銃より俺は刀を信じてる   作:素麺うまい

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最強の風紀委員長の話

 

 

ゲヘナ学園を出て下宿するアパートにやってきた

着いてにほどきとかしないといけないが俺は地べたに寝転がった

 

今日起こった事を振り替えっていた

命の危険が二度程起こりその防衛の為とはいえやり過ぎてしまったかも

 

 

不良生徒はいいにしても…あのパンデモニウムソサエティは敵に回すと後々やっかいな事になるって分かっていたが…あんな風に扱われてしまったのならもう仕方ない

 

自己紹介してくれた辺りまだ話が分かる人達だと安心していたのに…

 

 

 

 

 

「風紀委員会に話を聞いてもらえばよかったかも…」

 

 

そうすれば少しは安全にゲヘナ学園にアプローチ出来た筈なのに…

 

 

「はぁ…」

 

 

溜め息を付きながら俺は身体を起こしてにほどきを開始する

 

 

明日…いや明日以降は我が身…そんな風に考えた方がいいかもな

 

 

 

その後にほどき、そして生活の準備…少しの鍛練、食事を終わらせ1日を終えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「颯よ」

 

 

 

「お父さん?」

 

 

 

「俺や颯が持ってる刀は誰かを傷付ける物ではない、それは分かるな?」

 

 

 

「うん!誰かのために使うだよね」

 

 

 

「あぁ、だがな世の中には正義や悪があるみたいにずるい奴や正義の中にも悪がいるんだ」

 

 

 

「正義の中にも悪?…それっていい人なの?悪い人なの?」

 

 

 

「はは!颯にも何れ分かるさ、もちろんそんな人達でも悪に対しても俺達の使っている刀を振ってはいけない」

 

 

 

「じゃあどうしたらいいの?」

 

 

 

「それは颯が思った風にすればいいんだ、もしそうなってしまった時はお前がこれからも培っていくこの力を使ったらいいんだ、それがお前の進む道であり答えになるからな」

 

 

 

 

 

「うーん…分からないよ」

 

 

 

「あはは!まだ分からなくていいさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし俺や母さんに何かあっても…その言葉だけは忘れないでくれたらそれでいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………ん

 

 

「んん……」

 

 

俺は身体を起こす

携帯の時刻は6時…

 

親父…

よくこの夢は見る

 

 

まるで俺に語りかけてるように

 

 

 

「俺は…親父の言葉通り守れているかな?」

 

 

 

……って言っても意味ないか

 

 

 

親父も母さんも…もういないんだしな

 

 

 

 

 

 

 

「…!!」

 

 

バチン!!

 

 

「よし…鍛練するか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んん!!ふわぁ…」

 

 

鍛練と朝御飯、着替え等も全て終わらせてゲヘナ学園から届いた制服に着替え俺は通学路を歩く

 

伸びをしてあくびが零れる

 

 

朝日が少し眩しい

 

キヴォトスもそこは変わりないんだな

 

 

 

ゲヘナ学園が近付くと皆おはようとか言い合っている生徒が増えてくる

 

 

なんなら朝っぱらから爆発音や銃声も聞こえる

 

 

「元気一杯だな…」

 

 

でもこれなら何の問題もなく教室まで行けそうだな

 

と安堵してゲヘナ学園の門を通るが

 

 

「風紀委員会だ!そこの男子生徒止まれ!」

 

 

 

やっぱり駄目か

もちろん俺は止まるつもりはない

 

 

 

「嫌です」

 

 

 

そう言って風紀委員会の包囲網を突破する

 

どうやら風紀委員達は朝だからまだ少し動きが鈍ってるな

これはチャンスだな

 

 

 

よしこのまま……?!!

