勇者だって転生します。   作:カオス案山子

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真相は近く


勇者と流れ

 

ーーーーーー

 

冷たい

 

濡れた体に風が当たって冷えていく

 

体を守る服はない

 

裸でここに放置されている

 

嫌だなぁ

 

寒いなぁ・・・・

 

そういえば最近はお姉さんも来なくなった

 

多分・・・・そういうことなんだろう

 

いくら幼くても何かを感じる

 

・・・・今は何月なんだろう

 

あの子にももう会えてない

 

「・・・・おい」

 

?誰・・・?

 

「起きてるんだろ。ホラ、来い」

 

大人のお姉さんに立たされて、引っ張られる

 

・・・これはお風呂?

 

「よかったな。楽になれるぞ」

 

「・・・・・へ?」

 

「・・・・最後だからな。なんでお前がここに連れてこられたか教えてやるよ」

 

「・・・・・・・」

 

お姉さんは楽しそうに微笑みながらお話をする

 

「それはな・・・・・・・」

 

・・・・・なーんだ

 

すっごい・・・・・・

 

「じゃあな」

 

お風呂に沈められながら、意識が薄くなりながら

 

感じたことは、一つだけ

 

 

 

 

 

 

・・・・・すっごい、悲しいなぁ・・・・・

 

 

 

 

@@@@@@

 

 

 

 

 

「埃だらけじゃねえか。おい俺ハウスダストアレルギーなんだぞ」

 

「あら。それは大変ね。私のコート貸そうか?」

 

「コートってその来てるやつか?」

 

「そうだけど?」

 

「嫌だよ。臭そうだし」

 

「なるほどね。・・・・え?殺されたい?」

 

三人(+幽霊)が小屋に入り開口一番にそう吹上が文句を垂れる

 

「・・・なんというか、これはって感じの廃墟ね」

 

「そうだね・・・。(記憶は戻った?)」

 

アンスルが傍らにふよふよと浮いてついてきている幽霊にひっそりと話しかけるが、幽霊は横に首を振る

 

(何か引っかかるんですけど・・・・・・なんとも)

 

「もー、よくない?はよ帰ろうぜ」

 

「いやー・・・けどここはなんかありそうな雰囲気あるわよ?」

 

「そんな都合よくあるわけが・・・・(ガコン」

 

吹上がやる気なさそうにその辺の壁をいじくっていると、壁の一部が凹み、床の一部が捲れる

 

「・・・なんかありましたね」

 

「あったわね」

 

(ありましたね)

 

「・・・・・えこんな典型的なことある????」

 

「現実よ」

 

「別に夢だと思ってるわけじゃないんだよ。というかまだ床がはがれただけだって・・・そうだよね?」

 

吹上がそう言うと、アンスルが捲れた床を持ち上げる

 

するとそこから下に続く階段が出てきた

 

「地下室・・・ですね」

 

「滅茶苦茶典型的じゃない」

 

「ザ・なんかあるって感じだな」

 

「・・・・これは、ウン。そうですね」

 

三人がありがちな地下室に続く階段に若干困惑していると、幽霊は何か納得したようにウンウンと頷く

その様子をみた吹上は、おっと幽霊の肩を叩く

 

「おっ、なんだ?なんか思い出したのか?」

 

「えぇ。・・・ってアレ!?私のこと見えてるんですか!?」

 

幽霊は吹上が反応したことに驚きの声を上げる

 

「うん」

 

「・・・見えてたんですか?」

 

「うん」

 

「・・・ちなみに何時から?」

 

「小屋に来た時から」

 

「初めからじゃないですか!!!」

 

「なんで言わないんですか?」

 

アンスルが聞くと、吹上はあっけからんと答える

 

「聞かれなかったしな」

 

「いや見えてたんなら言ってくださいよ・・・なんかヒソヒソ話してたのがバカみたいじゃないですか」

 

「別にいいんじゃね?だってほら」

 

吹上がそう言ってルジュルンのほうを見ると、ルジュルンは頭に?を浮かべていた

 

「さっきから誰と話してるの?二人共?」

 

「・・・・あいつ本気で見えてないから」

 

 

 




見えるにきまってるじゃない

だって・・・・・
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