「まさか…リーダーが負けるなんて…」
「刀で銃弾を捌くだけでもとんでもない集中力や運動神経なはずなのに…最後の一撃、一体部長に何を…?」
「すごい♪まさかうちのリーダーに勝っちゃうなんて、そんなの今までアタシ見たことないからとても驚いちゃってるよ♪!!」
「……まさか本当に勝っちゃうなんて…」
「流石に先生が信頼してるまではありますねユウカちゃん♪」
「!?…だとしてもあの動きも尋常じゃないわよ!それに…」
「最後の一撃…ですよね?」
「…一体ネル先輩に何をしたのかしら…」
「これがゲヘナの最恐の力…」
「ヒマリ部長」
「エイミ、データは取れましたか?」
「うん、それはもちろんだけど…」
「だけどなんですか?」
「ヴェリタスや私達特異現象捜査部の解析を持ってしても、あの時の不知火先輩の動きは分からなかった」
「颯さんはインチキも何もしていない…あの一撃は本当に颯さんの真の実力ということは私も分かっていますよエイミ」
「ならどうして映像を?」
「もちろん調べるためです、神秘を持っていないそして銃すらも持たない、そんな彼の力の根源はなんなのかを…シャーレの先生と同じ…いやそれ以上に颯さんに興味を私は持ちましたわ♪」
「またいつもの部長の悪い癖だ、不知火先輩も大変になりそうだね…」
戦いは終了した後俺はC&Cの元に行った
「すまない、ネルを任せていいか?」
「分かりました、部長は預からせて貰います」
アカネにネルを任せて俺はエンジニア部に御礼を言いに行こうと思っていたが
「ねぇねぇ!颯君!私達のリーダーに勝っちゃうなんてすごいよ♪アスナすごく君に興味が湧いちゃった♪」
「うぉ!?」
アスナが俺に抱き着いてきてそんなことを言った
相変わらずアスナは突拍子もなくそんなことをするから心臓に悪い
「アスナ…俺も少し傷があるから、今は勘弁してほしい//」
「あ!ごめんね颯君」
そう言うとアスナは俺から離れてくれる
そう言うのは素直に聞いてくれるんだな
『颯!!』
『颯先輩!!』
こっちに向かって俺の名前を呼ぶ声が聞こえてくる
エンジニア部とゲーム開発部だった
「皆」
その中でも真っ先に俺の元に来たのはアリスだった
「アリス見てました!スゴいです!颯の動きアリスにも追えませんでした!」
「そうか」
俺はアリスの頭を撫でた
するとゲーム開発部の三人は心配そうに俺を見ていた
「あの…颯先輩、怪我大丈夫ですか?」
「さっきネル先輩のゴム弾を喰らっていたよね?」
「うん、すごく痛い…」
正直我慢してるまである
本当にこれが実弾だと思うと…
「颯先輩…?」
「これが戦場なら俺は死んでいたからな…だから俺はこの勝負勝ったとは思っていないしな」
「颯」
「………」
「……何言ってんだ……」
「リーダー?!」
「部長?!大丈夫ですか!?」
「あ?あぁ~なんでかは知らんが身体には傷どころか不快感はない」
ネルは目を覚まし起き上がる
そしてその言葉に
「??」
皆不思議がるが
ネルは俺の方を向いて睨みを利かせて言った
「それより、颯あの技はなんだ?」
その言葉に皆が俺の方を見る
まぁ…この事話さないといけないのかな…
「武術だよ、俺が扱えるのは剣術だけではない…敵を必ず戦闘不能にする技、それがあの技だよ」
「………」
ネルが俺の顔を見てくる
納得いかないかもしれない
だが全てを話す事は流石に今はできない
「さっきてめぇは俺の勝ちにするつもりはねぇって言ったよな?」
「言ったな」
そう言うと俺の元に来て
「そこにしゃがめ」
俺は言う通りしゃがむとネルは胸ぐらを掴んだ
「リーダー何を!?」
「部長それは駄目です!」
だがネルは止まらず俺に言った
「アタシは全力でやった、それなのに勝ったとは思ってねぇなんて二度と言うんじゃねぇ!!」
