勇者と旧友
「・・・・・暇ですね」
とある昼下がり
アンスルはパソコンの電源を落としてゴロンと横になり、そう呟く
今日は仕事も休みで、久しぶりにエロサイトめぐりをしていたのだが、流石に飽きたのだ
「・・・今日は吹上さんは仕事ですし・・・ルジュルンは珍しく出かけてるし・・・さて、どうしたものか」
いつもならルジュルンが必ず家にいるので、暇と呟いた時点でツッコミが来るのでそこから会話に発展していくのだが今日はそうもいかない
「うーん・・・・コンビニでも行きますか」
アンスルはそういって、必要最低限の物を持ち、家を出た
ガタンという不気味な音が鳴った気がしたが、気のせいだろう
@@@
コンビニでアイスと飲み物、それからちょっとしたお菓子を買って、近くの公園でアイスを食べるアンスル
「・・・・こういうちょっとしたことが平和なのかもしれないですね・・・」
アイスを食べながら、向こうの世界での出来事を思い出す
「・・・・魔王を倒したからって別にゆっくり出来る訳でもなかったですしね。やれ国王との面会とか国王の娘と結婚しろとか・・・というかそもそもの話、僕嫁いるって言ってるんですけどね・・・。ルジュルンはそういう式典とか一切断るから説得するのも一苦労でしたし、ンギアは人前に絶対に立ちたくないって理由で透明になる魔法をデフォで使ってたしカルステスアは常に酔ってるみたいなもんだから人前に出したらどうなるかわからないし・・・ザックに関してはなぁ・・・」
アンスルがコーヒーを飲み、目の前に広がる光景を見る
そこでは楽しそうに遊ぶ子供たちとそれを見守る親たち
そしてそれを眺める見慣れた姿があった
「そうそう。あんな感じで子供たちを眺めてて・・・・」
「うーん。どこの世界でも子供はいいなぁ。裏表がないから一番信頼できる。これが嫌いな生き物とかもはやこの世にいていい奴じゃないだろ。よし、あの子に声をかけてみよう。うまくいけば俺の奥さんになってくれるはz・・・・」
子供たちを眺めていた男の肩に、ポンとアンスルが手を置く
「・・・・えーと、久しぶりだな。勇者さま」
「あぁ。久しぶりだね。ザック。積もる話もあるけどさ。まずは・・・」
そういってアンスルはザックの顔面を思いっきりぶん殴った
「ぶごはぁ!?」
「・・・コッチでもそういうことするのは・・・やめようか?また捕まったらめんどくさくなるよ?」
アンスルがにっこりと笑顔でそう話す
この時ザックはこう思った
(やっぱりコイツ・・・!いかれてやがる!!!)
お前が言うな
ついに会える