王様戦隊キングオージャー × ブルーアーカイブ 作:ガッチャ!ヘリオスキング
宇蟲王ダグデドの手によって獣電戦隊キョウリュウジャーの戦う『地球』へと飛ばされた『チキュー』の王様戦隊。
なんやかんやあり、復活した悪の組織『デーボス軍』に打ち勝つ。
王様たちは迎えに来た宇宙船へ変形したコーカサスカブト城に乗り、『チキュー』への帰路に着いた。
しかし、チキューが見えた時、宇蟲王からの襲撃を受けてしまう。… とさ。
第1話 貴方が、
『ハハハハッハッハ!死んじゃえ、おツブ共!せっかく俺様があんな場所に招待してやったのに!あまりつまらない様子を見せるなよ!』
どこからともなく声が鳴り響くと、宇宙船のメインカメラに、大勢のデミシュゴッドたちがこちらへ向かって来て、更にもう1人、人型の何かがこちらに語りかけている。
それが誰か、予想はできていたが、それは僕たちを地球に送り込んだ張本人の宇蟲王ダグデドだった。
「ダグデド、テメェわざわざ出てきて何するつもりだ!!」
『フン!お前たちを排除するためにわざわざここまで来てやったんだ、感謝しろよ!…それにしても、あんな最悪の場所からよくも帰って来れたもんだな!意地汚いおツブどもめ!』
その言葉を聴いた僕は、怒りで前に出ようとするが─
「─あんな場所、か。確かに、あの『地球』はお前さんが仕組んだせいで最悪の状況になってただろうさ。」
と僕を静止し、口を開いたのは、狭間の国『バグナラク』の王である、『ジェラミー・ブラシエリ』だった。
「……でも、あなたは人の「心の強さ」……あなた的に言えば、「意地汚さ」を見くびり過ぎていた。どんな状況でも諦めず、泥に塗れようと、どれだけ汚れようと、勇気を掲げ続けた人間たちを。」
次に、美と医療の国『イシャバーナ』の女王、『ヒメノ・ラン』がそう言う。
「へっ、人間ナメんな、スカポンタヌキ。てめぇはたったの"6粒"いや…それ以上をナメ過ぎた。」
更に、テクノロジーの国『ンコソパ』総長の『ヤンマ・ガスト』がダグデドを煽る。
「私達、人間はお前の見世物では無い。何もかもが自分の掌の上にあると思っていたのか?」
氷雪の国『ゴッカン』国王、兼裁判長の『リタ・カニスカ』がダグデドを咎める。
「なるほど、つまりは、あなたは自分が万能の王とでも思い違いしていた、と。」
農業の国「トウフ」の王殿『カグラギ・ディボウスキ』がダグデドを更に追い詰める。
「……愚かなものだな!宇蟲王、ダグデド・ドゥジャルダン!この邪悪の王たちの前に平伏せ!」
そして始祖の国『シュゴッダム』の"現"国王もとい邪悪の王『ギラ・ハスティー』こと僕は、ダグデドを挑発した。
「ここはしょうがない、リスク承知で、突貫するまでよ!」
僕はそう言うと、オージャクラウンランスを倒し、宇宙船のスピードを上げる。
『おツブ共が調子に乗りやがって──それなら、『地球』よりも更に最悪な場所へ飛ばしてやるぅ!!!』
すると、『地球』に飛ばされた時のようにワームホールが出来る。ただ、今度のは宇宙船を包み込む程の巨大サイズだ。
『ハハハハハハハ!もう逃げられないねぇ!』
ダグデドが言うと、穴はみるみる広がっていく。
『これで終わりだよ!おツブども!ハハハハハ!……何?』
─が、その時、穴に大きな裂け目が入る。
「何…なんなの?この裂け目は……」
そして、その裂け目から吸い込まれるように光が溢れ、避けきれずその裂け目に突っ込んでしまう。
『……フン。まあいいだろう。それじゃあせいぜい異次元の旅行を楽しんでいろ!おツブども!ハハハハハハ!』
そして、何もかもが光に包まれ───
─────
……我々は望む、七つの嘆きを。
……我々は覚えている。ジェリコの古則を。
持続パスワード 承認
『シッテムの箱』へようこそ、ギラ・ハスティー先生。
光の中で、僕の耳に、そんな言葉が届いたように思えた。
───────────────────────────
(……ここは、どこだろう。)
気が付けば、電車の車内のような空間に僕はいた。
右手には3箇所穴の空いたタブレットを、左手には真っ黒で今にも崩れそうな、形を保っているのが不思議なカードが握られていた。
そして、向かいの席には─
「……私のミスでした。」
そう僕に語りかける、見知らぬ少女がいた。
彼女はどこか、儚げな雰囲気をまとっている。
(今、一体何が起こって……それに、君は…)
僕はそう聞こうとするも、何故か声が出せない。それどころか、体を動かすこともできず、ほとんど何もできなくなってしまった。
「私の選択、それによって招かれたこの全ての状況。結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったと悟るだなんて…」
少女は自らの罪を懺悔するかの如く悲しげに、それでいてどこか、決意に満ちた声と瞳で僕に告げる。
「……今更図々しいですが、お願いします。」
「先生。」
(先生って…もしかして、僕のこと?)
