〜弾薬のない鎮守府〜 執筆 ヤマメ 投稿 晴朗波 作:晴朗 波
栗原「中谷古花(なかたにふるか)っていうのはどうかな?」
古鷹「中谷古花?」
古鷹は訳が分からず栗原に言われた言葉を復唱した
栗原「うん、古鷹の古を残しつつ花をつけたんだ、
花をつけた理由は花ような美しさ、可愛さがあるからだね」
そう言われた瞬間いきなり古鷹の顔が一気に赤くなった
古鷹「可愛い?はぅぅ///」
栗原は何故かニヤニヤしていた
古鷹はそれに気づいたのか栗原に
古鷹「栗原さん!絶対狙って言いましたよね!?」
栗原「え?なんのことかなぁ?」
栗原の顔のニヤケは更に大きくなった
その瞬間古鷹の顔も更に赤くなった
古鷹「栗原さぁぁん!」
栗原はまずいと感じたのか素早く椅子から立ち上がり疾風のような速さで執務室を出ようとした
だが、古鷹の反応力は栗原を上回っていた
シュン!
古鷹「逃しませんよ」
栗原「っく…さすが元艦娘…反応力は現存なようで」
古鷹は扉の前に立ち退路を塞いだ
古鷹「まだ、解体はされてませんから力は残ってますよ」
古鷹はニヤッとしながら答える
古鷹「栗原さん本当はどう思ってます?」
栗原「天使のように綺麗」
古鷹「え?」キュ〜バタン
栗原「おい!どうした!おい!」
古鷹は不意を突かれ顔を真っ赤にし目をグルグルしながら倒れた
〜〜〜〜〜〜〜〜
栗原「落ち着いたかい?」
古鷹「はい、大丈夫です」
古鷹の顔はまだ少し赤いがさっきよりほどではなくなっていた
栗原「それで…あの名前…どうかな?」
古鷹「とても良いです!私の名前…中谷古花で良いです!」
栗原「おぉ!本当に!よかった!じゃあこれからよろしくお願いします!古花!」
こうして、古鷹いや、古花として新たな生活が始まったのである
栗原「それじゃあ…工廠に行こう」
古花「はい!」
2人は扉を開けようと手を前に出した、だがだがその手は止まり2人は見つめあう
栗・古「「これ、居る」」
扉の向こうから微かにゴソゴソとなっているのが聞こえた
栗原「窓から出よう…ここは一階だからね」
栗原は窓を静かに開け足をかけて外に出た
古花「え…行儀悪いですよ…」
栗原「正直に出て捕まるよりマシでしょ?」
古花「ま、まぁ…そうですけど…」
栗原「だからさ…ね?」
そう言われ古花は渋々窓に乗り上げ外に出た
古花『なんか…すごい罪悪感…』
栗原「どうかしたの?」
古花「い、いえ、ただ…凄い罪悪感で…本当にやって良かったのかなって…」
栗原「なるほど、そんなことか…古花はもう少し思い切って良いと思うよ、
いつも、譲ってちゃ、いつか自分が壊れちゃう…だから古花もっと素直にいきな、」
栗原はそう言うと古花の肩を軽く叩き、工廠に向かった。
その頃執務室では…
青葉「いつまで経っても出てこない…」
衣笠「それに少し静かよね?なにかおかしいわよ」
青葉「もう、こうなったら…」
青葉は立ち上がり、少し距離を取り
青葉「青葉いきます!」
潔い声で言うと同時に扉に向かって思いっきり走りタックルをした
その瞬間扉が凄い勢いで開き開いた瞬間青葉はカメラを構えた
青葉「あ、あれ?」
だが、中には誰も居らず窓が全開に開いてあっただけだった、それを見た瞬間……
青葉「逃げられた!?」
衣笠「まさか気づかれてたの?!」
そう、気づいたと同時に2人は同じ方向に足を向け走り出そうとした
青・衣「「早く行こう、工廠へ!」」
だが、足は動いているのに何故か体は前に進まない
その時2人は違和感に気づいた、何かに服を引っ張られていることに
2人は恐る恐るゆっくり後ろを向いた
2人の目の先には
巫女服を着て緑のメガネをしている艦娘が居た
青・衣「「霧島?!」」
霧島「貴方達な〜にをしようとしてたのかなぁ?」
青葉「い、いえ、出撃しないとなぁ〜っと」
霧島「じゃあ…なんでカメラを〜?」
霧島の顔はとても笑顔になっているが目は笑っているようには見えない
青葉「そ、それは…」
霧島「貴方達……」
ベシッ!ボコ!ボコ!
青・衣「ぎゃぁぁぁ!」
鎮守府内には2人の悲鳴と拳がぶつかる音だけが響いた
霧島「もう…どうするのよ…これ…ん?」
霧島の見た先には壁から衝撃を隠せない顔でこちらを覗く少女が居た
だが、目があった瞬間顔を隠した
霧島は誰がそこに居たのかをすぐに分かった
霧島「ごめんなさいねこんなの見せてしまって、大丈夫よ出てきなさい、吹雪さん」
そう言うとゆっくりと姿を現した
吹雪「霧島さんが…そんな人だったなんて…」
霧島「え?あはは、私だって、秘書艦だからね鎮守府や提督,艦娘を守るためにこういうことをしたりするわよ」
霧島はいつもの優しい顔で吹雪に微笑む
霧島「それにしても…」
霧島は床に倒れる2人を眺め大きくため息をする
霧島「どこに持って行こう…」
吹雪「とりあえず…お二人の部屋に置いていきましょう」
霧島「そうね、じゃあ運ぶの手伝ってもらえるかしら」
吹雪「お任せください!」
吹雪は青葉を担ぎ、霧島は衣笠を担ぎ部屋へ連れて行った。
霧島『古鷹さん,栗原さんここは私が止めます、なので安心してください』
霧島は静かに目を閉じ心を込めた
作者から一言
ヤマメ「いつも、弾薬のない鎮守府を見ていただきありがとうございます。吹雪が主人公としていますが古鷹の登場数の方が多く更には弾薬のない鎮守府とはかけ離れた話題ばかりで一向に進まずにいることちゃんと理解しております。作者自身古鷹の推しでして、どうしても古鷹のことになると熱が入ってしまい、偏ってしまいました、もう少し古鷹の話題が続きますが、ここから少しずつ偏りを修正するように努力して行きますので、これからも弾薬のない鎮守府を宜しくお願いします。」