「どうして!不知火先輩がここにいるんですか!?」
「…………」
あれから場所が代わりセミナールームに俺は連行されていた
アリスやゲーム開発部のメンバーも勢揃いだ
そしてそのゲーム開発部のメンバーの中にもう一人
花岡ユズも参加していた
「不知火先輩!貴方に聞いているんですよ!?何故ゲヘナ生である貴方がここにいるんですかって聞いているんです!!」
さて…どう答えようかな…
アリスに連れ去られてきた…とは言えないしな
「ユウカ!颯を責めないでください!!」
「アリスちゃん?」
「アリスが颯を連れてきました!颯はアリスと同じくゲームを愛するもの、アリスの仲間です!ですからアリスは少しでも仲間として新密度を上げるために颯をゲーム開発部に招待して一緒にゲームをしようと考えたんです!」
「……、で…でもね、アリスちゃん、流石に他校の生徒をミレニアムに許可なく入れる事は出来ないの、これは校則にもなってるのよ?」
「……それは」
俺はアリスの前に出る
「アリス、ありがとな」
「颯…」
「悪かった…早瀬ユウカでいいか?」
「!!?…え…えぇ…早瀬ユウカよ」
「呼び方は早瀬でいいか?俺は颯で構わない」
「い…いえ、呼び方は好きに呼んでも構いません、颯先輩…」
「分かったユウカ、今回は俺のミスとして上に報告してもらっても構わない…だからゲーム開発部には何もしないでやってくれないか?」
「!!」
「颯!?」
『颯先輩!?』
「……と言ってもアリスちゃんが無理に連れてきた映像がある以上私達もはい分かりましたなんて出来ないわ…」
「そこをどうにかならないか?」
「………」
ガチャ
「おーい!報告書を上げにきたぞ!…って」
「アスナがきたよ~♪……うん?」
「!!」
「あらまぁ…!」
扉が開いたと思うとそこにはメイド服の生徒が来ていた
確か…C&C(クリーン&クリーン)だっけ?
一之瀬アスナ、角楯カリン、室笠アカネ
そして…
「まさかこんなところで会えるなんてな…ゲヘナの最恐と!」
C&C部長…そしてコールサイン00(ダブルオー)
キヴォトスでヒナやあの聖園ミカと同等の力…もしくはそれ以上の力を持つ
美甘ネルだ
「ちょっと!ノックをしなさいって言ったでしょ?!」
「あ~そんなん気にすんなよ、それよりなんだ不知火颯がここにいるんだ?」
「あ!チビメイド先輩!」
アリスがそうネルを指差して言うと
「あぁん!?誰がチビメイド先輩だ?こらぁ!!」
『ひぃぃぃ!!』
ネルの威圧にゲーム部全員が怯む
アリスはどうやら先輩後輩でもグイグイ突っ走るタイプなんたなと俺は思った
そう心で思っていると……
「あはは!初めましてだよね!♪君が不知火颯君か~♪」
「!!びっくりした…」
いつの間にか傍にアスナが来ていたのに気付かないでいた
「なかなかカワイイ顔してるんだね♪私はアスナだよよろしくね♪」
「おぉ…よろしく、俺は颯でいいから」
「颯君ね、よろしく♪」
と言って俺の腕に抱き着くアスナ
キヴォトスの女の子って大胆な子が多いんだな…(シロコ然り)
腕に…当たってる……
「早速アスナ先輩が絡みに行ってる…」
「でも意外と平常心なんですね♪」
なんか分析もされてる…
「それより一体何があったんだよ?」
「なんでもないわよ、これは会長に聞かないといけないから」
ネルが出来事を聞こうとするがユウカがそれを流そうとする
しかもユウカの言い方だとミレニアムのトップが来そうだな…
なんか余計に話が大きくなったよ~(涙)
ヒナに怒られる…
「ユウカちゃん、残念ながら今会長は席を外してますよ」
「ノア!本当なの?!」
「えぇ、それよりも初めまして私はミレニアムのセミナーの書記、生塩ノアです、不知火先輩」
俺が心配していると扉からもう一人のセミナーの生徒
2年の生塩ノアがやってきた
