短編・中編まとめ   作:ayasaki

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偶々三巻までセールしてたので気軽に購入後、……まとめ買いに移行。
前半のコス話もいいですが、個人的には生ホス以降がお気に入り。
それで衝動的に書いちゃいましたw


五条新菜にもコスさせたい!(その着せ替え人形は恋をする)

「……凄かったよね、まりんちゃんのハニエル」

「本人もとんでもなかったけど、あたしは新菜君の衣装に生涯一番くらいの衝撃受けたわ」

「無理。あの時の感動を思い出すだけで、熱出る」

 涼香・都・旭は集まって久しぶりに、思い出話をしている。

 五条新菜と喜多川海夢が正式に恋人となってからも交流は続いていて、二人の初々しいお付き合いも見る度に心を震わせている。

 涼香はいつも通り、こんな場面見れるなんてと言いながらどこに課金すればいいの? と呟く。

 都はハニエルの衣装を見てからというもの、新奈のコス衣装に並々ならぬ興味を抱いている。

 旭は最早考えるだけで、冷静になれなくなるほどだ。

「あ~もっかい生で見たい」

 都としては正直な想いだが、ネットを見れば今でもハニエルの正体を探す人たちが山ほどいる。

 下手にもう一度コスをすれば、今度こそ海夢だとバレてしまうだろう。

「寧ろ、あたしゃあの衣装をじっくり見させてほしい。

 あれが見れるなら、いくらでも金払っていい」

「造形に関しては確かに手伝ったけど、あれはどこまでいってもあの二人でもあったからこそだよ」

 旭の一言に涼香と都はうんうんと頷きながら、それだけ良いモノを見たからこそでもあった。

 そこからは更に海夢がコスプレして残している写真を見ていると、

「……やっぱり新菜君が作った雫たんの衣装も生で見たいよ~」

「生ホスの麗君が~~~~」

 欲望丸出しではあるが、自分の大好きなモノだからこそ、相手が心から楽しんでいる時にこそが一番撮影も良いモノが撮れるとも考えている二人。

 3人がお願いすれば、ジュジュはともかく海夢は喜んでコスしてくれるであろう。

 実際、海夢は新菜が作ってくれた衣装を、それはもう最高の宝物として保管している。

 それに少し太ってしまったことで着れなくなったことに物凄く衝撃を受けたことで、ダイエットを決めたのだ。

 まあ新菜としてはサイズを調整すればいいだけの話なのだが、そこは乙女心というやつである。

「でも、そう考えると本当に新菜君の技術って凄すぎない?

 実家が老舗の人形店で幼少の頃から磨いてきたのは分かるけど、ハニエルの衣装の着物に関しては鋏を入れるの躊躇するレベルよ」

「着物の値段って天井知らずだからね。

 普通に金糸も使うし、1点物も多いから新品なら6・7桁行くとは聞くよ」

 旭は造形で刀を作っているために、着物の値段も少しは知っている。

「そう考えると愛だよねえ」

「本人の気質もあるかな。

 ハニエルを見た瞬間の新菜君の表情も凄かったし」

 涼香は少し微笑ましそうに、都は作るといった時の新菜の声は凄味を感じていたから。

 既に何度も何度も同じ話もしていたというのに、3人の会話は途切れることなく会話が紡がれていく。

 ただ、それでもふと考えてしまうことがあるのだ。

「新菜君にもコスプレしてほしい……」

「海夢ちゃんとのツーショットで不器用にはにかむ姿を見せてくれたら、私いくら課金すればいいの?」

「本当に好き合ってる男女のツーショットコス? 尊すぎる」 

 好きを大事にする都と涼香だからこそ、無理なお願いをする気は無いが欲望は生まれるものである。

「まあ気持ちは分かるけど、もし本気で新菜にコスプレしてもらいたいなら和物になるんじゃない?

 作務衣が日常だから、和服系統なら受け入れやすいかもね」

 旭としては新菜の人間性には好感を抱いているし、都と涼香も新菜を気に入っているからこその言葉でもある。

 だから、アニメキャラというより和服を着るオリキャラのほうがいいと考える旭。

『それだ!』

 旭の言葉に都と涼香が目を光らせて言う。

「え? 本気?」

「都、あの平安時代を舞台にした物語を知ってるかしら?」

「平安……? もしかしてあれ?」

「そう、あれなら二人にぴったりな気がするの!」

「……完全に一致とは言わないけど、本気でお願いするなら衣装代諸々は私ら持ちね」

「カード残高が怖いけど、見れないほうが死ねるわ」

「え、えっと二人とも。

 本気でお願いする気なの?」

 暴走気味になっている二人を見て、少し不安になる旭。

 しかし、正直に言えば旭としても推しのまだ見ぬコスプレ姿を見れるのは嬉しいし、新菜が作る衣装も見たい。

「いやあ、さすがにかなあ?

 まずは原作を気に入ってくれたら、ワンちゃんあるってくらい」

「そうよねえ。

 昔の古い原作を紹介するくらいはいいんじゃないかしら?」

「それ、あたしも知ってる漫画?」

 涼香・都・旭の順番に話すが、結局はこの場だけで盛り上がった会話だけのつもりである。

 しかし、これが本当に実現するということをこの時の3人はまだ想像もできないのであった。




あくまでも衝動の為続きはそこまで考えてません。
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