「えーというわけでですね。本日から皆さんとともに働くね。えー新人アルバイトのね。アンスルさんです!」
「はい!よろしくお願いします!」
とある会社でアンスルが挨拶をする
あのエロサイト騒動の後、すぐさま求人から都合の良いアルバイトを見つけ、速攻応募。
そして採用されたのであった。
「じゃあね。新人さんのね。指導はね。えーと・・、江北さんにお願いしようかな!」
「えっ・・私ですか・・・?」
そう声を出したのは前髪が片目にかかっている少し暗めの女性・・・
【江北 霊羽[こうほく れう]】がそう答える
「よろしくお願いします!」
アンスルが思いっきり頭を下げる
「うわぁ‥すんごいイケメンじゃん・・。いやこれはちょっと私には眩しすぎるというかなんというか。いや別にアンスルさんが悪いわけじゃないんですよ。悪いのは私であって・・・・・。あっごめんなさい。えぇと・・。よろしくお願いします?」
「うわぁすんごい早口!」
@@@@
「えぇと・・・飲み込み早いですね・・」
「はい!これでも勇者なので!」
「・・???あぁ、そのシャツですね・・。いやそういうシャツをこういうとこに着てくるのって不思議ですよね・・。いや普通そういうのって家でしか着ないというか・・。あっ、不快にさせたらすみません。私結構思ったこと口にしちゃうタイプでして・・。そのせいで友人も二人しかいないんですよね。まぁその二人も私のことを友達と思っていないかもしれないですけど・・・・・・。この間なんか二人で旅行に行ってたんですよ。私は何にも聞かされてないんですよ。もうこれ惨めにもほどがありますよね。まぁ身分相応というかなんというか・・・。そういう運命なんですよ。えぇ」
「」
一つ答えたら十くらい返してくる江北に言葉を失うアンスル
そんなアンスルに対してお構いなしとでもいうようにさらに話す江北
「運命といえば昔話とかおとぎ話でお姫様が勇者とか幼馴染とくっつく話ありますけどあんなん欺瞞ですよ。現実じゃお姫さまも権力とお金を持った不細工王子の方に行くにきまってるじゃないですか。お姫様にあこがれるのは子供のころだけなんでずよ。大人になれば、王道ではなく邪道のほうが惹かれるんですよ。それこそバットエンドとかが流行った時期とかあったじゃないですか。それってそういうことだと思うんですよね。ちなみに私は救われない話、大好きです。カモンバットエンド」
「は、はぁ・・・・」
「・・・すみません。長々と。結局何が言いたいかというとですね。その恰好はダサいからやめたほうがいいんじゃないですか?という話です」
「あっ、それはどうも。けど僕はコレ、気に入ってるんで!」
そう満面の笑みで答えるアンスルの眩しさに思わず顔をそらす江北
「うぅ・・眩しいよぉ・・。イケメンはこれだから罪なんですよ・・・」
「いやー・・生まれ持った顔なので。どうしようもないっす」
「言わなくてもわかってるよコノヤろぉ・・」
「それに先輩もきれいですよ?」
「・・・うぉぅ・・。いきなりこっちに牙向けてくるじゃん。何が目的だ?金か?金なんだな?ごめんなさい50円で勘弁してください」
「いやそんなつもりじゃないですから!」
「そんなつもりじゃないのにこの芋女を口説いたのか・・・!?コイツ異常者だ・・!とんでもねぇバイトが来てしまったみたいだ!」
「全部声に出てますよ!」
江北さん
身長192cm