「ネル…」
「知ってんだぞ?お前がまだ本気を出してアタシと戦ってねぇ事も」
「………」
「どういう事なのリーダー?」
「アタシのゴム弾を受けることなんてありえねぇって話だよ、お前ならあの至近距離のゴム弾すら捌けたはずだ、それでもやらなかったのはアタシを傷付けないためじゃないのか?」
「……知ってたのか?」
「舐めんじゃねぇ、お前と同じくらいアタシも戦ってんだよ」
「…悪!!?」
「謝るなら次もアタシと戦え!!それまで誰にも負けんじゃねぇぞ?それに、てめぇが思ってる程アタシの身体は丈夫だからな?」
「……あぁ、分かったネル」
「なら今回はこれで許してやる、行くぞお前ら」
「分かったリーダー♪じゃあね颯君、皆~」
「では私も」
「皆様失礼します、颯先輩、それではまた」
そう言ってネルとC&Cのメンバーは去っていった
「かっこいいなネルは…」
思ってた人物と違った事に俺は少しだけ微笑む
ネルと対面して戦って彼女の事をほんの少しでも分かることが出来た
ぶつかって始めて分かる事
「それはそうだ、私達の学校の最強だからね」
ウタハはそう自信満々に言った
「だな、後ウタハ刀ありがとな」
俺は鋼刀二本をウタハに渡す
その刀をウタハは受け取ると笑顔で言った
「次は君の要望に添えられる最高の刀に仕上げられるように私達が調整するから待っててほしい」
「私達に任せて颯先輩」
「まだまだ改良が必要みたいですね」
「ありがとう、三人とも」
「颯、これは私達の趣味みたいなものだ、気にしないでくれ」
「ならお言葉に甘えるよ、刀を任せた」
「うん、任された」
そうしてエンジニア部の話を無事終えてさぁ次はゲーム開発部の話だと思ったが…
「颯!いや颯師匠!!」
「え?」
『アリスちゃん!?』
俺の事…今師匠って呼んだ?
「アリスは師匠の事を見くびっていました!爪楊枝レベルだと言っていた自分が恥ずかしいです!それに師匠の戦う姿を見て思いました!師匠はアリスが目指すべき最高の勇者像だと認識しました!」
「え…そんな、大袈裟な」
「あのネル先輩に勝ったのです!師匠が居ればアリスは更にレベルアップ出来る筈なんです!だからアリスを師匠の弟子にしてください!!」
「えっと……」
どうしたらいい?
とゲーム開発部に目配せする
ユズはまだ俺の存在に怯えているみたいだ
ミドリとモモイは(受け入れてください)という目だなこれは
俺は頭を掻きながら言った
「こんな俺から何か学べる事があるか分からんが…アリスがそれでいいって言うなら弟子でもいいよ」
「本当ですか!!やりました!!アリス更に勇者に近付けました!♪」
そう笑顔で言うアリスの姿を見ていたらまぁそれでもいっかと俺も思いアリスの頭を撫でた
「というわけでユウカ!師匠をゲーム開発部の部員にしたいです!!」
「いや…アリスちゃん流石にそれは出来ないわよ」
後日
アリスは俺をセミナーに連れていくとゲーム開発部への入部をユウカに直談判するが案の定失敗する
どうしようとアリスは悩んでいたが丁度居合わせたヒマリが俺に特別来賓許可証を渡してくれた
それにより今後俺はミレニアムの生徒から呼び出しがある際、この許可証があればミレニアムに行くことが出来るようになると言ったものだ
もはやフリーパスに近いものだ…
いいのかそれで?
ヒマリ曰く先日のお詫びも兼ねてとの事だか…俺も悪いのにお詫びなんていいんだけどなと思った
そしてそれを聞いたアリスは大喜びで俺に抱き着いてきた
まぁアリスが笑顔ならそれでいいか
あ、ちなみにあのネルとの戦いの映像はばっちり撮られていたようだ
そしてそれは当然ヒナ達の耳にも入っていた為
後日サボった件に含めめちゃくちゃ怒られました