銃より俺は刀を信じてる   作:素麺うまい

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ゲヘナ風紀委員長は構ってほしい

 

 

あのトリニティの件から翌日…先ほど俺はヒナよりお叱りを受けて直ぐにヒナと共にトリニティのティーパーティーと連絡を繋ぎ謝罪をする事になった

 

幸いなことにティーパーティーのホストである桐藤ナギサの時間が取れたということもあり謝罪をすることが可能になった

 

 

ただ直接出向く形ではなく通信での謝罪となる

もちろんこれは互いの学園間の事もあるため当然の処置だ

 

 

 

 

 

ゲヘナの風紀本部にて

 

俺、そして隣にはヒナがいる状態

 

 

 

ピコン

通信が繋がったみたいだ

 

 

 

「初めましてゲヘナ学園風紀委員会の皆さん、私はティーパーティーのホストを務めています桐藤ナギサといいます、以後お見知りおきを…」

 

 

 

通信の映像で現れたティーパーティーのホストと言われる桐藤ナギサを見る

優雅な雰囲気に上品さもある

良いところのお嬢様…そして大人びてもいる

 

言葉と姿を見て、とても真面目な雰囲気もある

 

 

俺はそう思いいつつ挨拶をする

 

 

 

「初めまして桐藤ナギサさん、私はゲヘナ学園風紀委員会、風紀執行部長をしています不知火颯です」

 

 

 

「貴方が不知火颯さんですね…噂は他の学園や前日の件で聞いています」

 

 

 

ナギサがそう言ったのを聞いた俺は頭を下げて謝罪をする

 

 

「この度は私の軽はずみな行動でトリニティ総合学園にご迷惑をお掛けした事を謝罪致します」

 

 

それに伴いヒナも一緒に頭を下げてくれた、申し訳ない気持ちだ

 

 

 

 

「………」

 

 

ナギサは何も言わず聞いていた

俺は言葉を続ける

 

 

 

「エデン条約を前にしてこのような行動をしたことを私は深く反省しています、なのでトリニティ総合学園からは如何なる罰をも受ける所存です」

 

 

 

 

「!!?」

 

 

 

 

「な!?ちょ…!颯さん!」

 

 

 

 

 

 

「如何なる罰をも…ですか?」

 

 

 

アコやヒナが驚いているが俺は俺のやったことに責任を取らないといけない

だから全てを受け入れるつもりだ

 

 

 

「はい、ですので今後ともエデン条約で平和な友好を互いに築ければ幸いです」

 

 

俺がそう言って頭を下げたままにしてお願いした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「報告に聞いていた人物とはえらく印象が違いました…もっと力で全てを押し通る様な人だと思っていました」

 

 

 

「………」

 

 

 

「礼儀正しくそしてキヴォトスの外から来て常に死と隣合わせなのにも関わらずそれに臆せず、その刀でヘイローを持つ私達ですら命を奪われてもおかしくないのに……」

 

 

 

ナギサは少し言葉を溜めて言った

 

 

 

「貴方は全て峰打ちで捌いてますよね?」

 

 

やはりそこまでも知られていたか

 

まぁでも戦闘データ自体も知られておかしくないか

 

 

 

 

「そしてそれは昨日の件も同じなはず…トリニティの生徒からの情報を嘘とは思いたくありませんが、誰にも傷付けていないんじゃないかと私は思っています」

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

「ですので私はこの件を黙認した上で不問とさせてもらいます」

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

「不知火颯さんの誠実な対応とその闘いの優しさに免じて」

 

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

俺は頭を下げたまま御礼を言った

こうやって話が分かってくれる人もいるんだ俺は思って少しほっとしていた

 

 

 

 

「風紀委員長さん」

 

 

 

 

「?」

 

 

 

「このような方が部下にいる風紀委員長さんを私は羨ましく思います」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

「不知火颯さん、頭を上げてください」

 

 

 

 

「はい」

 

 

 

俺は桐藤ナギサの顔を見る

そして彼女は言った

 

 

 

 

 

「今後とも我がトリニティ総合学園をよろしくお願いします、貴方のような方がいるなら無事エデン条約が結ばれた後もより良い関係になれると思っております、それではまた」

 

