!平穏な生活を破壊した侵略者だぞ女神とやらは!!!あったら絶対顔面ぶん殴ってやる!!!!」

 

怨嗟の声でそう叫ぶ吹上

 

「・・・・吹上・・・・!」

 

「フェイガス!」

 

フェイガスと吹上はガシッと固い握手を交わす

 

「仲良くなれそうだな・・・!」

 

「うむ!我が盟友よ・・・!」

 

ここに魔王と純正日本人の友情が誕生した




アンチ女神同盟
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