「キヴォトス」それは"彼にとっての"実験場。   作:永外 観時

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(遅くなって)すまん、悪かった!



ビナー、貴様の実力、見せてみろ。

 

 

「フム………フム………よし、行こu、おっと、居たのか、ちょうど今ユメとホシノが喧嘩して別れた所だ、つまり今日の夜が対ビナー戦って事だ、アレの調整も済ませてから行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1人の女性が砂漠の海で泣いている。

 

グス「ホシノちゃんの言う通りだよね、私が生徒会長としての自覚が無いから………ホシノちゃんに謝らないと…」

 

カタカタカタ

 

「?…何だろう?地震?それにしては変な気が…」

 

ガタガタガタ

 

「すごい揺れ!立ってられない!ん?あの砂埃なんだろう?こっちに向かって来てる。」

 

突如発生した妙な地震と砂埃、その正体は轟音とともに高く舞い上がった砂埃が晴れた時に分かる。

 

 

ズドオォォォン

 

 

 

 

「キャア!ケホッケホ、何?何なの?………え?へび?」

 

 

ギャオオオオオオオオ!

 

突如現れたヘビとクジラを混ぜ合わせた様な機械が反射的に耳を塞ぐ程の声量で雄叫びを上げる。

 

 

「うるさ!何なの!?」

 

 

彼女は唐突な事すぎて状況をよく理解出来ていない、そんな彼女に向かってビナーは背部VLSを開きその数およそ30発のミサイルを発射する。

 

 

シュバババババーン

 

 

幾らキヴォトス人でもミサイルを30発も喰らったら死ぬ可能性が高い、そして生身の人間に「ミサイル30発を避け切れ」と言うのは余りにも酷なものだろう。

 

 

「え、ミサイル?避けれn」

 

 

そんな絶望的な状況に正しく一本の糸が舞い降りる。

 

 

シュルシュル    シュピーン!   スパパパパン!   ヒュルヒュルヒュルドガガアァァァン

 

 

「素敵なフロイライン(お嬢さん)にミサイルとは、これ如何に。」

 

 

「なんで君がここにいるの?あと今のどうやったの?すごい!」

 

「超硬質極細ワイヤーを張ってバリアを作りミサイルを切っただけです。」

 

「ちょうこうしつ………よく分かんないや!」

 

「とにかく!ユメさんは逃げてください、コイツは私が殺ります。」

 

「ダメだよ、私も戦u「ユメさん頼むから従ってください、従わないなら無理矢理にでも(ワープで)帰しますよ。」

 

「ひいぃん、厳しいなぁ、それでも私は戦u「正直に言います、ユメさん、貴女が戦闘に巻き込まれる可能性があって危険です、どうかお引き取りを」でも君は!」

 

「それにもう夜も遅いです、それにホシノさん謝りたいんでしょう?」

 

「それはそうだけど………」

 

コイツ(ビナー)ももう来ますよ、早く逃げて下さい。」

 

「でも1人じゃ無理だし、そもそも君は外から来た人でしょ?尚更無理だy「もういいです。」え?」ブォン*1

 

「ふぅ、邪魔なヤツは消えた、さあ来い!哲学の階の指定司書………じゃない、それは別のビナーだ、もういいや、とりあえず来い!ビナー!」

 

ギャオオオオオオオオ!

 

 

ケンジとビナーの戦闘が始まった、まず先手を取ったのはビナー、ミサイルを再び放つ、ケンジはそれに対してワイヤーで対抗する。

 

《管理人、ビナーの口内に高エネルギー反応を検出しました、注意して下さい。》

 

「なんとなく予想は付いてたがやっぱりか、同じ手は喰らわない、なんならお返しだ、今だ、撃ってくれ。」」シュルシュル

 

《了解しました。》

 

ケンジは先ほどの様に切るのではなく、ワイヤーをミサイルに絡めて大きくふりかぶってビナーに当てる。

 

 

ドガガガアーン!   ギャアアアアア!

 

 

「流石にこの程度じゃ装甲に風穴は開けられんか、それにいちいち叫び声がうるさいな、原作では、何回も退治されてるのにいつの間にか復活してるよな?で、そこから推測するにたぶんナノマシンによる自己修復機能があるんだ、機能の限界ギリギリまで壊してやる。」

 

 

ビナーはまたミサイルを放つ、一見成長していない様に見える、が今回は違った。

ケンジはミサイルを捌き切りビナーが次に出してくる手を予想する。

 

(アンジェラの報告と俺の予想、当たってるならアレが来るはず。)

 

 

ギュオオオオオオオオオオン!