 

 

 

そう言って通信が切れる

通信が切れたのを確認して俺は張っていた身体の緊張が抜ける

 

 

 

「はぁ…終わった」

 

 

 

俺はそのままソファにぐったり座り込む

さて…今日は帰って寝ようかなと考えていたら

 

 

 

「は~や~て~さん!!?何を考えているんですかぁぁぁ!!!?」

 

 

 

 

 

アコの怒声が風紀委員会本部に響く

 

 

 

ちなみに怒られた内容はなんでも罰を受けると俺が言った事だった

それで何かあったらどうすんだ?とアコだけじゃなくヒナにも言われてしまった

 

 

まぁ命だけは取らないから大丈夫だろうと思っていたけどどうやら良くなかったみたいだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日

俺は風紀委員会本部にて反省文を書いていた

 

 

 

「…………」

 

 

正直苦手だけどやるしかないよな

トリニティでの事を事細かに書いていく

 

 

「颯、反省文は書けたかしら?」

 

 

 

 

「うん?まだ書けてないよ」

 

 

 

 

「そう」

 

 

 

ヒナは今日は仕事をせずに見守りをしていた

まぁパンデモニウムからの仕事も減って働き詰めが多かったからヒナ自身も休めて良かったと俺は思っている

 

 

 

 

 

30分後

 

 

 

「颯、反省文は書けた?」

 

 

 

 

「悪い、まだ完成してない」

 

 

 

 

「そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に30分後

 

 

 

「颯、反省文は書けた?」

 

 

 

「もう少しで出来る」

 

 

 

「どこまで出来たのか見せて」

 

 

 

「うん?分かった」

 

 

 

「………ここ誤字があるわ」

 

 

 

「あ…本当だ、悪い直すわ」

 

 

 

「ふふ、もう少しだから頑張ってね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………!ぬぁぁああ!!!!!!」

 

 

 

 

 

『!!?』

 

 

 

アコの発狂に全員が驚く

 

 

 

「なんですか!?そのやり取りは?ヒナ委員長どうしたんですか?!さっきから颯さんに構ってばかりで、それに…」

 

 

 

俺の方をギロリと見る

 

 

 

「委員長に何普通に接してるんですか?!このやり取りで何も疑問に思ってないんですか!?」

 

 

 

「何が?」

 

 

 

「な!?無意識でしてる…?」

 

 

 

「ヒナ、さっきからアコはどうしたんだ?」

 

 

 

「アコ、落ち着きなさい」

 

 

 

「え…あれ?私がおかしいのでしょうか?…」

 

 

 

 

 

「ヒナ出来たぞ」

 

俺は書いた反省文をヒナに提出する

 

 

「確かに受け取ったわ、これで今回の件は不問にするわ」

 

 

「こちらこそ迷惑を掛けて申し訳ない」

 

 

 

「次からは気を付ける事ね」

 

 

 

「あぁ、分かった」

 

 

 

つい自分の意思で行動してたけど

それだけで誰かを巻き込んでいる

 

 

 

 

 

 

 

(貴方は全て峰打ちで捌いてますよね?)

 

ナギサの言葉を思い出す

 

 

この刀の刃が人に向けられていたなら……

 

 

 

「俺は……」

 

 

キッ!

 

 

 

『!………』

 

 

 

「颯」

 

 

 

 

「!?…」

 

 

ヒナの言葉に我に帰る

俺は…一体

 

 

「怖い顔してる、皆怯えてるわ」

 

 

 

 

「…すまん、少し考え事してた」

 

 

しまったな…つい気を抜きすぎた

 

 

 

「コーヒー淹れてあげるから落ち着きなさい」

 

 

 

 

「………ありがとうヒナ」

 

 

 

「ひ!ヒナ委員長が直々にコーヒーを……そんな羨まし…そんなことありますかぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

今日もゲヘナ風紀委員会は賑やかである

だから俺も…もう少し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

スッ…ギギ

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(俺は……)

 

 

キッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………もっと私を頼ってほしい、もっと私に構ってほしい……///」

 

 

 

 

 

「一人で抱え込まないで……」

 

 

 

 

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