 

 

「ぐ!…」

 

 

チャキ

 

 

 

「……」

 

 

俺の目の前に居るのは風紀委員長…空崎ヒナ

 

 

 

「通してほしいんだが…」

 

 

 

「出来ない、私は貴方と話がしたい」

 

 

そう言って俺に銃口を向けてくる

 

 

 

「ならその銃を下ろしてくれ、こっちはまだ刀すら出してないんだから」

 

 

そう言うと彼女は銃を下ろした

 

 

 

「それで話ってのはなんだ?お前はあの横暴な野郎と同じとは思いたくないが…」

 

 

 

「横暴…?」

 

 

 

その会話に登校中のゲヘナ生徒達がざわざわしていた

 

 

 

「少なくとも私は貴方と敵対するつもりはない、ただ私達は風紀委員会として問題の解決はしなくてはならない、だから貴方にも良ければ協力してほしい」

 

 

 

……

あいつとは違うみたいだな

 

まぁ信じてみるか

 

 

 

 

 

「わかった、抵抗しない…だから他の風紀委員にも銃を下ろすように言って欲しい」

 

 

 

「ありがとう、風紀委員全員銃を下ろして」

 

 

彼女のその言葉に風紀委員全員が銃を下ろす

 

 

 

「じゃあ不知火颯着いてきて」

 

 

俺はそんな彼女の言葉を信じて着いていく事にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

「入って」

 

 

 

その言葉に言われ俺は豪華そうな部屋に入っていく

部屋場所を見る限り風紀委員本部みたいなところだ

 

 

部屋に入るとそこには青髪の女子生徒がいた

 

 

「委員長お帰りなさい」

 

 

「アコ、少し不知火颯と話をしたいから席をはずしてくれるかしら?」

 

 

 

「分かりました」

 

 

この人が昨日言ってたアコって人か…

すごい真面目な感じがするが……服装は触れないでおくか

 

バタンとアコという女子生徒が退出したのを見て

 

 

「不知火颯、ここに座って」

 

 

そこは風紀委員本部のソファだった

彼女とは向かい合って話す形だ

 

 

俺は言われるがまま向かい合う形でソファに座ったのだった

 

 

 

 

「それで話ってなんだ?」

 

 

すると彼女は少しだけ険しく俺に聞いてきた

 

 

「さっき言ってた横暴な野郎って誰の事?」

 

 

 

「この学園のトップ、パンデモニウムソサエティの議長だよ」

 

 

 

「……なるほど、詳しく聞かせて」

 

 

 

俺は空崎ヒナに昨日起こった事を全て話した

パンデモニウムソサエティが自己紹介後俺を不要と言って処分しようとしたこと…そして俺が少しお灸を据えたことも

 

 

 

それを彼女は顔色一つ変えず聞いていた

 

 

 

そして全てを話し終わった後の彼女の第一声は

 

 

「不知火颯」

 

 

 

「?」

 

 

 

「パンデモニウムソサエティ羽沼マコトに変わって私が謝罪するわ…本当にごめんなさい」

 

 

 

彼女は俺に謝罪をした

その行動に少し驚くが俺は言葉を放った

 

 

「俺は気にしてない、それに無関係のお前が謝る必要はどこにもないだろ」

 

 

 

「わかったわ、ありがとう」

 

 

と言って彼女は顔を上げて無表情に戻る

 

 

 

「じゃあこれで話は終わりってことでいいか?俺一応転入生って扱いだから教室に行かないといけないし」

 

 

 

「話はまだあるわ、それに貴方は私と同じクラスだから大丈夫よ」

 

 

「そうかい…」

 

 

まだ終わらないんだな

 

 

 

「話って昨日の不良生徒とのいざこざか?」

 

 

 

 

「いいえ、その件はヘルメット団やスケバンが悪いから大丈夫よ、それにヘイロー持たないあなたの方が被害者なんだから」

 

 

 

その件じゃない…

なら一体

 

 

 

「単刀直入に言うわ不知火颯、風紀委員会に入って欲しい」

 

 

 

「…………」

 

 

 

彼女からの話は予想外の内容だった

 

 

 

 

 

 

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