「ところで魔王は何しに来たんですか?まさか僕に会いに来たってだけじゃないだろうし・・・」
フェイガスと吹上が友情を育んでいる中、アンスルがフェイガスに質問する
「む?あぁそうだったな・・・実はな、色々と相談しに来たんだ」
「相談?魔王が?勇者パーティに?」
「そうだが?」
「・・・あんたの主人聞く相手間違ってるわよ?」
「・・・・ご迷惑をおかけします」
「あんたも苦労してんのねぇ」
「まぁ、私が稼いでますしね。先程吹上様が魔王様のことをヒモと言っておりましたが、全くその通りですので・・・」
チューゲイの話に少しばかり同情するルジュルンだが、そんなルジュルンも吹上とアンスルに寄生しているようなもんなので、人のことは言えないのだが・・・
「それで?相談って何よ」
「うむ。実はだな・・・とあるビジネスを始めようと思ってな。その手伝いを貴様らにしてもらいたいのだ」
「貴様らって・・・」
「人にもの頼む態度とは思えない」
「仮にも僕たち敵対組織ですよね????」
「うーんあまりよろしくない反応」
「当り前じゃないですか・・・。魔王様は世間知らずにも程があります」
「いやコイツの場合世間知らずとかいうアレじゃないだろ」
「そんなに言われるか????」
「言われるにきまってるじゃない・・・」
「というか盟友よ。貴様純日本人なのに対応するの早すぎないか????普通魔王とか来たら多少は動揺したりわたわたするもんじゃないのか???」
「あ?今更誰が来ても驚くわけねえだろ」
「魔王・・・お前相手を間違えたな」
「何!?」
「吹上さんは・・・勇者が来た時でも特に動揺もしてなかったような人だ」
「褒めてんのか???」
「そうよ。こいつは私が来た時でも速攻で追い出そうとした心がない人間よ?普通だと思わないほうがいいわ」
「貶してる??貶してるよねコレ???」
「なんという・・・・!流石、我が盟友と認めただけはある・・・!」
「いいよ俺の話は!それよりさっきのビジネスの話をしろよ・・・」
吹上がそう軌道修正をする
「む?話がそれていたか・・・これは失敬」
コホンと一つ、咳をして仕切りなおすフェイガス
「それでビジネスだが・・・ずばり!講座を開こうと思うのだ!」
「「「講座ぁ?????」」」
吹上、アンスル、ルジュルンの三人がそろって困惑の声を上げる
「うむ!講座名は『これであなたも億万長者!勝率が八割になるギャンブル必勝法!』だ!どうだ?いいだろう!?これを大規模に行う!参加費は一人一万円!」
フェイガスがそう自信満々に言うが、三人は冷めた視線を送る
「よし。解散解散」
「まてまて!これはしっかり根拠があって行うのだ!」
「根拠って??」
自信満々なフェイガスに根拠を聞くルジュルン
「・・・チューゲイには断片的な未来予知ができるからな!!!」
フェイガスがそう宣言すると吹上がさらに冷えた視線を送りながら吐き捨てる
「結局ヒモじゃねぇかよカス野郎」
「盟友!?」
かなり辛辣だった
口が悪い