「キヴォトス」それは"彼にとっての"実験場。   作:永外 観時

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新学期が始まったせいで忙しくて投稿出来ていませんでした、決して疲れてやる気が出なかったり、そもそもブルアカをやる熱が冷めてしまったからと言う訳ではないです。(大嘘)

とりあえずユルシテエェ…


アビドス対策委員会

 

今、アビドス対策委員会のドアの前に戦闘機を光学迷彩で隠し終わって部屋に入ろうとしてドアに3回ノックしようとしているケンジが居る。

 

ドアの向こう側からは全員の喋り声がこもって聞こえる。

 

コンコンコン

 

"あ、来たみたい、入って良いよ。"

 

ガチャ

 

"ケンジも来たし、改めて自己紹介しよっか!私は連邦捜査部「シャーレ」の顧問先生の(アヅマ)だよ、よろしくね、アビドスのみんな。"

 

「はい、よろしくお願いします、少し遅れちゃいましたけど、ご挨拶しますね、先生。」

 

「私たちは、アビドス対策委員会です。」

 

「私は、委員会で書記とオペレーターを担当している1年のアヤネです。」

 

「こちらは同じく1年のセリカちゃん。」

 

アヤネは右手をセリカへと向けながらそう言う。

 

「どうも。」

 

そしてセリカは少し不機嫌そうに挨拶をする。

 

「それから2年のノノミ先輩とシロコ先輩。」

 

アヤネがセリカから、ノノミとシロコが居る方向へと手を向ける。

 

「よろしくお願いします、先生〜☆」

 

語尾に☆が付きそうな独特な喋り方で挨拶をノノミがする。

 

「ん、よろしく、先生。」

 

こちら(シロコ)も独特な口癖を言いながら挨拶をする。

 

「そして、こちらは委員長の3年のホシノ先輩です。」

 

そして最後に残った、ピンク髪と語尾を伸ばす話し方が特徴のホシノへアヤネが手を向け、ホシノが挨拶をする。

 

「いやぁ~よろしく、先生ー」

 

これでアビドスの面々と先生の挨拶が終わった、そして全員が終わったとなれば、必然的にケンジへと順番が回って来る。

 

「そして俺の番か、そうだな………俺の名前は好奇ケンジだ、別に覚えてくれなくても良い、ヤツ(先生)との関係はビジネスパートナー的な物だ、持ちつ持たれつだな。」

 

"ケンジと私は相棒だからね。"

 

「そうなんですね、お二人が居ればとっても心強いです。」

 

「少し話が逸れましたね、ご覧になった通り、我が校は現在危機にさらされています、そのため「シャーレ」に支援を要請し、先生とケンジさんがいらしてくれたことで、その危機を乗り越えることができました。」

 

「先生とケンジさんがいなかったら、さっきの人たちに学校を乗っ取られてしまったかもしれませんし、感謝してもしきれません……」

 

"あ、そう言えばそもそも「アビドス対策委員会」ってなにかな?教えてくれる?"

 

「そうですよね、ご説明いたします。対策委員会とは、このアビドスを蘇らせるために有志が集った部活です。」

 

「うんうん!全校生徒で構成される、校内唯一の部活なのです!全校生徒といっても、私たち5人だけなんですけどね☆」

 

「他の生徒は転校したり、学校を退学したりして町を出て行った。」

 

「学校がこのありさまだから、学園都市の住民もほとんどいなくなって、カタカタヘルメット団みたいな三流のチンビラに学校を襲われてる始末なの。」

 

こうして聞くと、なぜ廃校になっていないのかが不思議な程に荒廃している、ケンジもキヴォトスに来る前からずっと思ってることだ。

 

(なぜ他の高校に入らなかったのだろうか?なぜだ?アヤネとセリカは、ただの地元愛だけでここに居るはず、ノノミはネフティスか?シロコは保護された恩、ホシノは、ほぼ間違いなくユメ関係のことだ、他3人はわかるが、1年組は何故いるんだ?やはり人間は分からないな。)

 

「現状、私たちだけじゃ学校を守り切るのが難しい。在校生としては恥ずかしい限りだけど………」

 

「逆に今の今までほぼ補給なしで戦っていたのだろう?素晴らしい実力じゃないか、部外者だが褒め称えてあげたいよ。」

 

「そうですね…もし「シャーレ」からの支援がなかったら……今度こそ、万事休すってところでしたね。」

 

「だねー、補給品も底をついてたし、さすがに覚悟したね、なかなかいいタイミングに現れてくれたよ、先生。」

 

「うんうん!もうヘルメット団なんてへっちゃらですね、大人の力ってすごいです☆」

 

「かと言って、攻撃を止めるような奴らじゃないけど。」

 

「あー、確かに、しつこいもんね、あいつら。」

 

「あぁ、ブラックマーケットに生ける者として共感するよ、ヤツらはまあまあ面倒臭い。」

 

「こんな消耗戦を、いつまで続けなきゃいけないのでしょうか………ヘルメット団以外にもたくさん問題を抱えているのに………」

 

「そういうわけで、ちょっと計画を練ってみたんだー」

 

「えっ!?ホシノ先輩が!?」

 

「うそっ………!?」

 

「いやぁ~その反応はいくら私でもちょーっと傷ついちゃうかなー、おじさんだって、たまにはちゃんとやるのさー。」

 

「ほぉ………その計画、聞かせてくれないか?興味深い。」

 

「ヘルメット団は、数日もすればまた攻撃してくるはず、ここんとこずっとそういうサイクルが続いているからねー。」

 

「だから、このタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって、今こそ奴らが一番消耗しているだろうからさー。」

 

「なるほど、確かに良い(普通な)作戦だな、ちょうど補給役も居ることだしな。」

 

「それで強襲しに行くとして基地はどこにある?そう遠くではないはずだが?」

 

「ん、ヘルメット団の前哨基地はここから北西に30kmくらいのところにある。」

 

「30kmか…装甲車で来るべきだったか?*1まあ良い、俺は良いとして先生はキツイだろうな、どうする先生、おんぶで行くか?」

 

"いや、私も歩きで行くよ、ケンジくんに苦しい思いはさせたくないからね。"

 

「あのぅ……‥お話盛り上がってるところ申し訳ないんですが、ヘリ、ありますよ。」

 

「なんだ、良かった、確かにアビドスは広いからな、ヘリは必須になるだろう。」

 

「そう言えば、そもそも先生はこの作戦に賛成なのか?上官からの承認なくして戦闘は行なえないからな。」

 

"賛成かな、だってれっきとした正当防衛だもんね。"

 

「よっしゃ、先生のお墨付きももらったことだし、この勢いでいっちょやっちゃいますかー」

 

「善は急げってことだね。」

 

「はい~それでは、しゅっぱ一つ!」

 

「善と悪ねぇ………俺からしたらどっちも悪だと思うけどなぁ……そうだな、ミッション開始だ。」

*1
こうなることは、分かっていたが、アビドスの面々に疑われたくない(特にホシノには)ので、わざと持って来ていない、あと個人的に戦闘機に搭載されてるガトリング砲のテストをしたかった。

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