彼女は僕を信頼しているのか、頼み込まれる。
しかし、あいにく僕は彼女に関しての記憶なんて一切持ち合わせていなかった。
──だが、それは直ぐに過去の話となった。
突如、少女の言葉を聞く僕の脳裏に、彼女と過ごした数々の思い出や、情景などが浮かび上がっては消えるを繰り返していく。
浮かび上がって来るものは、どれもノイズがかかっていてはっきりとは分からない。
…だが、その中で鮮明に浮かび上がった記憶があった。
それは…動物の耳のようなものが生えた銀髪の少女が哀しげな表情でこちらを見下ろし、手に持った銃の引き金を3回引く。そんな光景だった。
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。何も思い出せなくても、きっとあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……。」
「ですから……大事なのは経験ではなく、選択。あなたにしかできない選択の数々。あなたにしか出来ない、選択の数々。」
「責任を負う者について、話したことがありましたね。あの時の私には分かりませんでしたが、今なら理解できます。」
「大人としての責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心延えも。」
彼女がそう言うと、少しのあいだ沈黙が流れる。
そして、間を開けて彼女は口を開く。
「…ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたになら、この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……そこへ繋がる選択肢は……必ず見つかるはずです。あなたにこの選択を背負わせることになってしまい、申し訳ありません。ですが私は信じています。『先生』がきっとまた生徒を導き、良い方向へ導いてくれると。」
(…よく分からないけど、僕は君に、とっても信頼されてるんだね。…でもなんでそこまで──)
なぜ、この子はこうも僕を信頼しているのだろう。
なんて思考していた僕の頭の中に突如、大量の記憶が流れ込んでくる。否、それは─
(──この記憶は、なんだ…?もしかして、さっきの…それに、この姿はこの子と一緒……)
浮かんでは消えるを繰り返していた記憶が鮮明になった、という表現の方が正しいのかもしれない。
情報量の多さにまだよくわかってはいないが、今まで何があったか、記憶に出てきた少女が誰なのか、そして、彼女の名は何と言うのか。それくらいなら、理解出来た。
僕が考えていると、少女は立ち上がった。
「この先であなたを待つ人がいる筈です……どうかあの子達を……」
彼女の言葉を聞き届けると、僕の意識は薄れ始める。
どうやら、ここでお別れのようだ。
(そうか……君は…君たちはみんな、とっても頑張ったんだね。─もし、僕が今のことを忘れても、絶対に─)
(──絶対に、変えてみせる!)
薄れゆく意識の中僕はそう決心し、彼女は僕にこう告げた。
「先生……いえ、ギラ・ハスティー。」
「どうか、あの子達のことをよろしくお願いしますね。」
「─『先生』。」
「……もちろんだよ、これからは、僕に任せて。」
僕は弱々しくも声を振り絞り、そう伝える。
彼女にその言葉が届いているのかは分からなかったが。
そして、その言葉を最後に僕の意識は途切れた。
人生初の小説執筆ですしブルアカに関しては3周年前に始めた新任先生ですしキングオージャーは夏映画、ファイナルライブツアー等未視聴ですし本当にライブ感で書いてるので他の作者さん方のような丁寧なストーリー展開よりも圧倒的におかしいとこだらけだと思いますが、よろしく頼む。
さあここまで見てくれた方がどれほどいるかはさておき、如何だったかな?個人的には序盤のダグデドとのレスバ(?)が雑だな……と思っておる。特にダグデドの喋り方とか。
とりあえずこのシリーズは少なくともアビドス編までは絶対終わらせます、それ以降は失踪するかもしれないけどネ…
というわけで次回!王様戦隊×ブルアカ!
ギラが目覚めると、そこには『連邦生徒会』という組織のメンバーである『七神リン』と、ギラにとっては見慣れた仲間のカグラギ、そしてジェラミー・ブラシエリが!
リンから『シャーレ』という組織のオフィスへ向かえ、という事を説明され、いざそこへと向かう王様たち!
しかしそこは今、襲撃を受けていた!
ギラはたまたま居合わせた『早瀬ユウカ』『火宮チナツ』『羽川ハスミ』『守月スズミ』の4人を指揮し、シャーレを取り戻す戦いに赴く!
第2話 「”先生”となった王」!なるべく、見放さずに見て頂きたい!