王様戦隊キングオージャー × ブルーアーカイブ   作:ガッチャ!ヘリオスキング

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危機的状況に置かれている、アビドス高等学校へ向かったギラ。

道中で迷子になるアクシデントもあったが、なんやかんやでアビドスに到着。

そしてそこに残った最後の生徒たち、対策委員会の少女5人と共に『カタカタヘルメット団』と戦い、勝利する。

しかしその後、この学校は多大な借金を抱えていることが判明。ギラは借金の返済を手伝おうとするも、対策委員会の1人、『黒見セリカ』は反抗し、そのまま教室を抜け出してしまった… とさ。


第2話 王様とお姫様

 

セリカがどこかへ行ってしまった翌日、アビドスの住宅街を彷徨いていると、知ってる顔に出会う。セリカだ。

 

「おはよう。」

 

「な…何が「おはよう」よ!馴れ馴れしい!」

 

「セリカは何をしてるの?これから学校かな?」

 

嫌悪感を示しているセリカに僕は表情を変えず、構わず続ける。

 

「う、うるさい!あんたには関係ないでしょ!気持ち悪い!」

 

「ごめんごめん、学校に行くのなら、一緒に行かない?」

 

僕はそう提案した。

 

「はぁ!?あんたと私が一緒に行くわけないでしょ!」

 

セリカは怒りながら言う。

 

「でも、学校に行くなら方向は同じだし……それに、昨日みたいなことがまたあったら大変だし……」

 

僕は続けて言った。するとセリカはため息をつき、

「今日は自由登校日だから、学校に行かなくてもいいんだけど?」

と、表情で言った。

 

「あ、そうだったんだ……じゃあ、どこに向かってるの?」

 

僕は問う。セリカは

「そんなの教えるわけないでしょ。」

と言って、走り去って行った。僕はその後をつけて行く。

 

─────

 

「な、なんでついてきてるのよ!」

 

セリカは僕に気づくと、開口一番にそう言った。

 

「ねぇ、どこまで行くの?」

 

僕はセリカに聞く。

 

「うるさい!ついてこないで!通報するわよ!このストーカー!ヘンタイ!」

 

「じゃあ、せめてどこに行くかを教えて」

 

「はぁ……しつこいわね。教えればいいんでしょ?教えれば」

 

セリカはため息をつきながら、渋々といった様子で答えた。

 

「……バイトよ。」

 

「バイト?」

 

「そ、バイト。…これで満足した?もう、ついてこないでね!」

 

セリカはそう言うと再び歩き出した。僕はその後をついて行くことにした。

 

─────

 

数分後、僕はセリカに追いつくと、またまた質問を投げかける。

 

「どんなバイトをしてるの?」

 

「何言ってるの!教えるわけ、無いでしょ!もういい、あっち行って!バカ!あっち行きなさいよ!なんなら死ね!私が人殺しになる前に!」

 

セリカはゴミを見るような目つきで僕を睨み、怒りながら僕に罵詈雑言を浴びせ、またまた凄い勢いで走り去る。

 

─────

 

「…ということがあったんだけど…結局どこでバイトしてるんだろうね?」

 

僕は一旦アビドスに戻ると、ホシノ達に相談することにした。

 

「あ、それなら私、どこにいるかわかるかもー。」

とホシノは意外に軽い返事をし、「ついてきてー」と歩き出す。

 

僕と他の対策委員会の面々はホシノの後をついて行くと、街中に出て、ある建物の前でホシノは立ち止まった。

 

「ここだよー」と彼女は言う。

 

そこは『柴関ラーメン』と書かれた看板が掲げられた店だった。

 

「ここって……ラーメン屋?」と僕は聞く。

 

「そうだよー?多分だけどセリカちゃんはここでバイトしてると思うよ。すっごい美味しいんだ!」

 

ホシノはそう言うと、店の中に入るように促す。そして僕も中に入った。

 

─────

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!何名様ですか?空いてる席にご案内致しますね!」

 

店内には、このラーメン屋の制服を着て、元気に接客をするセリカが居た。

 

「いらっしゃませ!柴関ラーメンで……わっ!?なんでみんながここに!?」

 

彼女は驚いた様子で言う。

 

「あの〜‪☆5人なんですけど〜!」

 

「あはは…お疲れ……セリカちゃん。」

 

「お疲れ。」

 

皆がセリカに向けてそう言うと、彼女は

「み、みんな、どうしてここがわかったのよ!」

と怒りを顕にながら言う。

 

「いや〜セリカちゃんならここにいると思って。」

 

ホシノはそれに、ヘラヘラしながら答える。

 

「ほ、ホシノ先輩めえ……」

 

セリカがそう言っていると、後ろから誰かがやってきた。多分、店主か誰かかな…?

