銃より俺は刀を信じてる   作:素麺うまい

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強く…早く…リスクも多く

 

 

「なぁヒナまじでやるの?」

 

 

 

「やるって言ったでしょ?それに颯昨日勝手にズル休みしたのだからしてもらうわよ」

 

 

 

「はぁ…」

 

 

アビトス対策委員会とシャーレの先生との交流から翌日

俺はヒナにより風紀委員会本部に連行される

 

 

内容は風紀委員強化訓練、その相手を俺がする

 

それも10名以上の複数の対人訓練だ

 

 

その内容を聞かされ逃げようと思ったがヒナとアコが逃がしてくれなかった

悲しいよ…

 

 

 

 

そして諦めた俺は刀を持って風紀委員会全員で訓練場に向かった

 

 

 

 

 

 

訓練場には初めて来たが…すごい陸上競技場みたいにでかいな

 

 

 

 

「それではこれより強化訓練を開始します!風紀委員は10名一組で行動してもらい颯部長と対人戦闘をしてもらいます、個人、団体で各々戦略、作戦等で思いっきり颯部長にぶつかってください」

 

 

 

アコは風紀委員メンバーに説明をする

そしてヒナも追加で補足した

 

 

「そして弾丸に関しては颯の配慮も込みでゴム弾を使用してもらうから遠慮はいらない、全力でやりなさい」

 

 

『はい!!』

 

 

 

「………」

 

そういう問題じゃないんだが…

でもちゃんとやらないと後でヒナめんどくさいし

 

 

 

「やるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは一組目始め!」

 

 

 

『はい!!』

 

 

アコの号令と共に一組目が200m先に立つ俺の元まで走ってきた

 

俺も刀の柄を握り鞘から刃を抜き取る

 

 

 

(颯も遠慮無くやってもらうわ)

 

 

 

「了解…」

 

 

(ちなみに全ての組が終わったら私とも対人戦闘してもらうからそのつもりで)

 

 

 

 

「一番聞きたくなかったよ」

 

 

通信を切って鞘を横腰に掛ける

 

 

 

『颯部長!お手合わせよろしくお願いします!!』

 

 

 

バババババン!

 

 

彼女達は隊列から広がり銃を一斉に発砲する

 

 

「ふぅ……!!」

 

 

息を整え俺は銃弾の嵐に飛び込んでいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う………身体が痛い」

 

 

 

「複数でこんなに組がいるのに……敵わない」

 

 

 

「そして颯部長…一切息が切れていない」

 

 

 

「後はヒナ委員長とイオリさんとチナツさんの三人だけ…」

 

 

 

「強さの格が全然違いすぎるよ……」

 

 

 

「見てよ…風紀委員長達の闘いを…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ颯、よろしくお願いするわ」

 

 

 

「颯先輩よろしくお願いするぞ」

 

 

 

「颯部長…胸をお借りします」

 

 

 

 

「よろしくな三人とも」

 

 

 

最後の組

相手はヒナ、イオリ、チナツだ

 

イオリとチナツに関しては戦った事がない…

ヒナだけでも手一杯になりそうな上二人がここに乱入されると多分集中砲火を喰らうのが目に見えている

 

 

正直この三人との戦いが一番苦戦するだろう

 

 

久々になるが……やるしかないか

 

 

 

俺は荷物に置いてあるもう一つの刀袋に手を伸ばしてその刀の柄を持ち鞘から引き抜いた

 

 

 

 

「颯…?」

 

 

俺の行動を見て不審に見えたヒナは見に来ていた

 

 

 

「あぁ悪いなヒナ…直ぐ戻る」

 

 

 

 

「え…えぇ…」

 

 

 

 

 

戻るや否や俺が刀を2本持っていることに皆驚いていた

 

 

 

 

(颯さん?!どうして…刀を二本も?)

 

通信が急に入ったと思ったらアコからだった

 

 

「ヒナに加えて二人は未知数だからな…だから本気でいくよ」

 

 

(!!…)

 

 

それを言ってアコからの通信を終わらせる

 

 

 

そして三人を見て言った

 

 

 

「全力でいくぞ!!ヒナ!イオリ!チナツ!」

 

 

 

「えぇ、行くわよ二人とも」

 

 

「分かりました委員長」

 

 

「分かった委員長!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その戦闘光景を見て私は驚きなんて言葉で納められる物じゃなかった

 

 

 

「!!……」

 

 

 

「………」

 

 

 

「く……全然近づけない」

 

 

 

「隙も全然ない上に弾も当たらない……」

 

 

 

 

