〜弾薬のない鎮守府〜 執筆 ヤマメ 投稿 晴朗波   作:晴朗 波

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第十二章

その頃栗原は病院にまた向かっていた

 

栗原「さっき…群勢は何の話をしようとしてたんだろう…」

 

そう考えてる内に栗原の目の前には病院があった建物は夜の暗闇に包まれ昼とは違う雰囲気を出していた。

 

だが、上を見上げると一つ灯りが溢れている部屋あるのが見えた

 

栗原はそこの病棟に誰が居るかをすぐに見抜き暗闇に包まれる病院に足を踏み入れた

 

栗原「ん?受付は…流石に…居ないか…」

 

栗原はエレベーターに乗り、灯りの付いていた病棟がある、階のボタンを押し扉が閉まる

 

ガーン…ゴーン…ウィーン…

 

エレベーターの中は沈黙に包まれ、ただエレベーターの稼働音だけが聞こえた

 

やがて、エレベーターの音が聞こえなくなり

 

アナウンス「4階です」

 

そうアナウンスが言うとドアが静かに開き

 

また暗闇に包まれたフロアが現れた

 

栗原「廊下か」

 

栗原はエレベーターから出て暗黒の世界に足を踏み入れる、

 

廊下の先に一つ灯りが漏れている場所を見つけそこに向かって歩く

 

だんだん光が近づいてきて目の前まで来た瞬間、扉を開く少し眩しくて目を細くしてしまう、

 

光に慣れてきて目を開けるとそこにはベットに座っている古鷹と椅子に座る群勢が居た、

 

こちらに気付いたのか古鷹はベットから出てこちらに歩いてきた

 

古鷹「遅いです!栗原さん!ちょっとって言ってたのに全然来ないんだもん!」

 

古鷹は頬膨らませ、手を組み栗原を叱った

 

栗原「いやぁごめん、ごめん、急用が長引いちゃってさ…」

 

古鷹は嘘だとすぐに見抜き

 

古鷹「深海棲艦の襲撃ですよね?」

 

栗原「っ…」

 

栗原は古鷹の問いに息詰まる

 

古鷹「そうですよね?」

 

古鷹は栗原に更に問いかける

 

栗原はお手上げになったのか口を開ける

 

栗原「うん、襲撃だよ、だけどウチの隼鷹の奮闘で迎撃に無事成功損害も艦載機の墜落だけで、搭乗員も無事回収、ほぼゼロだったよ」

 

それを聞いた瞬間古鷹も安心し、力を落とした。

 

古鷹「良かったです…じゃあみんな無事なんですね!」

 

群勢「あの…そろそろ良いですか?」

 

群勢が椅子を立ち上がりこちらに問いかける

 

栗原「あ、はいすいません」

 

群勢「いえいえ、大丈夫ですよ、良い報告はモチベーションをあげる為にも必要な治療法ですから、それでは、用件について話します」

 

群勢はさっきまで笑顔だったがいきなり、真剣な顔になりこちらを見つめる、

 

だが古鷹はニコニコとしながらこちらを見つめる

 

栗原は状況に追いつけず少し混乱した

 

だがすぐに冷静を取り戻し群勢の方に顔を向けるそうすると群勢はすぐに口を開く

 

群勢「単刀直入に言います」

 

栗原は唾を一つ飲み込む

 

群勢「古鷹さん…明日退院します」

 

栗原「へ?」

 

栗原はいきなり、過ぎて言葉も出ずただただ黙っていた、やがて、状況を理解をし口を開く

 

栗原「え?もう少しかかると前、仰ってましたよね?」

 

群勢「はい、言いました、ですが艦娘としての名残りなのか分かりませんが、自己治療能力がとても高く、思ったよりも早く傷が癒えており、明日には退院っとなりました」

 

栗原「なるほど…だから…部屋がこんなにサッパリしてるのか…」

 

栗原は辺りを見回すと、病室内はとても殺風景な景色なっているのに気がついた

 

群勢「ですが…」

 

栗原「はい」

 

群勢「古鷹さんは腹部の他に頭の方も負傷していた為ですね、よく、貧血を起こす可能性があります」

 

古鷹「え?いつも、そんなことなんてありませんでしたよ」

 

古鷹はこのことは初めて聞いたのか疑問を問いかけた

 

群勢「それは、ですねこの点滴に血流の流れを良くする作用がある、薬品を混ぜているからですね」

 

群勢は古鷹の点滴袋に指をさして説明をする

 

栗原「っと言うことは…古鷹はどうなるんですか?」

 

群勢「そこはご安心ください、長い時間をかけますが、ゆっくり自然に治っていきますので、あとその間はこちらから薬を処方しますので、ご安心ください」

 

栗原「良かったぁ…」

 

群勢「っとまぁこんな感じです、今日は明日の為にももう寝て明日無事退院できる体勢にしましょう、時間ももう遅いですしね」

 

そう言われ栗原と古鷹は病室の机の上に置いてる時計に目を向ける。

 

時計の長針は12時を回ろうとしていた

 

栗原「まずい!もう!戻らないと!」

 

栗原はすぐに立ち上がり、帰る準備を始めようとした、

 

だが準備を始めようとしていた手はいきなり動かなった、

 

その代わり手の周りが温かくなっているのに気付いた

 

古鷹が腕を握っていたのだ

 

古鷹「今から戻っても2時とかになっちゃいますよ、

 

今日はここで泊まっていきませんか?群勢さん良いですよね」

 

群勢「別に構いませんよ、寝るのであれば隣にあるベットをお使い下さい」

 

群勢は丁寧にもう畳んであるベットに手を差した。

 

栗原「じゃぁ…お言葉に甘えて…」

 

栗原は制服を脱ぎズボンと下着のままベットに入った。

 

中は少しひんやりしており、シーツは少し硬かった

 

栗原「まるで…病人になったみたいだね」

 

栗原は冗談を交えた

 

古鷹「私は、いつもこんな感じなんですよ、」

 

栗原「確かに…そうだな…いつも、1人にさせて、ごめんね…今度こそ古鷹を守っ……て…くかぁ…ぐー…」

 

栗原はすぐに寝てしまった

 

古鷹は栗原が何を言おうとしたのかをすぐに理解し少し恥ずかしがりながらも、目を瞑った。

 

やがて、古鷹も深い眠りに包まれ…静かな寝息を立て眠った。

 

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