「フウカやってるか?」
「あ!颯先輩お疲れ様です」
ゲヘナ学園内その敷地の少し離れた場所にある給食部の食堂
俺は昼御飯を貰おうとそこに来ていた
「あぁフウカこそ朝からお疲れ様、ジュリもお疲れ様」
「あ~颯先輩、お疲れ様です~」
そしてその二人の主な給食部の部員、部長の愛清フウカと牛牧ジュリ
よく昼御飯を食べに来る際によく話をして仲良くなった
二人も俺がヘイローを持たないことや男であることなど関係なく接してくれるからとても話やすい
「颯先輩!今日もお昼ご飯を食べに来てくれたんですか?」
「お!流石フウカいつも通り頼んでもいいか?」
「はい!♪任せてください」
元気良くフウカは返事をしてくれる
「フウカ先輩!私も手伝います!何をしたらいいですか?!」
「ジュリは……見ててくれる?」
「分かりました!」
この子達は本当に頑張り屋だな…
「そういうのすごく好きだけどな…」
「!!?///」ガタン!
「ふぁ?!…///」ガチャン!
すると二人とも調理器具を落としてしまった
急な出来事で俺も驚いた
「どうした二人とも?」
「え…いや……その……///」
「な…なんでも……ないです///」
「?」
どうしたんだろ二人とも
なんか顔が赤いし
バコン!
『!!?』
「なんだ?」
給食部の入り口で何か爆発音が…
「まさかこのタイミングに……」
俺は給食部の入り口を見る
風紀委員会の問題児のリストを見た時確認した中でこんなことをするのはある部活しかいない
正直俺も彼女達とは話したことしかないけどな
「フウカさん~♪美食の探求でフウカさんの力を借り……あら?」
「どうしたのですか?あ~なるほど…」
「今日もお腹いっぱい食べた…お!」
「げ!あの男がいるなんて…」
やはり美食研究会だった
「ハルナ久々だな」
「颯さんお久しぶりです、今日はどうしてこちらにいるんですか?」
「お昼ご飯食べに来ただけだよ」
「やはり颯さんもフウカさんの美食の虜になったのですね!」
「元から虜の様なものだけどね」
「ハルナ!なに言って…!それに颯さんまで…///」
フウカがまた顔を赤くしてるし
本当にどうしたんだ?
「でも一応俺も風紀委員会に属してるし、何より今俺はフウカの飯を食べに来てるから出来れば事を荒立てないで欲しいと思っているけどな」
俺はそうハルナに言うと
ハルナはきらびやかに笑顔で言った
「颯さんが転入して私達も噂は存じていますわ、ヒナ委員長ならともかく、颯さんとは出来れば友好に付き合いたいと思っておりますから」
「本当にそう思ってるの?ハルナ」
フウカがとても信じられない感じでハルナに話すと
「えぇ!だって颯さんとは私と同じくらい食を愛していると私は勝手に思っております」
「そうなのか?まぁ食事は好きだから…合ってはいるか」
と言うとハルナは給食部に背を向ける
「なので今日の所は失礼します、颯さん次の機会美食の探求に是非付き合ってくださいね♪」
と言ってハルナは給食部を後にした
「颯君私も楽しみにしてますね♪」
「私も颯先輩と食べれるのが楽しみだよ~♪」
アカリやイズミがそう言って出ていくが…ジュンコは何か不機嫌な顔をしていた
「私はアンタの事なんて認めてないんだから!例えハルナが認めても私は敵と認識してるからね」
フン!と言ってジュンコもハルナ達の後を追いかけた
なんでかジュンコには嫌われてるんだよな
「はぁ…まぁ風紀委員会に属してる以上嫌われるのは当然か…」
俺が少し溜め息をしていたら
「そんなことないですよ」
と俺の元に給食を持ってきてくれるフウカ
「颯先輩のお陰で私も拐われることが少なくなりました、それにゲヘナ学園の生徒も颯先輩に感謝してる人は多いと思います!それは私が味と一緒に保障しますから♪」
フウカ…
「もし俺がフウカの後輩でそんなこと言われたら一目惚れしてたかもな」
そう俺は笑顔で言った
誰にでもそう言える彼女の笑顔が本当に眩しくて仕方がない
「え…?…!!!?//////」バタン
「フウカ先輩!フウカ先輩!大丈夫ですか?!」
「フウカどうした?!」
フウカは何故かそのまま気絶してしまった
俺はそのままフウカを救急医学部に連れていった
食後の後俺はゲヘナ郊内をパトロールしていた
正直そろそろバイトをしたいな~と思って歩き回っていると
「ハーッハッハッハァ!諸君!今回はこのお店の地下に温泉の僅かな鉱脈をキャッチした、このお店には悪いが我々の温泉開発の為の礎となって貰おう」
『おぉぉぉぉ!!!』
温泉開発部がいた
その部長まさかカスミとここで会うとはな
なんか団結してるし
まぁでも彼女達も指名手配の身だし見逃すわけにもいかないよな
注意をしてやめてくれるなら越したことはないな
「ようカスミ」
「?…!!この声は………まさか?」
「!!風紀執行部長だ」
『何!執行部長だと?!』
そう俺が風紀委員会で与えられた役職風紀執行部長
何故部長なのかは分からないがアコが部長と言ったらしい…分からん
その役職の意味はより残虐的に敵を殲滅して疾風のように敵の懐に忍び込み風紀を執行する
とゲヘナでは噂されているみたいだ
そしてその速さと恐怖の前では誰にも敵うものがいない
更にヒナですら倒すことが出来ない
風紀委員会の闇の顔…
と噂が誇張して膨らんでいったのが現状だ
「ど…どどど…ドウシテ?…執行部長様が…ココニ?」
カスミはブルブル震えて腰が抜けて座り込んでいた
「カスミ部長!大丈夫!?」
するとその中から赤髪の子が出てくる
「メグも居たのか久しぶり」
「あ!颯先輩お久しぶりです」
メグは挨拶をしてくれた
この子とは仲良くしてるんだけど何故かカスミには恐怖を持たれていた
「俺は今日たまたま郊内のパトロールしてただけだよ、カスミ達こそここで何してたんだ?」
「わ…ワタシタチハ…その…ナニモシテナイデス」
「え?部長?」
「メグ!いいから静かに」
「そうか~何もなくてよかった、もしこのお店に迷惑を掛けて温泉を掘ろうとなんて考えたときには…」
シュルルと刀袋の紐をほどきその中にある刀の柄を持ち少しだけ引っ張る
カチャ
「ね?」
俺はカスミに刀の刃を見せる
「し…失礼しましたァァァ!!!!!」
と言ってカスミは一目散に逃げていった
「あ!カスミ部長!!颯先輩また今度」
メグもカスミを追いかけていった
それに吊られ温泉開発部のメンバーも追いかけていく
俺は刀を戻した
それにしても…
「残虐って誰が噂してるんだが…」
全て峰打ちなのに…
俺はそう心でふてくされながらもパトロールを再開した