ずっとヒナ委員長達は翻弄されていた

狙いが定まらずかわし続ける颯さんの動きは一本の時以上に早い

 

 

 

これが颯さんの本当の力…

そしてその鋭い視線…彼は一体どんな人生を歩んできたのだろうと私の身体はビクビク震えていた

 

 

 

 

 

「そろそろ決めさせてもらう!」

 

 

 

颯さんはイオリやチナツさんの間合いに入り込み刀の刃を逆にして柄先を二人の腹部に押し当て思いっきり突き出した

 

 

 

「ぐっ……!!」

 

 

「あっ!……」

 

 

 

そのまま二人は後方に吹っ飛ばされていった

 

だがヒナ委員長はそれを見逃さない

 

 

 

「これで決める」

 

 

颯さんは今ヒナ委員長に背を向けている為対応出来ない

 

さらにヒナ委員長は颯さんが処理出来ない程の間合いでマシンガンを発砲した

 

これはヒナ委員長の勝ち…

 

 

 

だが…

 

 

「…!!」

 

 

 

キキキキキキキン!!

 

 

その状態からでも颯さんはヒナ委員長の弾丸を避けつつ刀を上手く使って処理していってしまった

 

 

 

「まさか……」

 

その反射速度にはヒナ委員長も驚いてしまった

そしてその好機を颯さんは逃さずすかさずヒナ委員長の間合いに入り込み

 

 

 

 

チャキ!

 

 

 

首元に刃を向ける

 

 

 

「これで終わりだヒナ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…久々に使ったからか痛いな…」

 

 

訓練を終えてベンチに座っていた俺

普段から朝練していてもやはりまだ二本を使い続ける時間が限られているようだ

 

 

ちょっとやり過ぎたな

 

 

 

 

 

「颯」

 

 

 

声の方向を見ると

そこにはヒナとアコ、そして少しお腹を抑えているイオリとチナツが居た

 

 

 

「まさか颯がこれ程の力を隠していたなんて思わなかった」

 

 

 

「あんまり使いたくなかったけど…お前だけじゃなく二人を相手するなら使わないと処理が追い付かないからな」

 

 

 

 

「はぁ?!まさかヒナ委員長相手に手抜きをしていたと言うんですか?ちょっと気を抜き過ぎなんじゃないですか?」

 

 

 

「アコ…うるさい」

 

 

 

「だ?…誰がうるさいですって?!」

 

 

もう終わった後なのにこのやり取りしたくないよ

 

俺はイオリとチナツを向いた

 

 

 

「二人とも悪いな…手加減する余裕がなくて」

 

 

 

「え…えぇ…だい…大丈夫です颯部長……」

 

 

 

「まさか…チナツとアタシが腹部の打撃一発で倒されるなんて…う……」

 

 

やり過ぎてしまったな

それもあり俺はちゃんと二人に謝った

 

 

 

 

 

 

「颯」

 

 

「何だヒナ?」

 

 

 

「強化訓練に付き合ってくれてありがとう」

 

 

 

「いいよ、それにこれでズル休みの分は無くなる訳だし」

 

 

 

 

「えぇ、でもこれからもしてもらうつもりだからね」

 

 

 

「えぇ?まじかよ」

 

 

 

「ふふ…頑張ってね」

 

 

 

「…!」

 

 

その時ヒナの笑顔を初めて見たような気がする

すごい無表情な人だと思っていたけど…

 

 

 

「なんだ、笑顔とっても可愛いじゃねぇか」

 

 

俺は無自覚にそんなことを言っていた

 

 

 

 

「!!?////」

 

 

顔を真っ赤にさせてヒナは俯いていた

 

 

 

「どうしたヒナ?」

 

 

 

「な…何言って…///…もう…!///」

 

 

 

「?」

 

 

 

「あぁぁぁ!!!また颯さんヒナ委員長に何かしましたね!?」

 

 

 

 

「げっ…逃げるか」

 

 

 

「あ!待ちなさい!!」

 

 

こんな感じで無事強化訓練は終了した

騒がしいのも悪いとは言わないが…疲れたのはあるよし!明日はサボろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不知火颯か…これは楽しくなりそうだな」

 

 

 

「部長なに見てるの?これは…」

 

 

 

「ゲヘナ学園の風紀委員会ですね、それにこの男性は…」

 

 

 

「あ!ヘイローがない!ご主人様と同じだ~♪」

 

 

 

「キヴォトスの外から来た転入生がいるっていうのは本当だったんだな…」

 

 

 

「あぁ…これは楽しくなりそうだな……00(コールサインダブルオー)として心が高ぶってやがるぜ」

 

 

 

 

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