 

「アビドスの生徒さん達か。セリカちゃん、おしゃべりはそれくらいにして、注文を受けてくれ。」

 

その誰かとは、この柴関ラーメンの大将、店主だったが……

 

(え………)

 

その姿は、どこから見ても犬だ。犬だった。

正直、何故今更そんなことを気にするのだろうかと疑うレベルで、この世界には人間の男の人がいない。

だいたい、動物かロボット、それ以外は対策委員会の皆のような少女だけだ。

 

「あ…うぅ……はい、大将…それでは、広い席にご案内します……こちらへどうぞ…」

 

セリカは気まずそうな顔色で僕らを席に案内する。

 

(え、犬……どう見ても犬だよね…この、人?)

 

僕は困惑しつつも、案内されるがままシロコの隣の席に座る。

 

「ちょ…シロコ、狭い…狭くない?」

 

「コラ!狭すぎよ!シロコ先輩!先生が窮屈そうでしょ!もっとつめて!」

 

セリカは怒りながら、シロコに言う。

 

「ん、私は平気。ね?ギラ先生。」

 

シロコはそう言うと、僕の腕にしがみついてくる。

 

「う……うん。」

と僕は苦笑いしながら言う。

 

「ちょっと!シロコ先輩まで!?もうっ!」

 

セリカはそう言う。

 

「むう……分かった…。」

 

シロコは残念そうな顔で、席を詰める。

 

「そういうば、セリカちゃんはいつからここでバイトをしてるんですか?」

 

アヤネがセリカに聞くと、セリカが正直に答える。

 

「バイトは……1週間前くらいからかな……」

 

「へぇー、そうなんだねー」

 

「はい!もういいでしょ!みんな!ご注文はお決まりですか!」

 

セリカがそうやけくそ気味に言うと、ノノミはチャーシュー麺を、シロコは塩ラーメン、アヤネは味噌、ホシノは特製味噌ラーメン炙りチャーシュートッピングと、なにやら凄そうなのを頼んでいた。

 

「あ…そういえば、みんなお金は大丈夫なの?またノノミ先輩に奢ってもらうつもりじゃ……」

 

セリカは心配そうに言う。

 

「私はそれでも大丈夫ですよ‪☆このカードはまだまだ限度額まで余裕があるので〜‪☆」

 

ノノミはそう言いながら、財布から眩い光を放つカードを取り出す。

 

「うおっまぶしっ、またノノミちゃんのご馳走になるのは悪いよ〜。優しい優しい先生なら、奢ってくれるよ。ね?先生。」

 

ホシノは僕に視線を向けながら、言う。

 

「え?あ、うん。」

 

(そういえば、僕もノノミが持ってたカードみたいなの持ってたな…これでも会計できるのかな?)

 

「そ、そう……ならいいんだけど……」

 

セリカはそう言うと、厨房の方に向かって行った。

そして数分後、ラーメンが運ばれて来る。

みんなが美味しそうに食べている様子を見ていると、ホシノが

「先生、分けてあげるよ。」と言い、お椀に麺とスープを盛り付け、僕に渡してくれる。

 

「あ、ありがとう!」

と感謝の言葉を言うと、僕は麺を啜った。

みんなが言っていたように、とても美味しかった。

 

「ん…私も分けてあげる」

 

「あ…それなら私も‪、良かったらどうぞ!」

 

「ふふっ‪☆みんな優しいですね〜‪☆私からも、どうぞ!」

 

ホシノに続いて、他の3人も僕に分けてくれる。

なんか申し訳ない気もするけど……お会計は僕がするし、まあいいよね?

