「・・・・まーたここに来てしまったな」
「結構すぐ来ることになるとわね」
「・・・今日は昼間ですし、晴れてますから。前回来た時より深く入ってみましょう」
三人はあの丘に移動して、アンスルが読み取った情報をヒントに、女性の痕跡を探しに来ていた
「とりあえず読み取れた小屋みたいな何かを探しましょうか」
「とは言われてもなぁ・・・。俺たちにその景色が共有されてないからなぁ・・・。なんかわかりやすいシンボル的なのってないのか?」
吹上が聞くと、アンスルはえぇと答えて、情報を伝える
「・・・わかりやすいシンボルかどうかはわからないですけど・・・。古びた街灯みたいなのがありましたね。それから、折れた木・・ですね。以上です」
「うーんクソヒント」
「その少ない情報から見つけろと?」
「いやこればっかりは・・・それ以外に何と言ったらいいのかわからないですし・・・」
アンスルがたははと申し訳なさそうに笑う。
勿論、吹上もルジュルンもそんなに攻めているわけじゃないので、そこは軽く流す
「ま、地道に探しましょうか」
「お前空とか飛べないの?上から見たほうが早いんじゃ・・・・」
「あ、空を飛ぶ魔法は流石に誰かに見られたときにごまかせないので・・・」
「・・・なんか不便すぎないか?」
「だって誰かに撮影でもされたら止めようがないじゃないですか」
「不便ねぇ。ステルスと併用すればいいだけじゃない」
「併用なんて器用なことできないんですよ・・・・」
「・・・もう勇者名乗んないでくれる?」
「そんなこと言うなよ!?なんかここ最近あたり強くない!?」
「まぁまぁ・・・・」
ヒートアップしてきたアンスルを吹上が宥める
「・・・すみません。少し冷静さを欠いてました」
「いや・・・お前も多分ストレスたまってんだろ。たまには発散した方がいいぞ?」
「発散・・・・ですか・・・」
「おう。運動だのなんだのまぁ、好きなことやればいいんじゃないか?・・・さて、それよりどうやって探すか・・・」
「私が魔法を使えれば痕跡からたどれるんだけど・・・・アンスルはコレできる?」
「出来ないことは無いですけど如何せん精度があんまりなんですよね・・・」
「そうか。なら手分けして探すか。せっかく三人もいるしな」
吹上がそう提案すると、ルジュルンとアンスルも頷く
「そうね。それが手っ取り早いわね。んじゃ、私はこっち探すから」
「あ、じゃあ僕は向こう行きますね。何かわかったら連絡します」
「そうだな。取り合えず・・・日が暮れる前には帰るぞ。近くなったらまた連絡する」
こうして三方向に分かれていった
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