今の第一印象では礼儀正しい印象の方が強いかもな
「あ…あぁ…俺の事は颯でいいぞ、えっと…生塩?」
「なら私もノアでいいですよ颯先輩♪」
ノリはなんかアスナと同じような何かを感じた
なんだかんだミレニアムの生徒と順番に会ってるような気がするから…まぁこれはこれで…
「それで…いつまでアスナは抱き着いてるんだ?//」
「え?颯君は嫌?私はもう少しこのままでもいいと思ってるけどな~♪」
「Oh……//」
やはりよく分からん…更にギュッと腕に当てられてる…//
「そんなことよりなにがあったんだよ?」
ネルがユウカに聞く
「実は…」
それに対してユウカは事の始まりを話した
ネルはなるほどと頷き納得する
「とにかく!会長が居ない以上どうしたらいいのよ…」
ユウカが声を出して話を戻すが、ここでトップと会わなくて良かったと思うと少しホッとしている
「なら他校交流戦って事にしてアタシと勝負という名目にしたらいいんじゃねぇのか?」
だがそんな安堵は一瞬にして吹き飛んだ
ネルから予想の斜め上の提案がやってきて俺は思わず
「え?」
と答えてしまった
そして俺はすぐに否定した
「嫌だ…私戦いキライ」
「え!?なにそれ楽しそうじゃん!♪」
そんな俺の言葉も吹き飛ばすアスナの言葉
「それならお前がここにいる理由も納得出来るんじゃねぇのか?」
そして俺の言葉スルーですか…?
やばいと思った俺は
「俺は戦わないからな?」
ネルやみんなにそう伝える
「あん?なんでだ?怒られないで済むならそれが一番じゃないのかお前も?」
「いや…そんなホイホイそうですかと言って片付けられる案件じゃないだろ?他校交流戦なんて、後自分より強い相手と戦いたいと普通思わないだろ?」
「なんだと?ゴルァ?!」
なんで怒ってるんだよ…
「とにかく戦え!ここで会った以上逃がすなんてアタシはしたくないからな!」
俺はユウカの方を見る
そんなの無理だよねと合図を送る
むしろやめさせてくれと相槌をも送る
「なに言ってるの!?そんなの許されるはずないでしょ!」
よしナイスユウカ
「とにかく、今日は解散してこの処遇は次回に…」
「いいではありませんか」
『?』
その台詞の聞こえる先を見ると
「私がビックシスターの代わりに見届け人となりましょう」
そこに居たのは
「ヒマリ部長!どうしてここに?!」
「うふふ♪何やら楽しい話が聞こえて来たのでやってきました」
彼女は明星ヒマリ
ミレニアムの特異現象捜査部の部長であり、天才ハッカーと呼ばれているみたいだ
特殊な車椅子に乗っているみたいだが…今はそこはいい
それよりも…
「戦いませんよ」
俺はそう言うが
「不知火颯さんですね、噂は私の耳にも入ってきていますわ、ここは互いの学園の為にも交流戦ということにいたしましょう」
………
「ちなみに断った場合は?」
「そうなってしまうと颯さんだけでなくゲーム開発部にも何かしらのペナルティを与えることになりますね」
「………」
なるほど…
ゲーム開発部が俺を多分見ている
ユウカも止められる状態じゃない…
それに…
ヒマリの顔を見る
うふふと笑って俺を見てくる
俺が断れないことを分かってて言っている…という方が強いな
「おら!どうすんだ不知火颯!」
ネルからも言われる
それなら俺の答えは決まっている
俺は少し呼吸を置いて答える
「分かった、それでアリス達ゲーム開発部に何もしないって言うなら受けるよ、ヒマリ」
「うふふ♪」
「颯…」
『颯先輩……』
俺は立ち上がりアスナに悪いと促し腕を離してもらう
「よし!じゃあ今すぐやろうじゃねえか!!不知火颯!!」
そう言ってウキウキに俺に笑いながら言うネル
正直ネル相手に俺はどこまで戦えるか分からないが…
「あぁやろうぜ、ネル」
やる以上は勝つ気で行かないとな…