 

 

「よし!当たってた!。」

 

 

ビナーはミサイルを放ったと同時にレーザー砲をチャージし始めて、ミサイルを捌き切った後にできた硬直にレーザー砲を叩き込む算段だったのだろう、しかしケンジには想定の範囲内で自分の頭の中でビナーが次取る行動の予想大会をしていた様だ、そして反撃をしようかと考えている、いや、もう反撃はもう終わっているようだ。

 

 

「ビナーの塩焼きっておいしいかな?金属臭くて食えたもんじゃないかな?」ボソ

 

 

独り言を呟く余裕もあるようだ、少なくともビナーにはそう聞こえただろう。

 

 

 

キィィィィーーーーーン!

 

 

 

 

ガァァァン!

 

 

 

(よかった〜!命中した!)

 

「前から思ってたんだけどよぉ、ビナーってアイスワームに似てるよなぁ。」

 

 

「だからよぉ、「オーバードレールキャノン」でバケモノ退治と行こうぜ!」

 

 

前々からケンジが練っていた「キヴォトスでやりたいお遊び集」の中に「レールキャノンを利用した超超長距離精密射撃」と言う非常に在り来たりだが興奮するお遊び、それがコレである。

 

 

「第7関節胴体部に着弾を確認!着弾点は〜………うん!装甲貫通を確認!素晴らしい火力です!ただね、やっぱブチ抜くならヘッドショット狙いたいよね?分かるかな?この気持ち?ってコトでアンジェラちゃんよろしく〜」

 

《了解しました。》

 

「さぁ〜て、ビナーさん、どんな反撃をしてくれるのかな?」

 

ビナーはスタッガーから立ち直りすぐさま砂に潜って行く。

 

「ほぉ、砂に潜ってレールキャノンの射線を回避しつつ自分はグルグル回りながらミサイルぶっ放しつつアツィルトをチャージして撃つつもりかな?」

 

「それとも体当たり?まぁどっちにしろ防ぐか避けたり反撃してブッ殺☆殺☆すれば良いだけの話なんだけどね。」

 

「俺のスタイルは数と火力に物言わせて捻り潰すのがメインだからな、変わり映えが一切ない、戦闘描写は期待しない方が良いぞ君たち。」

 

 

シュバババババーン!

 

 

「また予想が当たったな、そうだな、適当にワイヤーで掴んでビナーの周りに叩きつけるか。」

 

 

ドガガガーン   グウゥゥゥ!

 

 

「おそらくこの後にアツィルトが来るだろう、アンジェラ!レールキャノンを予測位置に発射頼む!」

 

《了解しました。》

 

「さあ、来るかなビナー君、来いよビナー、いいよ!来いよ!」

 

 

ブァァ   ギュオオオオオン!

 

 

ビナーが砂から飛び出す、音からして「アツィルトの光」をチャージし終わっている様だ。

 

 

「残念!それを待ってたんだよ!」

 

 

フッ   ズゴゴゴゴゴゴー!

 

 

「アツィルトの光」のチャージを解除し、身体を捻らせながらこちらに向かってくる、つまりケンジの予想が外れたのだ、ケンジはこの事を想定していない訳では無かったが、今まで圧倒的な火力で敵を捻り潰すと言う戦術を脳死でやっていたので回避の必要が無く、回避能力が成長しておらず、今回は回避しきれなかった。

 

 

「マジか!慢心し過ぎた!ギリ避けれn」

 

 

ケンジにビナーの尻尾が迫ってくる、ケンジの耐久力は現実世界の人間と同じだ、そんな肉体に何百トンあるかも分からない金属塊が勢いよく衝突したら結果はお察しだろう。

 

 

ドゴォ!    バギィボギボギゴキャア   ドサ

 

 

「がぁ、さすがに………ゆだんしすぎ……たな、ハハハ。」ガク

 

 

ビナーの生体探知器から1つの点が消えた、ビナーは自分のテリトリーを犯す者は殺害したと判断して離れて行く。

 

 

が、再び点が検出された、先程殺したの人間が居たところと同じ所場所だ、そんな事はありえない、確かに死を確認された人間が生き返ると言う事象は数は極めて少ないが実在する、そんな奇跡が今ここで起きたのだろうか?ビナーは訝しんだ。

 

そして、その疑問の答えは否である、奇跡の正体は彼の能力にある、その能力は「亜人」と言う架空の生命体の持つ能力の1つ「不死」亜人は寿命以外では死なない、厳密に言えば一度死んでから負った全ての傷を治癒してから生き返るのである。ref》《/ref》である。

 

 

「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!痛いなぁ!全身強打による出血と全身複雑骨折で俺が死んじゃったじゃないか!この人でなし!」

 

グオォォォ?

