ミーンミンミンミン・・・・・
セミが鳴く
ある年の夏
いつもの日々を過ごす人間が多くいる
一人の少女もその日は友達と遊んでいた
三人、仲良く遊んでいた
そこに一人の女性が話しかけてきた
「いやー暑いのにみんな元気だねぇ・・・」
「?えーと・・・」
「あぁ、よかったらこれ食べる?コンビニで当たっちゃってさぁ・・・」
女性がそう言ってアイスを見せると、三人の少女はわぁと目を輝かせる
「いいの!?」
「おー、食べな食べな」
三人はベンチに座り、アイスを食べる
シャクシャクとした食感が少女たちののどを潤し、冷感を与える
「お姉さんありがとう!」
「おー・・・・」
食べ終わった三人は女性にお礼を言うと、再び遊びだす
女性はそんな三人をベンチに座りながら眺めていた
何かを吟味するように
@@@@
「実際、私もあんまりわかってなんです」
「わからない?」
アンスルは幽霊の少女と共に、女性の記憶から読み取った小屋を目指す
「えぇ。他の幽霊のみんなに聞くと、自分が死んだ・亡くなった原因っていうのをわかってるんですよ」
「君はそれがわからない?」
「はい。どこで死んだかっていうのは大体で推測できるんですけど・・・」
「あっ、それも推測なんだ」
「えぇ。幽霊として目覚めたときには小屋にいましたから。あとから仲間・・・幽霊の方に聞いてみたら、一番自分の怨念や恨み、強い後悔がある場所で幽霊は目覚めるって聞いて・・・そうかなって」
幽霊はそう話すが、アンスルはどうにも気になることがある
「・・・・さっきから気になってたんだけど」
「何です?」
「君ってかなり幼い時に殺されてるよね?その姿からして」
「うーん・・・それはわかんないですけど」
幽霊は考えるように顎に手を添えて答える
「恐らくですけど、周りの幽霊さんとかに色々教えてもらったりしたからじゃないですかね?」
「幽霊も学ぶんだな」
「まぁ、色々教えてくれた幽霊の皆さんは殆ど成仏しましたけど」
「・・・・君は成仏しないのか?」
「しないんじゃないんですよ。できないんです」
「おー・・・それはこっちに強い恨み・・じゃないか。君の場合は未練かな?があるってこと?」
アンスルがそう聞くと幽霊はそうなんですよ!とブンブン首を振る
「もう自分でもよくわかんなくて!!!!でももしかしたらあの小屋に何かあるんじゃないかって!!」
「おうおう。落ち着いて・・・・」
そこでアンスルは足を止める
「・・・・ここか」
その目の前には、あの時読み取った小屋と全く同じ小屋が佇んでいた
近づいて