〜弾薬のない鎮守府〜 執筆 ヤマメ 投稿 晴朗波   作:晴朗 波

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遅れてしまい、誠に申し訳ありません!編集と投稿を滞らせてしまったのは総編集者の私の落ち度です!作者のヤマメさんには一切責任はございませんので、どうか、御容赦ください!


第九章

栗原は外を1人で歩く。

 

天気は彼を励ますかのように太陽が現れ栗原の背中を優しく暖めた

 

栗原「…俺…あれで良かったのかな…」

 

俯き独り言を言っていたその時だ

 

加古「何がだ?」

 

栗原「うお?!」

 

加古「うわぁ、そんなに驚かないでよこっちまでびっくりしたじゃないか〜」

 

栗原「ごめん、ちょっと考え事をしててね…」

 

そう言い、訳を隅から隅まで話す

 

加古「なるほどねぇ、そういうことは悪いけど…そういうことは古鷹とか霧島秘書艦の方が良いかもねぇ、そうだ今から古鷹の見舞い行くんだけど一緒に来る?」

 

栗原「良いんだけど…加古、夜から遠征でしょ?大丈夫なの?」

 

春の中旬頃で空も明るいが時刻は3時を指していた、

 

夜の遠征はいつも6時頃から開始される

 

加古「大丈夫、大丈夫途中からは栗原さんに任せるからさ」

 

栗原「え?俺が?」

 

加古「え?うん、ってか、いつから栗原さん一人称俺になったの?」

 

栗原「あ〜多分、作者の気分だと思うよ」

 

加古「あの人、本当に気分屋だね、この鎮守府の問題ずっと喋らないし…」

 

ヤマメ「スイマセン」

 

栗原「うお、いきなり出てこないでよ!

ボコッ」

 

ヤマメ「痛い痛いわかった立ち去るからだから蹴らないでぇぇ!」

 

栗原「ふぅ…なんなんだろう…あの人…」

 

加古「まぁ、あの人いきなり出てくるからねぇ、仕方ない…っさ、病院行こ」

 

そう言い2人は再び病院へと歩みを進めた

 

加古「そういえば、栗原さんは古鷹のことどう思ってるの?」

 

栗原「いきなり、どうしたの?」

 

加古のいきなりな爆弾発言に対応できないでいた、

 

だが加古はそんなことも知らずに追撃をかける

 

加古「栗原さん、古鷹をどうやって今度から守りたい?」

 

栗原「そんなの……命に代えてでも、守ってみせるさ」

 

加古「そうだよね、その答えだけ聞きたかった」

 

栗原「古鷹ってどういうのが好きなの?」

 

加古「それはだねぇ……」

 

そう話をしているうちに2人は病院に到着していた

 

中に入り階段を登り病室に入ったドアを開けると、

 

病室のベットで静かに本を読む古鷹が目線に入った、

 

西陽に程よく当たっていて古鷹が別人のように見えた、

 

まるで目の前に天使がいるかのように

 

加古「古鷹ー!」

 

加古は大きな声で古鷹の名前を言う

 

古鷹は加古の声に気付いたのか静かにこっちに目を向けるそして、すぐに人差し指を鼻で立てて静かにするよう促す

 

加古はそれに気付いたのか謝罪の意を手で古鷹に向ける

 

加古「ごめん、ごめん、お見舞いに来たよ〜」

 

古鷹「ありがとうね」

 

加古「あ、栗原さんも連れて来てるよ」

 

古鷹「え?」

 

栗原「やっほ〜」

 

栗原は病室の扉から斜めに顔を出した

 

古鷹「ふぇ?!く、栗原さん?!どうして?」

 

かなり、驚いたのかあまり聞かない驚き方をした

 

栗原「どうしたって…見ての通り古鷹のお見舞いだけど…体の調子はどうだい?」

 

古鷹「あ、ありがとうございます、体の方はまだ、痛みはありますがだんだん回復してるように感じます」

 

よく見ると前よりも包帯も少なくなっており、回復傾向に向かっていることが分かった

 

そう思い栗原はホッとした

 

栗原「良かったぁこのまま無理しないでゆっくり休んでしっかり治してねウチの補佐さん」

 

加古「そうだぞ、栗原さんの補佐として、しっかり支えられるように頼むよ」

 

栗原「え?加古に話したっけ?」

 

加古「あ…やっべ……え?ふ…ふ…古鷹補佐なの〜?」

 

古鷹「加古…もしかして…聞いてたの?」

 

栗原「あのとき加古…遠征行くって言ってたよね?」

 

加古「それは…その…あははは…」

 

加古が何か言い訳はないかとキョロキョロして探してみるが、何もなくこの場から逃げようとした

 

「ガシッ」

 

栗原「逃げないでよ、答えてくれれば良いんだからさ」

 

逃げ場を失った加古はとうとう観念したのか俯く

 

加古「ごめん、聞いてたんだ…だから…あのとき遠征って言ってたのも嘘だんたんだ…栗原さん…古鷹…ごめん…」

 

加古は自分のやったことに後悔しているのか俯いたまま顔をあげないだが、2人も問い詰めすぎたかと思い、加古の肩に手を添えて励ます

 

古鷹「加古、ごめん、私達もやりすぎた、だから泣かないで」

 

加古「古鷹…私怖いんだ古鷹がいなくなって私1人になることを…だって…今まで身近にいた人が…いきなり…」

 

その時だった

 

加古「え?」

 

ギュッ…

 

加古の視界はいきなり暗く遮られそして、顔が優しい温かさに包まれた

 

古鷹「大丈夫だよ、加古には仲間が居る、友達がいる、だから加古は心配しないで」

 

加古「うぅ…うわぁぁん!」

 

それから加古は古鷹の胸の中で30分程泣いた

 

それを古鷹はしっかり受け止めて加古の背中をさすり、慰めた

 

2人で思い出を一つずつ振り返りながら…

 

 

 

数十分後

 

加古「じゃあ、そろそら私は行くねじゃあね古鷹!早く治してね!」

 

古鷹「うん!じゃあね!」

 

そう言い加古は部屋を出て行った

 

そしてまた、2人きりの部屋になった

 

古鷹「加古には…申し訳ないな…私のせいで…」

 

栗原「そんなことないよ、悪いのは古鷹でもないし…夕立でもないよ…」

 

そう言いつつ栗原は顔を落とした

 

古鷹「そうですね、悪いのは…誰でも…ないのかもしれませんね…

 

私も振り返ってみて気づいたんですよ…

 

あの子も…夕立ちゃんも…何か理由があったんじゃないかな…ってね、

 

私も…栗原さんも…周りが見えてなかったんじゃないかなって思ったんですよ…

 

だから私…夕立ちゃんを…恨んだりも許さない気なんてありません…

 

だから…栗原さん私からのわがままですが…夕立ちゃんを許してあげてください…」

 

古鷹はそう言うとベットの上から深く頭を下げた暫く沈黙が続く

 

栗原は…考え続ける…

 

古鷹はずっと頭を下げる

 

栗原は…決断したのか、目を開けて顔を上げる、

 

それに続いて古鷹も顔をあげる

 

ふぅっと息を吐き口を開こうとする

 

古鷹「ゴクン…」

 

栗原「夕立は………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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