 

 

流石のビナーでも混乱しているようだ、混乱して動きが止まっているビナーに対してレールキャノンを発射する。

 

「もう許さねえからなぁ!最後の一発くれてやるよ。」

 

「方位2-0-9.735!仰角38.659度!偏差修正完了!フォイアー!(撃てえぇ!)

 

グオオォ!

 

 

 

 

 

 

 

バアァァーーン!

 

 

 

 

 

「ハッハー!どうだ!流石のビナーも思考中枢にBIG SHOT(デカイ一発)入れられたらもう終わりだな!フヒ!フフフ、ハハッ!フククククク!」

 

「ん?待てよ、思考中枢壊しちゃったらビナーの活動止まるのでは?ヤバイじゃん!ちょっとだけ「巻き戻し」するか!?ヨシ!そうしよう。」

 

 

 

 

 

 

ガガ ザーー  gwooooォォ

 

 

 

 

 

「ホッ、再起動したな、そんじゃ達者でな〜ビナ〜」

 

 

 

 

その日のすぐ後

 

 

 

 

 

 

 

「お、来たな君たち、今ユメとホシノが仲直りしてる所だ、純粋な女の子はかわいいですね」

 

「一先ずこれで安心ですかね、暇があったら様子見に行ってみましょうか。」

 

「そんじゃ、Good bye」

 

 

 

 

 

*1
あ^〜ユメ先輩が無理矢理ワープで逃げさせられた音〜




本当は本編に入れたかったけどボツにした部分


約1時間30分後




ピコン

「?ホシノからモモトーク?ふむ、内容はなんだ。」


『ケンジさん、明日の朝9時にアビドスのいつも使っている教室に来てください、お話があります。』

「話………もしかして、ユメを助けた時に何をしたんだ!とかかな?……………明日は1回死ぬこと前提のつもりで行くか。」

                                       『分かりました、お話の内容を今聞くことは出来ませんか?』

『できません、直接会って話したいので。」

「でしょうな、対面で話さないと撃てないからな。」







ガラガラガラ

「来ましたね、どうぞここにお掛けになってください。」

「有難うございますホシノさん、それで、お話しがしたいんですよね、何か契約に疑問がありましたか?」

(シラを切るつもりか、突然ワープしたなんて偶然起こる訳がない、恐らくコイツの力かコイツの協力者の仕業だ、このまま放って置くにはあまりにも不安要素が大きすぎる、そしてコイツも()()()()ときっと同族だ、少しでも不審な言動をしたらその頭を吹き飛ばしてやる!)「契約の事じゃありません、昨日の夜、ユメ先輩から聞いたんですが、「白い大蛇に襲われたそうになった所に突然貴方が来て助けてくれた、そして貴方1人で大蛇と戦うと言ったのでユメ先輩が一緒に戦うと言ったが拒否された、そして粘っていたら何か言われてこの教室に戻って来ていた。」と言っていたのですが、ユメ先輩に何をしたんですか、そして何故すぐにユメ先輩の助けに入れたんですか。」ギロ

「えっと?それが話の内容ですか?知りませんよ、別人の可能性とかは「ヘイローが無く生身の人間の男性と言っていました、そして貴方と容姿が似ているとも、私達が知る限り貴方しか居ません。」えぇ…だとしても知りませんよ。」

イラッ「そんな訳無いだろ!答えろ!お前はユメ先輩に何をした!何を隠している!言わなければ撃つ!」カチャ

(やっぱりこうなるか、ウソ吐くのあんまり上手くないからな。)「ちょっと待って下さい!ショットガンなんて向けられたらビビってちゃんと答えられないですって!」

「無駄口を叩くな!お前は!ユメ先輩に何を!そして何を隠している!」

(答えるのめんどくさくなって来たな、そもそもユメを生かした事に特別深い意味は無いんだよな、こうなるんだったら見殺しにした方がよかったかな?)

「じゃ、じゃあ!その日何をしてたか言えばいいですか!?えっと確か朝9時半位に起きt「そんな事、後からどうとでも言える!」じゃあ何を言えば無実を証明出来るんですか!」

「←文はここで終わっている。

ちなみに構想としては、この後ケンジ君が自分の無罪を証明仕切れなくてホシノに人としての面影が無くなるまで撃たれて契約が破棄され、もうアビドスには近づけないとケンジが判断して終わる予定だったんですけど……………続きが思い付かなくてボツにしました。

初めての殺人にホシノは、「この殺人は必要だったし、アイツも認めていた。」と言うスタンスで割り切ったつもりだけど割り切れてない状態です。

ちなみにこの小説のストーリー的には、この事象は起こっているので気を付けて。
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