「よし!外したな!!!このビックチャンスを活かせないとは・・・!所詮魔法の使えない魔女なんぞ一般人以下だな!!!!!」
「た、たまたま外しただけよ!!!それより次はあんたの番よ!!早く投げなさい!」
ルジュルンが投げた石が円の中の石にあたらず、円の外に勢い余って出ていく
その様子をバカにしたように笑うのはフェイガス
「・・・いい大人が何をやってるんですか」
「アンスル!?止めないで!!これは決戦・・・いえ、ラスボスとの戦闘なの!!!」
「魔王様・・・ここは往来の目もありますので・・・」
「チューゲイ!!手を出すな!!!これはあの時の続き・・・!第二ラウンドなんだ!!」
「こんなしょうもない第二ラウンドがあってたまりますか・・・」
「戦いにしょうもないもクソもあるか!!!我にとってはすべての戦いが全力なのだ!!!」
「その熱意をどうか別のことに向けてください」
「別のこと!!???」
「はい。具体的には新規ビジネスに向けてです」
「ぬぅ・・・それはそうなのだが・・・」
フェイガスがアンスルに説得されておとなしくなっているルジュルンを見る
ルジュルンがその視線に気づき、フェイガスに向けてアッカンベーをする
「・・・・・あのクソ女!!!!」
「落ち着いてください!あれほど見え見えな挑発もないでしょう!!!??」
「挑発ということくらい我にもわかるわ!!!だがな・・・!これ以上コケにされるのは魔王としてのプライドが許さん!!!!」
「そんなこっちの世界では価値のないプライドなんて溝にでも捨ててください!」
「結構ひどいこと言うな!?」
「事実ですから!というかこれ以上暴れるともっと面倒なことになる可能性が・・・」
「面倒なこと?」
「はい。ここは公共の場ですし・・・可能性としては警察を呼ばれることも・・・」
チューゲイがそうフェイガスに忠告すると、流石に落ち着いたのか、フェイガスはふむと顎に手を当て考える
「・・・・ふむ。それは流石に面倒だな。まぁこれ以上ここにいても特にビジネスの話はできないだろうな・・・」
フェイガスはそう言うと、アンスルとルジュルンに近づく
「・・・勇者よ」
「何?」
「まぁ、その、なんだ。色々と迷惑をかけたな」
「・・・えぇと・・・そうだね」
「うむ。今日のところは我々も帰るとする。だが先程話したビジネスに関しては全く諦めていないのでな。また後日、吹上氏の元に訪れるとしよう」
「・・・また来るんだ」
「二度と来るんじゃないわよこの中二病!!!」
「貴様は黙って別れることができんのか!?・・・まぁいい!チューゲイ!帰るぞ!」
「はい。・・・では皆さま、ごきげんよう」
二人はそう言って、公園を後にした
「チューゲイ、切符ってどこで買うんだ??」
「魔王様・・・そのICカードは言った何のために持ってるんですか・・・・」
帰宅