 

「ありがとう、みんな!」

 

僕はお礼を言って、みんなで分け合いながらラーメンを食べ終わった。

 

─────

 

会計時、僕がカードを出そうとすると、ノノミが

先生、こっそりこれで支払ってください

と僕の耳元で囁く。

 

「え?でも、これは……」

 

僕が戸惑っていると、ノノミは僕の手にカードを握らせる。

 

「大丈夫です‪☆まだまだ余裕がありますし☆」

 

そう言って彼女は微笑む。

 

「…ごめん、それは出来ない。先生として、生徒にお金を払わせるのはどうかと思うし…でも、ありがとう。ノノミ。」

 

僕はそう言うと、ノノミにカードを返し、自分の持っていたカードで会計を済ませ、店を出ることにした。

 

─────

 

「先生、ゴチでしたー!」

 

ホシノはそう言うと、僕の背中をポンっと叩く。

 

「ご馳走様でした!先生!」

 

「美味しかったです‪☆」

 

「それにしても、先生が大人のカードを持っているなんて。」

と皆に感謝されたあと、シロコは意外そうに言う。

 

(大人のカード?そういえば、前アロナに聞いた時『全く詳細が分からないけど、名前は大人のカードである』みたいなこと言ってたっけ。)

 

そんな会話を、店の前でしていると、

「早く出てって!もう!二度と来ないでね!……また来たら許さないから!少なくとも、先生はぜったい殺す!」

 

セリカが怒りながら…というか僕に対しては中々にキツいことを言ってくれる。

 

「あはは……また明日ね…」

と僕は苦笑いしながら別れの挨拶をする。

 

そして、皆とアビドスへの帰路についたのだった。

 

─────

 

しかし、その日の夜、事件は起こった。

 

「セリカちゃんが、帰ってきてないんです。数時間前に出たっきり、電源が切れてるのか電話にも出ないし…もしかしたら、ヘルメット団に絡まれてるのかも…!」

 

「セリカちゃん、バイトがあっても基本今頃には帰ってくるよね?」

とホシノが聞くと、

「はい……だから心配で……」

アヤネは俯きながら答える。

 

(セリカが帰って来ない!?)

 

僕が今朝セリカに付きまとったのが原因かもしれない。

とりあえず、セリカがどうなっているかをホシノと共に必死に調べる。

すると、それらしき情報が見つかった。

 

「連絡が途絶えるまでのセリカちゃんの端末の場所、分かったよ。」

 

ホシノが示した場所は、砂漠化がかなり進んだ市街地の端だ。

 

「…確か、ここってカタカタヘルメット団のアジトでもあるんですよね。やはり、ヘルメット団の仕業……」

 

アヤネはいつにも増して怒りを露わにする。

 

「…それじゃあ、早くセリカの元へ行こう。」

 

僕がそう言うと、皆が己の銃を持ち、学校を出て、僕もそれについて行く。

 

─────

 

「いた!だいたい20人くらいのヘルメット団の人達がセリカちゃんを取り囲んでる!」

 

ホシノは言うと、銃を構える。

セリカは轡をつけられて、喋ることが出来ない状況だ。

 

「ん……これはまずいかも」

 

シロコも警戒するように言う。

するとヘルメット団の一人がこちらに気づく。

 

「おい!そこの奴ら!動くな!」

 

1人が叫ぶと同時に他の仲間もこちらを向き、彼女らは一斉にこちらに向かってくる。

 

「みんな、戦闘態勢に入ってください!」

 

アヤネがそう言うと、みんなは一斉に武器を構え、戦闘態勢に入る。

 

「行くよ!みんな!」

 

ホシノが言うと、シロコとノノミの2人はヘルメット団に向かって突撃し、僕とホシノはセリカの方へ向かう。

 

「セリカちゃん!大丈夫?」

 

ホシノはセリカの轡を破壊し、安否を心配する。

 

「あ、先生……それにホシノ先輩と…みんな…どうしてここに……?」

 

「うーん…とっても大事な生徒─いや、お姫様を助けるのは、ヒーローの役目でしょ?」

 

僕は冗談混じりにそう言うと、セリカが顔を赤らめながら

「バカ!誰がお姫様よ!」と罵倒しつつも照れながら、銃を拾う。

 

「とりあえず、今はここのヘルメット団を蹴散らそう!セリカ、無理をさせるけど、戦える?」

 

僕がそう言うと、セリカが銃を構え、

「こんな状況で、戦わないわけが無いじゃない!みんな、私も行くよ!」

 

そう叫んで、ヘルメット団の1人を撃ち抜く。

ここからは僕たちのターンだ。

 

─────

 

数分後、ヘルメット団を全員倒し終えた僕らは、アビドスの保健室でセリカに話を聞くことにした。

 

「それで……どうして帰ってこなかったの?」

 

僕は彼女に聞くと、

「……バイトが終わって帰る途中、カタカタヘルメット団の奴らが私を攫おうとしてきたんだ……だから抵抗しようとしたんだけど……」

彼女は俯きながら答える。

 

「なるほどねー」

 

ホシノはそう言うと、セリカの頭を優しく撫でる。

 

「ん……ホシノ先輩?」

 

「怖かったよね?でももう大丈夫だよー」

 

「はいっ☆私たちは運命共同体です。だからこそ、1人でも欠けてはいけません。」

 

「ん、ノノミの言う通り。対策委員会は絶対に、仲間を見捨てることなんてしない。」

 

「セリカちゃんはここまで、よく頑張りました。」

 

ホシノが最初に慰めると、他の皆も口々に彼女を慰めていく。

皆でセリカの頭を順に撫でながら。

 

「な……私はちびっ子か!」

 

彼女はそう、照れくさそうに言う。

 

「でも、本当に無事で良かったよ。」

 

「……あ、ありがとう。助けて、くれて…ギラ先生…その、色々と……」

 

セリカから礼をもらった僕も微笑んじゃう。セリカは、「なに笑ってんのよ!」

と怒りながらも少し嬉しそうだった。

 

「ふふっ‪☆セリカちゃんは可愛いですね〜」

 

「そうだね」

 

「ん……セリカはよく頑張った……」

 

「ちょ!みんなして私を子供扱いするなー!」

 

彼女は顔を真っ赤にしながら叫ぶが、みんなからわしゃわしゃと頭を撫でられて、さらに顔を赤くするのだった。

そして僕はそんな微笑ましい光景を微笑ましく見ていたのであった。

 




『なんかいつもより短くね?』『週一更新やないんか?』と思ったそこの君がいるかは分からないが、その問いに答えるなら──

まず1つ目!シンプルに書いたのが溜まってるから投稿した方がいいと思ったの!

そして2つ目、短いのはセリカ奪還するとこで1話使おうと思ったが普段の1話がクソ長いんで追いつかんかったの!

最後に3つ目!その理由とは、今日のニチアサを語りたかった!クソな理由でごめん!ちなみに今のニチアサだとガッチャ、ブンブン、シンカリオンCWを観てる!

だってガッチャード最近面白すぎるもん!今週は何もかもが辛かったんだけど次回予告が最高すぎたんだ!

ブンブンも最近やっと玄蕃にハマりきれた気がする……あとサンシータどもが今週も可愛かった

シンカリオンは割とマジで今季のアニメで一番おすすめです、いや今アニメやってるブルアカの二次創作で言うことじゃねえけど!

と、ブルアカとも王様戦隊とも一切関係ない話をしたところで、次回!王様戦隊×ブルアカ!

借金への対抗策を考えるため、会議をする対策委員会とギラ!だがしかし、結局いい案は出ず、柴関ラーメンへ赴くアビドスの一向。そこで、不思議な4人組と出会う。

その4人組と意気投合し、ラーメンに関して熱く語り合う対策委員たち。

そして、食事を終えアビドスに帰ると……突如、襲撃を喰らってしまう。

その襲撃を行ったのは、なんと柴関ラーメンで出会った4人組、『便利屋68』だった!

アビドス編 第3話(第6話) 「邪悪の王VS真のアウトロー」

キングオージャーってサブタイトルに規則性ないんでマジでノリで考えてるんでそのまんまですまねえ、まああったらあったで『考えんのがムズい』ってなるけどな!

追記:この作品って基本的に原作基準だから先生の奇行もギラに置き換えられてなんかきしょいな……
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